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こんばんは。aquaです。

 「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングの柳井正社長は先日、「20
20年の夢」と題して社員にメッセージを送ったそうです。

 そのメッセージの中で柳井社長は「グループで経常利益1兆円、売上高5兆円
を達成」との抱負を語り、「2020年に世界で一番革新的で効率の高い企業に
なる」との理想を表明しています。「不景気だから」という雰囲気に流されがち
な世の中にあって、このようなメッセージの意図は明白です。

 柳井社長が語ったのは「ビジョン」であり、もちろん普段の睡眠で見る夢とは
違います。

 ちなみに、縁起の良い初夢として知られる「一富士二鷹三茄子四扇五煙草六座
頭(いちふじ にたか さんなすび しせん ごたばこ ろくざとう)」はすべて静
岡に縁のある品々となっています。

 このように言われるようになったのは江戸開幕以降で、駿府(現在の静岡市)
で過ごした徳川家康の栄達にあやかったものです。富士山は高く大きく、鷹は運
気をつかみ取り、茄子は事を成す。「無事(富士)に高(鷹)く成す(茄子)」
とされる験かつぎで、さらに、扇は末広がりで縁起が良く、鷹と同様に煙草の煙
は上昇(運気上昇)、座頭には毛がない(怪我ない)とのシャレにもなっていま
す。

 夢が何事かを暗示しているという考え方は古くからあります。フロイトの心理
学といった学問的な話はさておき、高島暦における夢判断をいくつかご紹介した
いと思います。

  財布が空になる夢 運気が上向いてくる
  血が流れる夢   少量であれば利益となる
  恥をかく夢    嬉しい知らせがある
  怒る夢      対人関係の好転 等々

相場に関する夢判断もあります。

  赤き血を見れば大利あり
  頭にコブのできるを見れば利あり
  にわか雨でずぶ濡れになるを見れば大利あり 等々

 上記にご紹介した例では、その判断は全て「吉兆」です。必ずしも良い印象が
残らなかった夢でありましても、案外吉事の予兆なのかもしれませんね。


 
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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.投資の肴

 5.編集後記




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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均   8413.91(-422.89)▼4.79%
◎TOPIX   814.12(- 40.90)▼4.78%

◎売買高概算  19億1222万株
◎売買代金概算  1兆3164億円

◎値上り銘柄数  112 ◎(年初来)新高値  4
◎値下り銘柄数 1564 ◎(年初来)新安値 38
◎変わらず     39

◎騰落レシオ(25日)106.9%
 
◎サイコロ(日経平均)8勝4敗 ○●○○○○○○○●●● 66.7%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-2.15% 75日線比-7.18%
 
◎為替  (対ドル) 89.35 (対ユーロ)118.47

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  252円(- 23円)106,119千株
 2.東芝   <6502>  385円(- 36円) 50,728千株
 3.三菱重  <8306>  375円(- 25円) 49,393千株
 4.三菱UFJ<8306>  526円(- 35円) 48,882千株
 5.新日鉄  <5401>  287円(- 19円) 42,117千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.任天堂  <7974>34250円(+150円) 45,144百万
 2.トヨタ自 <7203> 2875円(-195円) 43,066百万
 3.みずほ  <8411>  252円(- 23円) 27,184百万
 4.三菱UFJ<8306>  526円(- 35円) 25,796百万
 5.シャープ <6753>  751円(- 76円) 21,074百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2870万株 買い1510万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前週末比422円(4.79
%)安の8413円で取引終了です。

 東京市場が連休中の間、NY市場が2日間で270ドル近く下げていたこと、
また為替が1ドル=89円台の円高に進行したことを嫌気して朝方から輸出関連
株中心に幅広い銘柄に売りが先行、9時50分に本日の安値8405円を付けて
います。ただ、売り一巡後は下値を売り込む動きは限定的、終日9400円台前
半で膠着感の強い展開となっています。米雇用統計で12月の失業率が悪化して
経済環境の悪さが改めて実感させられたこと、また不動産ファンド大手クリード
の会社更生手続きの申請も相場の重石となっています。売買代金は概算1兆31
64億円、上海総合株価指数は36ポイント(1.9%)安の1863です。

 業種別では、相場全般安の中、紙・パ、医薬品が比較的しっかり。一方、不動
産、非鉄、証券、電機、自動車セクターの下げがきつくなっています。

 個別銘柄では、インフルエンザ関連として大和紡績が大幅高。2008年度の
家庭用マスクの生産が過去最高になると報じられたことがきっかけとなり、テー
マ銘柄として物色の矛先が向かっています。厚生労働省が新型インフルエンザ対
策でマスクの備蓄を呼びかけていることに加え、用途の拡大も需要を喚起してお
り、同社は抗菌効果のある多機能マスクを手掛けることから収益拡大に期待した
買いが集まっています。

 環境・太陽電池関連として日清紡が値を上げています。4月をメドに米国に太
陽電池向け製造装置の販売拠点を開設し、2010年3月期には製造装置の売上
高で世界首位を狙うと報じられ、買いが入っています。FDKも値を上げていま
すが、今春をメドに次世代の蓄電装置であるリチウムイオンキャパシターの量産
を始めることから、環境・代替エネルギー関連の一角として物色の矛先が向かっ
ています。また、ソーラー屋根を手掛ける三晃金属も高くなっています。

 キユーピーが高くなっています。13時45分に08年11月期の連結決算を
発表し、09年11月期の連結営業利益が前期比18%増の165億円になる見
通しと発表し、好感した買いが入っています。ドレッシングなど調味料の値上げ
が浸透するほか、食用油や穀物の価格が下落して採算が改善します。景気低迷で
上場企業の業績悪化懸念が強まる中、増益予想が素直に好感されています。

