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こんばんは。aquaです。

 東京の今日の日の出の時刻は午前6時1分でしたが、大阪は午前6時17分、
博多は午前6時35分と、西の方から徐々に夜が明けるのが遅くなってきていま
す。朝方の窓辺は晴れの日には眩しいくらいでしたが、今の6時前はまだ薄闇の
中です。

 ところで、アメリカ(ハワイ州などを除く)では今度の日曜日から標準時間(
冬時間)に移行します。

 冬時間移行後の日本とニューヨークとの時差は14時間。来週明けのニューヨ
ーク市場の取引開始時刻も1時間遅くなり、日本時間では23時30分から翌朝
の6時00分までの取引となります。

 欧州では10月最終日曜日の26日から冬時間に移行しました。日本との時差
は1時間広がり、ドイツやフランスなど欧州大陸諸国は8時間、イギリスは9時
間それぞれ日本よりも遅くなります。

 ちなみにアメリカが冬時間に移行する来週からの主な証券取引所の取引時間(
日本時間)は下記のようになります。


 東京証券取引所    9:00~15:00
 上海証券取引所(中国) 10:30~16:00
 香港証券取引所(中国)   11:00~17:00
 ムンバイ証券取引所(インド)  13:25~19:00
 ロンドン証券取引所(イギリス)   17:00~01:30
 ニューヨーク証券取引所(アメリカ)   23:30~06:00



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 <スペシャル版&プライベート・サービス通信>
         
 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.11月の注目点

 5.編集後記





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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均   9029.76(+817.87)△9.96%
◎TOPIX   899.37(+ 69.05)△8.32%

◎売買高概算  30億3587万株
◎売買代金概算  2兆2834億円

◎値上り銘柄数 1493 ◎(年初来)新高値  6
◎値下り銘柄数  176 ◎(年初来)新安値 11
◎変わらず     41

◎騰落レシオ(25日)66.0%
 
◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ○●○○○●●●●○○○ 58.3%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-5.51% 75日線比-22.88%
 
◎為替  (対ドル) 98.63 (対ユーロ)129.96

◎出来高上位
 1.新日鉄  <5401>  335円(+ 21円)146,794千株
 2.三菱UFJ<8306>  632円(+ 38円)114,366千株
 3.住金   <5405>  236円(+ 36円)100,977千株
 4.双日   <2768>  163円(+ 13円) 65,084千株
 5.長谷工  <1808>   86円(+ 14円) 57,608千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.トヨタ自 <7203> 3900円(+400円)102,687百万
 2.みずほ  <8411>2446百円(377百円) 88,706百万
 3.三菱UFJ<8306>  632円(+ 38円) 70,626百万
 4.三井住友 <8316> 382千円(+42千円) 64,591百万
 5.ホンダ  <7267> 2760円(+320円) 49,418百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り3840万株 買い4000万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前日比817円(9.96%
)高の9029円と9000円台を回復して取引終了です。上昇率は歴代4位と
なります。

 これで3日連続高となりますが、一昨日の459円高、昨日の589円高とあ
わせ3日間で1865円の上昇、28日(火)に付けた瞬間安値6994円から
本日の終値までは2035円の上げ幅となります。

 昨晩に米FRBが0.5%の利下げを発表し、日米欧の協調利下げや経済対策
による金融不安の解消と景気下支えへの期待感の高まりが全般相場を下支えする
形となっています。また為替が1ドル=99円台、1ユーロ=131円台の円安
に振れていることも買い安心感に繋がり、アジアの主要株式市場が上昇している
こと、今夕に発表予定の日本政府の追加経済対策による株価押し上げへの思惑も
追い風となっています。主力銘柄には連日で公的年金と見られる大口の買いが入
っています。売買代金は概算2兆2834億円、上海総合株価指数は43ポイン
ト(2.55%)高の1763、韓国は12%近い上げとなり、16時過ぎの香
港ハンセン指数も9.3%の上昇となっています。

 業種別では、海運、精密、保険、非鉄、商社、証券、自動車、銀行セクター等
の上げ率が10%を超えています。

 個別銘柄では、商船三井がストップ高で3日連続高、乾汽船もストップ高、川
崎汽船、新和海運、第一船、飯野海運も15%を超える上げとなるなど海運株が
軒並み大幅高。業種別では同セクターの値上がり率ランキングがトップとなって
います。バルチック海運指数が925と1000を割り込んでいますが、PER
やPBR、さらに配当利回り面からの割安感が顕著となっており、見直し買いが
一気に集まっています。

 住友金属鉱山、住友電工がストップ高、三菱マテリアル、DOWA、三井金な
ども値を飛ばし、非鉄セクターは10%を超える値上がり率。三井物産がストッ
プ高で12%、三菱商事が274円高の1804円で17%、丸紅が18%、伊
藤忠が14%、住商が14%の値上がり率となるなど商社セクターの上昇も顕著
です。

