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おはようございます。aquaです。

 本誌を読んでいらっしゃる方の中には、本当に多くの株式投資ビギナーの方が
いらっしゃいます。「つい2ヶ月前に始めたばかり」、或いは「これから始めよ
うと考えている」等々、年代・男女を問わずそうした方々が大勢いらっしゃいま
す。

 そこで、本日は銘柄選択をする上で、最低限チェックして頂きたい最も基本的
かつポピュラーな投資尺度「PER」(ピーイーアール)について簡単に触れさ
せて頂きたいと思います。既にご存知の方には恐縮ですが、復習の意味で再確認
して頂ければ幸いです。

 株式投資の世界では、この銘柄は「割高」とか「割安」といった言葉が頻繁に
使われます。その判断をする上での一つのツールがPER=株価収益率です。こ
れは、誰でも簡単に計算でき、Price Earning Ratio の頭
文字をとったものです。

 株価がその企業の一株当たり利益の何倍まで買われているかを表し、その値が
他の企業と比べて高ければ割高、低ければ割安といった具合に判断します。

 では、「一株当たり利益とは何だ?」となりますが、簡単に申し上げますと、
その企業が年間で上げた利益をその企業が発行している株式数で割ったものであ
り、会社四季報とか会社情報とかを見れば載っています。そして、その一株当た
り利益のことをEPS(Earnings Per Shareの略)と言いま
す。

 普通は、PERを計算するときは、今の決算期の予想の数字を当てはめればよ
く、例えばA社の株価が1000円、予想一株当たり利益が100円ならA社の
PERは10倍、B社の株価が2000円、予想一株当たり利益が100円なら
B社のPERは20倍と計算でき、A社のPER10倍の方が低いのでA社の方
が「割安」と一般的には判断します。

 繰り返しますと、PERは、「株価÷予想1株当たり利益(EPS)」で計算
し、株価がEPSの何倍になっているかを計る投資尺度です。具体的には、自分
の注目している銘柄のPERが何倍かをチェックして、さらに、同業他社のPE
R、或いは市場平均のPERと比較し、PERが高ければ『割高』、低ければ『
割安』といった具合に判断します。

 先にも申し上げましたが、これは最も基本的かつポピュラーな投資尺度であり、
ぜひ頭に入れておいて頂ければと思います。ちなみに、東証一部全銘柄の平均P
ERは直近で『36倍』、平均配当利回りは1.72%となっています。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言







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【1】NY市況                           **
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□ダウ工業株       9802.14(+ 30.23)△0.31%
□ナスダック       2055.52(-  1.80)▼0.09%
□S&P500      1046.50(+  1.09)△0.10%
□CME日経225先物  9875   (+ 55)大証比 
□為替     (対ドル) 90.66  (対ユーロ)134.85

□半導体株指数        295.31(+ 1.83)
□NY原油先物(12月限)  80.40(+ 0.80)
□NY金先物 (12月限)1087.30(+ 2.40)
□バルチック海運指数   3295   (+48)


 4日のNY株式市場は、ダウが反発。雇用状勢の改善や超低金利の維持を好感
して上昇していましたが、引けにかけて上げ幅を縮小させています。

 民間雇用サービス会社オートマチック・データ・プロセッシング(ADP)が
朝方発表した10月の全米雇用報告では非農業部門雇用者数(政府部門を除く)
の減少幅が前月から縮小しており、週末の雇用統計に対する楽観的な見方が広が
りこの日のNY株式市場は買い優勢で始まりました。雇用コンサルティング会社
チャレンジャー・グレイ・アンド・クリスマスが発表した10月の米企業の人員
削減数が3カ月連続で減少したことも雇用状勢の改善傾向を裏付けました。

 また、米供給管理協会(ISM)が発表した10月の米非製造業総合指数は予
想外の低下となったものの、判断の分かれ目となる50を2カ月連続で上回り、
内訳の新規受注指数も2カ月連続で上昇したことが前向きに捉えられました。F
OMC(米連邦公開市場委員会)の結果発表を午後に控え、買い一巡後は様子見
ムードから上値が重かったものの、超低金利政策が維持されるとの見方が下値支
えとなりました。

 注目のFOMCでは、市場の予想どおり政策金利を0.00~0.25%で据え
置くことを決定し、声明文では超低金利を長期間維持するとの文言が維持されま
した。超低金利政策の維持という表現を変更し、「出口戦略」への移行が示唆さ
れるのではないかと一部で警戒されていましたが、声明文の文言が維持されたこ
とで安心感につながりました。

