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おはようございます。aquaです。

 久しぶりに孫子の本を見ていましたら、次の一説を目にしました。

           【 風 林 火 山 】


      その疾(はや)きこと【風】のごとく、

      その徐(しず)かなること【林】のごとく、

      侵略すること【火】のごとく、

      動かざること【山】のごとく、

      知りがたきこと陰のごとく、

      動くこと雷霆(らいてい)のごとし


 甲斐の武田信玄が、上記の孫子の兵法書の1節から【風・林・火・山】の四
文字をとって旗印としたことは広く知られていますが、作戦行動にさいしては、
疾風のように行動するかと思えば、林のように静まり返る。燃え盛る火のよう
に襲撃するかと思えば、山のごとく微動だにしない。暗闇に身をひそめたかと
思えば、万雷のように轟きわたる。

 孫子ではこれが「勝利の条件」と言っている訳ですが、甲州軍団率いる武田
流軍学の特徴もこの静と動の組み合わせにあったと言われています。

 上記の孫子の教えは、株式マーケットに臨む際にも非常に役立ち、静と動を
きっちりとわきまえずに中途半端な投資行動をとりますと、必ずあとで後悔す
ることになります。売る、買う、見るの三つをしっかりとわきまえて中途半端
な行動を取らないこと、これが【風林火山】から得られる貴重な教訓です。



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 ~目次~          編集者:aqua[ aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言


 




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【1】NY市況                          **
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□ダウ工業株      11134.29(+  9.37)△0.08%
□ナスダック       2519.07(+ 14.46)△0.58%
□S&P500      1208.67(+  2.74)△0.23%
□CME日経225先物 10930   (- 20)大証比
□為替     (対ドル) 93.49  (対ユーロ)123.77

□半導体株指数        398.94(+ 7.52)
□NY原油先物(6月限)   83.70(+ 0.02)
□NY金先物 (6月限) 1142.90(- 5.90)
□バルチック海運指数   3006   (- 3)


 22日のNY株式市場は、企業の好業績や金融規制に対する警戒感の後退で
続伸しました。

 EU統計局が09年のギリシャの財政赤字の対GDP比率を拡大修正し、格
付け会社のムーディーズがギリシャのソブリン格付けを引き下げ。ギリシャ国
債が連日で下落しており、ポルトガルなどにも影響が広がっていることなどが
市場のムードを冷やし、この日のNY株は売り先行で始まりました。

 朝方発表の先週の新規失業保険申請件数が予想よりも弱かったことや、ノキ
アやクアルコムなど一部企業が発表した決算や見通しが市場予想を下回ったこ
とも投資家を失望させました。昼にオバマ大統領が金融規制改革法案について
演説を控えた午前のNY株は警戒感から金融株が軟調な動きとなり、ダウの下
げ幅は一時108ドル安まで拡大しました。

 一方、この日発表された3月の中古住宅販売件数が市場予想を上回る増加と
なったことが支援材料。オバマ大統領の演説にサプライズがなかったことも安
心感につながり指数は徐々に下げ渋る展開。コーヒーチェーンのスターバック
スやホテルのマリオットなどが好決算を発表し、企業業績に対する期待感から
押し目買い意欲も旺盛で指数は急速に値を戻しました。ダウはこの日の安値か
ら110ドル以上戻しており、相場の底堅さを示した格好です。

 業種別では、住宅建設、小売り、素材、金融などが上昇し、ヘルスケア、通
信が軟調でした。

 個別では、大幅な増収増益決算を発表したスターバックが7%超の大幅高。
好業績を発表したマリオットやスターウッド・ホテルなども大幅高となってい
ます。百貨店のシアーズやノードストローム、ギャップやアバクロンビーなど
アパレルも上昇。中古住宅販売件数が前月比で大幅に増加したことが好感され、
KBホームやDRホートンなどの住宅建設株が買われ、ホームセンター大手の
ホームデポやロウズなども上昇しています。

 売上高、利益ともに市場予想を上回る好決算を発表した半導体大手のサンデ
ィスクが12%高と急騰。好業績を背景にアップルが続伸しており、連日での
上場来高値更新。インテルやエヌビディアなどの半導体株もしっかりでした。

 アナリストが投資判断を引き上げた化学大手のデュポンや航空機大手のボー
イング、非鉄大手アルコアがしっかり。金融大手のJPモルガンは前日比マイ
ナスで終了したものの、バンク・オブ・アメリカは一時のマイナス圏から値を
戻し上昇して取引を終了。アナリストが目標株価を引き上げたウェルズ・ファ
ーゴも上昇しました。

