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こんにちは。ａｑｕａです。

　本日は関東甲信地方が梅雨入りしました。関東甲信では、平年より１日、昨
年より２日遅い梅雨入りです。

　気象庁が梅雨入りを発表するのは、大雨による災害が発生しやすい時期であ
ることを周知させ、注意を促すためです。

　ところで、天智天皇が水時計で初めて人々に時を知らせたという故事にちな
み、今度の土曜日（６月１０日）は「時の記念日」となっています。

　時の記念日を前に、シチズン時計は全国のビジネスパーソン４００人を対象
に「待ち時間」についての調査を実施し、結果を発表しました。

　同調査では日常生活における様々シーンでのイライラを感じるまでの限界時
間を尋ねており、最も多かった回答は下記のようになっています。※カッコ内
は回答した割合。


　「１分」　　（３１．８％）電話口で待たされる時間
　「５分超」　（２７．８％）スーパーでのレジの待ち
　「１０分」　（２８．５％）通勤時の電車の遅れ
　「１５分」　（２８．０％）役所
　「１５分超」（４１．３％）ランチタイムの飲食店での空席待ち
　「３０分」　（３６．３％）病院
　「１時間」　（３３．８％）テーマパークの人気アトラクション行列待ち
　「１時間」　（３８．３％）人気飲食店の入店行列待ち


　最も多くの回答を集めた各項目の限界時間は２０１８年の前回調査と左程変
わりませんが、全体としてはイライラを感じるまでの時間が少し伸び、気長傾
向になっているそうです。

　気長になった理由としては「巣ごもり時間が増加したことによって、社会活
動がスローダウンしたこと。ＤＸ化が進んで待ち時間が予めわかるようになり、
心の余裕が生まれたことや待ち時間を有効に使えるようになったこと。スマホ
で視聴できるコンテンツがより充実したことで、以前より待ち時間中のイライ
ラが解消されるようになったこと」などが挙げられています。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．ＧＤＰ改定値

 ３．海外投資家動向

 ４．街角景気、国際収支など






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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　３１６４１.２７（－２７２.４７）▼０.８５％
◎ＴＯＰＩＸ　　２１９１.５０（－　１４.８０）▼０.６７％

◎売買高概算　　　１３億４２１４万株
◎売買代金概算　　　３兆７１６９億円
◎時価総額　　　７７６兆３８７２億円

◎値上り銘柄数　５０３　　値下り銘柄数　１２７０　　変わらず　６２

◎騰落レシオ（２５日）　９５.５５％（前日比７.６６％低下）

◎サイコロ（日経平均）　８勝４敗　●〇〇〇〇●〇〇〇〇●● ６６.６％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 ＋３.４３％　７５日線比 ＋９.８３％

◎為替　　（対 ド ル）１３９.９０（前日比０.４７円安）
　　　　　（対ユーロ）１４９.８２（前日比０.８５円安）

◎売買代金上位（プライム）

 １.レーザテク＜６９２０＞　２０６７５円（－ 　１１５円） ２６３７億円
 ２.アドバンテ＜６８５７＞　１７３５０円（＋ 　１００円） 　９７３億円
 ３.ソフバンＧ＜９９８４＞　　５９１２円（－　 　８８円） 　９０５億円
 ４.東京エレク＜８０３５＞　１８８００円（－　 　１５円） 　９００億円
 ５.エーザイ　＜４５２３＞　１０３０５円（＋ 　７０７円） 　７４３億円



◆相場概況

　昨日５９３円の大幅安となった後の本日の日経平均株価は、２７２円（０．
８５％）安の３万１６４１円、新興株の値動きを示す東証グロース市場指数は
２０（２．０８％）の大幅安で９７９Ｐです。

　昨晩のＮＹ市場は景気敏感株が買われてダウは９１ドル（０．２％）高、一
方でハイテク株は売られてナスダックは１７１Ｐ（１．２％）安。東京市場は
短期的な過熱感が警戒され、朝方から売りが先行。売り一巡後は為替の円安や
押し目買いが支えとなり、プラス圏に浮上する場面がありましたが、明日にメ
ジャーＳＱ（特別清算指数算出）を控えてその後は再び手控え気分が強まり、
１４：０５には下げ幅が４９３円となって３万１４２０円まで下押し。引けに
かけては押し目買いで幾分下げ幅を縮めています。


　業種別では、海運、電力ガス、石油、陸運などが高く、一方で精密、電機、
情報通信、不動産などの下げが目立ちます。

　個別銘柄では、水素関連で岩谷産業が５日連続高で３３円高の７６９１円。
政府が水素供給を増やすため今後１５年間で官民合わせて１５兆円のサプライ
チェーン投資を行う計画と報じられ、業績拡大を期待した買いが継続していま
す。

　エーザイが７０７円の大幅高で１万０３０５円。米バイオジェンと共同開発
したアルツハイマー病新薬「レカネマブ」が米食品医薬品局（ＦＤＡ）の完全
承認を得る可能性が高いと報じられ、収益寄与を期待した買いが膨らんでいま
す。

　自社株買い実施を発表したモバイルＷｉＦｉのベネフィットジャパンが８５
円高の１２５１円、企業のＤＸ化で受注活況のアイルが１９１円高の３０１５
円と大幅高、５月の売上高拡大でカメラを軸に中古品や新品をＥＣと店舗で販
売するシュッピンが６９円高の１０８８円。

　主力銘柄では、ＪＲ東海が３４０円高の１万７５７０円、三菱重工が５３円
高の６４７４円、川崎汽船が１１４円高の３３２５円。中部電力が２６円高の
１７０６．５円、関西電力も２８．５円高の１６６９円と昨年来高値を更新す
るなど電力株も軒並み高です。

