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こんばんは。aquaです。

 本日の東京株式市場は昨年来安値を更新するなど冴えない展開となりましたが、
一方で景気動向の影響を受けにくい電力・医薬品・食料品などのディフェンシブ
セクターが堅調に推移しています。(詳しくは下記相場概況をご参照ください。)

 ところでデフェンシブと言えば、昔から「不況に強い」と言われてきたパチン
コ業界で最近は方向性を転換するところが出てきているそうです。

 パチンコ業界の市場規模は全国の百貨店売上高の3倍を超え、外食産業の市場
規模をも凌駕する巨大市場ですが、1995年の31兆円をピークに06年には
27兆円まで市場を縮小させています。

 パチンコのギャンブル性が高くなり過ぎたことと貸金業法改正による総量規制
の影響で客数の減少傾向が続いています。倒産件数も増加傾向にあり、昨年は売
上高2千億を超える全国6位のパチンコチェーン大手が倒産するなど、淘汰の波
が押し寄せています。

 そんな厳しい現状を踏まえ、現在1玉4円の一般的な貸し玉料を、1玉1円に
引き下げるパチンコ店も登場しています。(ちなみに景品に交換する場合は、4
円の玉の4倍の玉数が必要です。)

 パチンコ店としては売上減少につながりますが、よりゲームセンターに近くす
ることで敷居を低くし、「安く、長く、楽しく遊んでもらう」ことで新しい客層
を呼び込む狙いのようです。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.先週の動き

 5.編集後記





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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均  12532.13(-250.67)▼1.96%
◎TOPIX  1224.39(- 23.38)▼1.72%

◎売買高概算  21億9925万株
◎売買代金概算  2兆4347億円

◎値上り銘柄数  290  ◎(昨年来)新高値   2
◎値下り銘柄数 1360  ◎(昨年来)新安値 345
◎変わらず     70

◎騰落レシオ(25日)83.5%
 
◎サイコロ(日経平均)4勝8敗 ●○●○●●●○●○●● 33.3%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-6.46% 75日線比-12.32%
 
◎為替  (対ドル)102.04 (対ユーロ)156.89

◎出来高上位
 1.新日鉄  <5401>  458円(- 26円) 89,498千株
 2.住金   <5405>  344円(- 37円) 76,455千株
 3.三洋電  <6764>  212円(- 22円) 52,464千株
 4.丸紅   <8002>  801円(- 72円) 43,870千株
 5.三菱UFJ<8306>  850円(- 12円) 38,645千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.トヨタ自 <7203> 5200円(-130円) 72,410百万
 2.三菱商事 <8058> 3160円(-140円) 65,822百万
 3.みずほ  <8411> 388千円(- 2千円) 52,199百万
 4.ソニー  <6758> 4380円(-230円) 47,421百万
 5.任天堂  <7974> 510百円(-20百円) 45,920百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2690万株 買い1440万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前週末比250円安の1万2
532円と昨年来安値を更新して取引終了です。前週末に発表された2月の米雇
用統計の悪化を受けて景気後退懸念が強まり、週末のNYダウが大幅安。加えて、
為替市場での急速な円高・ドル安進行への警戒感も高まり、朝方から売り先行の
展開となっています。アジア各国の株式市場が全面安となっていることも世界連
鎖株安への懸念を誘い、様子見気分が強まって売買代金が減少する中、引き続き
先物主導で下げ幅を拡大する展開となっています。尚、1月の機械受注は前月比
19.6%の大幅増となっていますが、本日の影響は限定的となっています。売
買代金は概算2兆4347億円です。 

 業種別では、全般安の中にあって電力・ガス、食品、医薬品セクター等が高く
なっています。

 個別銘柄では、日油(旧日本油脂)がストップ高。国立感染症研究所と様々な
タイプのインフルエンザウイルスの増殖を予防できる可能性を持つ新物質を開発
したと報じられたことが買い材料となっています。動物実験で効果が確認されて
おり、どんなインフルエンザにも効く「万能ワクチン」の実現につながり、将来
的には大きな収益源になり得るとの見方から大量の買いが入っています。尚、同
社の主力事業は脂肪酸などの油脂製品・化成製品などですが、2月にはスギ花粉
の飛散を防ぐ薬剤を開発したとの報道で買われた経緯があります。

 全般安の中にあって、ユニ・チャームが昨年来高値更新。本日で3日連続高と
相場全般安の中で完全に逆行した値動きとなっています。アジアを中心に紙オム
ツや生理用品などの好調により、今期の連結経常利益は過去最高を記録する見通
しで良好な業績を背景に継続的な買いが入っています。国内外のファンドからの
大口買いが入っているとの見方も出ています。尚、類似業種の資生堂も3日連続
高となっています。

