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こんばんは。aquaです。

 旧暦九月十三日の今日は「十三夜」。「十三夜に曇りなし」の言葉どおり、今
夜は晴れる地域が多いそうです。

 旧暦八月十五日の十五夜(満月)の月見は中国伝来のものですが、十三夜の月
を殊更に取り上げるのは日本独自のもので、満ちてしまう前の状態を「無双(二
つとない)の月」として愛でる心はいかにも日本的な情緒。寒くもあり、ものさ
びしくもあって、月光の冴えてくる今宵は秋の納めの月見です。

 アメリカ(ハワイ州などを除く)では明後日の日曜日から標準時間(冬時間)
に移行し、日本と同様に冬支度の季節です。

 ちなみに冬時間移行後の日本とニューヨークとの時差は14時間。週明けのニ
ューヨーク市場の取引開始時刻も1時間遅くなり、日本時間では23時30分か
ら翌朝の6時00分までの取引となります。

 欧州で先週から冬時間に移行しています。日本との時差は1時間広がり、ドイ
ツやフランスなど欧州大陸諸国との時差は8時間、イギリスとは9時間の時差と
なっています

 尚、アメリカが冬時間に移行する来週からの主な証券取引所の取引時間(日本
時間)は下記のようになります。※ロンドンとニューヨーク以外は通年


  東京証券取引所    9:00~15:00
  上海証券取引所(中国) 10:30~16:00 
  香港証券取引所(中国)   11:00~17:00
  ボンベイ証券取引所(インド)  13:25~19:00
  ロンドン証券取引所(イギリス)   17:00~01:30
  ニューヨーク証券取引所(アメリカ)   23:30~06:00



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.投資の肴

 5.編集後記







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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均  10034.74(+143.64)△1.45%
◎TOPIX   894.67(+ 12.41)△1.41%

◎売買高概算  19億3078万株
◎売買代金概算  1兆4511億円
◎時価総額  296兆6167億円

◎値上り銘柄数 1125 ◎(年初来)新高値 17
◎値下り銘柄数  436 ◎(年初来)新安値 11
◎変わらず    121

◎騰落レシオ(25日)82.1%

◎サイコロ(日経平均)6勝6敗 ○○●○●●○○●●●○ 50.0%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-0.41% 75日線比-1.29%

◎為替  (対ドル) 91.01 (対ユーロ)134.95

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  183円(+  4円)164,117千株
 2.三菱UFJ<8306>  495円(+  7円) 76,116千株
 3.東芝   <6502>  530円(+ 19円) 61,962千株
 4.三洋電  <6764>  228円(+  8円) 58,759千株
 5.野村   <8604>  655円(+  9円) 46,855千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.ソニー  <6758> 2785円(+ 75円) 38,933百万
 2.任天堂  <7974>23180円(-870円) 38,696百万
 3.三菱UFJ<8306>  495円(+  7円) 37,596百万
 4.東芝   <6502>  530円(+ 19円) 32,652百万
 5.野村   <8604>  655円(+  9円) 30,542百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1590万株 買い2730万株

 月内最終売買日となる本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前日比
143円(1.4%)高の1万0034円と1万円の大台を回復して取引終了で
す。

 昨晩のNYダウが米7~9月GDPが3.5%成長と市場予想の3.2%予想
を上回ったことを好感して199ドルの大幅高。これを受け、東京市場も朝方か
ら幅広い銘柄に買いが優勢となっています。為替が1ドル=91円台の円安に振
れたこと、また寄付前に発表された国内の9月完全失業率や有効求人倍率、家計
調査消費支出など経済指標が改善していたことも買いを誘う要因となっています。
売買代金は概算1兆4511億円、上海総合株価指数は35ポイント(1.2%
)高の2995です。

 尚、本日、中国・深セン証券取引所に開設されたベンチャー企業向け市場「創
業板(中国版ナスダック)」が取引開始となっています。第1陣として上場した
28社の上場初値は全社が公募価格を上回り、うち6社は2倍を突破。株価急騰
を受け、当局は全銘柄について売買を一時停止するなどの措置をとっています。 

 業種別では、精密、鉄鋼、ゴム、商社、不動産、石油セクターの上げが顕著で
す。

 個別銘柄では、三菱商事が68円高の1977円と上昇。13時に09年4~
9月期決算と併せ10年3月期の連結純利益が前期比35%減の2400億円に
なる見込みと発表。従来予想の41%減の2200億円から200億円増額修正
したことで好感した買いが入っています。尚、4~9月期の連結決算は純利益が
前年同期比52%減の1374億円と減益ですが、当初計画に対する達成率は高
まっています。

 豊田織機が85円高の2510円と値を上げています。前引け後に2010年
3月期通期の連結最終損益が45億円の黒字(前期は327億円の赤字)になる
見込みと発表。従来予想の100億円の赤字から黒字に転換し、好感した買いが
膨らんでいます。今期は車両やエンジンなど自動車関連製品の販売が期初計画を
上回り、コスト削減も利益を押し上げます。下期の想定為替レートは対ドルで1
ドル=90円、対ユーロで1ユーロ=130円としています。上期(実績)は1
ドル=95円、1ユーロ=133円でした。