 また、為替が1ドル=99円台、1ユーロ=131円台の円安に振れたことを
好感してダイハツがストップ高、マツダも一時ストップ高、トヨタが400円高
の3900円、ホンダが320円高の2760円となるなど自動車株が値を飛ば
し、ニコン、テルモ、電産コパル、安川電機、ミツミがいずれもストップ高、三
菱電機、ファナック、京セラなど精密・ハイテク株の上げも顕著です。

 ソフトバンクが100円高の850円と昨日に続いて連日のストップ高。昨日
の引け後に08年4~9月期決算の発表に併せて09年3月期と10年3月期の
連結営業利益とフリーキャッシュフロー(純現金収支)の見通しを開示。純現金
収支が前期の1642億円の赤字から来期には2500億円の黒字になる見通し
としたことで好感する買いが集まっています。有利子負債が多いソフトバンクは
米金融不安を受けて資金繰りについての過度の思惑で売られていましたが、純現
金収支などを開示したことが評価されています。尚、保有する債務担保証券(C
DO)で最大約750億円の損失が発生する可能性があることを明らかにしてい
ますが、孫正義社長は仮に損失が発生した場合でも影響は一過性のもので業績が
悪化することはないと説明しています。

 その他、日本電産が3日連続でストップ高、大平洋金属、コマツ、日立建機、
豊田通商、ヤマハ発、オークマ、ダイエー、東急リバブル、酉島製作、ゴールド
クレスト、東海カーボン、武蔵精密などがストップ高となっています。

 本日の新高値銘柄は、プリマハム、ABCマート、特種東海HD、アコム等で
す。


☆スペシャル版(有料版)、プライベート・サービス通信

 いい相場展開となってきました。「100年に1度のチャンス」、また「こう
した環境下、小細工を余り考えず、業界トップ級の超大型株、すなわち『ど真ん
中銘柄』に投資妙味があります。株価が出直るときは国際的に通用するトップ企
業が先導役になるからです・・・』と申し上げてきましたが、例えばトヨタは一
昨日の瞬間安値2860円から本日の終値3900円まで値幅にして1040円、
率にしまして既に36%。

 また、新日鉄は一昨日の瞬間安値252円から本日の終値335円まで値幅に
して83円、率にしまして33%の上昇となっています。

 もちろん、上下変動の激しい昨今、明日以降の下押し局面も当然想定されます。
それでも、株価はまだまだ底値圏にあり、下押しした局面は絶好の仕込み場とな
ります。上がっても楽しみ、下がっても楽しみ、値動きの激しい昨今はそう捉え
て臨みたいところです。いずれにしましても明日以降の相場展開も楽しみです。

 ちなみに、今日買って明日売ろうとかのスタンスではなく、安いところをいっ
ぱい仕込んで、大きくバサッと獲るという中長期の王道スタンス。具体的には、
一例を挙げますと、新日鉄を300円で10万株仕込んで中長期で500円で利
喰い、200円幅とって2000万円の儲け・・・といった具合に視線を遠くに
向けて臨みたいところです。バタバタしても大した儲けになりません。

 とは申しましても、動きたくなるのも心情かと思います。そうした方は、右手
(回転銘柄)と左手(溜め込み銘柄)をしっかりと区別する必要があります。そ
うしませんと、ゴチャゴチャになって上手く行きません。



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【2】主な材料                           **
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・麻生首相、追加経済対策で18時に記者会見
・日経平均が800円を超える上昇 上昇率は過去4番目
・アジア市場も大幅高 香港や韓国は一時10%超の上昇
・FRB追加利下げ、FF金利は最低水準に ゼロ金利も視野に
・日銀、あすの決定会合は通常より30分早い8時半から開始
・中小企業資金繰りが悪化 7―9月期は過去最低
・先週の部門別動向、外国人は2週連続で売り越し
・08年産米の豊作 36道府県で過剰米対策が発動
・FRBとIMF、ドル資金の供給先を新興国などにも拡大
・EU、自動車メーカー支援を検討 5兆円規模の低利融資で
・オバマ氏、米主要局で30分の番組枠を買取 約4億円で
・米司法省、デルタとノースウェストの合併を承認 世界最大に
・米財務省、大手9行に対する12兆円超の資本注入を正式発表



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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 引上げ B→A (4817) JCOM    85,000→70,000円
 据置き   A (9735) セコム      7,400→ 5,100円
 引下げ A→B (4739) 伊藤忠テクノ   3,900→ 2,600円

[モルガンS証券]
 新 規   A (3231) 野村不動産        2,250円
 据置き   A (8830) 住友不動産    3,440→ 2,450円

