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こんにちは。aquaです。

 オーストラリア準備銀行(豪中銀)は本日の理事会で、政策金利を0.25
%引き上げ、2.60%にすることを決定しました。

 豪中銀の利上げは6会合連続で、政策金利は9年ぶりの高水準となりました
が、上げ幅は市場予想(0.5%)よりも小幅でした。

 ところで、米供給管理協会(ISM)は米企業の経営状況を調査し、景況感
指数(PMI)として毎月公表しています。

 ISMが3日に発表した9月の製造業景況感指数は前月比1.9ポイント低
下の50.9と、市場予想(52.3)を下回って2020年5月以来の低水
準となりました。尚、50が拡大・縮小の分岐点となります。

 ISMは新規受注や生産、在庫、仕入れ先納品時間(納品の速さ)、雇用、
価格(仕入れ価格の動向)などについても調査し指数化しており、9月は新規
受注指数が47.1と前月(51.3)から大きく低下したことが響きました
が、消費がモノからサービスに移行していることが一因との見方もあります。

 また、デリバリー指数(納品時間)の低下が続いており、サプライチェーン
(供給網)の目詰まりが緩和されつつあることを示しています。

 価格指数の動きも要注目で、9月の価格指数は前月に比べ0.8ポイント低
下の51.7と、3月の87.1から6カ月連続で低下しており、コロナ禍前
の20年1月(53.3)を下回っています。ちなみにコロナ禍以降の価格指
数のピークは20年6月の92.1です。

 米連邦準備理事会(FRB)はインフレの動向を注視していますが、ISM
の製造業の仕入れ価格ベースではインフレは収まっています。




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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.都区部CPI、ユニクロ売上高

 3.消費者の評価






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  26992.21(+776.42)△2.96%
◎TOPIX  1906.89(+ 59.31)△3.21%

◎売買高概算   13億7866万株
◎売買代金概算   3兆2293億円
◎時価総額   686兆6319億円

◎値上り銘柄数 1777  ◎(年初来)新高値 55
◎値下り銘柄数   52  ◎(年初来)新安値  4
◎変わらず      7

◎騰落レシオ(25日) 84.60%(前日比6.45%上昇)

◎サイコロ(日経平均) 6勝6敗 〇●〇●●●〇●〇●〇〇 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比 -1.60% 75日線比 -1.51%
 
◎為替  (対 ド ル)144.80(前日比0.22円高)
     (対ユーロ)142.70(前日比0.42円安)

◎売買代金上位(プライム)

 1.レーザテク<6920> 15590円(+ 420円)1017億円
 2.ソフバンG<9984>  5235円(+ 254円) 948億円
 3.東京エレク<8035> 38340円(+1000円) 787億円
 4.トヨタ自 <7203> 2004.0円(+ 62.5円) 781億円
 5.ソニーG <6758>  9749円(+ 240円) 648億円



◆相場概況

 10月相場第2日目の本日の日経平均株価は、昨日の278円高に続いて7
76円2.96%)の大幅高となり、2万6992円。新興株の値動きを示す
東証グロース市場指数も29P(3.26%)高の920Pと大幅高です。

 米長期金利が0.19%低い3.64%となったことを好感して昨晩のNY
ダウは765ドル(2.66%)高、ナスダックも239P(2.27%)高。
これを受けて東京市場も朝方から買いが先行。米フィラデルフィア半導体指数
(SOX)指数が大幅高となったことでハイテク株が軒並み高、また9月の売
上高が堅調だったことで百貨店株など幅広い銘柄が値を上げ、日経平均は2万
7000円に急接近しています。

 業種別では33業種全て上昇。特に商社、石油、精密、小売、鉄鋼、不動産
などの上げが顕著です。

 個別銘柄では、百貨店株が軒並み高。三越伊勢丹が46円高の1240円、
高島屋が53円高の1726円、銀座老舗百貨店の松屋も42円高の1080
円といずれも年初来高値更新。

 9月の既存店売上高が松屋の銀座本店が前年同月比37%増、阪急阪神百貨
店を擁するH2Oリテイが同36%増、三越伊勢丹も同30%増となるなど大
都市部での売上が急回復しており、好感した買いが膨らんでいます。

 原油・ガス開発生産国内最大手のINPEXが75円高の1475円。OP
ECプラスが日糧100万バレル超の減産を検討と報じられ、昨晩のNY原油
が4.14ドル(5.2%)の大幅高。これを材料視した買いが入っています。

 その他、業績好調を受けてクスリのアオキが1000円高の7550円、京
都大学iPS細胞研究所名誉所長の山中伸弥研究室に研究員を派遣するコーセ
ーが1180円高の1万6020円、業績・配当計画の上方修正発表で伊藤忠
が297円高の3859円。

 直近ご紹介の一押し銘柄の味の素が96円高の4022円、サカタのタネが
120円高の4955円、ユニチャームも126円高の4827円と値を飛ば
しています。

 本日の新高値銘柄は、コーセー、平和、SANKYO、マツキヨ、富士通ゼ
ネ、三越伊勢丹、高島屋、阪急阪神、近鉄、東武・・・等々です。




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【2】都区部CPI、ユニクロ売上高                **
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◎都区部CPI(9月速報、2020年=100)
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 生鮮食品を含む総合 102.9 前年比2.8%上昇 13カ月連続上昇
 生鮮食品を除く総合 102.7 前年比2.8%上昇 13カ月連続上昇

 9月の東京都区部のコアCPI(生鮮食品を除く総合)の伸び率は市場予想
 と一致。

 前月(2.6%)から拡大し、2014年6月以来8年3カ月ぶりの高い伸
 びで、消費増税の影響を除けば1992年4月以来30年5カ月ぶりの大き
 な伸びとなります。

 エネルギー品目は前年比24.4%上昇と、伸び率は8カ月連続で20%を
 超えています。

 生鮮食品とエネルギーを除く総合は前年比1.7%上昇と6カ月連続で上昇
 し、伸び率の拡大が続いています。




◎ユニクロ売上高(9月の国内既存店、前年同月比)
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 売上高   11.0%増   3カ月連続増収

 客数     2.9%減   2カ月ぶり減少
 客単価   14.4%増   7カ月連続上昇

 9月は後半に気温が低下したため、秋冬商品の販売が好調。





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【3】消費者の評価                        **
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 日経リサーチは、企業のブランド力に関して「独自性」「プレミアム(価格
が他社と同じか、より高くてもその企業の商品を買うか)」「推奨意向(どの
程度他の人に薦めたいと思うか)」「愛着度」といった観点から調査を行って
います。

 参考までに2022年の調査では、消費者の評価ランキングは下記のように
なっています。※カッコ内は前年順位


  1位( 2)キユーピー

  2位( 5)味の素

  3位( 7)ソニーグループ

  4位( 1)グーグル

  5位(13)カゴメ

  6位( 9)アップル

  7位( 3)ヤマト運輸

  8位(10)日本コカコーラ

  9位(17)キッコーマン

 10位( 6)明治


 コロナ禍で自宅で料理する機会が増えたことにより、身近にある食品メーカ
ーに対する評価が高まっており、中でもマヨネーズやドレッシングを手掛ける
キユーピーは食卓の必需品としての地位を確立しています。




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【4】編集後記                                 aqua@aqua-inter.com
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昨日は百貨店大手各社が9月の既存店売上高(速報)を発表しました。台風の
影響により一部店舗で臨時休業や時短営業となったこともあって前年同月比の
伸び率は8月の数値を下回りましたが、いずれも20%を超える高い伸びが続
いています。

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