 ソニーが75円高の2785円と年初来高値更新。本日の引け後発表の4~9
月期決算への期待で外国人と見られる先回り的な買いが入っています。昨日の引
け後に決算発表より一足早く、これまで未定としていた09年4~9月期末の配
当を1株12.5円(前年同期末は30円)にすることを決めたと発表し、業績
が改善したのではとの思惑を誘っています。

 コマツが72円高の1818円と上昇。7~9月期の米GDP速報が5四半期
ぶりにプラス成長となり、米国を主要販売地域の一つとする同社の業績悪化懸念
が後退。また、昨日の引け後に発表した09年4~9月期連結決算は、営業利益
が前年同期比88%減の197億円と従来予想の150億円を上回り、好感した
買いが入っています。主力の建設機械は米国や欧州で落ち込みましたが、中国で
伸びています。

 ソフトバンクが75円高の2175円と上昇。昨日の引け後に発表した09年
4~9月期の連結決算は純利益が前年同期比72%の大幅増となり、好決算を好
感した買いが入っています。米アップル社の携帯端末「iPhone(アイフォ
ーン)」が牽引し、主力の携帯電話事業が好調です。通期のフリーキャッシュフ
ローが3000億円と従来予想から500億円増額となったことも買いを誘って
います。

 オリンパスが245円高の2900円と大幅高。09年4~9月期の連結営業
利益が280億円程度となった模様と報じられ、従来予想の190億円から約5
割上回ったことで収益改善を好感した買いが入っています。新規格のデジタル一
眼レフが好調で、映像部門が営業黒字を確保。医療部門では収益性の高い内視鏡
も回復基調です。

 尚、新日本石油と新日鉱ホールディングス(HD)は本日、経営統合の本契約
を締結したと発表。2010年1月27日に開く両社の臨時株主総会での承認決
議を経て、同年4月に統合持ち株会社「JXホールディングス」を設立。売上高
10兆円規模のエネルギー企業が日本で初めて誕生します。

 統合に際し、両社の株式を新設する持ち株会社の株式に移転。新日石の普通株
1株に対し持ち株会社の普通株1.07株、新日鉱HDの普通株1株に同1.0
0株を割り当てます。持ち株会社の社長には新日鉱HD社長の高萩光紀氏、会長
には新日石社長の西尾進路氏が就任します。新日石、新日鉱の全事業を再編し、
石油精製販売の「JX日鉱日石エネルギー」、石油開発の「JX日鉱日石開発」、
金属の「JX日鉱日石金属」3つの中核事業会社を10年7月に発足させ、持ち
株会社の傘下に置きます。株価は、新日石が8円高の453円、新日鉱HDが2
1円高の415円となっています。

 本日の新高値銘柄は、中部飼料、不二油、日本合成、愛知製鋼、ソニー、ドン
・キホーテ、電産コパル、壱番屋・・・等々です。




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【2】主な材料                           **
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・9月の完全失業率、5.3%で2カ月連続の改善 依然厳しい状況
・有効求人倍率もわずかに改善 2年4カ月ぶり 9月は0.23倍
・9月の消費支出、実質1%増 大型連休の効果で2カ月連続増加
・9月の消費者物価、前年比2.3%低下 デフレ傾向強まる
・政府、郵政株式売却凍結法案を閣議決定 郵政事業の見直しへ
・政府、中小企業金融円滑化法案 金融機関に努力義務
・日銀、CP買い取りは年内打ち切り 企業支援特別オペは延長
・08年度CO2排出、90年度比で7%増 前年度比では6.7%減 
・09年産のコメ作況指数、98で「やや不良」 北海道で落ち込む
・首相「暫定税率の廃止は当然」 新たなエネルギー課税を検討
・温暖化対策税、税収「2兆円規模」 環境相、来年度の創設要望
・新型インフル、全国で約114万人 1週間で1.4倍に増加
・ファストリの大引け値算出できずで株価指数の終値確定遅れる
・新日石と新日鉱が経営統合を発表 「JXホールディングス」に
・中国版ナスダック「創業板」初取引、全銘柄急騰で一時売買停止
・韓サムスン電子の7―9月期、営業利益大幅増で金融危機前上回る
・ドイツ銀の7―9月期、純利益が前年同期比3.4倍に
・米医療保険制度改革の法案固まる 公的保険の創設を盛り込む



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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 引上げ B→A (7201) 日産自動車      630→   750円
 据置き   B (6758) ソニー       2,550→ 2,800円

[JPモルガン証券]
 新 規   A (6764) 三洋電機           270円
 新 規   B (6674) GSユアサ          730円

[クレディS証券]
 据置き   A (8697) 大阪証券取引所       52万円
 据置き   A (9984) ソフトバンク        3,000円
 据置き   A (6756) 日立国際電気        1,000円
 据置き   B (7731) ニコン           1,380円

