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こんにちは。aquaです。

 日経平均株価の上昇は「8日連続」で止まりましたが、その間に1964円
上昇し、終値としては1990年7月26以来、約33年ぶりの高値を更新し
ました。

 本日も一時3万1352円まで上伸し、取引時間中としては1990年8月
1日以来の高値を更新しています。

 下げない日本株に関して、日経平均は遠からず4万円を突破するとの見方が
増えてきましたが、参考までに日経平均の上位の節目は下記のようになってい
ます。


 3万8915円  過去最高値  (1989年12月29日)
 3万7666円  戻り高値【1】(1990年 2月 6日)
 3万3172円  戻り高値【2】(1990年 7月17日)
 3万1396円  最高値からバブル後安値までの下げ幅の76.4%戻し


 ちなみに「76.4%」はフィボナッチ比率の一つです。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.日本PMI、百貨店売上高

 3.フィボナッチ比率






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  30957.77(-129.05)▼0.42%
◎TOPIX  2161.49(- 14.41)▼0.66%

◎売買高概算   14億1819万株
◎売買代金概算   3兆7601億円
◎時価総額   766兆2032億円

◎値上り銘柄数 356  値下り銘柄数 1420  変わらず 59

◎騰落レシオ(25日)122.71%(前日比7.14%低下)

◎サイコロ(日経平均) 9勝3敗 ●〇●〇〇〇〇〇〇〇〇● 75.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +5.80% 75日線比 +9.80%

◎為替  (対 ド ル)138.50(前日比0.67円安)
     (対ユーロ)149.70(前日比0.77円安)

◎売買代金上位(プライム)

 1.レーザテク<6920> 21830円(+  510円) 3280億円
 2.東京エレク<8035> 18180円(-  480円)  945億円
 3.トヨタ  <7203> 1857.0円(- 93.0円)  765億円
 4.三菱UFJ<8306>  921.2円(-  2.3円)  729億円
 5.アドバンテ<6857> 14090円(-  240円)  655億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は129円(0.42%)安の3万0957円です。昨
晩のNYダウは140ドル(0.4%)安、ナスダックは62P(0.5%)
高とまちまち。東京市場は朝方は先高期待からの買いが先行し、9:52には
上げ幅が266円となって3万1352円まで上昇する場面がありました。連
日でバブル後高値を更新です。

 もっとも買い一巡後は昨日まで8日連続高で2000円近い1964円の上
げとなり、3万1000円台まで一気に駆け上がった後だけに警戒感が意識さ
れ、マイナスに転じています。

 中国で新型コロナウイルス・オミクロン株「XBB」系統の感染が再拡大し、
ピークを迎える6月末にかけて週に約6500万人が感染と報じられたことも
相場の重石となっています。新興株の値動きを示す東証グロース市場指数は6
P安の952Pです。

 業種別では、紙パ、証券、海運などが高く、一方で自動車、鉄鋼、空運、陸
運、電機、機械、不動産などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、製紙2位で家庭紙「スコッティ」や「クリネックス」ブラン
ドを手掛ける日本製紙が166円高の1273円。業種別では紙パの値上がり
率がトップで突出しており、他にも製紙国内首位の王子HDが6円高の550
円、三菱紙が19円高の519円、大王製紙も53円高の1112円と値を上
げています。

 国際物流大手で自動車・危険品・食品物流を重点とする日新が株式還元策発
表で285円高の2575円、食品成形機を手掛けて包あん成形機や製パン機
が主力のレオン自動機が130円高の1546円。

 好業績・増配・自社株取得枠設定を5月9日に発表したネットセキュリティ
のデジタルアーツが改めて買い直されて490円高の5860円、射出・ダイ
カストなど成形機を主軸に展開する芝浦機械が330円高の4410円と大幅
高です。

 本日の新高値銘柄は、タマホーム、中部飼料、三井製糖、味の素、日本製紙、
中越パルプ、テルモ、オルガノ、NEC、トヨタ自・・・等々です。




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【2】日本PMI、百貨店売上高                  **
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◎日本PMI(5月速報値、前月比)
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 製造業  50.8(1.3ポイント上昇) ※前月確定値49.5
 非製造業 56.3(0.9ポイント上昇) ※前月確定値55.4

 企業の景況感を示すPMIは、50が景況判断の分岐点。

 製造業は3カ月連続で改善し、22年10月以来の50超え。非製造業は6
 カ月連続の上昇で 07年9月の調査開始以来の最高値。




◎全国百貨店売上高(4月、前年比)
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 売上高   8.6%増 14カ月連続増収
 入店客数  6.6%増 14カ月連続増加

 コロナ禍前の19年4月比では、売上高が6.3%減で前月より0.6ポイ
 ント改善。入店客数は19年4月に比べ2割近く少ない水準です。




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【3】フィボナッチ比率                      **
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 ピタゴラスから十数世紀後、13世紀イタリアの数学者フィボナッチは特異
な数列を発見しました。

 この数列は「1、1」の二つの数字で始まり、次にこの二つを足してその結
果を数列に加えていきます。そうすると以下のような配列となります。

 1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144・・・

 この数列には特徴的な性質がいくつもあるのですが、例えば34以上の隣り
合う数字の大きい方を小さい方で割り、小数点第三位までの比率を出していく
とその答えは全て1.618になります。

 また、隣同士の小さい数字を大きい数字で割ると、その比率は0.618と
なり、一つおきの小さい数字を大きい数字で割ると、その比率は0.382と
なります。

 これが有名な「フィボナッチ比率」(フィボナッチ級数)です。五芒星にも
この比率が見られ、一般的には『黄金比』(黄金分割比)と呼ばれています。


 黄金比を持つ長方形は最も調和がとれているとされ、歴史的建造物や絵画の
中にも黄金比が見られます。

 たとえばエジプトのピラミッドの高さと底辺の比率であり、古代ギリシアの
パルテノン神殿の輪郭の比率であり、レオナルド・ダ・ヴィンチがこの比率を
用いて作品を創作していたこともよく知られています。

 さらに不思議なことに、星雲の渦巻き、巻き貝、ひまわりの種の螺旋の数な
ど、自然界でも構造や周期において何らかの形で黄金比が見出されるケースが
多いそうです。

 そして相場の予測にもフィボナッチ比率が使われます。戻りや押しのメドと
して38.2%や50%、61.8%のフィボナッチ比率がよく知られていま
すが、23.6%や76.4%も用いられます。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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約33年ぶりの高値圏にあって、手仕舞い売りで相場はマイナスに転じました
が、指数の下げ幅が拡大しないところに今の相場の強さを感じます。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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発行:アクアリンクス株式会社     関東財務局長(金商)第2282号
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