 超低金利の継続で景気回復への期待が強まった一方、声明文で従来2000億
ドルだった政府機関債の購入額を1750億ドルに縮小するとした部分が思惑を
呼び、声明文の発表後の指数は上下に大きくぶれました。ダウは一時154ドル
高まで上昇しましたが、材料出尽くし感から引けにかけて急速に上げ幅を縮小。
ナスダックは引けにマイナスに転じています。

 業種別では、ヘルスケア、公益、通信などがしっかり、金融が軟調でした。

 個別では、バリック・ゴールドやニューモント・マイニングなどの産金株が続
伸。NY金先物相場が引き続き強張っており、声明文発表後には一時1トロイオ
ンス=1098.50ドルまで上昇し、瞬間・終値ともに連日で史上最高値を更
新しました。ヴァーレやBHPビリトンなどの資源株も上昇しています。

 GMは傘下の独オペルの売却を撤回したことを受けて、オペルを買収予定だっ
た自動車部品大手マグナが大幅高。7―9月期は大幅減益だったものの1株利益
が市場予想を上回り、通期の業績見通しも上方修正したメディア大手タイムワー
ナーがしっかりです。

 1万6千人の人員削減計画を発表した医薬品大手メルクが大幅高。ジョンソン
&ジョンソンやファイザーなども堅調に推移。ユナイテッド・ヘルケアやウェル
ポイントなどの医療保険株の上昇も目立ちました。

 一方、前日引け後に発表した7―9月期決算で売上高が市場予想を下回った食
品大手クラフト・フーズが下落。声明文発表までは、ダウ採用銘柄のうちクラフ
ト・フーズ以外の29銘柄が上昇していましたが、FOMCの材料出尽くし感と
週末の雇用統計に注目が移ったことで、アルコアやデュポン、エクソンやシュブ
ロン、バンク・オブ・アメリカやJPモルガン・チェース、ゼネラル・エレクト
リックやキャタピラーなど、多くの銘柄が引け間際にマイナスに転じています。

 他の指標では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は反発。NY原油先
物は3営業日続伸で80ドル台を回復。NY金先物も3営業日続伸となり瞬間・
終値ともに連日で史上最高値を更新しました。バルチック海運指数(BDI)は
5営業日続伸です。

 尚、CME日経225先物はドル建てが9875(大証比55円高)、円建て
は9860(同40円高)となっています。



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【2】主な注目材料とニュース                    **
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☆注目材料

 米連邦準備理事会(FRB)は昨日、米連邦公開市場委員会(FOMC)声明
を発表し、最重要の政策金利であるフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標
を現行の年0~0.25%に据え置くとしています。政策金利については、今後
も長期間、異例の低水準を維持すること表明しています。

 NY金価格が連日で史上最高値を更新。前日比2.4ドル高の1トロイオンス
=1087.3ドルで取引終了しています。

 NY原油が80ドル台を回復。前日比0.80ドル高の1バレル=80.40
ドルで取引終了し、3日連続で上昇しています。10月23日(終値80.50
ドル)以来の水準となっています。

 バルチック海運指数(BDI)が5日連続高。前日比48ポイント高の329
5と7月31日(3350)以来の高水準となっています。

 本日は、トヨタ自動車(7203)、アステラス製薬(4503)、オリエン
タルランド(4661)、フジ・メディアHD(4676)、三菱マテリアル(
5711)、エルピーダメモリ(6665)、ニコン(7731)、バンダイナ
ムコHD(7832)・・・等々が決算発表を予定しています。

 昨日発表された10月30日時点の3市場信用取引残高は、買い残が前週比2
88億円増の1兆6925億円となり、3週連続で増加しています。今年の最高
水準だった前週(10月23日時点)の1兆6636億円を上回り、昨年10月
3日時点(1兆7585億円)以来の高水準となっています。一方、売り残は前
週比356億円減の8171億円となり、3週連続で減少しています。信用倍率
は前回(10月23日時点)の1.95倍から2.07倍となっています。

 日産自動車は昨日、10年3月期の連結営業損益が従来予想の1000億円赤
字から1200億円黒字(前期は1379億円赤字)になる見通しだと発表して
います。今期(10年3月期)の世界販売台数に関しては、従来予想の308万
台から330万台に上方修正しています。中国を57万台から71万2000台
に、欧州を40万台から46万8000台にそれぞれ修正しています。

