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―――――――――――――――――――――――――――――――――――― ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ ~ 人の行く裏に道あり花の山 ~ ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』 https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 09/11/26 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ こんばんは。aquaです。 アメリカでは、最初の移民が初めて収獲を得て神に感謝したことを記念して、 11月第4木曜日の本日26日は「感謝祭(サンクスギビングデー)」の祝日と なります。 感謝祭前日から感謝祭後の日曜日にかけて、帰省や旅行で空港や高速道路、鉄 道などの交通機関が大変な混雑となります。アメリカにおける感謝祭は大切な家 族行事のひとつと位置づけられており、その日は家族揃って七面鳥を食べるのが 一般的な習慣ですが、食べられる運命にあった七面鳥1羽に米大統領が恩赦を与 えることが恒例行事となっています。 また、アメリカの年末商戦(クリスマス商戦)は感謝祭翌日から本格化します。 例年、アメリカのクリスマス商戦期間の小売売上高は年間売上高の3割から4割 を占めるほどで、特に感謝祭翌日の金曜日は「ブラックフライデー(黒字の金曜 日)」と呼ばれるほどに小売店の売上げが伸び、オンラインショッピングの売上 げが伸びる感謝祭明けの月曜日は「ブラックマンデー」または「サイバーマンデ ー」、オンラインショッピングの取引件数がピークとなる12月第2月曜日は米 ドル札の色にちなみ「グリーンマンデー」と呼ばれます。 クリスマス商戦の勢いあるムードに乗って、感謝祭明け後からクリスマスにか けて株式相場が上昇することもしばしばで、これを「クリスマスラリー」または 「サンタクロースラリー」と呼びます。 今年はようやく景気の悪化に歯止めがかかり、個人消費にも改善の兆しが見ら れることからクリスマス商戦に対する期待も高まり、同期間の一人あたりの支出 額は前年比1.9%増の約4万9千円になるとの予想がある反面、金融危機のさ なかにあった去年よりも支出を「減らす」と答えた消費者の割合が43%に達し、 雇用状況の厳しさなどから消費者の財布のヒモが依然固いとの調査結果もありま す。 尚、感謝祭当日の26日はNY株式市場も休場で、翌27日金曜日は午後1時 までの短縮取引となります。感謝祭から日曜日まで連休をとる市場参加者も多く、 金曜日のNY株式市場は例年薄商いとなります。 ……………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ] ……………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な材料 3.主な投資判断 4.日経とTOPIX 5.編集後記 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 9383.24(- 58.40)▼0.62% ◎TOPIX 829.56(- 3.73)▼0.45% ◎売買高概算 19億4681万株 ◎売買代金概算 1兆1725億円 ◎時価総額 275兆1734億円 ◎値上り銘柄数 680 ◎(年初来)新高値 6 ◎値下り銘柄数 866 ◎(年初来)新安値 100 ◎変わらず 136 ◎騰落レシオ(25日)60.7% ◎サイコロ(日経平均)4勝8敗 ○○●●○●●●●●○● 33.3% ◎カイリ率(日経平均)25日線比-4.72% 75日線比-7.40% ◎為替 (対ドル) 87.03 (対ユーロ)131.16 ◎出来高上位 1.みずほ <8411> 154円(± 0円)145,063千株 2.三菱UFJ<8306> 454円(- 1円) 90,348千株 3.日立 <6501> 238円(+ 1円) 75,972千株 4.NEC <6701> 210円(± 0円) 66,538千株 5.東芝 <6502> 447円(- 3円) 52,339千株 ◎売買代金上位 (円) 1.三菱UFJ<8306> 454円(- 1円) 41,295百万 2.三井住友 <8316> 2720円(+ 15円) 33,935百万 3.トヨタ自 <7203> 3380円(- 40円) 26,952百万 4.GSユアサ<6674> 606円(- 10円) 23,421百万 5.東芝 <6502> 447円(- 3円) 23,370百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1650万株 買い1610万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比58円(0.62%)安の93 83円で取引終了です。 