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こんにちは。ａｑｕａです。

　本日の東京は５月上旬ぐらいの陽気となり、行き交う人の服装もずいぶんと
軽装になっています。

　気温の上昇とともに桜の開花も早まり、ウェザーニュースが昨日発表した今
シーズン５回目の桜開花予想は来週１５日（水）に全国のトップをきって東京
の桜が開花すると予想しています。

　１３日（月）にマスク着用のルールが緩和され、基本的に個人の判断に任さ
れることになります。また、花見の名所として知られる上野公園などの都立公
園では、コロナ禍以降、昨年まで飲食を伴う花見の自粛が求められてきました
が今年は４年ぶりに飲食を伴う花見が解禁となります。

　陽気とともにマスクからの解放感も手伝ってこの春は人流が増え、賑やかな
花見の宴会も復活しそうです。

　そうした情勢を背景に東京市場では小売株への資金流入が目立ち、昨日はセ
ブン＆アイが上場来高値を更新しました。

　加えて今朝、ＮＨＫがセブン＆アイについて「グループ再編の一環として、
傘下のイトーヨーカ堂の店舗数の大幅削減をを盛り込んだ新たな合理化策の案
をまとめ、協議を進める方針」と伝えたことで、本日は合理化による収益改善
期待から買い膨らみ同社株は連日で上場来高値を更新しています。

　尚、日経電子版では、２２年１１月末時点でイトーヨーカ堂の店舗が１２６
店あり、３年ほどかけて不採算店を閉鎖し、約２割減の１００店弱にする見通
しと報じています。




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　～目次～　　　　　　　　　 編集者：ａｑｕａ［ aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．ＧＤＰ改定値

 ３．オフィス空室率、工作機械受注など






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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　２８６２３.１５（＋１７８.９６）△０.６３％
◎ＴＯＰＩＸ　　２０７１.０９（＋　１９.８８）△０.９７％

◎売買高概算　　　１２億０３００万株
◎売買代金概算　　　２兆８８０７億円
◎時価総額　　　７３７兆３１９１億円

◎値上り銘柄数　１４３２　　値下り銘柄数　３２９　　変わらず　７４

◎騰落レシオ（２５日）１３２.６４％（前日比８.１３％上昇）

◎サイコロ（日経平均）　８勝４敗　●●〇●〇〇●〇〇〇〇〇 ６６.６％

◎カイリ率（日経平均）２５日線比 ＋３.４２％　７５日線比 ＋４.８１％

◎為替　　（対 ド ル）１３６.７４（前日比０.７３円高）
　　　　　（対ユーロ）１４４.２７（前日比０.６６円高）

◎売買代金上位（プライム）

 １.レーザテク＜６９２０＞　２２０００円（＋ 　２０５円） １６２３億円
 ２.日経レバ　＜１５７０＞　１５３１０円（＋ 　２００円） 　８８１億円
 ３.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　 ９９３.６円（＋　１２.７円）　 ８０５億円
 ４.日本製鉄　＜５４０１＞　　３２８２円（＋　　 ７５円）　 ６０４億円
 ５.三井住友　＜８３１６＞　　６２４５円（＋　　 ９９円）　 ５７３億円



◆相場概況

　本日の日経平均株価は５日連続高で１７８円（０．６３％）高の２万８６２
３円、この５日間の上げ幅は１１２５円となります。新興株の値動きを示す東
証グロース市場指数は３Ｐ（０．３２％）高で９９２Ｐです。

　昨晩のＮＹダウは５８ドル安、ナスダックは４５Ｐ高とまちまちの動き。東
京市場は円安や経済再開を背景とした先高期待は根強く、朝方から買いが先行。
９：０７には上げ幅が２９０円となる場面がありました。

　明日１０日（金）は３月限先物・オプション取引のメジャーＳＱとなり、加
えて黒田東彦日銀総裁にとって最後となる金融政策決定会合の結果発表があり、
また明日の晩は米国２月雇用統計も発表され、買い一巡後は幾分上げ幅を縮め
ています。

　業種別では、鉄鋼が突出して高く、海運、保険、紙パ、銀行、小売、不動産、
建設などの上げが目立ちます。

　個別銘柄では、１ドル＝１３７円台の円安進行を受け、昨日に続いてインバ
ウンド関連が軒並み高。三越伊勢丹が２６円高の１５１０円、大丸松坂屋百貨
店が主力のＪフロントが６円高の１３５９円、阪急と阪神百貨店が統合のＨ２
Ｏも３４円高の１５５２円といずれも昨年来高値更新。

　小売関連では、一押しで靴小売り最大手のエービーシー・マートも７０円高
の７４２０円、同じくザ・ノース・フェイスを手掛けるゴールドウインも１６
０円高の１万２２３０円、ドン・キホーテ展開のパン・パシフィックも３２円
高の２６７０円と値を上げています。