[クレディS証券]
 据置き   A (4208) 宇部興産          465円
 引上げ B→A (4535) 大正製薬     2,200→ 2,000円
 引下げ A→B (8035) 東京エレク    9,600→ 3,000円

[UBS証券]
 据置き   A (5001) 新日本石油     840→   600円
 据置き   A (6301) コマツ      3,800→ 1,500円

[JPモルガン証券]
 新 規   A (4756) CCC           890円

[ゴールドマンS証券]
 引上げ B→A (9984) ソフトバンク   1,830→ 1,490円
 引下げ A→B (6457) グローリー    3,000→ 1,500円

[日興シティG証券]
 据置き   A (2059) ユニチャペット  3,800→ 4,000円
 据置き   A (6301) コマツ      3,000→ 1,400円

[野村証券]
 引上げ 2→1 (9984) ソフトバンク
 据置き   2 (4817) JCOM
 据置き   2 (6758) ソニー

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】11月の注目点                        **
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 1997年の11月は特に印象深い月で、山一證券が自主廃業を決定するなど
金融機関が相次いで破たんしました。昔の事とのようにも思いますが、当時の証
券関係者なら鮮明に記憶に残る出来事です。

 しかしながら過去の11月の相場は比較的堅調で、過去10年の勝敗(月初よ
りも月末が高い場合は1勝)は7勝3敗という好成績です。

 ところでまず11月の注目イベントとしましては、アメリカ大統領選の天王山
となる一般投票が来週早々にあります。

 ちなみに11月4日の「一般投票(本選挙)」で有権者は選挙人に投票します。
ここで選ばれる合計538人の選挙人は事前にどの党を指示するかを公にしてい
るため、12月15日の選挙人による投票を待たずに第44代アメリカ大統領が
実質的に決定、翌09年1月20日に新大統領就任の運びとなります。

 任期切れを控えた現大統領は指導力に陰りが見え、「レイムダック(足の不自
由なアヒルの意→影響力を失った政治家)」とささやく人もありますが、新大統
領の誕生は市場にとっても転換点となる可能性があります。ちなみに11月4日
の選挙では、米連邦議会選挙も行われ、下院は全議員、上院は3分の1が改選さ
れます。

 国内では14日金曜日にオプションのSQがあります。月前半の相場展開が乱
調だった場合には、この日を境に復調する傾向があります。

 経済指標では、毎月公表分の他に17日月曜日発表の7―9月期GDP(国内
総生産)一次速報が第一の注目で、21日金曜日には前日から開催されている日
銀金融政策決定会合の結果発表があります。

 ちなみに11月はFOMC(米公開市場委員会)の定例会はなく、6日に英中
銀金融政策委とECB理事会が予定されています。

 また、11月は外資系ファンド勢の決算対策売りが意識されますが、ご承知の
ように今年はすでに売りが一巡し、ファンド勢のポジションは大幅に縮小してい
るため、例年ほどの心配はないように思います。

 売りが売りを呼ぶ展開が続きマーケットはこれまでさんざん売りたたかれてき
ましたが、直近では業績悪化の悪材料には反応は鈍く、好材料に敏感に反応する
といった地合いの変化も見られるため、現在のように足元の株価が堅調であれば
買い戻しとマネーの市場への回帰の動きが加速する可能性があります。

 しかしながら過度の楽観は禁物です。もちろん過度に悲観する必要もありませ
んが、以前と比べ経済環境は確実に変化しており、そのことは考慮する必要があ
ります。

 企業の決算発表は11月第2週にピークをむかえますが、内容をよく把握して
臨めば目先の株価変動に動じることはありません。

 尚、アメリカでは11月第4木曜日(今年は11月27日)が、最初の移民が
初めて収獲を得て神に感謝したことを記念した「感謝祭(サンクスギビングデー
)」の祝日でニューヨーク株式市場が休場。翌日28日金曜日は午後1時までの
短縮取引となっており、感謝祭から日曜日まで4連休をとる市場参加者が多く、
金曜日は全体として薄商いとなります。

 ちなみにアメリカでは感謝祭翌日の金曜日から年末商戦(クリスマス商戦)が
本格化し、この時期から年末にかけて株式市場が上昇することを「クリスマス・
ラリー」と呼びます。



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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
麻生首相による追加経済対策の発表は18時からなのでこの時間はまだですが、
全世帯に支給される給付金の何割かは、普段なら財布から身銭を切りにくい趣味
や娯楽、行楽などに回るものと思われます。選挙対策との声も聞かれますが、上
記方面への効果は期待できそうです。また、大都市圏を除く高速道路料金を「乗
用車(ETC利用限定)に限り距離に関係なく土日祝日は原則1000円(一部
は1500円)にする定額料金制の2年間実施」の案は言われている以上に影響
が大きいかもしれません。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞=

◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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