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おはようございます。aquaです。

 NY市場では今週ダウとナスダックが年初来高値を更新、その流れが東京市場
にも波及し、いい相場展開となってきました。日経平均株価の高値は8月31日
に付けた1万0767円(終値ベースでは8月26日の1万0639円)ですが、
昨日の終値は1万0443円。巷では不安と悲観ムードが渦巻く中、高値更新ま
であと300円程度と完全に射程圏内に捉えています。

 もちろん、相場はその不安と悲観、そして警戒感があればあるほど上昇するの
が常。金価格が最高値を更新し、原油価格も上昇しているだけに、原油高=株高、
今後の展開に期待が高まります。

 さて、明日からシルバーウィークで5連休の方もたくさんいらっしゃると思い
ます。東京市場が連休中に、気候変動に関する首脳会合(米・ニューヨーク)や
米FOMC、日米首脳会談など相場に影響を及ぼす重要イベントが控えており、
特に為替の動きは気になるところです。本日は連休前ということで様子見を決め
込む向きも多いかと思いますが、大型連休明けは好調なスタートとなるケースも
多いだけに期待したいところです。

 尚、連休明けの24日は当月決算物の権利付き最終売買日となります。本日を
含めてあと2日ということですが、スペシャル版にてご紹介しました「超高利回
り銘柄」を含め、高配当を数日でゲットできるチャンスだけに押さえておきたい
ところです。

 国策に付くこと、そして「秋に買って春に売る」のが投資の常道。9月相場も
残りあと僅かとなりましたが、実証データからも、投資パフォーマンスを向上さ
せるにはこの9月は最も大切な月であり、この点をしっかりと踏まえ、中長期ス
タンスで臨みたいところです。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                           **
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□ダウ工業株       9783.92(-  7.79)▼0.08%
□ナスダック       2126.75(-  6.40)▼0.30%
□S&P500      1065.49(-  3.27)▼0.31%
□CME日経225先物 10455   (+ 75)大証比
□為替     (対ドル) 91.11  (対ユーロ)134.28

□半導体株指数        321.33(- 5.51)
□NY原油先物(10月限)  72.47(- 0.04)
□NY金先物 (12月限)1013.50(- 6.70)
□バルチック海運指数   2390   (-25)


 17日のNY株式市場は利益確定の売りで一服。指数は4営業ぶり小幅反落と
なりました。

 米労働省が朝方発表した先週の新規失業保険申請件数は54万5000件と前
週から減少。市場では前週比で増加が予想されていましたが、市場予想に反して
減少したことは好材料。米商務省発表の8月の住宅着工件数は前月比で増加し9
カ月ぶりの高水準となり、先行指標となる許可件数も増加し住宅市場の回復が続
いていることを裏付けましたが、着工件数・許可件数ともに市場予想には届きま
せんでした。景気回復に対する期待が引き続き相場の下値を支援する一方、NY
株は連日の上昇で高値警戒感も強く、この日の住宅指標のように事前予想を下回
るデータが発表されるとさすがに上値が重くなります。

 フィラデルフィア地区連銀が発表した9月の製造業景気指数は市場予想を大幅
に上回り2007年6月以来の水準を回復したことが明らかになると再び買いが
優勢となりダウは一時60ドル高まで上昇。しかし、フィラデルフィア地区製造
業景気指数の中身で、新規受注の鈍化、雇用指数のマイナス幅拡大、6カ月先の
業況見通しも低下するなど、景気の底入れは確認できても回復軌道に自信を持つ
ほどの内容ではなかったことから、指数は利益確定の売りでしだいに上げ幅を縮
小しました。ダウ、ナスダックともに過去9営業日で8営業日の上昇となってい
ただけに当然の一服との見方が支配的で、下値も限定的です。

 業種別では、日用品、防衛関連などがしっかり、通信、エネルギー、素材など
が軟調でした。

 個別では、アメリカン航空の親会社AMRが急騰。同社は保有する航空機など
一部資産の売却で新たに29億ドルの資金を調達したと発表しており、JALへ
の出資金確保の狙いもあると見られています。AMRの上昇は個別事由のため買
いは広がらず、同業のデルタやサウスウェスト、ジェットブルーなどが全体の流
れの中で下落しました。

 この日は原油や商品(コモディティ)相場も一服となり、エクソンモービルや
シュブロン、アルコアやアルセロール・ミタル、BHPビリトンやバリック・ゴ
ールドなど市況・素材関連銘柄が利益確定の売りで総じて軟調な展開となりまし
た。

