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こんばんは、aquaです。

 今日から年末ジャンボ宝くじが発売になり、都内の売り場では「夢」を買い求
める人で早朝から長い列となっていたところもあるそうです。

 宝くじの広告は珍しくありませんが、最近は宝くじの折り込みチラシも入って
きます。競馬では平均して掛けられた額の75%が戻るのに対し、宝くじの場合
の戻り率は50%以下です。少数の高額当選者が多くを受け取りますので、実感
としての回収率はそれほど高くはなりません。

 しかしながら、広告では「11時間に1人の割合」で1億円以上の高額当選者
が誕生しており、1000万円以上の高額当選者は「2時間に1人の割合」、さ
らには「億万長者のチャンスが74本も用意されている」などと表現されますと
さも当たりやすいような錯覚に陥っていまいます。

 また、よく見かけるのが当たった人のエピソードです。科学的な因果関係や数
学的根拠が何もないはずなのに、当たった人の特別なゲン担ぎや習慣を読んだり
聞いたりしますと、自分も同じようにすれば当たるかもしれないと惑わされる人
がいないとも限りません。

 何人かの当たった人に聞けばユニークなエピソードが聞けるかもじれませんが、
それ以外の膨大なハズレた人々にもユニークなエピソードは存在するはずです。
やりようによっては当たるかもしれない、次は自分だというイメージを生み出し
購入を促しているとすれば罪作りな所業だと言わざるをえません。

 金融商品の場合はリスクについて詳細に説明しなければなりませんが、宝くじ
の場合もハズレる側からの説明が必要な気がします。

 ちなみに年末のジャンボ宝くじの場合、1等に当たる確立は10の-7乗、つ
まり1千万分の1で、サイコロを振って1の目が9回連続で出る確率と同程度で
す。


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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.先週の動き

 5.編集後記

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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均  15135.21(+246.44)△1.66%
◎TOPIX  1467.03(+ 29.65)△2.06%

◎売買高概算  21億5688万株
◎売買代金概算  2兆7805億円

◎値上り銘柄数 1282 ◎(年初来)新高値  3
◎値下り銘柄数  354 ◎(年初来)新安値 87
◎変わらず     85

◎騰落レシオ(25日)73.0%
 
◎サイコロ(日経平均)4勝8敗 ●●●●○●●●○●○○ 33.3%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-4.68  75日線比-7.18%
 
◎為替  (対ドル)108.52 (対ユーロ)160.91

◎出来高上位
 1.三菱UFJ<8306>  991円(+ 63円) 94,485千株
 2.新日鉄  <5401>  629円(+ 17円) 52,139千株
 3.住金   <5405>  463円(+  1円) 52,003千株
 4.三菱重  <7011>  499円(+  8円) 33,174千株
 5.双日   <2768>  407円(+  7円) 32,479千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.みずほ  <8411> 551千円(+28千円)105,458百万
 2.三井住友 <8316> 869千円(+56千円)101,105百万
 3.三菱UFJ<8306>  991円(+ 63円) 92,928百万
 4.任天堂  <7974> 625百円(+25百円) 66,797百万
 5.トヨタ自 <7203> 5990円(+120円) 62,084百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り3500万株 買い3330万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前週末比246円高の1万5
135円と1万5000円台を回復して取引終了です。前週末のNY市場の上昇
に加え、ヘッジファンドによる決算対策の売りが先週までにほぼピークアウトし
たとの見方や主力銀行株が高くなっていること、更にはアジア株が軒並み高とな
っていることが投資家心理の改善に繋がり、終日買い優勢の展開となっています。
昼からは、中国の外貨準備の一部を運用するために設立された「中国投資有限責
任公司」が日本株式への投資に乗り出すと報じられたことも需給改善期待に繋が
り、一時は上げ幅が400円を越す場面も見られました。売買代金は概算2兆7
805億円です。

 業種別では、銀行、不動産、証券セクターの上げが特に目立ちます。

 個別銘柄では、住友信託が昼から急伸。取引時間中に「バークレイズ・グロー
バルインベスターズ信託銀との合併を午後5時に発表する」との一部報道がきっ
かけとなり、思惑買いが集まっています。三井住友FG、三菱UFJ、みずほF
Gなど他の銀行株も軒並み値を飛ばし、業種別では銀行セクターの値上がりラン
キングはトップとなっています。

 三井不、三菱地、住友不など不動産株も昼から一段高、業種別(TOPIX、
全33業種)では銀行セクターに続いて不動産セクターは2位となっています。
中国の外貨準備の一部を運用する政府系ファンド「中国投資有限責任公司」が日
本株投資に着手すると報じられたことが銀行セクターを含めて材料視されていま
す。

 ソニーが高くなっていますが、ドバイの投資会社であるドバイ・インターナシ
ョナル・キャピタルのグループ会社がソニーに対し「多大な投資」をしたと報じ
られたことが買い材料となっています。また、同社が発売した有機ELテレビの
出だしが好調との見方も好材料視されています。

