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こんばんは。aquaです。

 気温が朝から18度を上回り、最高気温が25度を超え夏日になったところも
多く、汗ばむような陽気となりました。

 関東地方では空を覆っていた薄紅の花の半分がすでに散り、一部は葉桜になり
つつありますが、綿雪のように降る花びらを眺めるのもまた一興。他の様々な花
も咲き始めていますので、色とりどりの競演を楽しむのにもいい時期です。

 先週末、花見で訪れた公園では大勢の家族連れが同じ場所でピクニックを行っ
ているかのように賑やかでしたが、この週末も桜の木の下や花の周りに大勢の人
が集いそうです。

 ところで、IMFは09年の中国の経済成長を6.7%と予測しています。日
本やアメリカを含む先進諸国がマイナス成長と予測されているのに対して中国は
高い成長率を維持する見通しです。

 一方、中国政府は先の全国人民代表大会(全人代)で、09年の成長率を「8
%前後」にするという目標を掲げています。一時期の高成長に比べますと見劣り
するのかもしれませんが、焼け野原から全てを作り上げる戦後復興で沸いた神武
景気の頃(1955年)の日本の実質成長率が8.8%であったことを考えます
と、「8%成長」というものがどの程度のものかが分かるかと思います。

 13億の人口を抱え、貧困層も多い中国が、国として実際にこれだけの成長を
なし得るには、地域単位で見た場合に余程の高成長を達成する必要があります。

 ちなみに、中国政府が国として8%成長(2009年)という目標を掲げたの
に対し、行政区単位ではさらに上の目標を掲げています。

 香港との境界に深セン経済特区、マカオとの境界に珠海経済特区を有する広東
省(省人口・約7800万人、省都・広州)は8.5%成長、政府直轄市の北京
(約1400万人)と上海(約1600万人)が9%成長、世界的な金融危機の
煽りを受けた大都市圏でさえこれだけの経済成長を計画しています。

 さらに、湖南省(省人口・約6600万人、省都・長沙)、湖北省(約600
0万人、武漢)、河南省(約9500万人・鄭州)、江西省(約4200万人・
南昌)、安徽省(約6300万人、合肥)等はいずれも10―12%成長。陝西
省(約3700万人・西安)と内モンゴル(約2400万人、フフホト市)が1
3%、政府直轄市の重慶市(約3000万人)等も12%の成長を達成する計画
です。

 こうしたことは、「中国の成長が6.7%に鈍化する見通し」などのような、
字数や時間に制約のある報道では見えない部分です。
                             (下段4に続く)


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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.中国の経済成長

 5.編集後記





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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均   8964.11(+ 48.05)△0.54%
◎TOPIX   845.97(+  4.16)△0.49%

◎売買高概算  30億1494万株
◎売買代金概算  1兆7260億円
◎時価総額  274兆9568億円

◎値上り銘柄数 768 ◎(年初来)新高値 161
◎値下り銘柄数 832 ◎(年初来)新安値  21
◎変わらず   103

◎騰落レシオ(25日)119.8%
 
◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ○●●●○○○○●●○○ 58.3%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比+9.96% 75日線比+10.76%
 
◎為替  (対ドル) 100.32 (対ユーロ)131.73

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  198円(- 21円)542,661千株
 2.三菱UFJ<8306>  517円(-  5円)111,797千株
 3.長谷工  <1808>   63円(+  9円) 87,936千株
 4.東芝   <6502>  329円(+  7円) 80,654千株
 5.パイオニア<6773>  293円(+ 63円) 63,178千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.みずほ  <8411>  198円(- 21円)109,583百万
 2.トヨタ自 <7203> 3910円(±  0円) 65,890百万
 3.三菱UFJ<8306>  517円(-  5円) 56,931百万
 4.ホンダ  <7267> 2815円(+ 30円) 46,446百万
 5.オリックス<8591> 4880円(+340円) 41,434百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1480万株 買い2020万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比48円(0.5%)高の896
4円で取引終了です。

 米銀大手のウェルズ・ファーゴの1~3月期営業利益が四半期決算として過去
最高の利益額になると報じられたこと、また米銀19行が受けているストレステ
スト(健全性審査)について全行が審査に合格する見通しと報じられたことを好
感して昨晩のNYダウが246ドルの大幅高。それを受け、東京市場も朝方から
幅広い銘柄に買いが先行し、9:11には上げ幅が150円を超えて9068円
と9000円台に乗せる場面がありました。ただ、買い一巡後は今晩のNY市場
がグッドフライデーで休場となることで買い手控えムードが強まり、目先900
0円に乗せたことで達成感からの手仕舞い売り、さらにこのところ急ピッチで上
昇した後だけに戻り待ちの売りが出て上げ幅縮小となっています。尚、本日のオ
プションSQ値は9140円近辺と推定されますが、本日の終値はこれに届いて
いません。売買代金は概算1兆7260億円、上海総合株価指数は64ポイント
(2.7%)高の2444、香港、韓国、台湾も連日高です。

