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こんにちは。ａｑｕａです。

　本日の日経平均株価は７日続伸。東証株価指数（ＴＯＰＩＸ）とともにバブ
ル期の１９９０年８月以来３２年９カ月ぶりの高値を付けました。

　「バブル景気」と言われた時期から３０年超も経過していることを感慨深く
思います。

　ところで、「バブル」と言われていた頃は株価を正当化するために様々な指
標や理論が作り出されました。

　株価を不動産の含み益（簿価と時価の差）を加えた実質純資産で割った「Ｑ
レシオ」や、将来的に値上がりするであろう不動産の価値（フューチャーバリ
ュー）を１株純資産（ＢＰＳ）に反映させた投資尺度などもあり、大規模開発
で地価上昇が見込める東京湾岸地域に土地を保有している銘柄を買うために東
京湾岸の地図が飛ぶように売れたほどです。

　その結果、バブル絶頂期（１９８９年末）の日経平均株価のＰＥＲ（株価収
益率）は８０倍、東証１部のＰＢＲ（純資産倍率）は５倍超と異常な状態とな
りました。

　ちなみに、昨日現在の日経平均株価のＰＥＲは１４倍、東証プライム市場の
ＰＢＲ１．２倍程度となっています。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．全国ＣＰＩなど





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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　３０８０８.３５（＋２３４.４２）△０.７７％
◎ＴＯＰＩＸ　　２１６１.６９（＋　　３.８４）△０.１８％

◎売買高概算　　　１２億７３８３万株
◎売買代金概算　　　３兆４０９７億円
◎時価総額　　　７６６兆４０２８億円

◎値上り銘柄数　８１２　　値下り銘柄数　９４５　　変わらず　７８

◎騰落レシオ（２５日）１３１.００％（前日比７.２２％低下）

◎サイコロ（日経平均）１０勝２敗　〇〇●〇●〇〇〇〇〇〇〇 ８３.３％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 ＋６.１３％　７５日線比 ＋９.６５％

◎為替　　（対 ド ル）１３８.１３（前日比０.３２円安）
　　　　　（対ユーロ）１４８.９７（前日比０.０９円高）

◎売買代金上位（プライム）

 １.レーザテク＜６９２０＞　２０６９５円（＋ 　２０５円） ２９４３億円
 ２.東京エレク＜８０３５＞　１８５３０円（＋　 １６０円） 　９４２億円
 ３.アドバンテ＜６８５７＞　１３９１０円（－ 　４１０円）　 ８５１億円
 ４.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　 ９２６.９円（－　１８.８円） 　７１８億円
 ５.ソニーＧ　＜６７５８＞　１３５９０円（－ 　１３０円） 　６５２億円



◆相場概況

　１７日（水）に３万円の大台乗せとなった日経平均株価。本日も外国人と見
られる大口の買いが入り、７日連続高で２３４円（０．７７％）高の３万０８
０８円となっています。
　
　２０２１年９月１４日に付けたバブル崩壊後の終値ベースでの戻り高値３万
０６７０円を上回り、同日のザラ場高値３万０７９５円をも上回っています。
７日間の上げ幅は１６８６円となります。新興株の値動きを示す東証グロース
市場指数は１１Ｐ高の９５０Ｐです。

　昨晩のＮＹダウが１１５ドル（０．３％）高、ナスダックも１８８Ｐ（１．
５％）高となり、朝方から買いが先行。円相場が１ドル＝１３８．５０円前後
の円安に進んだことも買いを誘い、９：０４には上げ幅が３５１円となって３
万０９２４円まで上昇する場面がありました。その後は週末とあって幾分上げ
幅を縮めたものの、高い水準での値動きとなっています。

　業種別では、機械、精密、サービス、化学、医薬品などが高く、一方で銀行、
陸運、紙パ、空運、繊維、鉄鋼、石油などが下げています。

　個別銘柄では、事務機器大手のリコーが８１円高の１１３４円、ＰＯＳなど
流通端末で国内シェア５割の東芝テックが３９５円高の４２２５円と大幅高。
オフィス向け複合機やコピー機など事務機の生産部門を統合すると報じられ、
材料視した買いが入っています。

　ダイカスト大手でＳＵＢＡＲＵを主得意先とするアーレスティが９１円高の
６８４円と急騰し、年初来高値更新。２４年３月期の好業績見通しと配当意向
を示し、好感した買いが入っています。

　その他、ヒト成長ホルモン製剤主力のＪＣＲファーマが１４９円高の１３８
４円、業務を効率化するクラウドサービスで国内高シェアのサイボウズが２３
１円高の２７２２円、半導体・液晶工場向け特殊ガス供給装置のジャパンマテ
リアルが２３４円高の２１５６円。

　東京ディズニーランド＆シー運営のオリエンタルランドが３４円高の５３７
６円と上値追いの展開継続、機械大手のオークマが２７０円高の６５００円と
値を飛ばし、パワー半導体の富士電機も１５０円高の６１３０円と値を上げて
います。

　本日の新高値銘柄は、日鉄鉱業、安藤ハザマ、鹿島、グリコ、山パン、アダ
ストリア、円谷フィーズル、第一三共、富士フイルム、オークマ、ＳＭＣ、ダ
イフク、トヨタ自、ホンダ、ゼンショー、キヤノン、丸紅、三井物、三菱商、
ファーストリテイ・・・等々です。



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【２】全国ＣＰＩなど　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎全国消費者物価指数（４月ＣＰＩ、２０２０年＝１００）
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　生鮮食品を含む総合 １０５．１　前年比３．５％上昇 ※市場予想３．５％
　生鮮食品を除くコア １０４．８　前年比３．４％上昇 ※　　〃　３．４％

　いずれも２０カ月連続の上昇。変動の大きい生鮮食品を除くコアＣＰＩの伸
　び率は３カ月ぶりに拡大。

　構成品目では、値上げの広がりにより「生鮮食品を除く食料」や「家庭用耐
　久財」の上昇が顕著。

　生鮮食品とエネルギーを除く指数は前年比４．１％上昇と、１１カ月連続で
　伸び率が拡大し、第２次オイルショックの影響で物価が上昇していた１９８
　１年９月以来、４１年７カ月ぶりの高い伸びとなりました。




◎第３次産業活動指数（３月、前月比、２０１５年＝１００）
　―――――――――
　１００．０　－０．９％（市場予想＋０．１％）　３カ月ぶり低下

　第３次産業（サービス業）活動の基調判断は「持ち直し傾向にある」で据え
　置き。





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【３】編集後記                           　 　　　 aqua@aqua-inter.com
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日経平均は連日上昇し週間では１４２０円高で６週連続上昇となりました。日
経平均は前週まで５週連続で上昇しており、６週目は上昇が一服となるケース
がほとんですが、今回は２０１８年３月第４週から同年５月第３週までの８週
連続上昇以来、週間ベースでおよそ５年ぶりの長期上昇となっています。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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