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こんばんは。aquaです。

 明日は立冬。暦の上では早くも冬到来となりますが、秋を満喫するにはむしろ
これからが良い季節です。

 都心部でも見晴らしの良い場所に登れば、今日のような晴れやかな日は遠くに
あって雪を頂いた富士山の、凜としたたたずまいが臨めます。秋の気持ち良さの
一つは空気が澄んで視界明瞭なところです。

 ところで、先週木曜日の本誌夕刊「11月相場」の欄で、日経平均の一目均衡
表の雲がよじれる12日木曜日前後、オプションSQの13日金曜日、7―9月
期GDP速報値が発表される16日月曜日などを注目日として紹介し、11月第
2週まで企業の決算発表が続くことや、決算を控えた外資系ファンド勢の動向も
注目されるとしましたが、その外資系ファンド勢の動向について補足させていた
だきます。

 ヘッジファンドなどの外資系ファンドの多くは、解約するためには45日前に
申し込む必要があります。いわゆる解約通知期限の「45日ルール」というもの
で、年末の解約ならば11月中旬までに申し込み、それに伴い中旬頃まではファ
ンド勢の売り出やすいということが毎年のように市場で話題になります。

 金融危機の深刻化で暴落の最中にあった昨年は、解約をひとまず凍結したファ
ンドが相次いだ一方で、「実体経済の悪化→運用資金を絞る→解約→売り」とい
う構図が懸念され様々な噂が飛び交いました。しかしながら、月の中旬を経過す
ると後半にかけて相場は持ち直しています。

 例年11月は、月の後半にかけて相場の持ち直しが鮮明になります。これは取
りも直さず、月の中旬に集中するSQや45日ルールなどの日程と合わせて、月
の前半と後半では需給すなわち相場の潮目が変化する傾向があるということです。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.投資の肴

 5.編集後記







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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均   9789.35(+ 71.91)△0.74%
◎TOPIX   874.01(-  0.95)▼0.11%

◎売買高概算  18億8277万株
◎売買代金概算  1兆2632億円
◎時価総額  289兆8834億円

◎値上り銘柄数  453 ◎(年初来)新高値 10
◎値下り銘柄数 1115 ◎(年初来)新安値 55
◎変わらず    118

◎騰落レシオ(25日)80.4%

◎サイコロ(日経平均)5勝7敗 ●●○○●●●○●○●○ 41.7%

◎カイリ率(日経平均)25日線比-2.32% 75日線比-3.98%

◎為替  (対ドル) 90.45 (対ユーロ)134.47

◎出来高上位
 1.三洋電  <6764>  175円(+  3円)142,036千株
 2.NEC  <6701>  273円(+ 25円)109,924千株
 3.みずほ  <8411>  179円(-  2円)104,631千株
 4.東芝   <6502>  506円(+  4円) 48,050千株
 5.日立   <6501>  304円(+ 16円) 47,624千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.トヨタ自 <7203> 3520円(- 60円) 38,270百万
 2.NEC  <6701>  273円(+ 25円) 29,251百万
 3.東芝   <6502>  506円(+  4円) 24,690百万
 4.三洋電  <6764>  175円(+  3円) 24,608百万
 5.三菱UFJ<8306>  486円(±  0円) 22,553百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2020万株 買い1590万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比71円(0.74%)高の97
89円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが203ドルの大幅高となったことを受け、朝方から買いが先
行、10:20には本日の高値9849円まで上げ幅を131円に拡大する場面
がありました。ただ、買い一巡後は引けにかけて上げ幅縮小。主要国の銀行監督
当局が世界の主要銀行に対して自己資本比率規制を強化すると報じられ、財務体
質改善のための増資観測から希薄化懸念によってメガバンク株が弱含んだこと、
また昨日決算発表したトヨタが朝方の上昇から下げに転じたことが相場全体の重
しとなっています。週末要因に加え、今晩発表される10月米雇用統計を見極め
たいとして買い手控えムードも強まっています。売買代金は概算1兆2632億
円、上海総合株価指数は8ポイント(0.28%)高の3164です。

 業種別では、ガラス土石、精密、電機、鉄鋼セクター等が高く、不動産、保険、
銀行セクター等が安くなっています。

 個別銘柄では、ユニクロを展開するファーストリテイリングが370円高の1
万5570円と値を上げています。発熱保温肌着「ヒートテック」を今シーズン
は世界で5000万枚販売すると発表し、好材料視されています。生産能力を引
き上げ、販売量は昨シーズンの実績2800万枚から大幅に引き上げます。昨年
も人気が高いことから、潜在需要は大きいとしています。

 カルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が44円高の603円と値を
飛ばしています。。昨日に、ジャスダック上場のすみやを株式交換で完全子会社
化すると発表したことがキッカケとなっています。すみや1株に対してCCCを
0.14株を割り当てます。株式交換の予定日は2010年2月1日。CCCは
現在、すみやの普通株式を65.33%保有する親会社です。

 三井金属が14円高の246円と値を上げてています。13時に2010年3
月期の連結営業損益が162億円の黒字になる見込みと発表。事前計画は70億
円の黒字だっただけに、大幅な増額修正を好感した買いが入っています。亜鉛価
格が想定よりも上昇し、在庫評価益が発生。また、スマートフォンなど電子機器
向けのプリント配線板に使う電解銅はくなどの売り上げも想定を上回る見通しで
す。

 日本電波工業が67円高の1761円と上昇。12時に09年4~9月期の連
結決算と併せて10年3月期の最終損益が35億円の黒字になる見通しと発表。
事前計画の20億円の黒字から上方修正したため、好感した買いが入っています。
カメラなど民生機器向けの水晶デバイスの売り上げが計画を上回って推移してい
ます。

 NECが25円高の273円と10%を超える上昇。月内にも最大1500億
円の公募増資を実施すると報じられ、朝方は売りが先行しましたが、9:15頃
に普通株で最大1339億円(手取り金)を公募で調達すると正式発表したこと
で買いに弾みが付いています。以前からいずれ公募に踏み切るとの観測が強く、
悪材料出尽くし感から買いが優勢になっています。

 旭硝子が50円高の815円と大幅高。昨日の引け後に09年1~9月期の連
結決算と併せて09年12月期の連結営業利益が720億円になる見込みと発表。
事前計画の400億円から上方修正し、好感した買いが膨らんでいます。液晶用
のガラス基板が7~9月期以降、想定を上回って推移しています。

 味の素が24円高の873円と上昇。14時に2010年3月期の連結経常利
益が前期比89%増の490億円になる見通しと発表し、好感した買いが集まっ
ています。事前計画の360億円から大幅増となります。アジアで味の素や家庭
用風味調味料の販売が好調なほか、前期に高騰した原材料価格の落ち着き、前期
に実施した値上げの効果などが利益の押し上げ要因となります。

 その他、日本製綱が19円高の1124円と値を上げ、3日連続高。イビデン
が100円高の3180円、サッポロHDが34円高の484円、シスメックス
が300円高の4350円、ニプロが122円高の2030円、日立は16円高
の304円、明電舎が20円高の461円、安川電機が27円高の721円と値
を上げています。

 本日の新高値銘柄は、日東富士製粉、川田テクノロジーズ、フォスター電機、
シスメックス、今仙電機・・・等々です。



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【2】主な材料                           **
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・9月景気一致指数、6カ月連続の上昇 基調判断も上方修正
・補正執行停止でGDP0.2%下押し 菅副総理「相殺可能」
・日航再建問題「年金減額が不可欠」 国交相が認識示す
・新型インフル、患者数が全国で警報レベル 流行本格化
・10月の車名別新車販売 「プリウス」が5カ月連続首位
・9月時点の地デジ普及率、目標下回る69%
・スマートフォン、7―9月の世界出荷台数4%増 米調査会社
・先週の部門別動向、外国人は5週連続買越 個人も買越転換
・帝人、エンジン回りにも使用できる耐熱性バイオ樹脂を開発
・チムニー、MBOで非公開化 1株2260円で買い付け
・日中間コンテナ輸送、9月実績が14カ月ぶり前年比増加
・中国CIC、アジア資源2社に総額2500億円投資
・GMのCEO「独政府のつなぎ融資を月末までに返済」
・米ファニーメイ、150億ドルの公的資金追加注入を申請
・米スタバの7―9月期、純利益が前年同期比28倍に
・米主要小売業、10月売上高2%増 2カ月連続前年上回る
・米下院、住宅減税や失業保険の給付期間の延長などを可決
・米IPO市場、新規公開の2銘柄が上場初日に急騰



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【3】主な投資判断                         **
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[UBS証券]
 据置き   A (5108) ブリヂストン    1,050→ 1,380円
 据置き   A (9831) ヤマダ電機     7,300→ 8,000円

