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こんばんは。aquaです。

 月遅れのお盆は、終戦記念日と重なる8月15日。おおよそその近辺で夏休み
をとる人が多いかと思いますが、混雑する前の7月中旬頃に、子供達に学校を休
まさせて海外旅行にでかけるという話をここ数年はよく耳にします。

 ところで、JTBの「夏休み(7月15日から8月末)旅行動向調査」では、
ボーナスの減少や生活防衛意識の高まりを背景に、期間中の国内旅行人数は2年
連続、海外旅行人数は3年連続で前年を下回る見通しです。

 同調査による国内旅行の平均費用は前年から2700円減少の3万3100円、
海外旅行の平均費用は前年と比べ3万5千円(うち燃油サーチャージによる低下
分は約2万1千円)減少の21万4千円です。

 なお、かんぽ生命が行ったアンケート調査でも、夏休みのレジャー予算につい
て「昨年より増える」と答えた人が3.4%にとどまったのに対し、「減る」と
の回答は43.1%となっています。

 ただし、今年は新型インフルエンザの影響で、夏の旅行申込みが例年よりも出
遅れており、6月後半以降の予約申し込み件数は昨年同時期件数を大きく上回っ
て推移しているそうです。

 また、今年の8月は高速道路や有料道路のETC割引(地方路線が距離に関わ
らず1000円)が、土日だけでなく8月6日木曜日、7日金曜日、13日木曜
日、14日金曜日にも適用されるため、乗用車での旅行や帰省の増加が見込まれ
ています。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.サンクコスト

 5.編集後記






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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均   9344.16(+ 74.91)△0.81%
◎TOPIX   872.25(+  5.88)△0.68%

◎売買高概算  22億7806万株
◎売買代金概算  1兆3896億円
◎時価総額  285兆7372億円

◎値上り銘柄数 965 ◎(年初来)新高値 23
◎値下り銘柄数 587 ◎(年初来)新安値 10
◎変わらず   146

◎騰落レシオ(25日)88.1%

◎サイコロ(日経平均)3勝9敗 ●●●●●●●●●○○○ 25.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-3.28% 75日線比+0.45%

◎為替  (対ドル) 93.93 (対ユーロ)132.14

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  190円(±  0円)396,007千株
 2.大和証G <8601>  505円(- 10円)153,848千株
 3.三菱UFJ<8306>  533円(-  5円) 74,894千株
 4.ANA  <9202>  266円(-  4円) 48,709千株
 5.マツダ  <7261>  240円(+ 14円) 45,451千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.大和証G <8601>  505円(- 10円) 79,700百万
 2.みずほ  <8411>  190円(±  0円) 77,520百万
 3.三菱UFJ<8306>  533円(-  5円) 40,765百万
 4.三井住友 <8316> 3730円(+ 30円) 37,482百万
 5.三菱商事 <8058> 1695円(+ 75円) 26,526百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2140万株 買い3540万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が3日連続高となり、前日比74円(0.
8%)高の9344円で取引終了です。

 米インテルの好決算などを受けて昨晩のNYダウが256ドルの大幅高、東京
市場も朝方から買いが優勢となり、9:21には上げ幅が200円を超えて94
89円と節目として意識される9500円手前まで上昇する場面がありました。
ただ、買い一巡後は米ノンバンクCITグループの破綻懸念や大幅高の反動によ
る今晩のNY市場を警戒する向きが増え、昼からは上げ幅縮小となっています。
尚、注目の中国4~6月期の国内総生産(GDP)は前年同期比7.9%増と高
い伸びを示しています。売買代金は概算1兆3896億円、上海総合株価指数は
小幅安、4ポイント(0.1%)安の3183です。

 業種別では、ゴム、商社、非鉄、鉄鋼、機械、石油セクターの上げが目立ちま
す。

 個別銘柄では、コマツが38円高の1419円、日立建機が41円高の149
4円となるなど中国関連の建機株が連日で値を上げています。中国のGDP(第
2四半期)成長率が前年同期比7.9%増になったと報じられ、第1四半期(1
~3月期)の6.1%増を大きく上回ったことで好感する買いが入っています。
中国の上半期のGDP成長率は7.1%となります。