 業種別では、海運、保険、石油、電機セクターの上げが顕著です。

 個別銘柄では、川崎汽船が23円高の400円、商船三井が36円高の580
円、郵船が21円高の447円、第一船が17円高の249円となるなど海運株
が連日で軒並み高、業種別では海運セクターの値上がり率ランキングがトップと
なっています。中国経済が回復に向かっていることへの期待感やバラ積み船の国
際運賃指標バルチック海運指数が上昇していることも手掛かりとなっています。

 ホンダ、日産自、マツダ、三菱自、富士重、ダイハツなど自動車株が軒並み年
初来高値更新。昨晩のNYダウが大幅続伸したことを好感して時価総額の大きい
主力株として買いが入っていることに加え、円相場が1ドル=100円台の円安
水準で推移していること、また中国の3月の新車販売台数が単月ベースで過去最
高を記録したことも好材料視されています。政府によるエコカーへの買い替え促
進策に対する期待も意識されています。

 昨日ストップ高のタカラバイオが本日も一時ストップ高まで上伸。体のあらゆ
る細胞や組織に成長する能力を持つ新型万能細胞(iPS細胞)の作製について、
特許の実施権の許諾を受けたと発表したことを好感した買いが連日で入っていま
す。

 新日鉱HDが大幅高、2010年3月期は連結経常損益が1000億円程度の
黒字(前期推定は780億円の赤字)になる見込みと報じられ、業績回復への期
待感から買いが膨らんでいます。市場価格に連動して卸値を決める方式に変更し
たことで、石油製品の採算が改善、赤字だった石油化学事業も黒字転換する見込
みです。新日石、出光、昭和シェルなど他の石油株も軒並み高です。

 本日の新高値銘柄は、東亜道路、テイクアンドギヴ・ニーズ、新日鉱HD、東
海ゴム、合同鉄、山特鋼、日立金属、東邦鉛、住友電工、大崎電気、GSユアサ、
シャープ、パイオニア、日産自、いすゞ、ホンダ、ダイハツ、三菱商事、三井物、
近鉄エクス・・・等々です。



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【2】主な材料                           **
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・次世代送電網「スマートグリッド」 米政府の計画に日本企業も参加
・GW期間中の高速道渋滞、「30km以上」が倍増 高速各社が予測
・1―3月のビール系飲料出荷量、四半期でキリンが2年ぶり首位奪回
・08年の銀行貸出残高は2.7%増 伸び率は調査開始以来最高に
・08年度の日銀マネーストックは0.8%増 4年ぶり高い伸び
・日銀、銀行の資本増強支援で劣後ローンを引き受け 5月から開始
・3月の日銀議事要旨、国債買い取りの増額は「市場安定へ強い意志」
・2月普通鋼鋼材受注量は前年同月比41%減 7カ月連続前年割れ
・大和生命の更生計画要旨、保険金や給付金を最大80%削減
・日産、2011年に中国で電気自動車販売 12年には量産体制
・環境性能が最も高いのはホンダの燃料電池車 NY自動車ショーで
・米司法省、日本貨物航空など3社に罰金 航空貨物の価格カルテルで
・GM、大幅な債務削減策を提案する見通し 債権者には厳しい内容に
・オバマ大統領、米自動車支援で低燃費車1万7000台の購入を発表



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【3】主な投資判断                         **
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[UBS証券]
 据置き   A (7261) マツダ        180→   330円
 据置き   A (7262) ダイハツ工業     800→ 1,000円
 据置き   A (7267) ホンダ       2,300→ 3,300円
 据置き   A (7269) スズキ       1,600→ 2,100円
 据置き   B (7201) 日産自動車      270→   490円
 据置き   B (7203) トヨタ自動車    3,050→ 4,100円
 据置き   B (7270) 富士重工業      280→   410円

[モルガンS証券]
 引上げ B→A (7202) いすゞ自動車     135→   185円
 据置き   B (7205) 日野自動車      195→   300円

[ゴールドマンS証券]
 引上げ B→A (7262) ダイハツ工業     800→ 1,000円
 据置き   B (7718) スター精密     1,010→   960円

[日興シティG証券]
 引下げ A→B (7459) メディセオパルタックHD  1,200円
 引下げ A→B (9987) スズケン          3,000円

