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こんばんは。aquaです。

 今日は「雨水(うすい:二十四節気)」。景色はまだ冬ざれの中ですが、暦で
は氷が融けて水になり、空から降るものが雪から雨に変わる頃です。

 殺風景なビルが建ち並ぶ景色の中で、ビルのエントランスに置かれた活け花
のネコヤナギが春が近いことを告げていました。

 ところで、魚偏に秋と書いて鰍(カジカ)、冬は鮗(コノシロ※幼魚名コハ
ダ)、春は鰆(サワラ)、残念ながら魚偏に夏という字はありませんが、しい
てあげればハモ(鱧)やアワビ(鰒・鮑)あたりかと思われます。

 一方、木偏には春夏秋冬がそろいます。榎(エノキ)、楸(キササギ)、柊
(ヒイラギ)、そして椿(ツバキ、英名カメリア)です。

 落花の際、花全体がぽとりと落ちる様子が忌まれたりしますが、冬の間も艶
のある葉を持ち、寒風の中で花を咲かせる姿に霊力を感じ昔から親しまれてき
た木です。

 京都の地蔵院(別名椿寺)には、加藤清正が朝鮮から持ち帰り、椿好きの秀
吉に献上したとされる「五色八重散椿(二世)」が残り、京都には他にも利休や
織田有楽斉など所縁の名椿の古木が数多く遺ります。
 
 近所の椿の花はまだ膨らみませんが、萩(山口県)や松山(愛媛県)では春
近しを告げる椿まつりが明日から始まるそうです。



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 ~目次~       編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.投資の肴

 5.編集後記






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【1】今日の相場                         **
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◎日経平均  10123.58(-212.11)▼2.05%
◎TOPIX   889.08(- 15.65)▼1.73%

◎売買高概算  18億3313万株
◎売買代金概算  1兆2780億円
◎時価総額  297兆5419億円

◎値上り銘柄数  162  ◎(昨年来)新高値 11
◎値下り銘柄数 1426  ◎(昨年来)新安値 13
◎変わらず     91

◎騰落レシオ(25日)70.3%

◎サイコロ(日経平均)6勝6敗 ○●●●●○○●○○○● 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-2.15% 75日線比-0.28%
 
◎為替  (対ドル) 91.93  (対ユーロ)123.83

◎出来高上位 ※整理銘柄除く
 1.みずほ  <8411>  171円(-  5円) 97,956千株
 2.GSユアサ<6674>  598円(+ 14円) 57,093千株
 3.三菱UFJ<8306>  450円(-  6円) 54,535千株
 4.東芝   <6502>  441円(- 13円) 50,401千株
 5.日立   <6501>  297円(-  8円) 41,584千株

◎売買代金上位                           (円)
 1.トヨタ自 <7203> 3300円(- 60円) 49,206百万
 2.GSユアサ<6674>  598円(+ 14円) 34,588百万
 3.三井住友 <8316> 2855円(- 11円) 30,592百万
 4.キヤノン <7751> 3705円(- 15円) 26,584百万
 5.三菱UFJ<8306>  450円(-  6円) 24,659百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1050万株 買い1390万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比212円(2.0%)
安の1万0123円で取引終了です。

 昨晩のNYダウは83ドル高となりましたが、日本時間早朝に米連邦準備理
事会(FRB)が公定歩合を0.75%に0.25%引き上げた影響に市場の
注目は集まり、朝方は米金利が上昇すれば日米金利差の拡大から円安・ドル高
になりやすいとの見方から為替が1ドル=91円台後半の円安に振れ、日本の
輸出企業にとって採算改善に繋がるとの期待感から昨日終値近辺で堅調な展開。

 ただ、時間の経過とともに金融政策を非常事態から通常時に戻す「出口戦略」
が景気に及ぼす悪影響を意識する向きが増え、またGLOBEX(シカゴ先物
取引システム)でナスダック100株価指数先物が軟調に推移、また香港市場
も大幅下落していることを横目に売りが優勢となり、さらに週末とあってポジ
ション調整の売りも加わったことで引けにかけて下げ幅拡大となっています。
売買代金は概算1兆2780億円、上海市場は春節で休場、香港ハンセン指数
は16時過ぎ現在で498ポイント(2.4%)安の1万9923です。

