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こんばんは。aquaです。

 一部で明るい兆しが見え始めてはいるものの雇用状勢は以前厳しく、来春卒
の就職戦線はかなり厳しいとの声も聞かれます。

 多くの場合、人は夢と現実に折り合いをつけながら成長してゆきますが、就
職もその一つなのかもしれません。

 ところで、毎日コミュニケーションズが来春卒業予定の大学生に聞いた「就
職企業人気ランキング」を発表しましたのでご紹介したいと思います。
                         ※カッコ内は前年順位

  <文系総合ランキング>       <理系総合ランキング>

  1位( 1)JTBグループ      1位( 5)味の素
  2位( 2)資生堂          2位( 2)パナソニック
  3位( 3)全日本空輸        3位(10)カゴメ
  4位( 7)オリエンタルランド    4位( 3)資生堂
  5位( 4)三菱東京UFJ      5位( 1)ソニー


 ちなみに文系総合の1位から3位までは3年連続で同じ順位となっています。
雇用状勢の変化に伴い、学生は「安定性」や「やりたい仕事ができるか」を重
視する傾向が強まっていますが、文系に人気の上位3社はその点からも高評価
を維持しています。

 理系では味の素が初の首位。カゴメの他、明治製菓などが文系・理系問わず
大躍進しており、昨今の「食品人気」を印象付けています。食品は景気動向に
左右されにくいディフェンシブ性のある業種で、味の素は医療への取り組みや
グローバルな展開も学生を惹きつけています。

 安定志向という意味では鉄道も人気が高く、成長性が魅力のニトリは前年の
58位から11位に、ファーストリテイリングは同64位から50位にそれぞ
れ順位を上げています。

 理系ではソニーが順位を落としましたが、パナソニックは理系総合で順位を
維持し、理系男子に限れば初の1位となっています。



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 ~目次~       編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 <スペシャル版&プライベート・サービス通信>

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.相場の過去を知る

 5.編集後記






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  10664.95(+101.03)△0.96%
◎TOPIX   930.38(+  7.94)△0.86%

◎売買高概算  18億2879万株
◎売買代金概算  1兆1548億円
◎時価総額  311兆3052億円

◎値上り銘柄数 1280  ◎(昨年来)新高値 60
◎値下り銘柄数  281  ◎(昨年来)新安値  4
◎変わらず    104

◎騰落レシオ(25日)103.0%

◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ●●○○○○●○○●●○ 58.3%

◎カイリ率(日経平均)25日線比+4.19% 75日線比+4.06%
 
◎為替  (対ドル) 90.44  (対ユーロ)123.32

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  187円(+  2円)107,864千株
 2.クラリオン<6796>  186円(+  4円) 76,391千株
 3.日立   <6501>  320円(+  8円) 58,121千株
 4.NEC  <6701>  260円(+ 11円) 49,687千株
 5.三菱UFJ<8306>  461円(+  4円) 39,801千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.ソニー  <6758> 3440円(+ 65円) 33,952百万
 2.三井住友 <8316> 2880円(+ 13円) 28,218百万
 3.三井物産 <8031> 1545円(+ 41円) 26,565百万
 4.任天堂  <7974>27780円(+280円) 24,467百万
 5.トヨタ自 <7203> 3460円(+ 15円) 23,896百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1310万株 買い2000万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比101円(0.9%)高の1
万0664円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが2ドル高となり、また為替が1ドル=90.40円前後の
円安水準で落ち着いた動きとなっていることを好感し、朝方から機械株を中心
に幅広い銘柄に買いが先行。中国の2月の消費者物価指数(CPI)が市場予
想を上ブレして金融引き締めを警戒した売りから昼過ぎに一時上げ幅を縮小す
る場面がありましたが、上海株が堅調なことを横目に再び買い直され、引けに
かけて上げ幅拡大となっています。外国人と見られる大口買いでソニーが昨年
来高値を更新したことも買い安心感を誘っています。尚、明日は注目のメジャ
ーSQです。売買代金は概算1兆1548億円、上海総合株価指数は2ポイン
ト(0.08%)高の3051です。

