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こんばんは。aquaです。

 今日から09年度も下期となりますが、この場合の「年度」は「会計年度」を
指しています。他にも慣習や業界によって様々な「年度」のくくりがあり、今日
から始まる「コーヒー年度」もその一つです。

 最近は病気予防効果なども注目されているコーヒーですが、世界に広まる前は
イスラム圏で「秘薬」として飲まれており、キリスト教圏では悪魔の飲み物とさ
れていました。しかし、そのおいしさを知ったバチカンの法王が、コーヒーに洗
礼を施し、キリスト教徒のコーヒー飲用に許可を与えてからまたたく間に西欧に
広まったと伝わります。

 以来、コーヒーは多くの人を虜にしてきました。コーヒーを愛したナポレオン
は「体を温め、勇気を出してくれるこのコーヒーを兵士達に与えよう。余の作戦
と兵士達がいれば、世界は余の手のひらにあるも同然」と語り、大のコーヒー党
であったルソーは「ああ、これでコーヒーカップを手にすることができなくなっ
た」と辞世に残しています。

 また、コーヒーはある種の象徴であり、アポロ13号の乗組員が大変な困難の
最中にあった時、司令センターのあるヒューストンは「こちらヒューストン。が
んばれ乗組員の諸君! 君たちは今、熱いコーヒーへの道を歩いているのだ!」
と激励した話は有名です。

 そしてコーヒーで最も有名なのは下記の言葉になるかと思います。

 悪魔のように黒く、地獄のように熱く、天使のように純粋で、

        恋のように甘く、そして・・・あなたのようにほろ苦い。


 上記は、実際には様々なバージョンが存在しますが、トルコの諺やフランスの
政治家タレーランの言葉が原型になってます。

 ちなみに、スターバックスコーヒージャパンは本日から期間限定で、マグカッ
プやタンブラーの持参で、飲料を50円割り引くキャンペーンを始めています。


 やわらかな誰が喫(の)みさしし珈琲ぞ 紫の吐息ゆるくのぼれる 北原白秋



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.足らぬものは余る

 5.編集後記







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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均  9978.64(-154.59)▼1.53%
◎TOPIX  896.12(- 13.72)▼1.51%

◎売買高概算  18億1113万株
◎売買代金概算  1兆2141億円
◎時価総額  296兆1059億円

◎値上り銘柄数  253 ◎(年初来)新高値 17
◎値下り銘柄数 1354 ◎(年初来)新安値 29
◎変わらず     75

◎騰落レシオ(25日)72.0%

◎サイコロ(日経平均)6勝6敗 ●●○○○●○●●○○● 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-3.45% 75日線比-0.94%

◎為替  (対ドル) 90.00 (対ユーロ)131.36

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  175円(-  3円)147,877千株
 2.三菱UFJ<8306>  456円(- 26円)135,765千株
 3.野村   <8604>  533円(- 20円) 76,959千株
 4.三洋電  <6764>  197円(- 16円) 47,747千株
 5.JAL  <9205>  139円(+  7円) 41,871千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.三菱UFJ<8306>  456円(- 26円) 62,575百万
 2.野村   <8604>  533円(- 20円) 41,316百万
 3.三井住友 <8316> 3070円(- 60円) 30,855百万
 4.みずほ  <8411>  175円(-  3円) 25,855百万
 5.トヨタ自 <7203> 3510円(- 60円) 23,750百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り3250万株 買い1710万株

 名実ともに10月相場、下半期入りとなった本日の東京株式マーケットは、日
経平均株価が前日比154円(1.5%)安の9978円と1万円の大台を割っ
て取引終了です。

 昨晩のNYダウが29ドル安となったことを受け、朝方から売りが先行。また
亀井静香金融担当相が進める債務返済猶予制度の創設を嫌気して銀行株が軒並み
安となっていることも相場全般の重石となっています。日銀短観は大企業製造業
業況判断DIでマイナス33と事前予想のマイナス33と一致で影響は限定的。
ただ、同製造業の想定為替が1ドル=94円となっており、足元の為替レートが
1ドル=90円前後と円高となっていることが収益に及ぼす悪影響として売りを
誘う要因となっています。午前中で売りは一巡し、昼からは9950円から1万
円の狭いレンジ内での値動きとなっています。売買代金は概算1兆2141億円、
中国上海市場は国慶節のため休場です。

 業種別では、空運、鉱業、小売り、海運などが堅調な一方、証券、銀行セクタ
ーの下げがきついです。

 個別銘柄では、相場全般安の中にあって勝ち組と言われる小売り関連銘柄が上
昇。大規模自転車チェーンを展開するあさひが19円高の1754円で年初来高
値更新、ニトリは120円高の7770円、王将フードは110円高の2815
円、ファーストリテイリングは540円高の1万1900円、ハニーズは28円
高の675円、くらコーポは2万4300円高の31万3000円、サイゼリヤ
は56円高の1694円、ゼビオは50円高の2165円となっています。

 ディフェンシブ・ストックとして医薬品株の一角が上昇。鳥居薬品が69円高
の1783円、田辺三菱製薬が39円高の1236円、キョーリンが49円高の
1574円、科研薬が4円高の847円、ロートが14円高の1215円、沢井
製薬が60円高の5260円、日医工が10円高の2905円となっています。

