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おはようございます。aquaです。

 昨日は日経平均株価で400円を越す下げとなり、巷からはため息交じりの声
さへ聞こえてきました。ここで思い出しますのは、相場の聖典と言われる「三猿
金泉秘録」の中の、

  『目に強変を見て、心に強変の淵に沈むことなかれ』

という一節です。相場は下げても心まで沈むことがないようにしたいものです。
何故なら、

  『万人気弱き時は、上がるべきの理なり。みなこれ天性理外の理なり』

とあるからです。

 次のような一節もあります。

  『待つは仁(じん)、向かうは勇』

「仁」にはおもいやり、いつくしみ、などの他に、己に打ち勝つ徳(人徳・人格
・品性)という意味があります。つまり、待つには自分に打ち勝つ人徳、克己心
(こっきしん)が必要であり、そういう能力が備わっていない人は、チャンスが
来るまで待つことが出来ず、慌てて事(投機)を行なうため、失敗するというこ
とです。

 
 その他、「三猿金泉秘録」の中には次のような言葉もあります。

・『売買を、せけばせくほど損をする、とんと休んで、手を変えてみよ』

 (売買を慌てれば慌てるほど損をする。
             そんな時には十分休んで、手を変えてみよ)

・『下がる理も、時いたらねば下がるまじ、買いぜきするは、大たわけなり』

 (相場は下がるのが当然の状況にあっても、
        時期が来なければ下がらない。買い急ぎするのは大馬鹿者)

・『上がる理も、時節が来ねば上がらぬぞ、せき買いをして悔やむまじきぞ』

 (相場は上がるのが当然の状況にあっても、
  時節が到来しなければ上がらない。買い急ぎをして後悔してはならない)


 まさに、『待てば海路(かいろ)の日和(ひより)あり』で、チャンスが到来
するまで、じっくり『待つは仁』という訳です。

 そして、『向かうは勇』に続きますが、チャンスが到来した時に積極果敢に挑
戦するには勇気がいるということです。チャンスとは皆が皆、弱気になっている
底を買い、皆が皆、強気になっている天井圏で売るということですから、皆と逆
のことをするには大変な勇気が必要となります。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言





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【1】NY市況                           **
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□NYSE(NYダウ)   12302.06(- 23.36)▼0.19%
□NASDAQ(ナスダック) 2275.82(- 14.42)▼0.63%
□CME日経225先物   12965   (大証比-  5)
□為替       (対ドル) 101.07  (対ユーロ)160.12


 週明け14日のNY株式市場は、今週から本格化する決算発表シーズンを前に
慎重姿勢が目立つ中、金融株が下げたことで指数は小幅続落となりました。

 米銀大手のワコビアの1―3月期はサブプライム関連の損失拡大で予想外の赤
字決算となり、同時に配当の引き下げを発表。金融機関の決算発表はこれから本
格化しますが、ワコビアの決算で金融株に改めて損失拡大の懸念が広がりました。

 ただ、商務省が朝方発表した3月の小売売上高が予想外に増加したことが相場
の下支えとなり、今週から企業の決算発表が本格化することから様子見ムードが
強く、前週末に大幅安した後だけにさらなる売りに対しても慎重な姿勢が見られ
たことから指数は小幅な下落にとどまりました。

 セクターでは、エネルギーが上昇、金融、建設、半導体などの下落が目立ちま
した。

 個別では、エクソン・モービルやコノコ・フィリップスなどのエネルギー株が
上昇。トランスオーシャンやダイヤモンド・オフショアなど海洋油田掘削大手の
上昇も目立ちました。G7でドル安への具体的な対策を表明しなかったことから
ドル安を見込んで原油先物へ資金が流入し原油価格が終値ベースでの最高値を更
新しています。

 近く合併で合意すると見られているデルタ航空やノースウェストが上昇。アナ
リストが投資判断を引き上げた格安航空会社のエアトランが大幅高となっていま
す。家電量販店大手のサーキット・シティが急騰。レンタルビデオ大手のブロッ
クバスターがサーキットに買収を提案しており、ブロックバスターは資金負担の
懸念で値を下げています。

 前週末の大幅安の主因となったGEは小幅続落でしたが、ボーイングやキャタ
ピラーは反発。アナリストが強気の見通しを示したIBMやイーベイも上昇。景
気動向に左右されにくい医薬品株はセクターとしては軟調でしたが、決算発表を
控えるメルクやファイザーなどの大型株はしっかり。同じく今週決算発表予定の
プロクター&ギャンブルも上昇しました。モンサントやアグリウム、モザイクな
どの農産物関連が上昇。好業績に加え、大豆やコーンなどの穀物相場が急反発し
たことが支援材料となりました。