[モルガンS証券]
 据置き   A (4503) アステラス製薬   4,300→ 3,900円
 据置き   A (4676) フジメディア    18.5万→17.2万円
 据置き   A (5711) 三菱マテリアル    310→   280円
 据置き   A (8002) 丸紅             700円
 据置き   A (9404) 日本テレビ    14,500→15,200円
 据置き   C (4528) 小野薬品      3,800→ 3,900円

[シティG証券]
 据置き   A (3405) クラレ           1,250円
 引上げ B→A (4151) 協和発酵キリン   1,100→ 1,200円
 引上げ B→A (4208) 宇部興産       290→   320円

[野村証券]
 据置き   A (5108) ブリヂストン    2,000→ 1,800円
 据置き   A (5201) 旭硝子        960→ 1,150円
 据置き   A (5947) リンナイ          5,200円
 据置き   A (7203) トヨタ自動車        4,700円
 据置き   A (7731) ニコン       1,799→ 2,083円
 据置き   A (8933) NTT都市開発   11.7万→10.1万円
 据置き   A (9735) セコム           6,000円
 引下げ A→B (8279) ヤオコー          3,400円
 引下げ A→B (8871) ゴールドクレスト      2,700円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】投資の肴                           **
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 政府が先日公開した閣僚資産で、鳩山総理は14億4千万円の資産を保有して
いることが明らかになり、「お坊ちゃま総理」と呼ばれた麻生氏の4億5千万円
をはるかに上回り、歴代総理の中でも過去最高額となっています。ちなみに、現
内閣で首相に次いで保有資産の額が大きいのは、従軍慰安婦問題を担当し人権派
弁護士として鳴らした福島瑞穂消費者・少子化担当相の2億5千万円です。

 余談ですが、麻生前総理は漫画の「ゴルゴ13」を愛読していたことでも知ら
れていますが、鳩山総理も漫画が好きで、特に「三国志」を取り上げて漫画の効
用を説いたことがあります。

 他人の資産を詮索したりあれこれ言うのは好みませんが、公人としての首相の
保有資産、主に有価証券について少し触れてみたいと思います。

 尚、閣僚の資産公開では、普通預金を含まず、株式については時価換算せず株
数のみの公開となっており、上記金額も実態を表したものとは言えません。ちな
みに今回の資産公開で鳩山総理が保有する預貯金・有価証券は下記のようになっ
ており、普通預金を除き時価換算できる預貯金・有価証券だけでも実際には60
億円を越えています。

  定期預金          8億7670万円         
  国債              1000万円     
  証券投資信託及び貸付信託等    848万円
  その他(外国公社債等)   1億5625万円
 
                        ※昨日終値での時価換算
  株式  ブリヂストン   350万0000株(51億8千万円)
      東芝         2万8000株(1400万円)
      王子製紙       1万5000株( 585万円)
      日本製紙G本社      1500株( 350万円)
      パナソニック       7000株( 860万円)
      三井物産       1万1000株(1300万円)
      みずほFG      7万2000株(1300万円)
      東急不動産      3万7000株(1330万円)
      東急電鉄       3万0000株(1150万円)
      商船三井       2万1000株(1150万円)
      NTTドコモ         40株( 520万円)
      九州電力         4300株( 780万円)

      永坂産業       7万0000株(未上場)
      六幸商会         3540株( 〃 )
      菅平開発       2万2140株( 〃 )


 尚、鳩山総理の母方の祖父はブリヂストン創業者の石橋正二郎であり、ブリヂ
ストン株の突出は実母からの生前贈与とみれます。ちなみに、上記にある永坂産
業は、石橋家が役員を務めていた東京都港区麻布で主に不動産業を営む企業で、
ブリヂストンの株主名簿には総発行株数の2%の1632万株を保有する大株主
として名前が載ります。

 また、05年9月の衆院選後に公開された資産報告書と今回とでは、清水建設、
三菱地所、キリン、三菱電機などの銘柄の保有株数がゼロとなっており、最近問
題となった首相の申告漏れや所得報告書の記載漏れにはこれら銘柄の売却分が含
まれると見られています。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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松葉ガニ(ズワイガニ)の漁が今日から一斉解禁となりました。上品な甘さと弾力
のある歯ごたえが特徴のズワイは冬の味覚の王様といわれるほど人気があり、近
畿北部や北陸などの温泉地はこの需要の恩恵を受けて発展してきた歴史がありま
す。旅行会社はズワイガニを目玉にしたツアーを取りそろえますが、今日のよう
な好天の日には、つい食欲と行楽に思いが馳せます。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
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   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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