 業種別では、小売り、不動産、精密、機械、消費者金融等の上げが目立ちま
す。

 個別銘柄では、オークマが35円高の635円、アマダが23円高の746
円、牧野フライスが7円高の565円といずれも連日で昨年来高値更新。2月
の工作機械受注額が前年同月比で3.2倍の大幅増加となっており、事業環境
の改善を好感した買いが連日で集まっています。機械は中国からの需要が急拡
大しており、中国関連としてのテーマ性に乗っています。

 機械・中国関連として、スター精密が32円高の927円と連日で値を上げ
ています。昨日の引け後、2010年2月通期の業績予想の修正を発表。連結
営業損益が52億円の赤字から40億円の赤字へと赤字幅が縮小し、好感した
買いが入っています。工作機械事業の売上が増加することから事前計画を上回
ります。

 他の機械株では、森精機が40円高の1069円、クボタが31円高の84
5円、住友重機が24円高の524円、SMCが150円高の1万1800円、
アイダが22円高の327円と値を飛ばしています。

 ソニーが連日で昨年来高値更新、65円高の3440円となっています。薄
型テレビなどの需要拡大や来期の黒字転換を期待した買いが連日で入っていま
す。コスト削減や新興国向けの好調などで業績が回復傾向にあると報じられた
ことも支援材料となっており、世界景気の回復期待もあって外国人と見られる
大口の買いが株価を押し上げています。

 林兼産業が9円高の141円と6%を超える上昇。13日に開幕するワシン
トン条約締約国会議で採決見通しの地中海・大西洋産クロマグロの輸出入禁止
案への支持が広がっており、最大の消費国である日本の国内流通に対する影響
が懸念されています。同社は養殖マグロ向け飼料を手掛けており、水産各社の
国内における養殖事業拡大に伴う収益への寄与を期待した買いが入っています。
マグロ関連として、ホウスイも20円高の131円と値を飛ばしています。

 日立造船が8円高の135円と6%を超える上昇。14時に従来は未定とし
ていた期末配当を2円にする発表。1998年3月期以来、12期ぶりの期末
配当の実施とあって収益環境の回復を意識させるとともに株主配分への姿勢を
打ち出したと受け止められ、好感した買いが入っています。

 本日の新高値銘柄は、日立プラント、電通、旭硝子、鬼怒川ゴム、オークマ、
アマダ、牧野フライス、住友重機、三菱電機、ソニー、電産コパル、京セラ、
ユーシン、タチエス、コジマ、富士機工、タムロン、三井物産・・・等々です。


☆スペシャル版(有料版)、プライベート・サービス通信

 上がってきましたので公開しますが、タチエス(7239)が5日連続高と
なり、本日は15円高の944円と昨年来高値更新となっています。

 この銘柄は、11月18日のスペシャル版にて「中国の新車販売台数100
0万台突破で世界一、恩恵大の割安有望銘柄!」としまして730円前後でご
紹介。同社は自動車シート大手で、中国向け売上げが拡大中。11月12日に
2010年3月期の経常利益見通しを事前計画の12億円から34億円へと大
幅に増額修正というのがご紹介理由でした。

 これで、ここまで値幅にして200円超、率にしまして30%近い上昇とな
っています。この銘柄は仕込まれた方が多く、それ以降、ドバイショックなど
雨風が吹き荒れました。それでもここまでジッと辛抱でホールドしてこられた
方、本当におめでとうございます。やはり、『辛抱銭』(しんぼうぜに)です。
もちろん、今後の展開も楽しみです。

 また、本日は8000円前後でご紹介しました日本電産が220円高の92
00円となっています。1月15日に9260円の高値を付けた後、一服して
いましたが、本日の上げで高値更新が目前となっています。沢井製薬も270
円高の5830円と大幅高です。