 一方、アナリストが業績見通しを引き下げたブロードコムが下げ、15日引け
後に決算を発表するインテルが下げた他、半導体株は総じて軟調。半導体製造装
置のアプライド・マテリアルズやストレージのシーゲイトやウェスターン・デジ
タルなども下落しました。銅や鉛相場が下落したことに加え、中国石炭大手の幹
部がBHPビリトンやアングロアメリカンへの出資計画に関する報道やうわさを
否定したため資源株も軟調でした。

 尚、NY原油先物は前週末比1.62ドル高の111.76ドルで終了し、終値
ベースでの過去最高値を更新しました。NY金先物は3営業日ぶりに反発し、前
週末比1.70ドル高の928.70ドルです。


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【2】主な注目材料とニュース                    **
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☆注目材料

 本日は、13:00に産業用ロボット大手の安川電機(6506)が08年3月期決
算発表を予定しています。昨年10月17日に発表した会社側計画は、売上高3
830億円、営業利益370億円、経常利益370億円となっており、確定値が
上下どちらに振れるか、また今期(09年3月期)の業績見通しはどうなってい
るか、設備投資関連の先行きを見極める上で注目となります。

 尚、2月期決算ではドトール(3087)〈15:00〉、良品計画(7453)〈15:
00〉、マルエツ(8178)〈13:00〉、吉野家(9861)〈16:00〉など小売
り・サービス関連が発表を予定しています。

 16:00に、4月11日時点の3市場信用取引残高が発表されます。前回発
表(4月4日時点)は買い残が前週比1583億円減の2兆222億円となり、
4週連続の減少です。一方、売り残は前週比690億円増の1兆1229億円と
4週ぶりに増加に転じています。信用倍率は前回(3月28日時点)の2.07
倍から1.80倍へ改善しています。

 海外では今晩、インテルが決算発表を予定しています。半導体関連の先行きを
見通す上で注目されます。

 尚、豪州では15日から18日まで「水会議2008」が開催されます。水処
理関連銘柄の値動きも要注目となります。


◆主なニュース

・中東マネー流入促進 海外投資家の課税見直し、今年度から
・株式投信残高、7年ぶり減 07年度57兆7000億円
・国会提出の法案、6割が衆院滞留 国民生活や経済活動に影響も
・医療、信頼回復に躍起 救急体制は来月中に改善策、首相表明
・日本調剤、後発薬の全種に対応 薬局各店で500品目
・Jパワー、プルサーマル原発新設へ 世界初、青森・大間に
・松下、家庭用燃料電池 初の量産 15年に50万円台めざす
・D&M買収、ケンウッドなど4陣営名乗り 来月にも最終入札
・神戸鋼、船舶用エンジン部品300億円投じ増産 建造量増加で
・鹿島、高層ビルを1階から解体 粉じん飛散、3割減に
・良品計画、海外店を3年内に倍増 トルコなど新市場も開拓
・流通・外食の08年2月期、減益相次ぐ 消費停滞、小売り直撃
・日揮(1963)、今期1円増配の公算 採算改善、営業益最高続く
・新日鉄(5401)・JFE(5411)、今期2ケタ減益 経常利益見通し
・中国、株式・不動産の下げ加速 インフレ抑制策が影響
・米グーグルとセールスフォース、ワープロ機能などネット提供


◆経済指標等

・製造業部門別投入/産出物価指数(3月)
・首都圏マンション販売戸数(3月)
・経済財政諮問会議

・米卸売物価指数(PPI)
・米NY州製造業景気指数
・対米証券投資
・米住宅建設業者指数
・米週間チェーンストア売上高
・米週間大規模小売店売上高

◆企業動向

・業績報告 ドトール日レス(3087),レナウン(3606),安川電機(6506),
      良品計画(7453),吉野家(9861) 等
 
◆その他

・後期高齢者医療制度で保険料の年金から天引き開始
・東京ディズニーランド開園25周年
 


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【2】心に残る名言                         **
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           出口は出口ではない。

           出口は入口でもある。


               辻 仁成 (小説、嫉妬の香り)





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◆4月15日 今日は何の日? 六輝:赤口
 ヘリコプターの日、象供養の日、遺言の日、よいこの日、ふとんの日


~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞=

◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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