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             ◎ ハロー株式 ◎       2022/06/07 夕刊

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こんちは。aquaです。

 お金の流れを決める要因の一つは「金利」です。お金は基本的に金利の低い
方から高い方へ向かいます。

 本日は円安が一段と進行しました。

 日銀の黒田総裁が本日の参院財政金融委員会で「強力な金融緩和を粘り強く
続ける」と発言。日本の金融緩和スタンスは当面続く見通しで、その一方、欧
州では中央銀行(ECB)が7月にも利上げに踏み切るとみられ、日欧の金利
拡大観測から円売り・ユーロ買いが優勢となり、本日は一時1ユーロ=142
円台に乗せ、2015年1月以来約7年5カ月ぶりの円安水準となっています。

 対ドルでも然りで、米連邦準備理事会(FRB)が積極的な利上げを続ける
との見方から米長期金利が上昇し、日米のさらなる金利差拡大を意識した円売
り・ドル買いが優勢で、足元では一時1ドル=133円台と、2002年4月
以来、およそ20年2カ月ぶりの安値水準となTっています。

 本日はオーストラリア中央銀行(豪中銀)が予想を超える0.5%の利上げ
に踏み切ったことも円安に拍車をかけています。

 ちなみに、円相場は対ドルで、日銀の黒田総裁が財務官だった2002年1
月31日に付けた安値135円20銭まで節目らしい節目は見当たりません。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.実質賃金、消費支出など 

 3.為替介入





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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  27943.95(+ 28.06)△0.10%
◎TOPIX  1947.03(+  7.92)△0.41%

◎売買高概算   11億7458万株
◎売買代金概算   2兆6762億円
◎時価総額   698兆6957億円

◎値上り銘柄数 1031  ◎(年初来)新高値 175
◎値下り銘柄数  728  ◎(年初来)新安値   5
◎変わらず     79

◎騰落レシオ(25日)112.32%(前日比4.47%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 7勝5敗 〇●●●〇〇●〇●〇〇〇  58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 +3.99% 75日線比 +4.18%

 
◎為替  (対 ド ル)132.96(前日比2.20円安)
     (対ユーロ)141.83(前日比1.36円安)

◎売買代金上位(プライム)

 1.レーザテク<6920> 17650円(-  695円) 1019億円
 2.ソフバンG<9984>  5430円(+   39円)  746億円
 3.東京エレク<8035> 59390円(- 1280円)  641億円
 4.トヨタ  <7203> 2190.5円(+ 27.5円)  523億円
 5.川崎汽船 <9107> 10680円(-   20円)  504億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は、28円(0.10%)高の2万7943円です。1
2:54には2万8094円まで上昇して2万8000円台に乗せる場面があ
りました。一方で新興株の値動きを示す東証グロース市場Core指数は26
P(3.37%)安で755Pです。

 昨晩のNYダウは16ドル高、ナスダックは48P高となり、東京市場も朝
方から買いが先行。米長期金利が0.11%高い3.04%となり、日米金利
差拡大からドル買い・円売りが進み、1ドル=132円台と2002年4月以
来約20年ぶりの円安水準となったこともトヨタなど輸出関連に買いを誘い、
終日堅調な値動きとなっています。

 業種別では、石油、自動車、非鉄、銀行、繊維、機械、鉄鋼などの上げが目
立ち、一方で空運、陸運、不動産などは下げています。

 個別銘柄では、三菱商が91円高の4628円と連日で上昇。原油など資源
価格が高止まりしており、2023年3月期(今期)の業績上振れへの期待か
ら買いが入っています。

 吉野家HDが3日連続高で59円高の2526円と連日で年初来高値更新。
5月の既存店売上高は前年同月比9.8%増となり、好感した買いが入ってい
ます。7ヵ月連続で前年実績を上回っています。

 トヨタ自が27.5円高の2190.5円。いすゞ自(31円高の1651
円)とSUBARU(75円高の2438円)はいずれも年初来高値更新。円
相場が一時1ドル=132.90円台と約20年ぶりの円安水準となり、収益
拡大期待から買いが入っています。

 トヨタの今期の想定為替レートは1ドル=115円で1円円安が進行すると
年間営業利益を約450億円押し上げます。

 その他、一押しの車載電池関連クレハが3日連続高で390円高の1万06
40円と上値追いの展開継続、センサーの芝浦電子も20円高の6060円。
防衛関連で三菱重工が5日連続高で73円高の5411円と昨年来高値更新、
半導体やFPDなど製造装置メーカーの芝浦メカトロニクスが980円の大幅
高で1万1870円となっています。

