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こんにちは。ａｑｕａです。

　１１月も今日で終わり、明日からは１２月になります。「１２月」と聞けば
単に時間的な印象が強いのですが、「師走」となりますと途端に急き立てられ
るような気持ちになります。

　ちなみに、１１月の日経平均は月間で２６２８円上昇。上昇率は８．５％に
達し、２０１５年１０月以来、およそ８年ぶりの大きさとなりました。

　尚、ＮＹ株式市場には「サンタクロース・ラリー」あるいは「クリスマス・
ラリー」との言葉がありますように、１２月は年末商戦（個人消費）の好調さ
を手がかりに上昇する傾向があります。

　ＮＹ株の影響を強く受ける日本株にとっても１２月は上昇しやすい月の一つ
となっています。

　バブル後の３３年間（１９９０年から昨年まで）のデータをみますと、１１
月の勝敗は２２勝１１敗（勝率６７％）と、年間で最も勝率が高く、次いで
勝率が高いのが１２月の２１勝１２敗（同６４％）となっています。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．鉱工業生産、中国ＰＭＩなど

 ３．海外投資家動向






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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　３３４８６.８９（＋１６５.６７）△０.５０％
◎ＴＯＰＩＸ　　２３７４.９３（＋　１０.４３）△０.４４％

◎売買高概算　　　２３億６６８１万株
◎売買代金概算　　　５兆５７９２億円
◎時価総額　　　８４０兆５４５３億円

◎値上り銘柄数　１０１４　　値下り銘柄数　５９１　　変わらず　５５

◎騰落レシオ（２５日）　１１９.８５％（前日比０.９７％低下）

◎サイコロ（日経平均）　６勝６敗　〇〇●〇●●〇〇●●●〇 ５０.０％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 ＋２.８９％　７５日線比 ＋３.７６％

◎為替　　（対 ド ル）１４７.０７（前日比０.２２円高）
　　　　　（対ユーロ）１６１.４３（前日比０.２６円高）

◎売買代金上位（プライム）

 １.レーザテク＜６９２０＞　３３０４０円（＋ 　３００円） ３７３９億円
 ２.トヨタ　　＜７２０３＞ ２７９４.５円（－　　８.０円） １３７４億円
 ３.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞ １２５５.０円（＋　　１.５円） １３７４億円
 ４.アドバンテ＜６８５７＞　　４６８１円（＋ 　１９４円） 　８１１億円
 ５.東京エレク＜８０３５＞　２４０２５円（＋　　 ７０円） 　７８５億円



◆相場概況

　本日の日経平均株価は、１６５円（０．５０％）高の３万３４８６円、新興
株の値動きを示す東証グロース市場指数は５Ｐ（０．６％）安で９１０Ｐです。

　昨晩のＮＹダウは１３ドル高、ナスダックは２３Ｐ安で小動き。東京市場も
朝方は高値警戒感からの売りが優勢となり、１０：５５には下げ幅が１６０円
となる場面がありました。もっとも先高観は根強く、下値では押し目買いが入
り、昼からはプラスに転じて引けにかけてジリジリと上げ幅を広げています。

　業種別では、海運、鉱業、金属、証券、医薬品、電機などが高く、一方でサ
ービス、水産、小売、紙パなどは下げています。

　個別銘柄では、半導体関連で昨日１６３０円の大幅高となったレーザーテッ
クが３００円高の３万３０４０円、半導体検査用器具プローブカード世界大手
の日本マイクロニクスが９５円高の３８３５円、高純度シリコンのＳＵＭＣＯ
も６５．５円高の２２１６．５円といずれも年初来高値更新。

　半導体製造装置のＴＯＷＡが生成ＡＩ（人工知能）関連の需要拡大期待から
４９０円高の７０６０円、水晶デバイス大手の大真空が業績回復期待から１１
０円の大幅高で８４８円、同じく水晶デバイス大手の日本電波も３７円高の１
２５０円。

　ＤＸ関連でＯｒｃｈｅｓｔｒａが１２１円高の１２７８円、アルミ電解コン
デンサー世界シェア首位の日本ケミコンが８５円高の１３８５円。

　このところバルチック海運指数が大きく上昇してきており、海運株が軒並み
高。川崎汽船が１６３円高の５１８９円、商船三井が５４円高の４０６１円、
日本郵船が７２円高の３９７４円、ＮＳユナイテッド海運が２８５円高の４８
６５円と値を飛ばしています。