 岡本硝子がストップ高、三菱商事と共同で太陽光発電システムの集光装置開発
に着手したと報じられたことが買い材料となっており、三菱商は5年以内に売上
高を1000億円超、純利益を30億円超にする目標であり、収益拡大期待から
大量の買いを集めています。同装置は太陽電池に入射する光の密度を高めるため
の特殊な反射鏡やレンズで、効率的な発電を可能にします。装置がない場合に比
べて集光倍率を500倍前後、発電効率を40%程度高める装置の開発を目指し、
08年夏をメドに製品化する方針です。

 本日の新高値銘柄は、レンゴー、クラリオン、電産コパルです。



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【2】主な材料                           **
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・総務省、信書便参入条件を緩和を提言 研究会中間報告で
・格付けを取得する地方自治体が急増 地方債発行にあたり
・中国政府系ファンド「日本株への投資を始める」
・大手生保の大半、米サブプライム投資残高はゼロ
・日本生命、上半期の基礎利益は7.5%減
・電気化学工業、デンカ生研を完全子会社化 株式交換で
・SUMCO(3436)、2―10月期営業利益は88%増
・光通信(9435)、9月中間期業績見通しを上方修正
・韓国で鳥インフル発生 農水省は韓国からの鳥肉輸入停止
・EU、CO2規制で自動車メーカーに罰金導入の方針
・英ノーザンロック、ヴァージンの買収提案受け入れか 英報道
・米年末商戦の出足、1人当たり購入額が減少 客数は増加
・米税務大手、サブプライム損失拡大で銀行から追加融資枠



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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 据置き   A <8848> レオパレス21       4,200円
 引上げ C→B <4315> 日清医療食品        1,300円

[モルガンS証券]
 据置き   A <3087> ドトール日レスHD     2,300円
 引上げ B→A <7248> カルソニックカンセイ     700円

[クレディS証券]
 引上げ B→A <1911> 住友林業      1,070→   900円
 据置き   A <9697> カプコン      2,900→ 3,000円
 
[UBS証券]
 据置き   A <2914> 日本たばこ         80万円
 据置き   A <3003> 昭栄            4,100円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A <8282> ケーズHD     3,100→ 3,500円
 据置き   A <8848> レオパレス21       5,380円
 引下げ A→B <7545> 西松屋チェーン   2,400→ 1,900円

[日興シティG証券]
 据置き   A <6890> フェローテック       1,500円
 引上げ C→B <6701> NEC            530円
 据置き   B <6702> 富士通        800→   870円

[みずほ証券]
 引上げ 3→2 <4091> 大陽日酸          1,200円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5で表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。
 


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【4】先週の動き                          **
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◎先週の日経平均株価:変動率-1.75%(値幅-265.84円)

◎週足サイコロ ●○○○○○●●○●●●

◎上昇率順位                 ※本日      
 1位 2873 加ト吉      +68.44% ※+1.44%
 2位 8064 金商       +28.15% ※-0.23%
 3位 1805 飛島建設     +22.73% ※-9.26%
 4位 3088 マツモトキヨシ  +20.50% ※-4.77%
 5位 1968 太平電業     +12.85% ※+3.49%

◎下落率順位
 1位 5602 栗本鐵工所    -39.64% ※-5.39%
 2位 1722 ミサワホーム   -31.57% ※+0.56%
 3位 7873 アーク      -27.94% ※+2.50%
 4位 8588 セントラルF   -25.09% ※+5.66%
 5位 9123 太平洋海運    -22.88% ※±   0%
 
◎先週の業種別動向          ◎TOPIX及び規模別株価指数

 1位 鉱業     + 1.98%   TOPIX -2.33%
 2位 医薬品    + 1.77%   大型株   -2.07%
 3位 電気・ガス業 + 1.31%   中型株   -2.49%
 4位 陸運業    + 1.01%   小型株   -3.63%
 5位 パルプ・紙  + 0.50%   


●現在値付近の主なテクニカルポイント

         直近高値 15587(11月15日高値)
        心理的節目 15000
          窓上限 15396(11月15日安値)
              
              15135 本日終値

              15023 5日線
              15000 心理的節目
              14837 年初来安値(終値)
              14669 年初来安値(ザラ場)


●先週末の東証1部全銘柄 今期予想PER     16.59倍
             前期基準PBR     1.58倍
             今期予想平均配当利回り 1.56%


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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中国の外貨準備の一部を運用する政府系ファンド「中国投資有限責任公司」が日
本株投資に着手すると報じられていますが、今後株式マーケットではチャイナ・
マネーの存在が大きくなってきそうです。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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皆様の投票、心から御礼申し上げます。

◎まぐまぐ大賞2006 http://www.mag2.com/events/mag2year/2006/#money

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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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発行:アクア・インターナショナル株式会社   関東財務局長 第1215号
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