 本日の新高値銘柄は、大成建、西松建、Jフロント、クレハ、出光興産、豊
和工、コマツ、ダブルスコープ、三菱重、川重、IHI、いすゞ、SUBAR
U、キヤノン、東ガス、大ガス、コナミ・・・等々です。



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【2】実質賃金、消費支出など                   **
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◎毎月勤労統計(4月速報、前年同月比)
 ――――――
 現金給与総額  1.7%増  4カ月連続増加 ※実際の支給額
 実質賃金    1.2%減  4カ月ぶり減少 ※物価の影響除

 所定外労働時間 5.7%増 13カ月連続増加 ※残業時間
 所定外給与   2.5%増 13カ月連続増加


 尚、4月の実質賃金指数(2020年平均=100)は前年同月比1.2%
 低下の87.5となっています。




◎家計調査(4月、実質消費支出)
 ――――
 前年同月比    1.7%減 2カ月連続マイナス(市場予想0.8%減)

 季節調整・前月比 1.0%増 2カ月連続プラス




◎景気動向指数(CI、4月速報、前月比)
 ――――――
  一致指数  96.8(±0.0) 前月比横ばい

  先行指数 102.9(+2.1) 2カ月連続上昇

 一致指数の動きから機械的に求められる景気の基調判断は「改善」で据え
 置き。





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【3】為替介入                          **
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 後に「ミスター円」と呼ばれた榊原英資(えいすけ)氏が財務官だった19
98年4月当時、1ドル=133円台後半で政府は円買い(ドル売り)介入を
実施しました。

 最後の円買い介入は1998年6月で、それ以来24年間、円買い介入は実
施されていません。※円売り介入は2011年11月が最後。

 今後日本が円買い(ドル売り)介入に動く可能性は否定できませんが、円売
りに比べ円買い介入はハードルが高いと言われます。

 為替介入は「為替相場の急激な変動を抑え、その安定化を図ること」を目的
に、財務大臣の権限において実施され、日銀が財務大臣の代理人として、財務
大臣の指示に基づき実施します。

 基本的に為替介入はドルに対して行われ、基本的に米国との合意または黙認
の下に行われます。

 円売り(ドル買い)介入は、理論的には輪転機を回して円の発行を増やせば、
上限なしで実施可能ですが、円買い(ドル売り)介入には、元手として使える
ドル資金に外貨準備の範囲内という制限があります。

 今年5月末時点における日本の外貨準備は約1兆3300億ドルで、為替介
入の資金と考えた場合、それほど大きな額ではありません。

 外貨準備のうち約8割は外債で保有されており、そのほとんどは米国債とみ
られます。

 円買い介入のためのドル資金は、外貨準備として保有されている米国債を売
却して調達することになりますが、米金利の急上昇など米債券市場にも相応の
影響を及ぼす可能性があることや、米国にとって輸入物価を押し下げるドル高
の方が都合が良いことなどから、円買い(ドル売り)介入に関して米国の理解
を得るのは難しいされます。

 米国の理解を得ずに単独で為替介入を実施することも可能ですが、国際的な
協調が見込めないのは当然として、日本の米国債売りで米金融市場が不安定に
なれば日本を含め世界のマーケットにも影響が及ぶのは必至です。

 また、介入に限度があることが見透かされ、投機筋の餌食になる恐れがあり
ます。

 状況は異なりますが、過去には投機筋(ジョージ・ソロス)のポンド売りに
対し、英国政府・財務省、イングランド銀行(英中央銀行)が通貨防衛のため
にポンド買いで応戦しましたが、ポンド買いの資金が尽き、ついには英国が投
機筋に屈したという事例もあります。

 ファンダメンタル的には貿易赤字の拡大が円安要因の一つで、貿易赤字拡大
の構図(資源・エネルギー価格の上昇に伴う支払いの増加)の是正、具体的に
は資源・エネルギー価格の下落(他力)もしくは原発の再稼働(自力)によっ
て円安圧力が緩和されます。

 外国人観光客の受け入れの全面再開も円安の歯止めに一定の効果が見込めま
す。

 これらと合わせて日銀が金融引き締めに転じれば円安是正で最大の効果が期
待できますが、すぐに日銀が政策転換する可能性は低く、そうした状況を見越
しての為替相場の動きとなっています。





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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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マーケットの話ではありませんが、日本のボクシング史上「最高傑作」と言わ
れ「モンスター」の異名を持つWBA・IBFバンタム級統一王者の井上尚弥
が3団体王座統一に向け、WBCバンタム級王者のノニト・ドネアと2年7カ
月ぶりに今夜再戦します。ちなみに4月に行われた村田諒太vsゲンナジー・
ゴロフキン戦と同様、今回もアマゾン・プライム・ビデオの独占配信となりま
す。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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◎まぐまぐ大賞 2021
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