　本日の新高値銘柄は、不動テトラ、パソナ、ＳＵＭＣＯ、ＳＨＩＦＴ、さく
らインターネット、中外薬、ノリタケ、野村マイクロ、酉島製作、トーヨーカ
ネツ、ダイヘン、ＴＤＫ、日本マイクロ、レーザーテック、日本電子、大真空、
マニー・・・等々です。





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【２】鉱工業生産、中国ＰＭＩなど　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎鉱工業生産指数（１０月速報、２０２０年＝１００）
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　１０４．６（前月比 １．０％上昇）　※市場予想 ０．８％上昇


　電子部品・デバイス工業や自動車工業などの上昇が寄与し全体でも２カ月連
　続のプラス。

　鉱工業生産の基調判断は「一進一退」で据え置き。

　生産計画から算出する予測指数は、１１月が前月比で０．３％低下見込みと
　なった一方、１２月は３．２％上昇見込み。




◎小売業販売額（１０月速報）
　――――――
　１３兆６４８０億円（前年同月比 ４．２％増）　※市場予想 ５．９％増

　全体では２０カ月連続のプラス。伸び率は前月（６．３％）から縮小し市場
　予想にも届かず。前月比（季節調整後）では１．６％減となっています。

　小売業の基調判断は「上昇傾向」で据え置き。

　尚、業態別大型小売店の月間販売額および前年比増減率は下記のようになっ
　ています。※増収率が大きい順。

　　　ドラッグストア　　　７１１２億円　１０．３％増
　　　百貨店　　　　　　　４９８２億円　　５．３％増
　　　スーパー　　　　１兆３０３７億円　　３．５％増
　　　コンビニ　　　　１兆０８１５億円　　２．２％増

　　　ホームセンター　　　２８０１億円　　１．６％減
　　　家電量販店　　　　　３３９７億円　　３．４％減

　ドラッグストアは３カ月連続で伸びが拡大し、２カ月連続で２ケタの大きな
　伸び。一方、家電量販店とホームセンターは２カ月連続のマイナス。




◎新設住宅着工戸数（１０月）
　――――――――
　７万１７６９戸（前年同月比 ６．３％減） ※市場予想 ６．８％減

　減少は５カ月連続。

　（内訳）持家　１万８０７８戸　１７．２％減　２３カ月連続減少
　　　　　貸家　３万１６７１戸　　１．０％減　　３カ月連続減少
　　　　　分譲　２万１５８２戸　　１．２％減　　５カ月連続減少




◎消費動向調査（１１月）
　――――――
　消費者心理を示す消費者態度指数　３６．１（前月比 ＋０．４）

　消費者態度指数は２カ月連続で改善。指数を構成する４項目のうち、「暮ら
　し向き」「雇用環境」「耐久消費財の買い時判断」の３項目が改善した一方、
　「収入の増え方」のみ悪化。

　消費者心理の基調判断は「改善に向けた動きに足踏みがみられる」で据え置
　きです。




◎中国ＰＭＩ（国家統計局、１１月）
　―――――
　製造業　　 ４９．４（前月比 －０．１）　※市場予想 ４９．７
　非製造業　 ５０．２（　〃 　－０．４）　※　　〃　 ５０．９

　ＰＭＩは５０が景況判断の分岐点。製造業ＰＭＩは市場予想に反して悪化し
　２カ月連続の５０割れ。非製造業ＰＭＩも改善予想に反して悪化。




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【３】海外投資家動向　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎対内証券投資・株式・週間（財務省統計）※カッコ内は前週の修正値
　――――――――――――
　１１月１９日～１１月２５日

　海外投資家　　＋　　４２億円（＋２８６０億円）　　９週連続買い越し




◎投資部門別の売買状況・週間（東証統計）※カッコ内は前週の動向
　―――――――――――――
　１１月２０日～１１月２４日（日経平均４０円高　　　４週連続上昇）

　個人投資家　　－　８９４億円（－５７２２億円）　　３週連続売り越し
　海外投資家　　－　　１０億円（＋３６２９億円）　　５週ぶり売り越し
　事業法人　　　＋１５９２億円（＋１１３１億円）　　８週連続買い越し
　信託銀行　　　＋２３７０億円（－　２３８億円）　　３週ぶり買い越し

　※事業法人は企業の自社株買い等、信託銀行は年金資金等の売買動向を反映。





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【４】編集後記                           　 　　　 aqua@aqua-inter.com
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同じだけ利益になっていましてもそこから感じる思いは様々で、ある人は「も
っと取りたい」と感じ、またある人は「これくらい取れれば十分」と思います。
小すくいになる必要はありませんが、人それぞれに「これくらいなら十分」と
いう感覚を身につけることは大切なことです。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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