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■□    女性のための株式投資        2009/10/19 朝刊 VOL.4640
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おはようございます。aquaです。

 1987年の本日10月19日、米国でブラックマンデーが起きました。早い
ものであれから22年経ちましたが、当日はNYダウで508ドル安、率にして
22%という記録的な下げとなりました。ブラックマンデーは世界市場に波及し、
翌日の日経平均株価は3836円安の2万1910円、率にして約15%の下げ
となっています。

 それでも、その下げが絶好の買い場となり、その後1989年末の3万891
5円まで1万7000円という大幅高を演じることになります。


 話は変わりますが、「葡萄」と書いて「ブドウ」。今、スーパーなどの店先で
は旬のブドウが所狭しと並んでいます。ご存知の通り、ブドウを発酵させたもの
がワインであり、更に蒸留・熟成させるとブランデーとなります。ちなみに、ウ
イスキーもブランデーと同じく蒸留酒で製造方法はほとんど同じですが、ウイス
キーは穀物を原料とし、ブランデーはブドウ(現在は全ての果実)を原料として
いるところに違いがあります。


 そのブランデーの瓶のラベルにV、S、O、Pの組み合わせや星型の印がつい
ているのを目にしたことがあるかと思います。ブランデーには、はじめに酒庫に
入って、最後に庫出しされるまでの年数によって厳然たる階級序列があり、古け
れば古いほど格が上がる完全年功序列型となっています。

 星は数が多くなるほど長く貯蔵されたことを表し、五つ星より古いものは、V
・O、V・S・O、V・S・O・P、X・Oなどで表示されます。

 記号の意味は、

 V=Very    (非常に)
 S=Superior(極上)
 O=Old     (古い)
 P=Pale    (年数が経って自然の色が出た状態)
 F=Fine    (良質)
 X=Extra   (特別)

といった具合です。

 その大まかな基準は、V・Oが12~15年、V・S・Oで15~20年、V
・S・O・Pで25~30年、X・Oで40~45年貯蔵したブランデーに使わ
れることになります。

 さらに、その上にはナポレオン、エキストラなどがありますが、ナポレオンは
会社によって65年から100年を超えるものに、またエキストラは「特別の」
という本来の意味で用いられることが多く、普通70年以上のブランデーに付け
られます。一方、星のほうは、星ひとつで3~4年、二星で5~6年、三星で7
~10年といった目安となります。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                           **
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□ダウ工業株       9995.91(- 67.03)▼0.67%
□ナスダック       2156.80(- 16.49)▼0.76%
□S&P500      1087.68(-  8.88)▼0.81%
□CME日経225先物 10215   (- 55)大証比
□為替     (対ドル) 90.87  (対ユーロ)135.44

□半導体株指数        322.83(- 6.95)
□NY原油先物(11月限)  78.53(+ 0.95)
□NY金先物 (12月限)1051.50(+ 0.90)
□バルチック海運指数   2728   (+40)


 先週末16日のNY株式市場は、低調な企業決算が嫌気され反落しました。

 ゼネラル・エレクトリック(GE)が朝方発表した7―9月期決算は、利益が
市場予想を上回ったものの売上高が市場予想に届かず、同じく朝方発表のバンク
オブ・アメリカの7―9月期決算は3四半期ぶりに赤字に転落し、市場予想より
も赤字幅が大きかったことで失望売りが広がりました。

 企業努力による利益の確保から、景気回復による売上げの増加に市場の焦点が
移ってきており、前日引け後に決算を発表したIBMも、利益が市場予想を上回
り、通期利益見通しの上方修正もありましたが、売上高が市場予想を満たさなか
ったとして売り優勢となりました。

 尚、朝方発表の9月の鉱工業生産が予想を上回る増加となり、8月の数値も上
方修正されました。一方で、ミシガン大学調査の10月の消費者信頼感指数が前
月比横ばいと見ていた市場予想に反して低下し、個人消費の先行き不透明感が意
識されたことが、冴えない企業決算とともに相場の重しとなりました。

 最近の相場上昇でダウは1万ドルを越えるなど主要指数が昨年10月以来の高
値水準にあったことで利益確定売りも出やすく、週末要因と合わさってダウは一
時123ドル安まで下落しましたが、引けにかけて下げ幅は縮小し節目の1万ド
ル手前で取引を終了しました。

 業種別では、生活必需品や公益が高く、金融、素材、資本財などが下落しまし
た。

 個別では、決算が失望されたバンク・オブ・アメリカをはじめ、JPモルガン
やウェルズ・ファーゴなども売りが先行し、金融株が相場下落を主導。ともにダ
ウ採用銘柄のGEとIBMの下落もダウを押し下げました。

 一方、アナリストが目標株価を引き上げたボーイングが上昇。食品大手のクラ
フト・フーズや、決算発表を控えた飲料大手のコカコーラ、日用品大手のプロク
ター&ギャンブル、タバコのフィリップ・モリスなど、景気後退に耐性のあるデ
ィフェンシブ関連銘柄がしっかり。ディスカウントストア最大手のウォルマート
やファストフードのマクドナルドも上昇。

 12四半期連続の最終赤字となった半導体大手AMDが大幅安。景気動向に敏
感なフィラデルフィア半導体株指数は、昨年10月安値からの上昇率がダウを大
幅に超えていることもあって、半導体株には利益確定の売りが出やすく、インテ
ルやテキサス・インスツメンツなども下落しています。

 一方、ネット検索最大手のグーグルが上昇。予想を上回る決算を発表し、アナ
リストによる目標株価の引き上げが相次いだことが買いを呼びました。

 原油先物相場が連日で年初来高値を更新していることが支援材料となり、全般
安の中でエクソン・モービルやシュブロンなどのエネルギー株はしっかりです。

 他の指標では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は続落。NY原油先
物は7日続伸で年初来高値を更新。NY金先物は小反発。バルチック海運指数(
BDI)は続伸です。