　本日の新高値銘柄は、飛島建、熊谷組、三菱重、岩谷産業、ＪＲ東海、近鉄
Ｇ、阪急阪神、中電、関電・・・等々です。




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【２】ＧＤＰ改定値　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　本日発表された２３年１～３月期ＧＤＰ２次速報（改定値）は、物価変動の
影響を除いた実質で前期比０．７％増、年率換算２．７％増と、速報値（前期
比０．４％増、年率１．６％増）から上方修正されました。

　下記は項目別（前期比）の修正の動き。


　　　　　　  速　報　値　　改　定　値　　　　　　　 対ＧＤＰ寄与度

 【 ＧＤＰ 】 ０．４％増 → ０．７％増（上方修正）
 
　・個人消費　０．６％増 → ０．５％増（下方修正）＋０．３ → ＋０．３

　・住宅投資　０．２％増 → ０．１％減（下方修正）＋０．０ → －０．０

　・設備投資　０．９％増 → １．４％増（上方修正）＋０．２ → ＋０．２

　・政府消費　０．０％減 → ０．１％増（上方修正）－０．０ → ＋０．０

　・公共投資　２．４％増 → １．５％増（下方修正）＋０．１ → ＋０．１


　　※輸出　　４．２％減 → ４．２％減（据え置き）－０．９ → －０．９
　　　
　　※輸入　　２．３％減 → ２．３％減（据え置き）＋０．６ → ＋０．６


　個人消費が下方修正されたもののＧＤＰ全体に対する影響は微小。民間企業
の設備投資は想定通り上方修正されたものの全体への影響はわずか。

　生産の回復で自動車等の在庫が増加し、民間在庫のＧＤＰ寄与度が速報値の
プラス０．１からプラス０．４に引き上げられたことがＧＤＰを押し上げまし
た。※在庫の増加は「在庫に投資した」と考えられ、統計上「資本形成」に含
みＧＤＰに加算されます。





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【３】海外投資家動向　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎対内証券投資・株式・週間（財務省統計）※カッコ内は前週の動向
　――――――――――――
　５月２８日～６月３日

　海外投資家　＋６１０９億円（＋３７９３４億円）　１０週連続買い越し




◎対内証券投資・株式・月間（５月、財務省統計）※カッコ内は前月の動向
　――――――――――――
　海外投資家　＋２兆７４４７億円（＋４兆９７６０億円）

　月間での買い越しは２カ月連続で、高水準の買い越しが続いています。




◎投資部門別の売買状況・週間（東証統計）※カッコ内は前週の動向
　―――――――――――――
　５月２９日～６月２日　　（日経平均６０７円高　　　８週連続上昇）

　個人投資家　　＋　３８８億円（－　４４２億円）　　８週ぶり買い越し
　海外投資家　　＋５３５２億円（＋３８１６億円）　１０週連続買い越し
　事業法人　　　＋１３９０億円（＋　８７６億円）　　６週連続買い越し
　信託銀行　　　－７３４４億円（－２４２１億円）　１０週連続売り越し

　※事業法人は企業の自社株買い等、信託銀行は年金資金等の売買動向を反映。

　※海外勢が市場合計で１０週連続で買い越すのは、２０１３年１０月第５週
　　から同年１２月第５週まで１０週連続で買い越して以来で、約９年半ぶり
　　の連続買い越しとなっています。




◎投資部門別の売買状況・月間（東証集計）※カッコは前月の動向
　―――――――――――――
　５月　　　　　　（日経平均２０３１円高　５カ月連続上昇）

　個人投資家　－１兆５１９８億円（－　　５７５３億円）　２カ月連続売越
　海外投資家　＋２兆３９０７億円（＋２兆１５１０億円）　２カ月連続買越
　事業法人　　＋　　３７９８億円（＋　　　４４０億円）２４カ月連続買越
　信託銀行　　－１兆２５２３億円（－　　７８１９億円）　７カ月連続売越

　海外投資家の５月月間の買越額は、第２次安倍内閣の経済政策（アベノミク
　ス）への期待が高まった２０１３年４月（２兆６８２６億円）以来の大きさ。




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【４】オフィス空室率、国際収支　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎都心オフィス市況（５月、前月比）
　――――――――
　都心５区空室率　６．１６％　０．０５ポイント上昇　　　２カ月ぶり悪化

　平均賃料　　１９８７７円（円／坪）　　１９円下落　　３４カ月連続下落




◎景気ウォッチャー調査（５月の街角景気）
　――――――――――
　現状　判断ＤＩ　５５．０　  前月比０．４ポイント上昇　４カ月連続改善
　先行き判断ＤＩ　５４．４　  前月比１．３ポイント低下　６カ月ぶり悪化

　内閣府は街角景気の現状について前月の「持ち直している」から、４年６カ
　月ぶりとなる「緩やかに回復している」に判断を上方修正。先行きについて
　も「持ち直しが続く」から「緩やかな回復が続く」へと判断を引き上げてい
　ます。




◎国際収支（４月速報）
　――――
　経常収支　１兆８９５１億円の黒字　※前年同月は１兆０７５１億円の黒字

　経常収支は３カ月連続で黒字。貿易収支の赤字幅が縮小したため経常収支の
　黒字幅が拡大。

　旅行収支　　　２９４１億円の黒字　※前年同月は２５７億円の黒字




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【５】編集後記                           　 　　　 aqua@aqua-inter.com
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本日発表された４月の国際収支によりますと、旅行収支（訪日外国人が国内で
使った金額から、日本人が海外で支払った金額を差し引いた金額）は２９４１
億円の黒字で、新型コロナウイルス感染症が流行する直前で過去最高額だった
２０２０年１月の２９６２億円に迫り過去２番目の高水準となっています。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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