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こんにちは。aquaです。

 昨日は夕張メロンの初競りが行われ、過去2番目に高い2玉350万円の値
が付きました。

 過去最高値は2019年の2玉500万円で、翌2020年には2玉30万
円まで落ち込みましたが、昨年は2玉300万円、今年はさらに50万円アッ
プの350万円にまで上昇し活気が戻っています。

 ところで、米半導体メーカーのエヌビディアの株価高騰は既報のとおりで、
同社の株価は昨日1日で24%高、昨年10月中旬に付けた安値からは、わず
か7カ月ほどで3.5倍ほどになっています。

 株価急伸に伴いエヌビディアの時価総額は米上場企業で第5位に躍進しまし
た。米企業以外でエヌビディアの時価総額を上回るのはサウジアラムコのみで
す。

 参考までに、昨日終値ベースの米企業の時価総額上位は下記のようになって
います。※カッコは1ドル=139.8円で邦貨換算した概算値。


  1位 アップル    2兆7209億ドル(380兆0380億円)

  2位 マイクロソフト 2兆4233億ドル(338兆7780億円)

  3位 アルファベット 1兆5733億ドル(219兆9470億円)

  4位 アマゾン    1兆1799億ドル(164兆9500億円)

  5位 エヌビディア    9393億ドル(131兆3140億円)


 ちなみに、国内上場企業の時価総額トップはトヨタ自動車の31兆6266
億円(昨日終値ベース)です。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.都区部CPIなど

 3.新たなゴールドラッシュ






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  30916.31(+115.18)△0.37%
◎TOPIX  2145.84(-  0.31)▼0.01%

◎売買高概算   12億1944万株
◎売買代金概算   3兆4058億円
◎時価総額   760兆0253億円

◎値上り銘柄数 419  値下り銘柄数 1371  変わらず 45

◎騰落レシオ(25日)104.29%(前日比9.61%低下)

◎サイコロ(日経平均)10勝2敗 〇〇〇〇〇〇〇〇●●〇〇 75.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +4.69% 75日線比 +9.13%

◎為替  (対 ド ル)139.68(前日比0.29円安)
     (対ユーロ)149.96(前日比0.52円安)

◎売買代金上位(プライム)

 1.レーザテク<6920> 22935円(+  310円) 3067億円
 2.東京エレク<8035> 19635円(+  835円) 1360億円
 3.アドバンテ<6857> 16980円(+  640円) 1301億円
 4.三菱UFJ<8306>  906.5円(-  6.1円)  685億円
 5.ルネサス <6723> 2205.0円(+ 54.5円)  489億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は、昨日の118円高に続いて115円(0.37%)
高の3万0916円、一方で新興株の値動きを示す東証グロース市場指数は昨
日の11P安に続いて14P(1.55%)安の924Pです。


 昨晩のNYダウは35ドル安、一方でナスダックは213Pの大幅高。東京
市場は1ドル=140円台の円安も支えとなり、朝方から買いが先行。11:
30には上げ幅が300円となって3万1101円まで上昇する場面がありま
した。ザラ場ベースでの戻り高値は5月23日に付けた3万1352円、終値
ベースでは22日の3万1086円です。


 買い一巡後は幾分上げ幅を縮めたものの、上値を指向する大勢上昇の流れは
継続しています。

 業種別では、空運、陸運、精密、電機、商社などの上げが目立ち、一方で石
油、鉄鋼、証券、電力ガス、建設、不動産などは下げています。

 個別銘柄では、半導体検査装置で世界大手のアドバンテストが昨日の228
0円高に続いて640円高の1万6980円、東京エレクも昨日の550円高
に続いて835円高の1万9635円。

 半導体やFPD等の製造装置メーカーの芝浦メカトロニクスも昨日の223
0円高に続いて1950円高の1万8440円、インテル向けICパッケージ
が主力のイビデンも同600円高に続いて220円高の7360円、半導体パ
ッケージ大手で主顧客はインテルの新光電工も同420円高に続いて70円高
の5140円、半導体製造装置の東京精密も同380円高に続いて210円高
の6150円と値を飛ばしています。

 一押しの味の素が昨日の110円高に続いて74円高の5452円と昨年来
高値更新。高性能半導体(CPU)の絶縁材には同社のビルドアップフィルム
」(ABF)という層間絶縁材が使われています。