 生活防衛・節約をテーマにトリドールがストップ高となり、昨年来高値更新。
昨年12月10日にマザーズから東証1部に所属部を変更し、客単価が500円
以下と低価格の主力のセルフうどん店「丸亀製麺」の売上高が好調に推移してお
り、業績の増額修正を期待した買いが継続して入っています。低価格の中華食堂
日高屋を展開するハイデイ日高も昨年来高値更新です。

 一方、1ドル=89円台まで進行した円高を嫌気して、キヤノン、ソニー、京
セラ、アドバンテスト、ファナック、オリンパス、ニコンといったハイテク株や
トヨタ、ホンダ、日産、スズキといった自動車株など輸出関連株が軒並み安。

 また、不動産ファンド大手クリードの経営破たんを嫌気して、三井不、三菱地
所、住友不、ケネディクス、パシフィックHD、リサ・パートナーズ、日本総合
地所など不動産関連も軒並み大幅安となっています。

 本日の新高値銘柄は、ぐるなび、わらべや日洋、トリドール、ハイデイ日高で
す。


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【2】主な材料                           **
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・08年の対内投資、有価証券21兆円資金流出 海外勢が換金売り
・08年の対内株式投資は7兆3786億円の売り越し
・08年の企業倒産、件数は前年比11%増 負債総額は倍
・11月の経常黒字、前年同月比65.9%減 輸出が過去最大の減少
・銀行貸出残高、増加率が拡大 12月は4.1%増
・ESPフォーキャスト調査 10―12月期成長率を大幅下方修正
・12月の景気ウオッチャー調査、3カ月連続で過去最低を更新
・定額給付金を盛り込んだ2次補正予算、衆院予算委で可決
・舛添厚労相、ワークシェアリングに一定の評価
・政府と愛知県、新型インフルエンザに備え総合訓練
・北米自動車ショー、トヨタとホンダが新型ハイブリッド車を披露
・中国の奇瑞汽車 98万円の低価格ハイブリッド車を発売
・英が670円規模の雇用対策 長期失業者を重点支援
・EU、エネルギーのロシア依存脱却急ぐ ガス増産で相互融通を推進
・1月の米穀物需給、主要穀物の在庫を上方修正 米農務省
・米アルコア、6年ぶり赤字 10―12月期最終赤字は1100億円 
・米KLAテンコール、売上高見通しを下方修正



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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 新 規   B (4704) トレンドマイクロ     2,700円
 据置き   A (2503) キリン          1,400円

[クレディS証券]
 据置き   A (4043) トクヤマ          700円
 据置き   B (6753) シャープ      850→   650円
 据置き   B (8035) 東京エレクトロン     3,170円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (6723) NECエレク   1,650→ 1,100円
 据置き   A (9983) ファーストリテ 12,580→13,200円
 引上げ C→B (6703) 沖電気       65→    60円
 据置き   B (6952) カシオ計算機        580円
 引下げ B→C (6503) 三菱電機      480→   410円
 据置き   C (6501) 日立        360→   315円

[日興シティG証券]
 据置き   A (3086) Jフロント     480→   410円
 引下げ B→C (3404) 三菱レイヨン    240→   210円

[野村証券]
 据置き   A (6728) アルバック        1,881円
 引下げ A→B (8198) マックスバリュ東海    1,450円
 引下げ A→B (9987) スズケン         2,400円
 引下げ B→C (2168) パソナグループ     34,000円
 引下げ B→C (8016) オンワードHD       600円

[みずほ証券]
 据置き   1 (6640) 第一精工     3,000→ 1,800円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】投資の肴                           **
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 現在は世界的に未曾有の経済危機と言われていますが、過去において経済危機
を好機ととらえ会社の発展の礎を築いた企業は少なくありません。

 例えば、化学肥料が発祥の信越化学は、現在でこそ塩化ビニール樹脂や半導体
ウエハで世界最大のメーカーとなっていますが、1973年の第一次オイルショ
ック時に社内の慎重論を押し切って米国の塩ビメーカーを完全子会社したことが
同社発展の礎になっています。

 第一次オイルショックで日本の高度経済成長時代は終焉を向かえ、翌1974
年の日本経済は戦後初のマイナス成長に落ち込みますが、やはりそのような危機
的状況の時に業態転換に成功したのがヤマト運輸(現ヤマトホールディングス)
です。
 
 当時のヤマト運輸は三越や松下(現パナソニック)の専属配送業者でしたが、
大口貨物輸送の採算が悪化したところにオイルショックが追い打ちとなり経営危
機に直面しました。そこで考え出されたのが、個々の家庭を顧客とする小荷物配
送でした。その考えを聞いた役員は、前例のないビジネスモデルだっただけに全
員が反対しましたが、ライバルが存在しないこの分野をサービスを向上して開拓
すれば必ず成功すると確信していた当時の小倉社長は日本初の宅配事業を開始し
ます。ちなみにこの業務の一般名称は「宅配便」であり、「宅急便」はヤマト運
輸の商品名です。

 飛躍の芽は、案外こういう時にこそあるのかもしれません。逆境をチャンスと
捉え知恵を絞ることが次代に待つ大きな成長の鍵となります。



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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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上記のように逆境の時に何をするかでその後の展開が変わってくるものですが、
それは投資においても同じです。「危機」と「好機」は同じ事象を違った角度か
ら言っているに過ぎないのかもしれません。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
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   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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