☆相場観測、推奨銘柄、投資のノウハウ・・・等々

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【2】主な材料                          **
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・産学共同で次世代エネルギーインフラの実用化を研究 東電など

・10―12月期実質GDP改定値、年率3.8%成長に下方修正

・2月の都心オフィス空室率、8.66%に上昇 過去最高を記録

・先週の部門別動向、外国人が4週連続買越 個人は2週ぶり売越

・高速道路料金の上限制、参院選以降に導入を先送り 国交省

・パナソニック、米家電量販店ベストバイで3Dテレビの販売開始

・2月の中国CPI、前年比2.7%上昇 1年4カ月ぶり上昇率



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【3】主な投資判断                        **
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[ドイツ証券]
 引上げ B→A (9401) TBS       1,500→ 1,650円
 据置き   A (9404) 日本テレビ    19,000→18,000円
 据置き   A (9409) テレビ朝日     22万→  21万円
 据置き   B (4676) フジメディア   16.5万→  18万円
 引上げ C→B (9411) テレビ東京     1,800→ 1,900円

[クレディS証券]
 据置き   A (9766) コナミ       2,070→ 2,140円
 据置き   A (6472) NTN        500→   480円

[シティG証券]
 新 規   B (7731) ニコン           2,200円
 新 規   B (8035) 東京エレクトロン      6,500円

[野村証券]

 据置き   A (6728) アルバック     3,703→ 3,896円
 据置き   A (7731) ニコン       2,680→ 2,778円

[みずほ証券]
 据置き   A (8281) ゼビオ       2,000→ 2,150円
 据置き   B (3028) アルペン      1,400→ 1,550円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】相場の過去を知る                      **
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 株式相場では、その時ははっきりした理由が分からなくとも、後から振り返
ってみますと、上昇した時には上昇するような理由があり、下落した時にはそ
れなりの理由があったことが分かります。
 
 株式投資において、この先高くなるのか安くなるのかについては、投資家そ
れぞれの推測にまかされます。しかし、後から見ると、高いなり、安いなりの
理由は確実に存在しているわけです。少なくとも中長期的には理由がはっきり
しており、その影響を受けて株価が変動しています。そういった意味では(相
場に影響を与えた要因も含め)相場の過去を知ることで「今」に役に立つヒン
トを得ることが可能です。

 ただし、相場を動かしたその時々の材料を探し出すことはかなり大変な作業
です。そこで「株価はその時々の材料や思惑を全て織り込んでいる」という観
点から、株価チャートを純粋にテクニカル的な側面からだけ見てみることも役
立ちます。この作業で相場のクセや節目等を把握することができます。

 同じ銘柄を聞いたとしても儲かる人と損する人がでてきます。ともすれば「
どれが儲かるのか」というふうに結論を急ぎたくなるものですが、大事なこと
は思考のプロセスです。タイミングの計り方、銘柄選びのプロセス、相場の捉
え方、それを自分なりに得とくすることこそが大事なことです。



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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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地中海・大西洋産クロマグロ(本マグロ)の輸出入禁止案への支持が広がって
おり、13日からカタールで開かれるワシントン条約締約国会議でクロマグロ
の国際取引が禁止される可能性がでてきました。この会議で大西洋クロマグロ
が「絶滅の恐れのある動植物」に指定された場合、発効後に日本国内へのクロ
マグロの供給量は半減します。そうなった場合でも消費量の1年以上の在庫が
あり、すぐに影響がでるというわけではなさそうですが、中長期的な影響は避
けられません。一方で、クロマグロの完全養殖のメドがたっており、本日の相
場でも話題になりましたように、その面での期待が高まっています。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~   
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =4年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2009 http://melma.com/contents/moy2009/
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   「ハロー!株式」 2年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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