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こんにちは。aquaです。

 G7の一角を担うイタリアで総選挙が行われ、ムソリーニが率いたファシス
ト党の流れをくむ極右政党「イタリアの同胞」(FDI)が第1党になる見通
しです。

 FDIのメローニ党首が首相となれば同国として初の女性首相の誕生で、欧
州では戦後初の極右政権となります。

 FDIのみでは過半数に届かないため、対ロ制裁の見直しなどを主張してき
た他の右派政党と連立を組むと見られ、イタリア新政権はロシア寄りになると
の指摘があります。そうなればウクライナに侵攻したロシアへの対応を巡り、
G7および欧州連合(EU)の結束が綻ぶ恐れがあります。

 また、FDIは「イタリア第一」を掲げ、ポピュリズム(大衆迎合主義)の
色彩が濃い政党で、大幅減税や子ども手当の増額など「バラマキ」ともいえる
政策を公約としてきただけに、新政権下で財政規律が緩むのは必至とみられま
す。

 尚、発足したばかりの英国のトラス政権は先週末、インフレに苦しむ国民の
痛みを和らげるとして、同国としては過去50年で最大規模の大型減税を発表
して新政権の経済政策をアピールしましたが、インフレの進行や債務の膨張を
招き、かえって同国民の痛みが増す可能性があります。

 トラス英政権は減税分を国債の増発で賄うとしたため英国債と英ポンドが急
落して市場が大きく動揺したばかりで、市場はイタリアの動向を注視していま
す。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.外食売上高

 3.スイングトレードの名手






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  26431.55(-722.28)▼2.66%
◎TOPIX  1864.28(- 51.84)▼2.71%

◎売買高概算   15億2663万株
◎売買代金概算   3兆3420億円
◎時価総額   671兆2501億円

◎値上り銘柄数  124  ◎(年初来)新高値  14
◎値下り銘柄数 1687  ◎(年初来)新安値 156
◎変わらず     26

◎騰落レシオ(25日) 80.47%(前日比2.86%低下)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 ●〇〇〇〇●〇●〇●●● 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -5.47% 75日線比 -3.83%
 
◎為替  (対 ド ル)143.89(前日比1.88円高)
     (対ユーロ)138.67(前日比4.83円高)

◎売買代金上位(プライム)

 1.三菱UFJ<8306>  687.2円(- 36.3円) 841億円
 2.ソニーG <6758>  9682円(- 388円) 783億円
 3.レーザテク<6920> 16605円(- 500円) 745億円
 4.トヨタ  <7203> 1963.0円(- 65.0円) 695億円
 5.ソフバンG<9984>  5066円(-  277円) 680億円



◆相場概況

 本日の日経平均株価は722円(2.66%)の大幅安で2万6431円、
新興株の値動きを示す東証グロース市場指数も23P(2.61%)の大幅安
で882Pです。

 FRBによる急速な利上げを受けて米長期金利が一時3.82%と12年半
ぶりの水準に急上昇し、景気後退に陥るとの懸念からNY市場は売りが拡大。
東京市場が3連休中の間、ダウは22日が107ドル安、23日は486ドル
安。

 これを受けて東京市場も朝方から売りが先行。主要国の金融引き締めによる
世界景気後退懸念は根強く、ジリジリと下げ幅を広げています。NYダウは1
月4日に付けた史上最高値3万6799ドルから値幅にして7209ドル、率
にして20%近い19.5%の下げとなっています。

 業種別では33業種全て下落。特に石油、非鉄、自動車、繊維、電機、精密、
機械、海運などの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、相場全般安の中にあってチケット販売最大手ぴあが10円高
の3360円。岸田首相がチケット料金を割り引く「イベント割」を10月1
1日から始めると発表。イベント割の恩恵を受けるとの見方から思惑的な買い
が入っています。

 電波の送受信に欠かせない水晶デバイスで世界大手の日本電波工が105円
高の1537円と上昇。通期業績計画を売上高500億円から540億円(前
期比18%増)、営業利益50億円から80億円(同54%増)に大幅増額し、
好感した買いが膨らんでいます。

 車載向けを中心に売り上げが想定以上に伸び、また円安・ドル高も収益を押
し上げます。

 葬儀・仏壇・墓のポータルサイトを運営し、業績好調の鎌倉新書が43円高
の879円、美容関連情報サイト「アットコスメ」運営のアイスタイルが30
円高の578円、パチンコ機製造大手のSANKYOが120円高の4175
円、同じくパチンコ・パチスロ機大手の平和も17円高の2167円。

 豚骨ラーメン店「一風堂」を展開する力の源HDが28円高の815円、キ
ャンプ用品のスノーピークが74円高の2276円と値を飛ばしています。一
方でソニーは388円安の9682円と1万円を割り込み、年初来安値を更新
です。

 本日の新高値銘柄は、カルビー、ゲオ、力の源、平和、高島屋・・・等々で
す。



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【2】外食売上高                         **
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◎外食売上高(8月、前年同月比)
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 18.0%増 9カ月連続増収  ※コロナ禍前の19年8月比9.4%減

 全体として持ち直しの傾向は続いているものの、19年比では7月(1.5
 %減)と比較して回復が鈍化しました。





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【3】スイングトレードの名手                   **
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 米国の投資家で長期投資といえばウォーレン・バフェットですが、短期投資
では1900年代前半に活躍したウィリアム・デルバート・ギャン(W.D.ギ
ャン)の名が挙がります。

 ギャンの手法は今で言う「スイングトレード」で、独自のテクニカル的なア
プローチや独創的な相場観測法でも知られており、実践家として下記のような
言葉も残しています。


  「ルールに従うことのできない人は投機や投資はやめた方がよい。

   失敗に終わることが確実だからである。道はどちらかひとつ、

   ルールを厳格に守るか、全く守らないかである。」



 要は、願望や不安のままに売買をしてはいけないということです。また、ル
ールとは、投資の際に予め決めておくもので、損切りや利食い、撤退について
「こうなったらこうする」という計画のことです。


 ちなみに、ギャンはこんな言葉も残しています。


  「負けることへの恐怖こそが、負けの元凶となるのである。

   負けを背負うことに耐えられないと、

   結局、大きな負けを背負うことになるか、

   絶好のトレードチャンスを逃してしまうことになる。」





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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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先週末のNY市場では、投資家の不安心理を映すとされるボラティリティ・イ
ンデックス(VIX、別名「恐怖指数」)が「パニック状態」とされる30を
一時超えました。相場の天底とVIXの底天は一致する傾向があるため、VI
Xの動きにも要注目です。

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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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