 業種別では、石油、医薬品、電力ガスが比較的しっかり、不動産、建設、海
運などの下げが顕著です。

 個別銘柄では、ミニショベルや油圧ショベルなど建設機械を欧米向けに輸出
している竹内製作所が3日連続高、20円高の986円となっています。米公
定歩合の引き上げ決定を受けて円相場が一時1ドル=92円台の円安に進行し、
収益押し上げへの期待感から買いが入っています。同社は9月以降の為替想定
レートを1ドル=90円としています。

 自動車や電子機器向けコイル大手のスミダコーポレーションが83円高の8
37円と急伸し、昨年来高値を更新。昨日の引け後に2010年12月期の連
結最終損益が20億円の黒字と前期の20億円の赤字から黒字転換になる見通
しと発表し、業績改善を好感した買いが入っています。自動車向けコイル需要
が回復しているほか、コスト削減効果が表れています。前提為替は1ドル=9
0円、1ユーロ=127円としています。

 FA・金型用部品の専門商社ミスミグループが77円高の1620円と大幅
高。昨日の引け後に2010年3月期の連結純利益が35億円になる見通しと
発表。従来予想26億円から大幅増額修正となり、好感した買いが入っていま
す。主力のファクトリーオートメーション(FA)関連部品が計画以上のペー
スで回復しています。同時に10年3月期末配当を従来予想の4円30銭から
7円30銭に引き上げると公表。年間配当は9円30銭と従来予想から3円増
える見通しで、株主への利益配当を拡充する姿勢も好感されています。

 カブドットコム証券が3000円高の8万9800円と上昇。昨日に201
0年3月期末に年間配当を1株あたり2000円(普通配1300円、記念配
700円)とすると発表し、前期に比べて700円の増配となることから好感
した買いが入っています。同時に3月末を基準日として1株を200株にする
株式分割と1単元を100株とする単元制度の導入を発表。投資単位の金額が
実質的に現在の2分の1に引き下がることで買いやすくなる点も支援材料とな
っています。

 GSユアサが14円高の598円と上昇。大和証券が設定する京都本社の国
内有力企業に投資する投資信託「ダイワ・ニッポン応援ファンド─京都の志士
達─」に絡んだ思惑買いが入っています。

 大和投資信託は「ダイワ・ニッポン応援ファンド-京都の志士達」の設定額
が345億円を集めたと発表。目論見書に挙げられている参考銘柄は、日本電
産、ローム、京セラ、村田製作所、任天堂、日本電気硝子、GSユアサ、京都
銀行となっていますが、その他京都に本社を持つ有力企業として、宝HD、第
一工業製薬、三洋化成、日本新薬、ワタベウェディング、TOWA、ユーシン
精機、オムロン、堀場製作所、ニチコン、島津製作所、大日本スクリーン製造、
日本写真印刷などがあります。

 本日の新高値銘柄は、スミダコーポレーション、クラレ、鬼怒川ゴム、ツガ
ミ・・・等々です。



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【2】主な材料                          **
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・FRB、公定歩合を年0.5%から0.75%に引き上げ

・日銀月報、景気の先行き「当面持ち直しのペースは緩やか」

・足元採算レートは92.9円 内閣府が2千社超を対象に調査

・サンケン電、液晶テレビ向け新型バックライト技術を開発

・トヨタ、英工場で2週間の操業停止 早期退職募集も

・米当局、「カローラ」の調査開始 豊田社長は公聴会出席へ

・2月のユーロ圏消費者景況感指数、11カ月ぶりに悪化



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【3】主な投資判断                        **
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[クレディS証券]
 新 規   A (2695) くらコーポ         40万円
 据置き   A (8703) カブコム証券       11.5万円

[UBS証券]
 引上げ B→A (4185) JSR       1,850→ 2,300円
 据置き   A (8591) オリックス     7,700→ 7,900円

[シティG証券]
 据置き   A (3715) ドワンゴ     30.2万→27.3万円
 引上げ B→A (6594) 日本電産      9,500→11,500円
 引上げ C→B (2121) ミクシィ     55.6万→55.1万円
 据置き   B (3632) グリー           6,300円

[野村証券]
 据置き   A (6465) ホシザキ電機    2,410→ 1,680円
 据置き   A (4704) トレンドマイクロ      4,000円
 据置き   B (6586) マキタ       3,250→ 3,100円