 宅配・航空貨物大手のフェデックスはこの日決算を発表し、黒字転換を明らか
ににしましたが、すでに業績見通しが上方修正されていたことからこの日は利益
確定の売りで下落。売上高が市場予想を下回った企業向けソフト大手のオラクル
や、日本生命が子会社に出資すると発表した米保険大手プルデンシャルも下落し
ました。

 一方、大型受注を発表した薄膜太陽電池メーカーのファースト・ソーラーが上
昇。アナリストが投資判断を引き上げたメディア大手のバイアコムやボトラー大
手のコカコーラ・エンンタープライゼスなどが堅調。半導体株は下げたもののマ
イクロソフトやアップル、グーグルなどがしっかりでした。


 他の指標では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は4日ぶり反落。N
Y原油先物と金先物も3日ぶり反落。バルチック海運指数(BDI)は5営業日
続落です。

 CME日経225先物はドル建てが10455(大証比75円高)、円建ては
10380(同変わらず)となっています。



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【2】主な注目材料とニュース                    **
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☆注目材料

 9月中間配当の権利が確定する月内最終売買日が来週24日(木)に迫ってい
ます。その直前に大型連休(21日~23日)を控えているため、配当取りは本
日を含めた残り2日となります。

 日本銀行は昨日の金融政策決定会合で、景気の現状判断を「持ち直しに転じつ
つある」とし、8月までの「下げ止まっている」から上方修正しています。尚、
政策金利(無担保コール翌日物)は現行の年0.1%前後に据え置いています。

 14:00に9月の日銀金融経済月報が公表されます。8月の月報では、企業
の資金繰りについて「改善の動きが続いている」との見方を示し、前月の「幾分
改善している」から判断をやや前進させています。景気の現状は「下げ止まって
いる」、先行きは「次第に持ち直しに向かうと考えられる」として判断を据え置
いています。

 16:00に8月の日本製半導体製造装置BBレシオが発表されます。7月の
速報値は、販売額に対する受注額の割合を示すBBレシオが1.34となり、6
月の1.27に続き2ヵ月連続で1を超えています。BBレシオが1を上回れば
受注回復を意味しますが、今回(8月)はどの程度の水準となるのか市場の関心
が集まります。

 2月期中間決算で、あさひ(3333)、ニトリ(9843)などが本日の発
表予定となっています。


◆主なニュース

・基準地価、下落率が拡大 全国平均4.4%、三大都市圏も下げ
・鳩山内閣、支持率75% 発足時歴代第2位、日経世論調査 
・後期高齢者医療制度、「地域保険」へ再編検討 新政権、政策見直し
・日銀総裁「資金繰り、改善広がる」 企業支援策、見直し視野
・アイフル、返済猶予要請 債務総額3000億円、銀行団に来週にも
・日航再建、時間との戦い 国交相「破綻あってはならない」
・抗HIV薬の開発急ぐ 塩野義、来年に最終治験 JTも加速
・NTT、ネット教育参入 料理教室や語学など、光回線で
・8月のエチレン国内生産が増加、22ヵ月ぶり 中国向け輸出好調
・栗田工、超純水精製に必要な高機能樹脂量産 32ナノ半導体製造用 
・大手量販店、家電アウトレット店を拡大 2~5割安で販売
・セガサミー、サンリオにゲーム機 200台供給、子供向けを開拓
・三洋、2期連続の最終赤字 今期見通し、希望退職で特損
・米、MDの東欧配備を中止 ロシアに配慮 核軍縮の進展促す
・G20首脳会議、EUが銀行報酬規制案 高額是正なければ制裁

◆経済指標等

・景気動向指数(7月改定値)
・日銀金融経済月報(9月)
・全国粗鋼生産(8月)
・全国百貨店売上高(8月)

・ユーロ圏経常収支(7月)

◆企業動向

・決算発表 あさひ(3333、大規模自転車専門店チェーン)
      アークLサカモト(9842、ホームセンター大手)
      ニトリ(9843、家具・インテリア製造小売りチェーン首位)

◆その他

・自民党総裁選挙告示(28日投開票)
・日本初の宇宙輸送機「HTV」が国際宇宙ステーションにドッキング
・中国共産党4中全会が閉幕 コミュニケを決議
・NY株式市場QW(クアドプル・ウィッチング、日本でいえばメジャーSQ)



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【3】心に残る名言                         **
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     忍耐も力の中に含まれる。焦燥は弱さのしるしである。


                  ゲールハルト・ハウプトマン






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発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号
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