■ お・知・ら・せ ■〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓


  今週のスペシャル版は以下の内容にて本日夕方に配信いたしました。


    『 不況下でも業績絶好調、国策に乗って上昇気運高まる××2×!』


    『 損益を表す計算式とテールリスク 』


  ※配信についてのお問い合わせは・・・ mailto:aqua@aqua-inter.com 

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              ◎ ハロー!株式 ◎        09/01/21 夕刊
 
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こんばんは。aquaです。

 厳寒の中、バラク・オバマ第44代大統領はその就任演説の中で「すべての米
国民は、自分自身と国家、世界に責務を負っている」として米国民に国の再生へ
の協力を促しました。

 1961年に「あなたが祖国のために何をできるか考えて欲しい」と呼びかけ
たジョン・F・ケネディ(第35代大統領)の就任演説を彷彿とさせる部分です。

 今回の就任演説では金融不安の解消や経済について、今まで以上に踏み込んだ
内容はありませんでしたが、オバマ大統領は下記のように語っています。

「経済の現状は断固とした迅速な行動を求めている。新しい雇用を創造するだけ
 でなく、成長の新しい基盤を敷くために我々は行動する。

 我々は道路を建設し、橋を架け、商業を育てて我々を結びつけるために、送電
 網や通信網を構築する。科学のレベルを引き上げ、医療・福祉の質の向上とコ
 ストを抑えるためにテクノロジーの素晴らしさを行使する。太陽光、風力など
 を自動車や工場などに活用していく。新しい世代の需要に合うように教育機関
 を変革していく。これらは全部、実現できる。我々はやるのだ。

 ・・・堤防が崩れた時に困っている人を受け入れる優しさ、友人が職を失うく
 らいなら自分の労働時間を短縮する無私の人、煙に満ちた階段を駆け上る消防
 士の勇気。子どもを育てる親たちの意欲。これらが我々の運命を決める。」


 米政府はすでに900億ドルの公共事業を柱とする総額8250億ドルの景気
刺激策(法案の審議はこれから)を発表していますが、昨晩の就任演説でそのこ
とに触れた部分を参考までにご紹介させていただきました。

 

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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.乗数効果

 5.編集後記





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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均   7901.64(-161.15)▼2.04%
◎TOPIX   787.15(- 17.88)▼2.24%

◎売買高概算  19億8555万株
◎売買代金概算  1兆3671億円

◎値上り銘柄数  387 ◎(年初来)新高値  6
◎値下り銘柄数 1245 ◎(年初来)新安値 83
◎変わらず     81

◎騰落レシオ(25日)90.5%
 
◎サイコロ(日経平均)6勝6敗 ○○○●●●○●○○●● 50.0%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-7.97% 75日線比-9.84%
 
◎為替  (対ドル) 89.84 (対ユーロ)116.57

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  217円(- 11円)181,148千株
 2.三菱UFJ<8306>  483円(- 19円) 79,661千株
 3.GSユアサ<6674>  525円(-  3円) 46,112千株
 4.東芝   <6502>  381円(- 15円) 45,138千株
 5.新日鉄  <5401>  278円(-  6円) 31,400千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.トヨタ自 <7203> 2980円(-120円) 53,370百万
 2.任天堂  <7974>30250円(-22百円) 45,028百万
 3.みずほ  <8411>  217円(- 11円) 39,834百万
 4.三菱UFJ<8306>  483円(- 19円) 38,449百万
 5.ホンダ  <7267> 2085円(- 45円) 34,796百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り5450万株 買い3790万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比164円(2.04%)安の7
901円と8000円を割り込んで取引終了です。

 昨晩のNY市場が金融危機の再燃を受けて金融株主導で332ドルの大幅安と
なったことを受け、東京市場も朝方から金融・損保株中心に売りが先行。為替市
場で円がポンドやユーロに対して大きく円高に振れたことを嫌気し、自動車株や
ハイテク株など輸出関連の下げも目立ちます。第44代大統領に就任したオバマ
大統領は演説の中で環境問題に取り組んでいく姿勢を改めて示しましたが手掛か
りとならず、景気対策についての実効性やこれから本格化する主力企業の決算発
表を見極めたいと見送り気分が強く、売り一巡後は終日7900~8000円の
レンジでの推移となっています。売買代金は概算1兆3671億円、上海総合株
価指数は小幅安、9ポイント(0.4%)安の1985です。

 尚、昨晩のNYダウは7949ドル、本日の日経平均株価は7901円と互い
に8000を割り込んで7000台後半の水準に並んでいます。

 業種別では、医薬品セクターが唯一高くなっています。

 個別銘柄では、後発医薬品(ジェネリック)関連が軒並み高。東和薬品が47
0円高の4160円、沢井製薬が250円高の4580円、日医工が110円高
の2960円と値を飛ばしています。今年のテーマの一つは後発医薬品(ジェネ
リック)であり、先日、厚生労働省が2009年度に実施する後発医薬品の使用
促進策の概要が明らかとなったことも材料視され、相場全般安を横目に、ここま
でジリジリと値を上げてきています。その他、電子カルテ関連でBML、臨床検
査のみらかHDも大幅高です。

 リチウム電池関連のステラケミファ、新型インフルエンザ対策の感染防止マス
クが好調な帝国繊維、その他、サイゼリヤ、セガセミーHD、太陽誘電、ABC
マートなどが個別に物色されて値を飛ばしています。