 その他、ウォーレンバフェット氏が大量買いしている丸紅が73円高の20
30.5円、三菱商も86円高の5725円といずれも昨年来高値を更新。J
R東日本が198円高の7901円、ABCマートが100円高の7670円、
南海電鉄が60円高の3205円となるなどインバウンド関連の一角も値を上
げています。

 本日の新高値銘柄は、タマホーム、大林組、三井製糖、グリコ、味の素、S
UMCO、イビデン、信越化、富士フイルム、ディスコ、オークマ、ルネサス、
アドバンテスト、三菱重、HOYA、東京エレク、丸紅、三菱商・・・等々で
す。



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【2】都区部CPIなど                      **
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◎都区部CPI(5月速報、2020年=100)
 ――――――
 生鮮食品を含む 105.1 前年比3.2%上昇 
 生鮮食品を除く 104.7 前年比3.2%上昇 ※市場予想3.3%上昇

 全国CPIの先行指標となる5月の東京都区部コアCPI(生鮮食品を除く
 総合)は前月(3.5%)から伸びが鈍化し、市場予想も下回りました。

 一方、生鮮食品とエネルギーを除いた指数は前年比3.9%上昇で、4月(
 3.8%)を上回って、1982年4月以来、41年1カ月ぶりの高い伸び
 を記録。

 項目別では「生鮮食品を除く食料」が前年比8.9%上昇と、前月と同じく
 1976年6月以来およそ47年ぶりの高い伸びとなりました。品目別では
 鶏卵(31.1%上昇)や食用油(24.0%上昇)、トイレットペーパー
 (15.7%上昇)などの値上がりが顕著でした。




◎企業向けサービス価格指数(4月速報、2015年平均=100)
 ――――――――――――
 108.6 前年比 +1.6% (3月 +1.7%)
       前月比 +0.2% (3月 +0.6%)

 前年比上昇は26カ月連続、前月比では6カ月連続上昇も、伸び率は鈍化。




◎景気動向指数(3月改訂値、2015年=100)
 ――――――
 一致指数 改訂値 98.8 ← 速報値 98.7 ※前月 98.7
      前月比 +0.1(2カ月連続プラス)

 先行指数 改訂値 97.7 ← 速報値 97.5 ※前月 98.2
      前月比 -0.5(2カ月ぶりマイナス)

 一致指数の動きから機械的に求められる景気の基調判断は速報値時点と同じ
 「足踏み」で据え置き。




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【3】新たなゴールドラッシュ                   **
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 米エヌビディアが24日に発表した2~4月期決算は、売上高・利益ともに
市場予想を上回る好決算でした。

 衝撃的だったのは5~7月期の売上高見通しで、会社側は市場予想(71.
8億ドル)の1.5倍超の110億ドルと予想しました。予想からの上振れ度
合いは過去最大との指摘もあります。

 エヌビディアは生成AI(人工知能)などAI向け半導体で一頭地を抜いて
おり、同社のCEOは決算説明会で、AI向け需要の急増で「信じ難いほどの
注文が舞い込んでいる」と話しています。


 ところで、1800年代半ば、川から金が発見されたことで一攫千金を夢見
て大勢の人がカリフォルニアに押し寄せました。世に言う「ゴールドラッシュ
」です。

 実際に金(ゴールド)を手にして金持ちになった例は非常に少なかったそう
ですが、代わりに成功を掴んだのは、一攫千金を夢見てやってきた大勢の人に
道具や手段等を提供した側でした。

 例えば、交通や通信手段のなかった当時のカリフォリニアで荷物や金銭など
を運ぶ馬車便を始め、後に大銀行となったウェルズファーゴ。ウェルズファー
ゴの小切手部門が後のアメリカン・エキスプレス(アメックス)。

 鉱夫に丈夫なズボンを提供して大成功したリーバイ・ストラウス(リーバイ
ス)。鉱夫相手の雑貨商で財を成し、大陸横断鉄道を敷いて億万長者になった
スタンフォードなどの例がよく知られています。


 今回のエヌビディアに関して市場関係者からは、「まるで新たなゴールドラ
ッシュが到来したようなもので、エヌビディアは採掘に必要なモノ全てを販売
している」との声も聞かれます。





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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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日経平均は週間で107円高と7週連続で上昇し、前週に続き2018年3月
第4週から同年5月第3週までの8週連続上昇以来、週間ベースでおよそ5年
ぶりの長期上昇となっています。尚、プライム市場で値下がり銘柄数が値上が
り銘柄数を上回る日が4日続いており、騰落レシオをからみた過熱感は後退し
ています。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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