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――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ “ 商いは急がず、迷わず、度を超えず ” ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』 → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 2010/03/12 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ こんばんは。aquaです。 花の香がそうさせるのか、春風がいざなうのか、恋猫が狂ったように鳴いて います。 ところで、カラスが早朝からかまびすしく鳴くことは昔も今も同じだったよ うですが、そのカラスは熊野三山(熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大 社)のお使いでもあります。 昔は熊野三山ので配布される神札に約束や契約を書いて起請文(誓紙)とし ましたが、嘘を起請したり起請文の約束を破ると熊野の神使であるカラスが三 羽死に地獄に堕ちると信じられていました。 また、花街の女性たちが、年季があけたら夫婦になることを誓紙に書いて男 性(原則として一人)に渡せば、その女性はいずれその男性のところへ嫁ぐこ とになります。 高杉晋作の作として知られる都々逸(下記)にはそんな時代的背景がありま す。 「三千世界のカラスを殺し 主(ぬし)と朝寝がしてみたい」 この世あの世の全てのカラスを殺してしまって(あなたが誰かと交わした約 束を反故にして)、そうすれば明け方のまどろみの静寂を破るカラスの鳴き声 も消えてしまうから、何も気にせずあなたと朝まで一緒にこうしていたい。 恋の歌としては下記も鮮烈な印象を残します。 「やは肌のあつき血潮にふれも見で さびしからずや道を説く君」 この歌を含めて「みだれ髪」が発表されたのが日露開戦の数年前で、当時の 道徳観からみて到底受け入れられるものではありませんでした。「猥行醜態を 記したる所多し人心に害あり世教に毒あるもの」と非難されましたが、一方で 与謝野晶子の歌は多くの読者を魅了しました。この歌の鮮烈なインパクトは今 も変わりません。 …………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ] …………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な材料 3.主な投資判断 4.投資の肴 5.編集後記 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 10751.26(+ 86.31)△0.81% ◎TOPIX 936.38(+ 6.00)△0.64% ◎売買高概算 26億7992万株 ◎売買代金概算 2兆2319億円 ◎時価総額 313兆3505億円 ◎値上り銘柄数 992 ◎(昨年来)新高値 50 ◎値下り銘柄数 502 ◎(昨年来)新安値 5 ◎変わらず 172 ◎騰落レシオ(25日)105.0% ◎サイコロ(日経平均)8勝4敗 ●○○○○●○○●●○○ 66.7% ◎カイリ率(日経平均)25日線比+4.88% 75日線比+4.73% ◎為替 (対ドル) 90.64 (対ユーロ)124.06 ◎出来高上位 1.みずほ <8411> 189円(+ 2円)142,132千株 2.日立 <6501> 326円(+ 6円) 72,594千株 3.三菱UFJ<8306> 467円(+ 6円) 68,379千株 4.NEC <6701> 262円(+ 2円) 49,302千株 5.東芝 <6502> 440円(± 0円) 41,555千株 ◎売買代金上位 (円) 1.ファストリ<9983>16760円(+290円) 68,325百万 2.トヨタ自 <7203> 3475円(+ 15円) 47,604百万 3.ファナック<6954> 9270円(+ 90円) 43,206百万 4.ソニー <6758> 3380円(- 60円) 42,674百万 5.三井住友 <8316> 2930円(+ 50円) 40,507百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1260万株 買い2500万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比86円(0.8%)高の1万 0751円で取引終了、1月15日に付けた昨年来高値1万0982円まであ と231に迫っています。 昨晩のNYダウが44ドル高となったことや為替が1ドル=90.50円前 後の円安に振れていることを好感して朝方から買いが先行。このところの上昇 による利益確定の売りから一時は伸び悩む場面もありましたが、先高期待もあ って売り急ぐ向きは限定的。引けにかけては再び上げ幅拡大となっています。 