 尚、CME225先物はドル建てが10215(大証比55円安)、円建ては
10205(同65円安)となっています。



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【2】主な注目材料とニュース                    **
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☆注目材料

 先週の金曜日(16日)に発表された10月第1週(10月5日~10月9日
)の投資部門別売買動向を見ますと、外国人投資家は2週連続の買い越しとなり、
買越額は4991億円(前週は186億円)の大きく膨らんでいます。4000
億円以上の買越額は7月第5週(4452億円)以来となります。一方、個人投
資家は4週ぶりに売り越し、売越額は451億円となっています。

 先週末(16日)のNY原油価格は、3日連続で年初来高値を更新。前日比0.
95ドル高の1バレル=78.53ドルで取引終了しています。一時、78.7
5ドルまで上昇し、昨年10月15日以来、約1年ぶりの高値水準となっていま
す。

 バルチック海運指数(BDI)が2日連続高。昨日は前日比40ポイント高の
2728と、8月17日(2774)以来の高水準となっています。

 今週の主な国内行事・経済指標では、本日は日銀支店長会議、日銀地域経済報
告(さくらリポート)、9月の粗鋼生産、9月の百貨店売上高、新型インフルエ
ンザの国産ワクチン接種開始、20日(火)は9月のコンビニエンスストア売上
高、9月の日本製半導体製造装置BBレシオ、22(木)は9月の貿易収支、9
月の全国スーパー売上高、3ヵ月気象予報、「ウィンドウズ7」日本語版発売、
23日(金)は東京モーターショー2009開幕(一般公開は24日から:千
葉・幕張メッセ、~11月4日)などが予定されています。

 海外では、20日(火)に9月の米住宅着工件数、9月の北米半導体製造装置
BBレシオ、21日(水)は米地区連銀経済報告(ベージュブック)、22日(
木)は9月の米景気先行指数(コンファレンス・ボード)、中国の第3四半期(
7~9月)GDP、9月の中国鉱工業生産指数、9月の中国小売売上高、1~9
月の中国・都市部固定資産投資、23日(金)は9月の米中古住宅販売などが控
えています。

 米主要企業の四半期決算発表は、本日はアップル、テキサス・インスツルメン
ツ、20日(火)はキャタピラー、ヤフー、ユナイテッド・テクノロジーズ、デ
ュポン、コカ・コーラ、ファイザー、21日(水)は、イーベイ、ボーイング、
22日(木)はアマゾン・ドット・コム、エリクソン、3M、ダウ・ケミカル、
メルク、マクドナルド、23日(金)はマイクロソフト、ハネウェル・・・等々
が予定しています。


 今週、9月中間決算の発表を予定している主な企業は以下の通りとなっていま
す。


 【20日】(火)
 
   総合メデカル(4775)


 【21日】(水)

   KOA(6999)、12月期第3四半期:キャノン電(7739)


 【22日】(木)

   石塚硝(5204)、東京製鉄(5423)、リコーリース(8566)、
   JAFCO(8595)


 【23日】(金)

   三晃金(1972)、野村総研(4307)、マックス(6454)、
   芝浦(6590)、日立ハイテク(8036)、KDDI(9433)・
   ・・等々。


◆主なニュース

・証券会社、持ち株会社も監督対象 金融庁検討、連結でリスク把握
・概算要求95兆381億円 来年度予算、税収40兆円割れも
・低所得者や新卒に重点支援 緊急雇用対策、23日メド 
・日航再建素案受け入れ、3メガ銀も困難 財務省と政投銀に続き
・大卒内定10年春28%減 減少率最大、電機・金融絞る 日経調査
・株・債券版FX、「CFD取引」規制強化 金融庁、倍率規制
・三菱商事、米国で企業再生融資 最大630億円、高収益期待
・九州電力、玄海原発3号機へのMOX燃料装てん終了 18日
・日清紡、錦紡織の国内量産撤退 燃料電池部品など成長分野に軸足
・日立、中国でエレベーターの一貫生産 30億円投じ基幹部品工場
・イオン、調剤事業を強化 ドラッグ併設など店舗25%増に
・サムスン、中国に「7.5世代」液晶工場 日本勢に先行
・世銀融資最高、5.3兆円 アジアや東欧、危機対応で急増
・米財政赤字、130兆円に 09会計年度、景気対策で歳出増
・米金融、不良債権なお重荷 バンカメ910億円赤字、7~9月期

◆経済指標等

・第3次産業活動指数(8月)
・日銀金融政策決定会合議事要旨(9月16―17日開催分)
・日銀地域経済報告(10月)
・粗鋼生産(9月速報値)
・全国百貨店売上高(9月)

・米住宅建設業者指数(10月)
・米FRB議長講演

◆企業動向

・海外決算発表 アップル(IT)
        テキサス・インスツルメンツ(半導体)
        コカコーラ(飲料)
        ファイザー(医薬)
        ユナイテッド・テクノロジーズ(複合企業)



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【3】心に残る名言                         **
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          人生を喜び楽しめ。

          人生は人を愛し、働き、遊び、

          星を眺める機会を与えてくれる。


              ヘンリー・ヴァン・ダイク (アメリカ牧師)





THANK YOU FOR READING MY MAIL MAGAZINE!                  by aqua
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◆10月19日 今日は何の日? 六輝:仏滅
 バーゲンの日、海外旅行の日、日ソ国交回復の日、
 ブラックマンデー(1987年)


~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
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   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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