[みずほ証券]
 据置き   A (2914) JT            47万円
 据置き   A (4972) 綜研化学          1,700円
 据置き   A (4768) 大塚商会      5,740→ 6,130円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】投資の肴                          **
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 遠い昔の話ではありますが、ピタゴラスを中心とする研究集団は、「芸術と
数学を研究することにより、魂を清め、宇宙の本質を理解すること」を目的と
してました。そしてある時、彼らは「正五角形の一辺の長さαと対角線の長さ
βの比が α:β=(β―α):α という神秘的な関係にある」ことを発見し、
集団のシンボルを正五角形の対角線から成り立つ、正五角形を中心に配置した
星型(五芒星形)にしたと言われています。

 ちなみに、陰陽道では、五芒星は陰陽五行における木・火・土・金・水の5
つの元素の働きの相克を表し、魔除けの呪符として用いられていました。陰陽
師の安倍晴明は五芒星の紋を用いていたことでも知られています。

 ピタゴラスらの発見から十数世紀後、13世紀イタリアの数学者フィボナッ
チは特異な数列を発見しました。

 この数列は1、1という二つの数字で始まり、次にこの二つを足してその結
果を数列に加えていきます。そうすると以下のような配列となります。

 1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144・・・

 この数列には特徴的な性質がいくつもあるのですが、例えば34以上の隣り
合う数字の大きい方を小さい方で割り、小数点第三位までの比率を出していく
とその答えは全て1.618になります。また、隣同士の小さい数字を大きい
数字で割ると、その比率は0.618となり、一つおきの小さい数字を大きい
数字で割ると、その比率は0.382となります。これが有名なフィボナッチ
比率(フィボナッチ級数)です。先のピタゴラスが発見した比率と同様のもの
です。

 かのレオナルド・ダ・ヴィンチは作品の創作に、フィボナッチ比率を用いて
いたことは有名な話で、彼はこの比率に『黄金比(黄金分割比)』という名を
与えています。

 黄金比を持つ長方形は最も調和がとれていると言われており、その分割比は、
歴史的建造物や絵画の中にも多く見られます。たとえばエジプトのピラミッド
の高さと底辺の比率であり、古代ギリシアのパルテノン神殿の輪郭の比率であ
り、レオナルド・ダ・ヴィンチが描いた絵の構図の比率でもあります。古来か
らトランプのカードの縦横の比率にもこの黄金比が用いらています(大ヒット
映画「ダ・ヴィンチ・コード」でもこのあたりのことが触れられています)。

 さらに不思議なことに、自然界にも多くの黄金分割が存在します。それはロ
ガリズミック・スパイラル(対数・渦巻線)と呼ばれ、星雲の渦巻き、巻き貝、
人間の耳の構造、ひまわりの種の螺旋の数、松かさやパイナップルの鱗片の並
び、木の伸び方など、自然界では構造や周期において何らかの形でこの比率が
見出されるケースが多く、最も美しく最もバランスの良い比率としても知られ
ています。

 そして相場の予測にも度々この比率が使われます。

 ペンタゴン・チャートが正五角形を基にしていることはもちろん、相場予想
の法則にこの黄金分割比を用いたエリオット波動論においては、フィボナッチ
数列に基づく黄金分割比率による38.2%、61.8%が、戻り(押し)の
メドとして使われています。

 古来より経験則から言われている3分の1戻し(押し)や3分の2戻し(押
し)に近いものです。また、ギャン理論におきましても、8分の3(37.5
%)、8分の5(62.5%)の戻り(押し)を重要なものと捉えており、い
ずれにしましても相場に対するアプローチは違いますが導き出される水準は似
通っています。
 


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【5】編集後記                             mailto:aqua@aqua-inter.com
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中央銀行は市中のお金の量をコントロールすることによって物価や景気の調整
を行い、その手段の一つとして金利(お金の調達コスト)の調節があります。
対象となる金利には、中央銀行が民間銀行に貸し付けを行う際の基準金利(公
定歩合)と金融機関同士が短期金融市場で担保なしで短期資金の貸し借りを行
う際の金利(日本の場合は無担保コール翌日物金利:コールレート、アメリカ
の場合はFF金利:フェデラルファンド・レートで、日米ともに中央銀行が調
節の主要目標とする政策金利)があります。FRB(米連邦準備理事会)は公
定歩合を引き上げましたが、その背景には景気・経済が「危機」から「平時」
に戻りつつあるというポジティブな判断があります。
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  ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =4年連続受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー2009 http://melma.com/contents/moy2009/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 2年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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