 ワタミが値を飛ばしています。アサヒが同社の発行済み株式の4%程度を市場
で買い付けると報じられ、業績拡大期待からの買いが入っています。同社は4月
から一部の店舗でビール系飲料を従来のサントリーの商品からアサヒの商品へ切
り替えるとも報じられ、低迷するビールの販売量を外食チェーンに出資すること
で維持しようとする動きを好感し、アサヒも値を上げています。

 本日の新高値銘柄は、ユニ・チャームです。



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【2】主な材料                           **
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・北京マラソン代表が決定、女子は中村と野口と土佐
・07年度の新規上場、企業数は前年度比47%減の99社
・1月の機械受注、予想を大幅に上回り19.6%増 判断は据置き
・1月の産業機械受注額は前年同月比5割増 3カ月ぶり増加
・2月の街角景気、11カ月ぶり改善 冬物や国産食材が好調
・2月のマネーサプライ、2.3%増 定期預金への振り向ける動きで
・銀行貸出残高が25カ月連続で増加 都銀は11カ月連続の減少
・東証システム障害、2銘柄が一時売買停止 午後復旧
・ホテル日航東京、33億円かけて全面改装 今後3年間で
・スティール、サッポロ株の保有目標株数を33.3%に引き下げ
・アサヒ、ワタミに4%程度出資 販売量維持狙い
・住生活G(5938)、通期業績見通しを下方修正
・ロタウイルスに注意 九州全県で感染性胃腸炎が流行


 
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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 据置き   A (4204) 積水化学           950円
 新 規   A (8960) Uアーバン投資法人     88万円
 据置き   B (6773) パイオニア         1,000円

[モルガンS証券]
 据置き   A (4324) 電通           365,000円
 据置き   A (6481) THK           3,160円
 据置き   A (7261) マツダ            630円
 据置き   A (9962) ミスミG本社        2,600円

[クレディS証券]
 据置き   A (8001) 伊藤忠商事     1,530→ 1,450円
 据置き   A (8002) 丸紅         900→ 1,020円
 据置き   A (8031) 三井物産      2,910→ 3,015円
 据置き   A (8053) 住友商事      2,010→ 1,975円
 据置き   A (8058) 三菱商事      3,500→ 3,925円
 据置き   C (5812) 日立電線       430→   400円

[UBS証券]
 据置き   A (3436) SUMCO         4,000円
 据置き   A (4755) 楽天       68,000→71,000円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (6448) ブラザー工業        1,600円
 据置き   A (9613) NTTデータ       568,000円

[野村証券]
 据置き   1 (6758) ソニー
 引上げ 3→2 (6991) 松下電工

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 



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【4】先週の動き                          **
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◎先週の日経平均株価:変動率-6.03%(値幅-820.22円)

◎週足サイコロ ●○●●●●●●○●○●

◎上昇率順位                 ※本日
 1位 8007 高島       +29.41% ※-1.30%
 2位 4997 日本農薬     +24.66% ※-10.8%
 3位 6818 島田理化     +22.22% ※-8.18%
 4位 2215 第一屋製パン   +16.26% ※+5.59%
 5位 4996 クミアイ化学   +16.03% ※-6.08%

◎下落率順位
 1位 8911 創建ホームズ   -35.43% ※-0.33%
 2位 1970 日立プラントテク -24.76% ※-4.15%
 3位 8934 サンフロンティア -24.73% ※-7.90%
 4位 8258 OMCカード   -24.59% ※-6.20%
 5位 4343 イオンファンタジ -23.84% ※-8.59%
 
◎先週の業種別動向          ◎TOPIX及び規模別株価指数

 1位 鉱業      +1.76%   TOPIX -5.78%
 2位 卸売業     -0.68%   大型株   -6.25%
 3位 食料品     -1.04%   中型株   -5.03%
 4位 その他製品   -1.33%   小型株   -4.80%
 5位 水産農林業   -1.66%   

●現在値付近の主なテクニカルポイント

         25日線 13397
          窓上限 13050(3月6日安値)
        心理的節目 13000
          5日線 12898

              12532 本日終値
              
              12527 本日安値
              12500 心理的節目


●先週末の東証1部全銘柄 今期予想PER     14.99倍
             前期基準PBR     1.37倍
             今期予想平均配当利回り 1.82%


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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東京株式市場は企業業績の来期減益を織り込む形で下げていますが、本日野村証
券金融経済研究所が発表した企業収益見通しでは、主要企業の来期の経常利益を
8%増とみています。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞=

◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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