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こんにちは。aquaです。

 9月13日に発表された8月の米消費者物価指数(CPI)は市場予想を上
回る伸びとなり、米連邦準備理事会(FRB)は積極的な金融引き締めを続け
るとの見方から当日のNYダウは1276ドル安と今年最大の下落を記録しま
した。

 その経験から今回の9月の米CPIと株価の反応への警戒感はかつてないほ
ど高まり、NY株は先週半ばから値を下げてきました。

 日経が記事にしたように「米国の上場個別株や上場投資信託(ETF)のプ
ットオプション(売る権利)の建玉は想定元本ベースで1兆ドル(約147兆
円)規模と過去最高水準」まで積み上がり、そうした売り方の買い戻しが昨晩
のNY株の急騰につながりました。

 強気でも弱気でも一方に片寄ると裏目が出る、いわゆる「人気の裏目」は相
場の特性ですが、昨晩のNY株はまさにそうでした。

 ところで、今晩のJPモルガン・チェース、シティグループ、モルガン・ス
タンレー、ウェルズファーゴ、ユナイテッド・ヘルスから米主要企業の第3四
半期(7~9月期)決算の発表が本格化します。

 CPIの発表という大きなイベントを経過し、これからは市場の関心が企業
の決算発表(実績および先行き見通し、経営者の発言)に移ります。

 ちなみに、金融情報会社リフィニティブの7日時点の集計によりますと、S
&P500種指数を構成する米主要500社の7~9月期は4.1%増益が見
込まれていますが、利益倍増予想のエネルギー・セクターを除けば-2.6%
の減益予想となっています。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.中国物価指数、海外投資家動向






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  27090.76(+853.34)△3.25%
◎TOPIX  1898.19(+ 43.58)△2.35%

◎売買高概算   13億1931万株
◎売買代金概算   3兆2061億円
◎時価総額   683兆8996億円

◎値上り銘柄数 1751  値下り銘柄数 61  変わらず 25

◎騰落レシオ(25日) 93.30%(前日比6.76%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 〇●〇●〇〇〇〇●●●●〇 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -0.21% 75日線比 -1.36%
 
◎為替  (対 ド ル)147.48(前日比0.65円安)
     (対ユーロ)144.33(前日比1.83円安)

◎売買代金上位(プライム)

 1.レーザテク<6920> 16930円(+ 365円)1356億円
 2.ファストリ<9983> 85290円(+6610円)1344億円
 3.ソフバンG<9984>  5650円(+ 181円)1170億円
 4.東京エレク<8035> 36660円(+ 900円) 799億円
 5.トヨタ  <7203> 2008.0円(+ 24.5円) 637億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は大幅高で853円(3.25%)高の2万7090円、
新興株の値動きを示す東証グロース市場指数は20P(2.36%)高の90
9Pです。

 昨晩のNY市場はザラ場中に549ドル安の2万8660ドルまで下落して
一時年初来安値を更新しましたが、その後に急上昇して終値は827ドル(2
.83%)の大幅高で3万0038ドルと3万ドル台を回復。ナスダックも2
32P(2.23%)の大幅高。

 これを受けて東京市場も朝方から買いが先行。円相場が1ドル=147円台
と1990年8月以来およそ32年ぶりの円安・ドル高水準となったことも企
業業績やインバウンドに寄与する面が意識され、ジリジリと上げ幅を広げてい
ます。ファーストリテイリングが1銘柄で日経平均株価を226円押し上げて
います。

 業種別では33業種全て上昇。特に精密、医薬品、商社、証券、保険、電機、
機械、非鉄などの上げが目立ちます。

 個別銘柄では、ユニクロを展開するファーストリテイリングが6610の大
幅高で8万5290円。昨日に22年8月期純利益が前の期比61%増の27
33億円と2期連続で過去最高を更新したと発表。経済再開が進む欧米で販売
が伸び、また円安に伴って為替差益も寄与。好感した買いが膨み、1銘柄で日
経平均を226円押し上げています。

 カラオケまねきねこのコシダカHDが昨日のストップ高150円高に続いて
本日も105円高の1213円と連日で年初来高値更新。大幅増収増益と増配
意向発表を好感した買いが継続しています。

 コメダ珈琲店のコメダHDも好業績発表で昨日の146円高に続いて28円
高の2500円と連日で年初来高値更新。

 個人向け資産管理アプリのマネーフォワードが275円高の3445円、高
品質の金属チタン世界首位で航空機向け多い大阪チタニウムが235円高の3
075円、東邦チタニウムも129円高の2255円、ミニショベルの竹内製
作が業績上方修正と増配意向発表で183円高の2766円。

 美容関連情報サイト・アットコスメ運営のアイスタイルが36円高の491
円、インバウンド関連でロイヤルホテルが2円高の1364円と連日で年初来
高値更新、ABCマートも270円高の6900円と年初来高値更新です。

 本日の新高値銘柄は、コシダカ、トレファク、青山商、新田ゼラチン、ホー
チキ、セイコーHD、ロイヤルホテル、ゼンショー、コメダ、ABCマート、
味の素、ワコール、イオン、富士急・・・等々です。


☆相場コメント

 昨晩のNYダウはザラ場中に一時549ドル安の2万8660ドルまで下落
して一時年初来安値を更新しましたが、その後急上昇して827ドルの大幅高
で3万0038ドルと3万ドル台を回復。安値からは1378ドルの上げとな
っています。


 チャート上では「長大陽線」が出現して前日の値幅を包む「抱き線」の形と
なっており、これは底入れを暗示する足型であり、今後の展開に期待が高まり
ます。



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【2】中国物価指数、海外投資家動向                **
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◎中国物価指数(9月、前年同月比)
 ――――――
 生産者物価PPI +0.9%(市場予想 +1.0%) ※前月 +2.3%
 消費者物価CPI +2.8%(  〃  +2.8%) ※前月 +2.5%

 原油価格の下落よりPPIが21年1月以来、1年8カ月ぶりの低い伸びと
 なった一方、豚肉の高騰などによりCPIは2020年4月以来、2年5カ
 月ぶりの高い伸びを記録。




◎対内証券投資・株式・週間(財務省統計)※カッコは前週の動向
 ――――――――――――
 10月2日~10月8日

  海外投資家 +1兆3939億円(-5018億円)7週ぶり買い越し

 週間の買越額としては、過去最大だった4月3日の週(1兆6753億円)
 以来の大きさ。




◎投資部門別の売買状況・週間(東証統計)※カッコは前週の動向
 ―――――――――――――
 10月3日~10月7日(日経平均1178円高  4週ぶり上昇)

  個人投資家 -4544億円(+6206億円) 4週ぶり売り越し
  海外投資家 +4035億円(-5644億円) 8週ぶり買い越し
  事業法人  +1390億円(+ 244億円)27週連続買い越し
  信託銀行  +2301億円(+ 641億円) 2週連続買い越し

 ※事業法人は企業の自社株買い等、
  信託銀行は年金資金等の売買動向を反映。





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【3】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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投資部門別売買状況では、9月26日~30日の海外投資家は現物と先物の合
計で2015年以降最大規模の2兆円超を売り越しましたが、10月3日~1
0月7日は現物・先物合計で5500億円ほど買い越し、4週ぶりに買い越し
に転じています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~ 皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ = 16年連続受賞 =


◎まぐまぐ大賞 2021
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  資産運用(株式)部門 第5位

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発行:アクアリンクス株式会社     関東財務局長(金商)第2282号
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