　業種別では鉄鋼が値上がり率１位で、一押しの割安・高配当の日本製鉄が７
５円高の３２８２円と強力に上値追いの展開継続、中部鋼鈑は２００円高の２
７５６円と値を飛ばしていずれも昨年来高値更新。建設株も値を上げ、大成建
が６５円高の４７３５円、大林組が１３円高の１０６５円、鹿島が５円高の１
６８８円といずれも昨年来高値更新。

　パワー半導体のサンケン電気が５日連続高で１５００円高の１万１７００円、
ＷＢＣ関連でミズノが６日連続高で２５０円高の３７４０円、スマートパチス
ロ関連で円谷フィールズが２５０円高の４３３０円、リユースのトレジャーフ
ァクトリーが９４円高の１３２８円、東京ディズニーランド＆シー運営のオリ
エンタルランドが４７５円高の２万２３９５円と値を飛ばしています。

　本日の新高値銘柄は、タマホーム、大成建、大林組、ヤクルト、Ｊフロント、
マツキヨ、三越伊勢丹、ワコール、ワールド、日本製鉄、中部鋼鈑、オークマ、
サンケン電気、日本郵政、平和、マースＧ、セガサミー、ゼンショー、ゴール
ドウイン、三井物、三井住友ＦＧ・・・等々です。




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【２】ＧＤＰ改定値　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　本日発表された２２年１０～１２月期ＧＤＰ２次速報（改定値）は、物価変
動の影響を除いた実質で前期比横ばい、年率換算０．１％増と、速報値（前期
比０．２％増、年率０．６％増）から下方修正されました。

　下記は項目別（前期比）の修正の動き。


　　　　　　  速　報　値　　改　定　値　　　　　　　 対ＧＤＰ寄与度

 【 ＧＤＰ 】 ０．２％増 → ０．０％増（下方修正）
 
　・個人消費　０．５％増 → ０．３％増（下方修正）＋０．３ → ＋０．３

　・住宅投資　０．１％減 → ０．０％減（上方修正）－０．０ → －０．０

　・設備投資　０．５％減 → ０．５％減（据え置き）－０．１ → －０．１

　・政府消費　０．３％増 → ０．３％増（据え置き）＋０．１ → ＋０．１

　・公共投資　０．５％減 → ０．３％減（上方修正）－０．０ → －０．０


　　※輸出　　１．４％増 → １．５％増（上方修正）＋０．３ → ＋０．３
　　　
　　※輸入　　０．４％減 → ０．４％減（据え置き）＋０．１ → ＋０．１


　外需のＧＤＰへの寄与度が＋０．３から＋０．４に上方修正された一方、比
率が大きい内需の寄与度が－０．２から－０．３に下方修正され全体を押し下
げました。




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【３】オフィス空室率、工作機械受注など　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎中国物価指数（２月、前年同月比）
　――――――
　生産者物価ＰＰＩ －１．４％（市場予想 －１．３％） ※前月 －０．８％
　消費者物価ＣＰＩ ＋１．０％（　　〃 　＋１．９％） ※前月 ＋２．１％




◎都心オフィス市況（２月、前月比）
　――――――――
　都心５区空室率　６．１５％　０．１１ポイント低下　　　２カ月連続改善
　
　賃料　　２００１４円（円／坪）　　１２円下落　　　　３１カ月連続下落




◎工作機械受注（２月速報）
　――――――
　受注総額　１２４１億円　前年比１０．７％減　（前月比　３．９％減）

　＜内需＞　　３８９億円　前年比２０．３％減　（前月比１０．３％減）
　＜外需＞　　８５２億円　前年比　５．５％減　（前月比　０．６％減）

　内需は６カ月連続、外需は２カ月連続の前年実績割れで、受注総額も２カ月
　連続マイナスとなっています。




◎対内証券投資・株式・週間（財務省統計）※カッコは前週の動向（修正値）
　――――――――――――
　２月２６日～３月４日

　海外投資家　－５９５４億円（－４０３４億円）　２週連続売り越し




◎投資部門別の売買状況・週間（東証統計）※カッコは前週の動向
　―――――――――――――
　２月２７日～３月３日　（日経平均４７３円高　　３週ぶり上昇）

　個人投資家　－２０８２億円（＋　８８７億円）　２週ぶり売り越し
　海外投資家　－　９９４億円（－２２６３億円）　２週連続売り越し
　事業法人　　＋　３５９億円（＋　８８１億円）４８週連続買い越し
　信託銀行　　－　５２５億円（－１３３９億円）１６週連続売り越し





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【４】編集後記                           　 　　　 aqua@aqua-inter.com
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好調な相場展開が続く一方、足元ではテクニカル的な過熱感も強まりつつあり、
本日は騰落レシオが１３２％と年に数回あるかないかの高水準、ＲＳＩは７３
まで上昇し２１年９月中旬以来の高水準となっています。

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　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～　　　
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