 一方、英銀大手ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(RBS)が巨額の
損失を計上する見通しとなり、世界的な金融不安に対する警戒感が高まったこと
を受け、三井住友海上が10%超、T&DHDが8%超、損保ジャパンと東京海
上HDが7%超の下げとなるなど保険株の下げがきつく、業種別では値下がり率
ランキングのトップとなっています。

 三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGなどの銀行株、トヨタ、ホンダ、日産
などの自動車株も値を下げ、ブリヂストン、住友ゴム、東洋ゴム、横浜ゴムなど
タイヤ株はいずれも昨年来安値更新となっています。

 本日の新高値銘柄は、日本道路、太平電業、コスモス薬品、ホシザキ、尾家産
業、トウアバルブ、大黒天等々です。




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 ビギナーの方も、なかなか上手くいかないという方もどうぞご活用ください。

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【2】主な材料                           **
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・オバマ大統領、国民の結束呼びかけ「新たな責任の時代」
・政府、国家戦略スタッフの概要を公表 特別職に30人登用
・インフル発生、年が明けて倍増のペース 国立感染症研究所調査
・12月の電力需要実績が過去最大のマイナスに 減産の影響拡大
・12月の国内粗鋼生産は過去最大の減少幅 前年比27.9%減
・19日時点のガソリン店頭価格、0.6円高 23週ぶりに上昇
・三貴、「ジュエリーマキ」を展開する同社が再生法の適用申請
・デンソー、計11日間の一斉操業停止を発表 創業以来初
・エルピーダ、台湾の半導体メーカー3社と統合交渉
・日産労組も賃上げを要求する方針を決定 交渉は難航必至
・独メーカーで時短勤務導入の動き拡大 VWも2月下旬に導入
・英中銀総裁、英景気は「年前半に一段と収縮」 量的緩和も示唆
・伊フィアット、クライスラーへの出資比率を引上げる権利を取得
・米議会、オバマ大統領が指名した6閣僚を承認 新政権スタート
・米IBMの10―12月期、ハード部門以外の伸びで12%増益
・英ポンド急落、通貨危機を懸念する声も



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【3】主な投資判断                         **
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[クレディS証券]
 据置き   B (5108) ブリヂストン   1,700→ 1,400円
 据置き   C (6981) 村田製作所        2,500円
 引下げ B→C (7202) いすゞ自動車    170→   100円
 据置き   C (7205) 日野自動車     200→   155円
 据置き   C (7240) NOK       680→   540円
 引下げ B→C (7246) プレス工業     140→   110円

[UBS証券]
 据置き   B (6371) 椿本チエイン    300→   260円
 据置き   B (6773) パイオニア     250→   200円

[日興シティG証券]
 引上げ B→A (2503) キリンHD        1,200円
 据置き   C (8902) パシフィックHD 6,890→ 3,860円
 据置き   B (5714) DOWA      280→   310円

[大和総研]
 新 規   2 (5947) リンナイ         3,540円
 新 規   2 (2769) ヴィレッジヴァンガード   34万円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】乗数効果                           **
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 1929年の株価大暴落をきっかけに世界的な大恐慌に突入しました。その危
機的な状況に対し、公共事業(政府による積極的な歳出)を中心とした政策で雇
用創出と景気浮揚を計ったのがフランクリン・ルーズベルト大統領の「ニューデ
ィール政策」です。

 ただ、ルーズベルト大統領は景気が上向くとすぐに増税をし緊縮財政に戻して
しまい、数年後には再度の不況に陥ることになったため評価の分かれるところで
す。

 ここで、景気浮揚策としての公共事業(公共投資)について簡単にご説明させ
ていただきます。

 不況下においては民間部門の支出は限られるため、代わって政府が公共事業で
仕事を増やすことで国民の所得増加を計ります。所得が増加すれば消費も拡大し、
その消費がさらに所得を増やすというサイクルが期待できます。最終的に投下資
本の数倍の経済効果が表れることを、このサイクルが乗数(かけ算で、かけるほ
うの数)的な伸びを示すことから「乗数効果」と呼びます。

 ちなみに景気浮揚策としての減税(戻し税)はダイレクトに国民の懐に届きま
すが、効果が一時的なことと、その一部が貯蓄や返済にまわるため公共投資に比
べ乗数効果は小さくなります。

 尚、日本においても景気浮揚策としての公共投資が度々行われましたが、19
90年代後半ごろになりますとその乗数効果が低下していきました。

 理由の一つは土地の収用(取得)に多額の公共資本が投下され、純粋な投資の
割合が低かったこと。もう一つは、民間部門の投資が大きく縮小したたことや有
利子負債の圧縮のためそのマイナス効果で政府支出のプラス効果が相殺されてし
まったことなどが上げられます。また、一部の人が潤うだけの公共事業が少なく
なかったことも理由として上げられます。このように無駄遣いの温床となりやす
いところが公共投資の問題点です。



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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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減税と公共事業を柱とする景気刺激策を掲げたオバマ大統領は、もちろん十分に
過去の教訓に学び未来を遠望しているはずです。昨晩の大統領就任式でスローガ
ンに熱狂した時は終わりを告げ、すでに実際の行動で示す段階に入りました。市
場はその実行力と効果を見極めようとしています。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
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   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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