[UBS証券]
 引上げ B→A (5486) 日立金属           960円
 据置き   A (6995) 東海理化      2,100→ 2,200円
 引上げ C→B (6724) セイコーエプソン  1,100→ 1,500円

[シティG証券]
 据置き   A (2914) JT            46万円
 据置き   A (4217) 日立化成          2,300円
 据置き   A (4519) 中外製薬      2,300→ 2,400円
 据置き   A (5401) 新日鉄            450円
 据置き   A (7974) 任天堂          30,000円
 据置き   B (4543) テルモ       4,700→ 4,600円

[野村証券]
 引上げ B→A (6756) 日立国際電気     719→   904円
 据置き   A (7974) 任天堂      40,000→30,000円
 据置き   A (6762) TDK       6,000→ 6,500円
 据置き   A (6753) シャープ          1,300円
 据置き   A (7261) マツダ            320円
 据置き   A (9984) ソフトバンク        2,800円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】投資の肴                           **
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 国際航空連合とは、航空会社が世界のネットワークを維持するために協力する
国際的な連合体で、相互乗り入れや共同運行などを実施し、顧客の利便性と集客
の向上を目指すのが大きな目的で、世界の主要航空会社のほとんどは3グループ
ある国際航空連合(下記)のいずれかに加盟しています。

 ●スターアライアンス

    ユナイテッド航空、全日空、エア・カナダ、ルフトハンザドイツ航空、
    USエアウェイズ、スカンジナビア航空、オーストリア航空、
    アシアナ航空、シンガポール航空、中国国際航空、上海航空 等

 
 ●ワンワールド

    アメリカン航空、日本航空、ブリティッシュ・エア、カンタス航空、
    キャセイパシフィック航空、イベリア航空、フィンランド航空 等


 ●スカイチーム

    デルタ航空、エールフランスKLM、大韓航空、中国南方航空、
    アリタリア航空、チェコ航空、アエロフロート・ロシア航空 等


 同じグループの航空会社間では、空港施設の共同利用や燃料の共同購入などで
コスト削減が可能となります。また、マイレージポイントを共通化することによ
って顧客の囲い込みを狙い、世界の主要空港では同一連合のターミナルを同じく
することで顧客は乗り換えやすくなっています。

 ちなみに、成田空港において、第1ターミナル北ウイングは「スカイチーム」、
第1ターミナル南ウイングは全日空が所属する「スターアライアンス」、第2タ
ーミナルは日本航空が所属する「ワンワールド」となっています。

 尚、航空会社が連合に加盟する場合には、看板の書き換えにかかる費用や加盟
金などで1社数十億円の費用が発生すると言われ、一方、連盟から脱退する場合
には加盟金の倍以上の違約金とシステムの更新などの費用が発生します。

 つい先日、コンチネンタル航空が、それまで所属していた「スカイチーム」か
ら「スターアライアンス」への移籍を発表しました。コンチネンタル航空は昨年
からユナイテッド航空(スターアライアンス所属)と戦略的提携関係を築いてお
り、今回の移籍はその延長線上にあります。国際航空連合間の移籍は初のケース
で、円滑な移籍を実現するために専門チームが作業を行い、正式発表にこぎ着け
るまで18カ月間を要しています。

 これにより、スターアライアンス加盟の航空会社は25社に増え、就航地は1
71カ国に拡大、1日当たり出発便数は1万9534便、年間利用者数は5億7
000万人となり、スカイチーム(10社、169カ国、1万3133便、3億
8500万人)やワンワールド(10社、142カ国、8368便、3億100
0万人)との差が拡大します。

 こうした情勢下で、日本での提携先がないスカイ陣営のデルタ航空が、経営再
建を図る日本航空(ワンワールド陣営)に対し出資や連合移籍を含めた提携交渉
を行っており、システム変更など移籍に必要なコストをすべて提供すると提案し
ています。移籍を阻止しようとするワンワールド陣営も必至で、同陣営のアメリ
カン航空とブリティッシュ・エアウェイズ、豪カンタス航空の3社は借入金の債
務保証を含めた幅広い支援策を共同提案しています。

 日航の経営再建は、公的機関の企業再生支援機構を活用し、実質的に国の管理
下で行う方針が決定しましたが、国を代表してきた「ナショナル・フラッグ・キ
ャリア」の日航に海外の資本が入ることについて国内に抵抗感があることや、ど
の国際航空連合に所属するかで再建の道筋が変わるため、今後の成り行きが注目
されます。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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日本石油と三菱石油が統合してできた新日石(サービスステーションのブランド
名「ENEOS:エネオス」)と新日鉱ホールディングス(同「JOMO:ジョ
モ」)が経営統合の本契約を締結しました。ファーストリテイリングの柳井会長
兼社長は、先日の世界経営者会議で「国内の一強百弱から世界の一強百弱に様変
わりしている」と話ましたが、状況はまさにそのようです。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
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   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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