来週(火~水)の金融政策決定会合で追加金融緩和が実施されればデフレから の脱却や日米金利差拡大による円安進行という期待感が高まっています。尚、 メジャーSQ値は1万0808円です。売買代金は概算2兆2319億円、上 海総合株価指数は37ポイント(1.2%)安の3013です。 業種別では、証券、ガラス、化学、ゴム、精密、繊維などの上げが目立ち、 電力ガス、石油、食品が下げています。 個別銘柄では、ホンダが6日連続高。30円高の3300円となっています。 2月26日に発売した新型ハイブリッド車「CR―Z」の受注台数が発売から 2週間で7000台強と年間販売計画の約6割に達したと報じられたことが支 援材料となっています。また、為替が1ドル=90.50円前後の円安に振れ、 輸出採算改善を期待した買いも入っています。 キヤノンが小幅高ながら2ヵ月半ぶりに昨年来高値を更新、10円高の40 45円となっています。目新しい材料はでていませんが、為替が落ち着いた動 きとなっていることやソニーが昨日までに高値を更新するなど業界トップ級の 主力銘柄に物色の矛先が向かう流れに乗っています。 広告会社国内最大手でシェア25%と圧倒的な電通が連日で昨年来高値更新、 49円高の2447円となっています。今月5日に2月の単体売上高(全社ベ ース)が前年比8.8%増と2008年10月以来、約1年半ぶりにプラスに 転じたと発表したことをきっかけに好感した買いが継続しています。同社が集 計している20業種のうち14業種で広告量がプラスに転じ、冬季オリンピッ ク効果だけではなく、リーマンショック後の低迷に底打ち感が出ていると同社 はコメントしています。 連日の機械株を物色する流れに乗ってファナックが90円高の9270円と 昨年来高値9370円にあと100円まで接近。ドイツ証券が同社の投資判断 を3段階評価で真ん中の「中立」から最上位の「買い」に、目標株価を780 0円から1万0300円に引き上げたことも支援材料となっています。 ジェネリック(後発医薬品)の普及という国策関連銘柄として5000円前 後が狙い目としてご紹介しました本誌一押しの沢井製薬が200円高の603 0円と6000円台乗せ。本日はクレディ・スイスが投資評価を「ニュートラ ル」から「アウトパフォーム」に引き上げ、目標株価を6400円としたこと が材料となっています。クレディ・スイスは、ジェネリック専業メーカーが優 位に立つとの判断から2010年度以降の業績に上振れ余地があるとしていま す。 日清紡HDが38円高の966円と急伸。同社の鵜沢静社長が2011年3 月期の連結営業利益が130億円程度と今期予想比で100億円改善する見通 しとコメントしたことで好感した買いが入っています。エレクトロニクス事業 が黒字転換し、繊維事業は損益ゼロ程度になるとしています。 3Dテレビ関連が値を上げています。パナソニックやソニー、韓国サムスン などによる3D(3次元)テレビ販売が始まり、需要が高まるとの見方から関 連銘柄に物色の矛先が向かっています。有機EL用の蒸着装置のトッキが36 円高の430円、同じくアルバックが14円高の2369円、ザインエレクト ロニクスが1万1200円高の20万9500円、ポラテクノは1万4000 円高の12万円と13%を超える上げとなっています。 その他、ファーストリテイリングが290円高の1万6760円、リンナイ が35円高の4705円、住生活Gが21円高の1830円、日本電産が50 円高の9250円、日本空港ビルが13円高の1346円、オリンパスが38 円高の2855円と値を上げています。 本日の新高値銘柄は、大林道路、クラレ、トーカロ、電通、旭硝子、住生活 G、オークマ、日本電産、浜ホト、タチエス、富士機工、キヤノン、ヤマダ電 機・・・等々です。 ☆相場観測、推奨銘柄、投資のノウハウ・・・等々 役立つ株式情報!「アクア・スペシャル版」のお申込みは・・・ → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・米、自動車需要回復でガソリン在庫減少 WTIも2カ月ぶり高値 ・今春卒業予定の大学生、就職内定率80% 氷河期下回り過去最悪 ・1月の鉱工業生産確報値、速報値から上方修正 前月比2.7%上昇 ・首相、「法人税は減税に導いていくのが筋」 税率引き下げに意欲 ・米家計金融資産、金融資産増で3四半期連続増加 負債圧縮も継続 ・米当局、急加速防止システムの義務化を検討 トヨタ問題契機に ・米大統領、5年で輸出を2倍に増やす計画の重要性説く アジア重視 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [ドイツ証券] 引上げ B→A (6954) ファナック 7,800→10,300円 [メリルリンチ証券] 引上げ C→A (8354) ふくおかFG 240→ 450円 引上げ C→B (6997) 日本ケミコン 320→ 340円 [クレディS証券] 据置き A (4540) ツムラ 3,500円 引上げ B→A (4555) 沢井製薬 6,400円 [野村証券] 新 規 A (3332) JFE商事 550円 