 プラント建設大手の日揮が73円高の1427円と大幅高。イタリアの同業大
手と共同でアラブ首長国連邦(UAE)のアブダビに世界最大級の天然ガス処理
プラントを建設。受注額は約4500億円と巨額なことから買いが入っています。
また、プラント関連として千代田化工建設も50円高の710円と値を飛ばして
います。

 住友電工が48円高の1035円と値を上げています。純緑色半導体レーザー
の開発に世界で初めて成功したと報じられ、同社の優位性や技術力を好感した買
いが入っています。緑色光を直接発振する半導体レーザーが開発されたことで、
部品の少量化による製品の小型化やコスト低減が可能となり、光の三原色である
赤・緑・青の半導体レーザーがそろうことで新たな製品への応用も期待できます。

 東洋炭素が500円高の3720円とストップ高。昨日の引け後に発表した2
010年5月期の連結純利益予想は前期比42%減の15億円でしたが、株式市
場では悪材料出尽くしとの見方から一気に買いが膨らんでいます。同社は熱伝導
性や耐熱性に加えて強度が高い「等方性黒鉛」と呼ばれる特殊黒鉛を使った半導
体製造用のるつぼが主力で、等方性黒鉛の生産量では世界シェア3割を占めてい
ます。

 デンソーが85円高の2510円と値を上げていますが、トヨタとマツダのハ
イブリッド技術での提携が報じられ、同社株にも思惑買いが入っています。デン
ソーにとってトヨタが主力取引先のため、トヨタによるマツダへの基幹装置提供
は受注機会の拡大につながるとの見方が広がっています。

 キヤノンが50円高の3080円と3日連続高。昨晩のNY株高を受けて主力
株が買われる流れに乗っており、また収益動向が為替相場に影響されやすく、1
ドル=94円台前半の円安に振れたことも支援材料となっています。尚、4~6
月期の連結営業利益は300億円程度と1~3月期の1.5倍に拡大したもよう
とも報じられています。

 「正露丸」で知られる大幸薬品が290円高の5340円と大幅高、これで3
日連続高となります。7月31日現在の株主に対して、8月1日付けで1対3の
株式分割(無償交付)を実施すると発表し、同時に年間配当予想を1株あたり1
円とし、従来の2円50銭に対して実質50銭の増配となることから分割と増配
を好感した買いが集まっています。

 その他、個別に王将フードが115円高の2330円、小糸製作が39円高の
1203円、大規模自転車専門店をチェーンのあさひが70円高の3070円、
日本製鋼が52円高の1156円、KIMOTOが50円高の528円、ブリヂ
ストンが85円高の1562円と値を飛ばしています。

 本日の新高値銘柄は、トヨタ紡織、コスモス薬品、四国化成、日本化薬、荒川
化学、太陽誘電、豊田合成、ガリバー、アデランスHD、サンケイビル・・・等
々です。



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【2】主な材料                           **
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・中国の4―6月期GDP成長率は7.9% 前期比1.8ポイント上昇
・中国の1―6月の都市部の固定資産投資、前年同期比33.6%増
・中国の6月の小売売上高は15%増 5月の増加率を下回る
・5月の第3次産業活動指数、2カ月ぶり低下 自動車整備業等落ち込む
・IMF中期見通し、日本の潜在成長率は下ぶれの可能性も
・おもちゃショー開幕、一般公開は18日から 内外の132社出展
・日揮、世界最大級の天然ガス処理プラントを共同建設 UAEで
・昭和電工、燃料電池の新触媒を開発 白金使わず低コスト
・国税局、大丸と松坂屋の申告漏れを指摘 計約32億円
・先週の部門別動向、外国人は2週ぶり売り越し 個人は買越継続
・韓国LGディスプレー、4―6月期3四半期ぶり営業黒字を確保
・米財務長官「ドルは最重要の準備通過であると再確信」 中東で
・CTI、破たんの可能性高まる 政府との支援交渉打ち切り
・GM、南米専用の小型社開発を計画 ブラジルで970億円投資
・FRB、今年の米経済成長率見通しを上方修正 失業率は高止まり
・FOMC議事録要旨「米経済活動の低下はまもなく終わる」



