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おはようございます。aquaです。

 「独活」と書いて「ウド」。風もないのに独りで動くという意味ですが、今
その春の味覚「ウド」が旬を迎えています。

 ビタミン類はほとんどありませんが、食物繊維とカリウムが多く含まれ、塩
分の取り過ぎに効果があるとされています。

 「ウドの大木」という慣用句がありますが、「ウド」は木ではありません。
芽吹いた小さな頃には山菜として利用できますが、大きくなると食用にも木材
にも適さないことから、転じて「図体はでかいが中身が伴わず、役に立たない
もの」として例えられたようです。もっとも、実際の所は夏頃まで若葉や蕾も
山菜として採取できます。


 ところで、昨年の本日3月2日。NYダウは7000ドルを割り込み、終値
で6763ドルとなりました。その1週間後の3月9日に6547ドルという
歴史的安値を付け、その安値を大底にして上昇開始。本年1月19日の高値1
万0725ドルまでほぼ一本調子の上昇基調を辿り、値幅にして4178ドル、
率にして63%という大幅高を演じています。

 本日3月2日はそうした記憶が蘇えりますが、過去を遡りましても3月中旬
以降は上昇する傾向があるだけに楽しみです。



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 ~目次~       編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言






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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      10403.79(+ 78.53)△0.76%
□ナスダック       2273.57(+ 35.31)△1.58%
□S&P500      1115.71(+ 11.22)△1.02%
□CME日経225先物 10235   (+ 65)大証比
□為替     (対ドル) 89.09  (対ユーロ)120.80

□半導体株指数        349.48(+10.62)
□NY原油先物(4月限)   78.70(- 0.96)
□NY金先物 (4月限) 1118.30(- 0.60)
□バルチック海運指数   2760   (+22)


 3月初日のNY株式市場は、M&Aのニュースや経済指標を好感して続伸。
ダウは1月20日以来の水準です。

 英保険大手プルーデンシャルが米保険大手AIGのアジアの生命保険部門の
買収を発表。日本のアステラス製薬が米製薬OSIファーマシューティカルズ
をTOB(株式公開買い付け)の実施で買収すると発表。ドイツの化学・医薬
品大手メルクが米バイオテクノロジー機器製造ミリポアの買収を発表するなど
大型M&A(合併・買収)のニュースが相次いだことが刺激材料となり、この
日のNY株式市場は買い優勢で始まりました。

 この日発表された経済指標も相場を支援。米商務省が朝方発表した1月の米
消費支出は前月比0.5%増で、市場予想を若干上回り、4カ月連続の増加。
インフレ指標の食品とエネルギーを除くコア個人消費支出価格指数は前月比変
わらずで、インフレの兆候がないことを改めて示しました。また、米供給管理
協会(ISM)が発表した2月の製造業景気指数は市場予想を下回ったものの、
製造業活動の拡大と縮小の境目となる50を7カ月連続で上回り、製造業の回
復基調が継続していることを改めて示しました。

 ギリシャへの金融支援に対する期待で同問題に対する懸念が後退したことも
投資家心理の改善につながり、指数は終日堅調に推移しました。

 業種別では、素材、ハイテク、自動車関連などの上昇が目立ちました。

 個別では、AIGが5%の上昇。プルーデンシャルがAIGのアジアの事業
部門を355億ドル(約3兆円)で取得すると発表。AIGは部門売却で得た
資金を公的資金の返済に充てる狙いです。独メルクによる買収が報じられたミ
リポアは11%の大幅高。独メルクは、前週末終値に13%のプレミアムを上
乗せした水準でミリポアの全株式を現金で取得するとしています。OSIファ
ーマシューティカルズは50%超の急騰。アステラスは、OSIファーマシュ
ーティカルズの前週末の終値に40%のプレミアムを上乗せた価格でTOBを
実施することを取締役会で決議したと発表しています。

 産銅大手フリーポート・マクモラン、資源大手BHPビリトンやヴァーレ、
産金大手のバリックゴールドやニューモント・マイニングなどが上昇。チリの
大地震で銅生産の一部に影響が出る中、銅などの価格が上昇したことを背景に
鉱山株に買いが入りました。