[野村証券]
 引上げ B→A (7201) 日産自動車      300→   600円
 引上げ C→A (7251) ケーヒン       680→ 1,430円
 引上げ B→A (7262) ダイハツ工業     770→ 1,000円
 引上げ C→A (7270) 富士重工       210→   500円
 引上げ B→A (7313) TSテック      540→ 1,200円
 引上げ C→B (7203) トヨタ自動車    2,300→ 4,000円
 引上げ C→B (7267) ホンダ       1,600→ 2,800円
 据置き   B (7269) スズキ       1,450→ 1,900円
 据置き   C (7202) いすゞ自動車     90→   115円
 据置き   C (7205) 日野自動車      120→   230円
 据置き   C (7211) 三菱自動車          70円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】中国の経済成長                        **
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 先にあげた例で、10%以上の成長を計画をしているのはいずれも中国内陸部
であることが分かるかと思いますが、外需に頼れない現状で、内陸部のインフラ
整備に資金を集中させて成長の勢いを維持しようとするのが中国政府の計画です。
年平均10%超の成長率で世界から「驚異的」とされた日本の高度経済成長期に
匹敵する高成長の国が中国内陸部にいくつも存在するといった状況です。

 こうした高成長を達成する原動力として、中国政府は総額57兆円もの巨費を
投じて内需拡大を行っています。具体的には、これまで発展から取り残された内
陸部に巨費を投じ、鉄道、高速道路、さらには農村における水道・ガス・電力な
どのインフラの整備事業(四川復興事業含む)で国全体を底上げしようとしてい
ます。需要の増加により、日本のある大手重機メーカーの中国における2月の油
圧ショベルの販売台数が1日100台前後と、前年同月比5割増となった例もあ
ります。
 
 また、3月5日に中国国家統計局が発表した「2008年国民経済と社会発展
統計公報」によりますと、2008年のGDP(国内総生産)総量が3万670
億元で、1人当たりGDPは3266ドルに達することが明らかになりました。

 中国の1人当たりGDPは、2003年に1000ドルを突破、2006年に
2000ドル台に達し、その2年後の3000ドル突破です。上海や深セン市な
どの大都市の1人当たりGDPはすでに1万ドルを超えていますが、低所得者層
も含めた1人当たりGDPが3000ドルを上回るということは、発展の勢いが
地方部にまで広がりつつあることを示しています。

 ちなみに日本の場合、戦後の混乱で1950年には1人当たりGDPが一時2
000ドルを下回りましたが、神武景気、岩戸景気、1964年の東京オリンピ
ック(オリンピック景気)、1970年の大阪万国博覧会(いざなぎ景気)等を
経て、1975年頃にようやく1人当たりGDPが3000ドルを上回りました。
つまり日本が二十数年かかって達成したことを、中国はわずか数年で成し遂げた
ことになります。

 国民1人当たりGDPが3000ドルを超えると何が起きるか。数値で表わさ
れる経済成長そのものよりも、そこにいる人々の生活が劇的に変化することをイ
メージすることが極めて重要です。

 日本の場合、成長の過程で、木造平屋建てから団地やマンションの隆盛、19
60年頃の「3種の神器:テレビ、洗濯機、冷蔵庫」から70年代には「3C:
カラーテレビ、クーラー、マイカー」へと消費が拡大しました。都市部では近郊
の団地に住み、買い物はスーパーマーケットというライフスタイルが定着、いわ
ゆる新中間層が増大し「中流層」が誕生しました。こうした耐久消費財への支出
が爆発的に伸びる転換点とされるのが「1人当たりGDP3000ドル」です。

 中国で行われているインフラ整備は、道路を整備することで地域が連携し、新
しい鉄道や道路ができれば、そこに新しい都市が生まれ、新しい消費者を発生さ
せています。中国における新車販売が過去最高を記録したことは、減税が購買を
促したとは言え、自動車の購買層が拡大していることを裏付ける一つの事例です。

 中国において、人民元で年収5万元~20万元(年間可処分所得70~285
万円)の中流層の増加は富裕層の増加のペースを上回ります。野村総研の試算で
は、2015年までに中国の主に内陸部で4800万世帯の新しい中流層が出て
くるとしています。これは日本の総世帯に匹敵する世帯数で、1世帯あたり3人
として計算すれば日本の総人口に匹敵する新たな中流層の出現です。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
アメリカの「グリーン・ニューディール」にしましても中国にしましても、日本
企業の成長の種は数多くあります。世界経済全体がまだ低迷している今こそ投資
のチャンスです。新しい状況や企業の内容等をよく理解することが投資を成功に
導きます。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号
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