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【3】主な投資判断                         **
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[UBS証券]
 引上げ B→A (5108) ブリヂストン    1,700→ 1,900円
 据置き   A (7259) アイシン精機    2,200→ 2,400円
 据置き   B (6902) デンソー      2,400→ 2,500円
 据置き   B (7282) 豊田合成      2,000→ 2,800円

[クレディS証券]
 引上げ B→A (9719) 住商情報システム  1,250→ 1,800円
 据置き   A (3626) IT HD     2,080→ 2,440円

[日興シティG証券]
 据置き   A (3593) ホギメディカル   6,400→ 6,100円
 据置き   A (4185) JSR       1,500→ 1,900円
 据置き   A (4217) 日立化成      1,700→ 1,850円

[野村証券]
 新 規   A (8766) 東京海上HD        3,550円
 据置き   A (9602) 東宝            1,920円
 据置き   B (5310) 東洋炭素          3,500円

[みずほ証券]
 引上げ 2→1 (5108) ブリヂストン    1,600→ 1,920円
 据置き   2 (5110) 住友ゴム       755→   880円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】サンクコスト                         **
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 2003年を最後に民間で唯一の超音速旅客機コンコルドは姿を消しました。
コンコルドは、運用段階で赤字が免れないことは開発の途中で判明していました
が、それまでの投資がムダになることを恐れた英仏当局により開発が続行されま
した。結局コンコルドはわずかばかり生産され、商業的に大失敗に終わっていま
す。

 ある対象への金銭的・精神的・時間的投資を継続することが新たな損失を発生
にさせることが明白であるにも関わらず、それまでの投資を惜しみ、支出をやめ
られない状態を経済用語で「コンコルドの誤り」あるいは「サンクコスト効果」
と言い、この場合の戻ってこない費用を「埋没費用(サンクコスト)」といいま
す。

 例えば、入会金の2万円を払い、月々5000円の会費を払う契約をしてスポ
ーツジムに入会したが、その後しだいに行かなくなった。今やめても入会金や支
払った額は返還されず、また行くかもしれないので契約をそのまましておいた。
この場合の支出がサンクコストです。

 また、採算がとれないと分かっていても、すでに投下した資金を思ってプロジ
ェクトを続行するケースは、公共事業によく見られます。「元を取らないと損す
る」あるいは「乗りかかった船」として現状を維持してしまうことは個人でもよ
く見られる傾向です。

 経済的合理性に反するこのようなことが起こる原因としては複数考えられます。

 まず一つ目は、一般に人はプラスの刺激よりもマイナスの刺激に対してより敏
感であり、損失を明らかにすることを回避しようとする傾向があるためです。

 二つ目は、間違いを認めることへの抵抗。計画の中止は、過去の決定が間違っ
ていたことを否応なしに認識させます。決定に関わった人は、中止した際の悪評
を恐れたり、自尊心が傷つくことを避けるために、中断ではなく続行を選ぶこと
になります。

 三つ目は、子供の頃から耳にしてきた「ムダにするな」という言葉が、意志決
定に影響した結果です。本来、サンクコストに適用すべきではない標語ではあり
ますが、支払ったコストをムダにしないという考えが呪縛となり、過去の出費に
こだわってしまうために現状の維持と継続を選択させ、結果的に損失拡大につな
がります。

 ちなみに、たなぼたで手にしたお金については、浪費しても「ムダにした」と
いう心理的な抵抗は低下します。

 また、子供に対する実験では、子供はサンクコストに囚われないという結果が
明らかになっており、年齢がすすむにつれて「サンクコスト効果」が認められる
そうです。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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キリンとサントリーの統合、トヨタとマツダの提携等の話題には、企業の成り立
ちやこれまで競合してきた経緯など、企業間の“こだわり”や“わだかまり”を
吹き飛ばすだけのインパクトがあり、その波紋が業種を越えて広がりつつありま
す。様々な企業の組み合わせが連想でき、こうしたことが相場を刺激します。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
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   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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 の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな
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