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◎ ハロー株式 ◎ 2023/11/27 夕刊
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ところで、個人消費がGDPのおよそ7割を占める米国において、年間を通
じて最も消費が活況となる年末商戦の動向は投資家の大きな関心事です。
中でも、11月23日の感謝祭の祝日から24日の一斉セール「ブラックフ
ライデー」、週明け27日のオンラインセール「サイバーマンデー」までの5
日間(サイバーウイーク)の小売売上高の伸びが注目されます。
ちなみに、米調査会社のアドビ・アナリティクスは、今年の感謝祭翌日のブ
ラックフライデーにおける米消費者のオンライン支出額は、過去最高の98億
ドル(約1兆4600億円)を記録したと発表しています。
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~目次~ 編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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1.今日の相場
2.企業向けサービス価格指数、中国工業企業利益など
3.どう捉えるかが重要
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【1】今日の相場 **
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◎日経平均 33447.67(-177.86)▼0.53%
◎TOPIX 2381.76(- 9.18)▼0.38%
◎売買高概算 12億4822万株
◎売買代金概算 3兆1053億円
◎時価総額 842兆5022億円
◎値上り銘柄数 631 値下り銘柄数 973 変わらず 55
◎騰落レシオ(25日) 113.65%(前日比3.67%上昇)
◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 〇●〇〇〇●〇●●〇〇● 58.3%
◎カイリ率(日経平均)25日線比 +3.65% 75日線比 +3.77%
◎為替 (対 ド ル)149.10(前週末比0.32円高)
(対ユーロ)163.27(前週末比0.29円安)
◎売買代金上位(プライム)
1.レーザテク<6920> 30660円(- 310円) 2831億円
2.三菱UFJ<8306> 1294.5円(+ 29.0円) 1027億円
3.三菱重工 <7011> 8382円(- 442円) 800億円
4.トヨタ <7203> 2770.0円(- 33.0円) 614億円
5.東京エレク<8035> 23945円(- 60円) 536億円
◆相場概況
本日の日経平均株価は、177円(0.53%)安の3万3447円、新興
株の値動きを示す東証グロース市場指数は4P(0.48%)安で906Pで
す。
週末のNYダウは117ドル(0.3%)高、ナスダックは15P(0.1
%)安となって材料難の中、東京市場は先高期待からの買いが継続して9:1
7には上げ幅が186円となる場面がありました。もっとも手掛かり材料に欠
ける中にあって上値を買い上がる動きは限定的。買い一巡後は戻り売りが出て
マイナスに転じています。
業種別では、海運、銀行、水産、鉄鋼などが高く、一方で非鉄、機械、自動
車、鉱業、精密、建設などが下げています。
個別銘柄では、不動産コンサルティングを手掛ける霞ヶ関キャピタルが52
0円高の8450円、転職情報のキャリアデザインが105円高の1961円、
家電量販で12年にビックカメラ傘下入りしたコジマが39円高の717円。
半導体製造装置のKOKUSAIが160円高の3380円、低価格ファッ
ション衣料のしまむらが11月既存店売上高が前年同月比4.3%増と3ヶ月
ぶりに前年実績を上回って750円高の1万6655円、魚群探知機・電子海
図など船舶用電子機器世界大手の古野電気が78円高の1804円と値を飛ば
しています。
本日の新高値銘柄は、モロゾフ、ローソン、アダストリア、日清食品、三井
化学、デクセリアルズ、リクルート、野村マイクロ、富士通、日本セラミック、
エンプラス、良品計画、西松屋チェ、愛知時計、しまむら、三井不・・・等々
です。
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【2】企業向けサービス価格指数、中国工業企業利益など **
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◎企業向けサービス価格指数(10月速報、2015年平均=100)
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110.0 前年比 +2.1% (前月 +2.0%※+2.1%から修正)
前月比 +0.5% (前月 +0.0%※+0.1%から修正)
前年比伸び率は前月から拡大し、2020年1月以来3年9カ月ぶりの大き
な伸び。3カ月連続で2%超の伸びを記録。
細目では「宿泊サービス」が前年比49.9%上昇と、前月(31.7%上
昇)から伸びが拡大し指数を押し上げています。
◎外食売上高(10月、前年同月比)
―――――
8.8%増 23カ月連続増収 ※コロナ前の19年10月比16.6%増
イバウンド需要が堅調なことや、価格改定や人流の増加などで外食売上高は
引き続き回復傾向。尚、消費増税や大型台風の直撃があった19年10月と
の比較では大幅増となっています。
◎中国工業企業利益
――――――――
1~10月 前年同期比 7.8%減 ※1~9月 9.0%減
10月単月では2.7%増と3カ月連続でプラスを維持したものの、9月の
11.9%増からは大幅に伸び鈍化。
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【3】どう捉えるかが重要 **
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株式投資を「賭け事」と同じと捉える人がいる一方で、「株式投資は事業」
であるという考え方もあります。
有限な資産や資金を未知の将来性に投下する、決断する・・・、相場も事業
(経営)もリスクを認識しながら、いかにリスクを最小限にとどめつつ、利益
を計るという技術の面で相通じるものがあります。
企業の経営理論(マネージメント)を世界で初めて体系化したP.F.ドラッ
ガーはその著書で次のように言っています。
「事業家にとって“危険を冒す”ことと“日々の糧を稼ぐ”ことは同じことを
意味している。
リスクという語が、語源的には“今日の糧を得る”という意味のアラビア語
から出ているのは決して偶然ではない」
「将来に関する構想で、失敗するに違いないのは、
明らかに“確実なもの”“危険のない”構想、“失敗することのない”構想
である。明日の企業が築かれる土台となる構想は不確実なものである」
「将来を築くには勇気がいる。努力がいる。そして信念も必要である」
上記の言葉はそのまま株式投資にも当てはまります。投資資金が1億円であ
れば、資本金1億円の会社の事業と変わりなく、情報の収集から判断・実行、
管理等の仕事を、投資家は1人で行います。
株式投資とは投資資金を元手に発展を期する事業であり、投資資金が100
万円であっても1億円であっても、やる事は同じです。
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【4】編集後記 aqua@aqua-inter.com
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株式投資は博打か事業か・・・認識が異なれば、対応の仕方も違ってきます。
対応の仕方が違えば結果も当然違ってきます。故に、どのように認識するかは
大変重要なことです。
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~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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