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おはようございます。aquaです。

 = 景気敏感株とディフェンシブ株 =

 株式マーケットに接していますと、『ディフェンシブ・ストック』、或いは
『ディフェンシブ関連銘柄』という言葉をよく耳にするかと思います。

 「一体これは何なのか?」と思われたことはないでしょうか。本誌読者の方
の中には、ビギナーの方がたくさんいらっしゃいますので、本日は改めてこの
点につきまして簡単に触れさせて頂きます。

 ご存知の通り企業業績は基本的に景気と関係していますが、企業の中でも株
価の動きが景気に先行するといわれるのは、非鉄・鉄鋼といった素材、また機
械株のように設備投資と関係するものです。

 先行指標となる企業の業績が良くなれば、給料などが上がり、その結果自動
車や小売り、旅行といった個人消費に関係する企業の株が上がることになりま
す。このような景気に敏感に反応する銘柄を「景気敏感株」と言います。

 一方で、景気の影響を受けにくい銘柄を「ディフェンシブ株」と言います。
例えば、食品や薬品、電力・ガスなどであり、これらは景気の良し悪しにかか
わらず必要であり、そのため比較的業績が景気変動の影響を受けにくいという
性格があります。

 そうした観点から、株式マーケットでは「景気敏感株」が買われた時は「デ
ィフェンシブ株」が売られたり、「ディフェンシブ株」が高いときには「景気
敏感株」が安いといった状況がよく見うけられます。

 ビギナーの方におかれましては、大まかなくくりとしての「景気敏感株」と
「ディフェンシブ株」、是非押さえておいて頂きたいと思います。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言


 




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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      11018.66(-125.91)▼1.13%
□ナスダック       2481.26(- 34.43)▼1.37%
□S&P500      1192.13(- 19.54)▼1.61%
□CME日経225先物 10940   (-150)大証比
□為替     (対ドル) 92.09  (対ユーロ)124.42

□半導体株指数        393.75(- 5.11)
□NY原油先物(5月限)   83.24(- 2.27)
□NY金先物 (6月限) 1136.90(-23.40)
□バルチック海運指数   3009   (+ 8)


 先週末16日のNY株式市場は、ゴールドマン訴追で金融株中心に売りが広
がり7営業日ぶりの大幅反落となりました。

 サブプライムローンを裏付けとした債務担保証券(CDO)の組成と販売に
関し、投資家に「重要情報」を開示せずに商品を販売したとして、証券取引委
員会(SEC)が米金融大手ゴールドマン・サックス(GS)を証券詐欺罪で
訴追。SECの担当者は「証券化商品の組成にかかわった金融機関や関係者の
調査を続ける」と表明したことで、この問題が金融業界全体に波及するとの観
測とともに、デリバティブ(金融派生商品)取引全般に関する規制が強まるの
ではないかとの懸念で金融株を中心に売りが広がりました。

 GS訴追のニュースが伝わる前に、好決算を発表したグーグルやアドバンス
ト・マイクロ・デバイシズ(AMD)、バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)、
ゼネラル・エレクトリック(GE)などが下落して始まるなど、最近の上昇で
主要指数が昨年来高値にあることで利益確定の売りや高値警戒感からの売りが
出やすい状況だったことも下げ幅拡大につながっています。

 尚、この日発表された3月の米住宅着工件数は市場予想を上回る増加となり
08年11月以来の高水準。先行指標となる許可件数も17カ月ぶり高水準を
記録しました。一方、ミシガン大学調査の4月の消費者信頼感指数速報値は予
想外の低下で5カ月ぶりの低水準となりましたが、いずれもGS訴追のニュー
スの前に材料視する向きは少なかったようです。

 業種別では全セクターが下げており、特に金融の下げが目立ちました。

 個別では、証券詐欺罪で訴追されたGSが12%超の急落。予想を上回る好
決算を発表したバンカメは売り優勢で始まっており、GS訴追のニュースで下
げ幅が拡大し5%超の下落。GSの問題が波及するとの懸念を背景にJPモル
ガンやモルガン・スタンレーなどの金融株は軒並み売られました。