昨晩のNYダウは30ドル高となったものの、為替が1ドル=86円台の円高 に進行したことを受け、日本企業の今年度下半期の収益予想の前提為替は1ドル =90円前後に置くところが多く、業績下方修正リスクへの警戒感が高まり、朝 方から売りが先行。9:06には下げ幅が115円を超えて9324円まで売ら れる場面がありました。ただ、節目(下値サポート)として意識される200日 移動平均線どころの9364円を割り込むと押し目買いが入り、前引けはプラス に浮上。買い一巡後は再び戻り売りに押され、引けにかえてマイナスに転じる展 開です。売買代金は概算1兆1725億円、上海総合株価指数は119ポイント (3.6%)安の3170です。 業種別では、不動産、鉄鋼、証券セクター等が高く、ガラス、精密、自動車、 保険セクター等が下げています。 個別銘柄では、為替市場で円高が進行。円相場が14年ぶりの円高・ドル安水 準となる1ドル=86円台となったことを受け、円高メリット関連としてニトリ が250円高の7130円、ABCマートが145円高の2630円と大幅高と なっています。海外で製品を生産し、仕入れて国内で販売する両社にとって円高 の恩恵を受けるとの期待が高まり、買いが入っています。ABCマートは単体で は自社商品の仕入れの約9割をドルベースで決済しています。 羽田空港拠点で新興エアラインの旗頭であるスカイマークが36円高の309 円と13%を超える大幅高、これで5日連続高となります。昨日の引け後に20 10年1月28日から深夜時間帯での「羽田―那覇線」の増便や、同2月からの 新路線「神戸―福岡線」就航などを発表。新たな需要喚起による顧客増で収益拡 大を期待した買いが入っています。JALの路線縮小で優良路線獲得などで恩恵 を受けるとの期待もあります。 NY市場で金価格が9日連続で過去最高値を更新。21.2ドル高の1トロイ オンス=1187.0ドルとなったことを受け、産金株の代表として住友金属鉱 山が25円高の1470円、東邦鉛が6円高の417円、貴金属リサイクルのア サヒHDが28円高の1486円、同じく松田産業が126円高の1522円と 値を上げています。 また、NY市場で非鉄大手アルコアなど素材関連が上昇し、世界的な素材株高 を好感した買いから新日鉄が5円高の323円、JFEが70円高の2935円、 住金が1円高の221円、神戸製鋼が5円高の149円となるなど鉄鋼株も値を 上げています。ブラジルやインドなど新興国で鉄鋼需要が伸びることへの期待も 再び高まっており、新日鉄はブラジルで持ち分法適用会社のウジミナスが鉄鋼を 生産しています。 ローソン子会社で首都圏中心に生鮮コンビニを展開する九九プラスが2800 円高の12万8800円と連日で値を上げています。19日にローソンが九九プ ラスを株式交換方式で子会社化すると発表、九九プラス1株にローソン32.5 株を割り当てます。交換比率をローソンの昨日の終値4170円に当てはめます と九九プラスの株価は13万5525円になる計算で、価格差に着目した買いが 入っています。尚、ジャスダック証券取引所は本日から九九プラス株の制限値幅 を上限だけ4万円に拡大しています。 一方、旭硝子が63円安の739円と大幅安。昨日の引け後、新株予約権付社 債(転換社債=CB)の発行で最大1000億円を調達すると発表。12月28 日から新株予約権を普通株へと転換請求できるため、既存株式価値の希薄化を懸 念した売りが膨らんでいます。一部のCBには転換制限条項が設けられています が、全て株式に転換した場合には発行済み株式総数が現在より8%程度増加する 可能性があります。同社は調達資金のうち700億円を太陽電池向けなど成長分 野への設備投資や技術開発に充当するとしています。 尚、ダイワボウホールディングスは昨日に公募増資について、発行価格を1株 =187円、払い込み期日12月2に決定しています。発行価格は25日の終値 195円から4.1%のディスカウントです。これによる手取り概算調達額は最 大約70億8000万円。ダイワボウ情報システムの株式取得などによる借入金 の返済に充当するとしています。本日の終値は2円高の197円です。 本日の新高値銘柄は、ディー・エヌ・エー、ジャパンベストレスキュー、ドウ シシャ、加藤産業・・・等々です。 ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ ~ 人の行く裏に道あり花の山 ~ ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』 https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・円相場、86円台半ばまで上昇 14年4カ月ぶりの円高水準 ・財務相、為替相場の急激な変動に対しては「適切な措置」 ・鉄連会長、対応が遅れると「日本経済に大きなダメージ」 円高で ・東京市場の金先物価格、一時1グラム3370円 26年ぶり高値 ・日銀決定会合議事要旨、内閣府出席者から「デフレへの留意を」 ・ガソリン店頭価格、2週連続の下落 24日時点で126.6円 ・都市ガス販売量、13カ月連続の前年割れ 10月は7.2%減 ・日本郵便、日通と共同出資の宅配会社の完全子会社化を検討 ・三洋電、超薄型太陽電池開発 厚さ4分の1 製造コスト25%削減 ・豪で風力や水力などの発電施設建設が加速 日本勢も積極参入 ・ドバイ政府系企業、債務の返済猶予要請へ 日本企業にも影響か ・米大統領「温暖化ガス、05年比17%削減」COP15で表明へ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [メリルリンチ証券] 引上げ C→A (4547) キッセイ薬品 2,100→ 2,250円 引上げ B→A (4553) 東和薬品 4,900→ 4,600円 据置き A (9989) サンドラッグ 2,800→ 3,200円 引下げ A→B (4503) アステラス製薬 4,100→ 3,500円 [クレディS証券] 据置き A (3231) 野村不動産 2,000円 据置き A (5713) 住友金属鉱山 2,000円 据置き A (9101) 日本郵船 530→ 350円 据置き A (9104) 商船三井 780→ 710円 据置き A (9107) 川崎汽船 500→ 430円 据置き B (5714) DOWA 480円 [ゴールドマンS証券] 据置き A (8227) しまむら 10,000円 [UBS証券] 据置き A (4118) カネカ 800→ 700円 引上げ B→A (9697) カプコン 1,900→ 1,800円 引上げ C→B (4183) 三井化学 290→ 210円 [シティG証券] 据置き A (8830) 住友不動産 2,500円 据置き A (8815) 東急不動産 550円 据置き A (8801) 三井不動産 2,200→ 2,000円 据置き A (8933) NTT都市開発 16万→ 9.8万円 引上げ B→A (9501) 東京電力 2,500→ 2,600円 [野村証券] 据置き A (6871) 日本マイクロニクス 2,726→ 2,375円 据置き A (8841) テーオーシー 550円 据置き B (7912) 大日本印刷 1,350→ 1,220円 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】日経とTOPIX ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 日経平均株価は東証1部上場の銘柄から225銘柄を選んで算出した株価指数 で、構成銘柄はハイテク株の比率が高くなっています。また、日経平均株価の算 出方式は単純平均型で、二つの銘柄の上昇(下落)幅が同じであれば、指数に与 える影響は基本的に同じになるというのが最大の特徴です。 例えば株価7千円台の京セラが80円上昇しても、300円台の新日鉄がスト ップ高(80円高)まで買われましても、日経平均に対する押し上げ寄与度は同 じであるため、日経平均は必然的にハイテク株など株価水準の高い値がさ株の影 響を受けやすくなっています。ちなみに最近の日経平均株価は、ハイテク株では ありませんが値がさ株のファーストリテイリングの株価の影響を大きく受けるケ ースが目立ちます。 一方のTOPIX(東証株価指数)は東証1部全銘柄を対象に時価総額の規模 に応じて株価を加重平均する算出方式が採用されているため、株価水準に関わら ず銀行株など時価総額が大きい銘柄の影響度が高くなっています。 二つの株価指数の特徴を踏まえ、相場の動向を判断するのに使われるのが、日 経平均株価をTOPIXで割った「NT倍率」です。 具体的には日経平均の値上がり率がTOPIXを上回る場面ではNT倍率が上 昇し、値がさ株が多い電機などハイテク銘柄が人気化している場合がこのケース にあたります。 反対に日経平均に比べTOPIXの上昇が顕著な場合はNT倍率が低下します。 時価総額が大きい銀行株、鉄鋼や電力など重厚長大型の業種を中心に物色されて いるケースです。 見方を変えますと、ハイテクなど外需株中心に軟調な時は倍率が下がり、銀行 など内需株中心に軟調な時は倍率が上がります。 ____________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 為替介入に消極的な発言が多かった藤井財務相も、最近の為替相場の急激な変動 については介入もあり得るとの認識を示しています。一方、米政府は事あるごと に強いドルを指示するとの発言を繰り返してきましたが、ドル安による輸出振興 (日本の輸出型企業が円安で潤うのと同じ構図)で景気を下支えするとの狙いも 見え隠れします。ちなみ本日の外国為替市場では、円が対ドルで一時86円台半 ばまで急伸し、1995年7月以来14年4カ月ぶりの高値圏に突入しましたが、 円相場の対ドルでの過去最高値は同年4月19日につけた79円75銭です。 ____________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞= ◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 総合大賞 ◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 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