 一方、決算や見通しが失望された携帯電話機最大手のノキアや携帯電話用チ
ップで独占的な立場にあるクアルコム、ネット競売大手のイーベイが大幅安。
純利益が大幅減となった通信大手ベライゾンが軟調な展開となり、AT&Tも
小幅安となりました。医療保険改革法の影響で収益が圧迫されるとの懸念で医
薬品株は引き続き軟調です。

 他の指標は、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)が反発。コモディテ
ィは原油は前日比ほぼ変わらず、金は3日ぶり反落。バルチック海運指数(B
DI)は小幅反落です。

 CME日経225先物はドル建てが10930(大証比20円安)、円建て
は10915(同35円安)で取引を終了しました。



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【2】主な注目材料とニュース                   **
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☆注目材料

 昨晩のNYダウは4日連続高。前日比9ドル高の1万1134ドルとなって
います。ハイテク比率の高いナスダックは3日連続高となり、一時は昨年来高
値を更新しています。

 NY外為市場で円安が進行。今朝6時現在の円相場は1ドル=93円43銭
前後と93円台半ばの円安水準となっています。

 昨日発表された4月第2週(4月12日~4月16日)の投資部門別売買動
向を見ますと、外国人投資家は5週連続で買い越し、買越額は2226億円と
なっています。4月月間(第1週~第2週)の買越額は7539億円となり、
3月月間の5427億円をすでに上回っています。

 本日は、主要企業の決算発表で15:00台に電炉最大手の東京製鉄(54
23)、総合通信大手のKDDI(9433)などが予定しています。

 東芝は昨日、10年3月期の連結業績予想を上方修正しています。売上高は
従来の6兆4000億円から6兆3800億円に減収となっていますが、営業
損益は1000億円から1170億円に増額修正、最終損益は500億円の赤
字から200億円の赤字に縮小する見通しを発表しています。固定費・調達コ
スト削減効果やスマートフォン向けなどにフラッシュメモリーの需要が増加し
たことが背景にあります。同社の決算発表は5月7日の予定です。

 海外では、20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議(ワシント
ン、最終日)、3月の米耐久財受注、3月の米新築1戸建て住宅販売件数の発
表などが予定されています。


◆主なニュース

・電子部品、再び増産投資拡大 新興国のハイテク景気受け

・日本の貿易額、アジアの比率5割超に 昨年度57兆円

・ホンダの10年3月期、営業益9割増 3600億円前後

・高速道の新料金で政権、一段と迷走 首相、国会踏まえ判断

・農家戸別補償1兆円、民主が参院選公約案 バラマキ色濃く

・VW、スズキと1000cc級 新車開発、環境技術も供与

・百貨店大手5社、正社員2割削減 店舗運営を効率化

・JFE、鋼材価格の原料市況連動を自動車大手に提案へ

・マツダ、世界販売130万台に 今年度、危機前の水準

・出光、精製能力16%削減 13年度メド、競争力向上

・昨年度の薄型TV国内出荷57%増 エコポイント特需

・米大統領、金融危機防止へ改革断行 規制強化へ決意表明


◆経済指標等

・パソコン国内出荷実績(3月)
・全産業活動指数(2月)

・独IFO景況感指数(4月)
・英GDP(1―3月期速報値)
・ユーロ圏の鉱工業新規受注(2月)

・米耐久財受注(3月)
・米新築住宅販売件数(3月)

◆企業動向

・主な決算 中外薬(4519:タミフル販売元)
      東京製鉄(5423:独立系電炉会社で最大手)
      メルコ(6676:PC周辺機器)
      KDDI(9433:総合通信会社)
      
・海外決算 トラベラーズ(損保・ダウ構成銘柄)、ハネウエル(電子部品)、
      ゼロックス(事務機器)

◆その他

・行政刷新会議が「事業仕分け」第2弾を開始
・北京国際自動車ショー(5月2日まで)
・G20財務相・中央銀行総裁会議



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【3】心に残る名言                        **
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          Strike while the iron is hot.


          鉄は熱いうちに打て。好機を逃すな。






THANK YOU FOR READING MY MAIL MAGAZINE!                 by aqua
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◆4月23日 今日は何の日? 六輝:赤口
 寒の戻りの特異日、サンジョルディの日、シジミの日、子ども読書の日、
 地ビールの日、消防車の日、世界図書・著作権デー、国際マルコーニデー


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   「ハロー!株式」 2年連続での『総合大賞』

    (06年と07年はマネー部門賞第1位)


◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

    (06年から08年まで連続受賞、09年はコンテスト実施せず)


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