 トヨタ自動車は、10年3月期の世界生産計画(ダイハツ工業など除く単独ベ
ース)を上方修正しています。2月時点の620万台から、5月に630万台、
8月には667万台へと段階的に引き上げてきましたが、世界的な販売回復を受
け、この度は約700万台に上方修正しています。

 海外では、欧州中央銀行(ECB)理事会(金利発表)、英中銀金融政策委員
会(金利発表)が予定されています。


 本日、決算発表を予定している主な企業は以下の通りとなっています。


 【11:00台】

   クラレ(3405)、コナミ(9766)


 【13:00台】

   宇部興(4208)、小野薬(4528)、三井倉(9302)
   
 
 【14:00台】

   電化(4061)、科研薬(4521)、フジHD(4676)、
   住友大阪(5232)、住友不(8830)


 【15:00台】

   ミクシィ(2121)、カカクコム(2371)、日触媒(4114)、
   アステラス(4503)、CCC(4756)、三菱マ(5711)、
   平和(6412)、SANKYO(6417)、エルピーダ(6665)、
   パイオニア(6773)、トヨタ(7203)、
   カルソカンセ(7248)、ニコン(7731)、アコム(8572)、
   プロミス(8574)、日テレ(9404)、セコム(9735)


 【16:00台】

   OLC(4661)、ワタベ(4696)、バンナムHD(7832)・
   ・・等々。


◆主なニュース

・トヨタ、来年にも中国に開発拠点新設 現地専用車投入へ
・個人向け社債、発行最多 1~10月、1兆7000億円 
・公取委の審判制度廃止、政府方針 裁判所に機能移管
・財政5、6月に中期展望 菅副総理「規律回復に道筋」
・日米関係、きしみ一段と 外相訪米、打診後に国内事情で中止
・プルサーマル、きょう始動 九電、玄海原発で試運転
・7~9月の実質GDP、2.6%増予測 民間12社平均 
・パナソニック、三洋を来月中旬に子会社化 きょうからTOB 
・川重、中国でごみ処理プラント販売 排熱など再利用
・東燃ゼネと東レ提携 リチウムイオン電池材料、合弁設立へ
・9月の世界半導体売上高8%増 パソコンや携帯向け回復
・種苗大手、インドで事業本格化 タキイなどが研究拠点
・セブン&アイ、世界共通PB まず日米でワイン発売、中国も
・東電グループ、GPS携帯で顧客サービスを効率化
・海外旅行の予約、年末年始出足は鈍く 曜日の並び悪く
・米消費、回復もたつく 車・住宅・所得など支援効果一服

◆経済指標等

・日銀金融政策決定会合議事要旨(10月13、14日分)
・景気動向調査(10月帝国データ)

・英製造業生産(9月)
・英鉱工業生産(9月)
・英中銀金融政策委員会(結果発表)
・ECB理事会(結果発表)
・ユーロ圏小売売上高(9月)
・米新規失業保険申請件数(先週分)
・米労働生産性(7―9月期速報値)
・米小売り各社の既存店売上高(10月)

◆企業動向

・主な決算発表(計180社超、東証1部では102社が発表予定)

    アステラス(4503、医薬品国内2位)
    OLC(4661、東京ディズニーランド・シー運営)
    フジメディア(4676、フジサンケイグループ中核企業)
    ワタベ(4696、海外挙式サービス最大手)
    CCC(4756、TSUTAYAをFC展開)
    三菱マテ(5711、伸銅品で国内首位)
    SANKYO(6417、パチンコ製造大手)
    エルピーダ(6665、半導体DRAM専業で世界3位)
    パイオニア(6773、ホンダや投資ファンドに出資要請)
    日立造(7004、ゴミ焼却設備等環境が柱)
    トヨタ(7203、世界首位の自動車メーカー)
    ニコン(7731、半導体・液晶製造用露光装置でも世界的)
    バンダイナムコ(7832、総合エンタメ企業)

・主な海外決算 JDSユニフェーズ(光通信部品)、エヌビディア(半導体)、
        スターバックス(コーヒーチェーン)、仏BNPパリ(金融)
    
◆その他

・政府税制調査会



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【3】心に残る名言                         **
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     毎朝、目を覚ますたびに、お前はこう云ってもいいだろう。

     目が見える。耳が聞こえる。体が動く。気分も悪くない。

     有難い!人生は美しい。


                ジュール・ルナール (フランス小説家)




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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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