 大幅な増収増益決算を発表したインターネット検索大手グーグルは、利益が
一部投資家の期待を下回ったことで売られ7%超の下落。2四半期連続の黒字
を確保した半導体大手AMDも売り優勢の展開。画像処理用半導体のエヌビデ
ィアはアナリストによる投資判断引き下げが嫌気され5%超の下落となってい
ます。

 一方、前日までに2日連続で下落していた通信大手ベライゾンが下げ止まり、
この日は小幅高で取引を終了。同じく前日まで下げていた飲料大手コカコーラ
も反発し、ダウ構成銘柄ではこの2銘柄が上昇しています。四半期決算で黒字
に転じた玩具メーカーのマテルは、アナリストによる目標株価引き上げも加わ
り前日比プラスで取引を終了。同じくアナリストが目標株価を引き上げた小売
り大手のウォルマートは前日比ほぼ変わらず(0.04%安)で終了していま
す。

 他の指標は、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が反落。コモディテ
ィは原油、金ともに大幅下落。バルチック海運指数(BDI)は小幅に4日続
伸です。

 CME日経225先物はドル建てが10940(大証比150円安)、円建
ては10915(同175円安)で取引を終了しました。



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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 先週末(16日)のNYダウは、前日比125ドル安の1万1018ドルと
7日ぶりに値下がりしています。米証券取引委員会(SEC)が米金融大手ゴ
ールドマン・サックス(GS)を証券詐欺罪で訴追したことを受け、米政府が
金融規制強化に本腰を入れ始めたとの見方から金融株などを中心に大幅安とな
っています。

 シカゴ日経平均先物は1万0940円と16日(金)の東京市場の日経平均
株価1万1102円よりも160円ほど安い水準となっています。

 今週の主な国内経済指標・行事は、本日に3月の全国百貨店売上高(14:
30)、3月の日本製半導体製造装置BBレシオ(16:00)。20日(火
)に3月のコンビニエンスストア売上高。22日(木)に3月の貿易収支、3
月のスーパーマーケット売上高などの発表が予定されています。

 海外では、注目の主要企業の決算発表が相次ぎます。今晩はシティグループ、
IBM。20日(火)はゴールドマン・サックス、アップル、ヤフー。21日
(水)はマクドナルド、ボーイング。22日(木)はマイクロソフト・・・等
々が発表を予定しています。

 海外経済指標・行事では、住宅関連指標の発表が週後半に控えています。今
晩は3月の米景気先行指数(コンファレンス・ボード)。20日(火)は3月
の北米半導体製造装置BBレシオ。22日(木)は7カ国(G7)と20カ
国(G20)の財務相・中央銀行総裁会議、3月の米中古住宅販売件数。23
日(金)は3月の米耐久財受注、3月の米新築1戸建て住宅販売件数などが予
定されています。


◆主なニュース

・トヨタ、ハイブリッド車に新型電池 来年初めから先行量産

・電機復調に新興国効果 日立 前期3割増益、インフラ好調

・マネー膨張、金・原油流入 新興国経済が好調、日米欧低金利

・開発金融機関、経済安定へ相次ぎ増資 世銀は21年ぶり

・家庭のCO2、30年までに半減 給湯・照明を効率化

・東京製鉄、自動車用鋼板に参入 部品用、アジア輸出

・日野自や三菱ふそうなど、低公害トラックを一斉投入

・中古携帯市場広がる キタムラ販売参入、ヨドバシは買い取り

・産業用電力、需要回復進む 3月の大口、19.9%増

・ニプロ、バイオ薬生産を本格受託 40億円投じ生産施設

・米政権、世論追い風に規制強化へ意欲 ゴールドマン訴追で


◆経済指標等

・消費動向調査(3月)
・全国粗鋼生産(3月速報値)
・全国百貨店売上高(3月)

・米景気先行指数(3月)

◆企業動向

・主な決算 松竹(9601:映画興行と不動産収入)
      東宝(9602:興行収入で断トツ)

・海外決算 IBM(コンピュータ関連サービス)、シティグループ(金融)、
      ハリバートン(油田サービス)



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【3】心に残る名言                        **
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     貧者は昨日のために今日働き、富者は明日の為に今日働く


                          二宮 尊徳





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