新 規 A (8078) 阪和興業 460円 引上げ B→A (8267) イオン 900→ 1,200円 新 規 A (8282) ケーズHD 3,800円 新 規 B (9810) 日鐵商事 165円 新 規 B (9938) 住金物産 210円 [三菱UFJ証券] 引上げ 2→1 (1963) 日揮 1,850→ 2,100円 引上げ 2→1 (6516) 山洋電気 440→ 460円 新 規 1 (7201) 日産自動車 960円 新 規 1 (7270) 富士重工 500円 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】投資の肴 ** ――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 「キング」と称えられたジェシー・リバモアと同時代の人にアイルランド系 のジェセフ・P・ケネディがいます。 比較的恵まれた家庭に育ち、ハーバード大学を卒業した彼は実業家や政治家 といった顔よりも相場師として強烈な個性を持っています。 25歳で史上最年少の銀行頭取に就任し、数年後には単身株式の世界に飛び 込みます。当初は情報や噂に振り回され、やる度に損をだすことが多かったよ うですが、頼みの綱は己のみと自覚するようになってからはメキメキ頭角を現 します。 当時行われたのが、仲間内で株のキャッチボールを行いながら株価を吊り上 げ(もちろん現在は違法行為)、飛びついてきた大衆投資家の買いに自分たち の売りをぶつけるやり方です。そういったやり方ばかりではなかったようです が、株価操作で巨万の富を築いたことも事実です。 1920年代はヨーロッパに代わりアメリカが台頭した時期で、株式相場も 活況に沸いていました。しかし1929年10月に突然のように反動が起こり ます。いわゆる「暗黒の木曜日」の大暴落に始まる世界恐慌です。その数カ月 前に持ち株を売り払い、今度は売りに転じて稼ぎまくったことも彼を有名にし ました。 「靴磨きの少年が、得意そうに自分の相場観を話している」のを見た時が、 ケネディが相場の天井を悟った時であるとされており、この逸話はよく引き合 いにだされ、言い換えられて引用されてきましたのでご存知の方も多いかと思 います。 フランクリン・ルーズベルト大統領(当時)は、「オオカミを捕らえるため にオオカミを使う。彼なら取引のからくりを何でも知っている」として、証券 取引委員会の初代委員長にケネディを任命しています。 ある書物にはケネディの投資家としての類まれな資質について「情報収集に 対するあくなき熱意、感情にまったくとらわれない冷静さ、好機を逃さないす ばやい行動・・。相場の日々の変動を追って細かく稼ぐことには関心がなかっ た。彼の関心は情勢(潮目)の変化と大きな金額にあった」と記されています。 当時、彼はホワイト・ハウス入りを狙っていたとされますが、その野望を果 たしたのが次男のJ・F・ケネディです。 ___________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ アメリカ(ハワイ州などを除く)では14日の日曜日から夏時間(サマータイ ム)に移行します。夏時間への以降により来週からニューヨーク市場の取引開 始時刻が1時間早まり、日本時間では22時30分から翌朝の5時00分まで となります。尚、イギリスとヨーロッパ大陸諸国は3月最終日曜日の28日か ら夏時間へ移行します。 ___________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =4年連続受賞= ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2009 http://melma.com/contents/moy2009/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 2年連続での『総合大賞』 (06年と07年はマネー部門賞第1位) ◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず) ====================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではあり ません。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は 一切の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判 断でなさるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身に てお願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さ い。 → http://www.aqua-inter.com/ 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