 先行きが注目されるJALは7円高の139円と上昇。前原国土交通相が経営
再建中の同社について、自主再建は十二分に可能と発言したことを好感した買い
が入っています。

 一方、亀井静香金融・郵政担当相が、返済猶予制度(モラトリアム)の創設に
ついて次の臨時国会に法案を絶対出すと発言したことを嫌気し、金融株に売りが
優勢。三菱UFJは26円安の456円、三井住友FGは60円安の3070円、
みずほFGは3円安の175円、千葉銀は21円安の535円、静岡銀は34円
安の914円、ふくおかFGは20円安の353円となるなど大手銀から地銀ま
で軒並み値を下げています。

 証券株も値を下げ、野村HDは20円安の533円、大和Gは18円安の44
5円、SBIは750円安の1万7010円、松井証券は52円安の680円と
なっています。

 本日の新高値銘柄は、あさひ、みらかHD、日本オラクル、壱番屋、学研・・
・等々です。



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【2】主な材料                           **
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・日銀短観、大企業製造業景況感が2期連続改善 想定為替94円
・IMF、2010年の世界経済見通しを3.1%成長に下方修正
・亀井金融相、地域金融機関への資金支援に意欲 返済猶予制度で
・国土交通省地下1階に「かすみがせき保育園」がオープン
・9月の新車販売台数、前年比0.2%増で14カ月ぶりプラスに
・小売業販売額、12カ月連続の減少 8月は1.8%減
・百貨店大手5社、9月売上高は2ケタ前後のマイナス
・鞆の浦埋め立て、公共事業に差し止め命令 広島地裁、景観保護で
・中国主席「改革・開放で発展できた」 国慶節で演説
・中国、新型の大陸間弾道ミサイルを初公開 米国の大半が射程
・中国の9月PMI、4カ月連続の改善で54.3に
・GM、「サターン」ブランド廃止へ 売却交渉が破談
・米上院、温暖化ガス「20%削減」法案提案 正立は不透明



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【3】主な投資判断                         **
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[クレディS証券]
 引上げ B→A (6756) 日立国際電気     670→ 1,000円
 据置き   B (6146) ディスコ      1,960→ 5,500円
 引下げ A→B (6665) エルピーダメモリ  1,500→ 1,100円
 引上げ C→B (7735) 大日本スクリーン   210→   340円
 引上げ C→B (8035) 東京エレクトロン  3,830→ 5,300円
 引下げ B→C (6857) アドバンテスト   2,000→ 1,800円
 据置き   C (7731) ニコン        580→ 1,380円

[モルガンS証券]
 据置き   C (6723) NECエレク     800→   750円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (2685) ポイント      6,100→ 6,700円

[日興シティG証券]
 引上げ B→A (4503) アステラス製薬   3,900→ 4,200円

[野村証券]
 据置き   A (4508) 田辺三菱製薬    1,400→ 1,500円
 据置き   A (6367) ダイキン工業    4,300→ 4,200円
 据置き   A (7701) 島津製作所          800円

[みずほ証券]
 引上げ 3→1 (6923) スタンレー電気       2,090円
 引上げ 4→2 (4091) 大陽日酸          1,300円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】足らぬものは余る                       **
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 本間宗久は「足らぬものは余る、余るものは足らぬと申すことあり」と言いま
す。

 足らないと分かっているものは、用心して調整しながら消費するので最後は余
るようになり、反対にたくさんある思うと油断して、次の手当てもしないで無駄
に消費してしまい、結局は足らなくなってしまうということを言っています。

 家計なども上記のとおりですが、経済活動に置き換えてみますと、メーカーが
限られ売れ行き好調なマーケットは新規参入が増え、しだいに過剰供給となり採
算が悪化することになります。一方、メーカーがひしめくマーケットは、見切り
をつける業者も多く、その後再び需要が盛り上がった時は生産が追いつかないほ
どの繁盛となります。つまり上記の言葉は需給や景気の循環(サイクル)を言い
表しています。

 株式投資では、人気銘柄は一気に上昇しますが、盛り上がっているのは買った
人達のみで、期待した後続が現れず、一気に下落するというパターンがよくあり
ます。これも足らぬものは余るの例えの如くで、一時期は株券が足らなくなるほ
どの勢いがありましても、気づいて見れば自分たちの株券の持って行き場がない
といった状況です。

 魅力的に見える銘柄(足らぬ銘柄)は得てして斯くの如しではあります。反対
に誰もが見切りを付けたような銘柄(余った銘柄)は当初の動きは芳しくありま
せんが、底堅い動きから徐々に下値を切り上げ、ある日衆目を集めて人気化する
というケースも多々あります。

 こういったことから、一時の人気に惑わされず、変動のサイクル、市場心理、
需給をよくよく考えよ、ということを宗久は伝えたかったものと思われます。

 また、資金も、用心しながら用いるのとそうでないのとでは、結果として天と
地ほどの違いとなってくるのは明白です。

 老子も言っています。「足るを知る者は富む」と。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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短期的な過熱警戒感・売られ過ぎ感を測る騰落レシオが、2月につけた今年の最
低水準を更新し、売られ過ぎの目安とされる70%に近付いています(本日は7
2%)。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
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   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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