 インテルやエヌビディア、マイクロン・テクノロジーやアプライド・マテリ
アルズなど半導体関連銘柄が軒並み高。半導体大手のサンディスクが売り上げ
見通しを引き上げたことに加え、米半導体工業会(SIA)は、今年通年の半
導体売上高は昨年11月時点の予想を上回る可能性があるとの見方を示したこ
となどが半導体株への買いを誘いました。サンディスクは約12%の大幅高で
す。

 一方、英金融大手HSBCの09年決算で税引き前利益が前年比で減少した
ことが嫌気され、JPモルガンやウェルズ・ファーゴ、USバンコープなどの
金融株が軟調でした。

 他の指標は、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は続伸。コモディテ
ィは原油・金ともに反落。バルチック海運指数(BDI)は3営業日続伸です。

 CME日経225先物はドル建てが10235(大証比65円高)、円建て
も同じく10230(同60円高)となっています。



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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは2日連続高。前日比78ドル高の1万0403ドルとなっ
ています。シカゴ日経平均先物は1万0235円と1日(月)の東京市場の日
経平均株価1万0172円よりも60円ほど高い水準となっています。

 本日は、8:30に1月の有効求人倍率、完全失業率、家計調査が発表され
ます。

 有効求人倍率の事前予想は0.47倍(12月は0.46倍)と5ヵ月連続
の改善、完全失業率の事前予想は5.2%(12月は5.1%)と2ヵ月ぶり
の悪化となる見通しです。

 家計調査の事前予想は、2人以上の世帯の消費支出は前年同月比実質2.5
%増(12月は2.1%増)と6ヵ月連続で増加する見通しです。

 アステラス製薬は昨日、米ナスダック上場の医薬品メーカー、OSIファー
マシューティカルズにTOB(株式公開買い付け)を提案したと発表していま
す。買い付け総額は最大で約35億ドル(約3100億円)になる見通しです。
OSIは買収提案を拒否しており、敵対的TOBとなります。

 海外では、オーストラリア中央銀行理事会(金利発表)、米国の上院商業科
学運輸委員会でトヨタ問題に関する公聴会が開催されます。トヨタの佐々木真
一副社長と北米トヨタの稲葉社長、ラフード米運輸長官が、リコール(回収・
無償修理)問題や政府の対応について証言する予定です。

 海外の経済指標では、2月の米自動車販売の発表が予定されており、トヨタ
の販売台数に注目が集まります。


◆主なニュース

・ブラジルの高速鉄道、日本勢受注へ金融支援 政府、円借款など検討

・日本勢、太陽電池で積極投資 三菱化学、製造コスト10分の1

・トヨタ、中国重視アピール 豊田社長、北京で陳謝 商務相とも会談

・チリ大地震、市場に余波 銅先物6%急騰、水産物にも影響

・NTT東西、業績格差拡大 「東」営業益13%増、「西」は横ばい

・バイテック、ローム、キヤノン電子、環境システムで新会社

・川崎汽船、石炭運搬船8隻追加 インド鉄鋼大手JSW向け

・アパレル大手、地方百貨店販売を強化 三陽商会、複合売り場展開

・デサント、用品店で健康支援 血圧など測定、適切な運動を提案

・欧州銀、収益大幅改善 前期投資銀部門けん引、融資焦げ付きは増加


◆経済指標等

・マネタリーベース(2月)
・有効求人倍率(1月)
・完全失業率(1月)
・家計調査(1月)

・ユーロ圏消費者物価(2月速報値)
・ユーロ圏生産者物価指数(1月)
・米チェーンストア売上高(先週分)
・米大規模小売店売上高(先週分)
・米新車販売台数(2月)

◆企業動向

・主な決算 伊藤園(2593:緑茶飲料の最大手)

・2月の売上高速報 ファーストリテイリング(9983)

◆その他

・オーストラリア準備銀行理事会
・ジュネーブ国際自動車ショー(スイス、14日まで)
・米上院で公聴会 トヨタの佐々木副社長らが出席予定



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【3】心に残る名言                        **
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  闇があるから光がある。

  そして闇からでてきた人こそ、一番本当に光の有り難さがわかるんだ。


                           小林 多喜二





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◆3月2日 今日は何の日? 六輝:大安
 中国残留孤児の日、ミニの日、ミニぶたの日、遠山の金さんの日


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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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