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株式投資のＰＡＲＴＮＥＲ　━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

  　　　　　　　　　　 　◎　ハロー！株式　◎　　　　  　　08/07/04 夕刊
　
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こんばんは、ａｑｕａです。

　気付けばもうすぐ七夕です。神奈川の平塚では毎年３００万人近い人出で賑わ
う日本最大規模の七夕祭りが今日から始まりました。

　七夕伝説は皆様ご存知かとは思いますが、簡単にご紹介しておきたいと思いま
す。織女は天帝の娘で機織りが上手でよく働き、牽牛も働き者でしたが一緒にな
った二人は結婚生活が楽しくて働かなくなってしまいます。怒った天帝は天の川
を隔てて二人を引き離してしまうのですが、年に一度だけ逢うことを許されたと
いうお話です。

　この伝説が基になった古代中国の宮廷行事や、日本古来の棚機女（たなばたつ
め）の禊ぎ（みそぎ）の行事が融合し現在の形になったようです。“たなばた”
は奈良時代の万葉集では「棚幡」や「棚機」でしたが、平安時代の新古今和歌集
で初めて、七月七日の宵という意味の「七夕（しちせき）」の字が使われていま
す。

　この七夕祭りも他の神事と同様に「夜明けの晩」、つまり７日の朝が空ける前
の暗いうちに行うのが本来の様式です。また、童謡「たなばたさま」にある五色
の短冊の五色は、五行説に由来する緑・紅・黄・白・黒の五色を指しています。

　七夕祭りは全国各地で行われますが、ほとんどが商店街のイベントと化し、昔
ながらの風習や神事とは縁遠くなりつつあります。ちなみに現在のような七夕祭
り発祥の仙台では本来の旧暦で行われます。

　新暦の７月７日は梅雨の最中なので曇り空か雨模様となることが多いのですが、
最近流行のプラネタリウムで満天の星空の下、織女（こと座のヴェガ）と牽牛（
わし座のアルタイル）を探してみるのもいいかもしれません。

　ちなみに７月は愛逢月（めであいづき）とも言います。７日に雨が降りますと
織姫が天の川を渡れなくなってしまいますが、そのときは何処からともなく鵲（
かささぎ）が飛んできて天の川に翼で橋をかけて織姫を渡してくれるのだそうで
す。


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　～目次～　　　　　　  編集者：ａｑｕａ［ mailto:aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な材料

 ３．主な投資判断

 ４．投資の肴

 ５．編集後記





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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１３２３７.８９（－　２７.５１）▼０.２１％
◎ＴＯＰＩＸ　　１２９７.８８（－　　０.０１）▼０.２４％

◎売買高概算　　１８億２８４０万株
◎売買代金概算　　１兆９６４６億円

◎値上り銘柄数　８３９　◎（昨年来）新高値　　９
◎値下り銘柄数　７４８　◎（昨年来）新安値　５７
◎変わらず　　　１３８

◎騰落レシオ（２５日）７２.４％
　
◎サイコロ（日経平均）０勝１２敗　●●●●●●●●●●●● ０.０％
　
◎カイリ率（日経平均）２５日線比－５.１８％　７５日線比－２.８６％
　
◎為替　　（対ドル）１０６.８２　（対ユーロ）１６７.８９

◎出来高上位
　１.ＵＲＢＡＮ＜８８６８＞　　１８９円（－　７４円）　９１,６５５千株
　２.ＧＳユアサ＜６６７４＞　　４９８円（＋　２３円）　６５,５９４千株
　３.新日鉄　　＜５４０１＞　　５４７円（＋　　８円）　５０,６８８千株
　４.住金　　　＜５４０５＞　　５０１円（＋　１２円）　５０,６８８千株
　５.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　　９３７円（－　１２円）　４６,０６２千株

◎売買代金上位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（円）
　１.みずほ　　＜８４１１＞　４８３千円（＋　２千円）　７１,３６３百万
　２.コマツ　　＜６３０１＞　２８３５円（＋　６５円）　５２,０５０百万
　３.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　　９３７円（－　１２円）　４２,９４２百万
　４.三井住友　＜８３１６＞　７７６千円（－　２千円）　４２,９４２百万
　５.トヨタ自　＜７２０３＞　４９２０円（＋　２０円）　４１,５６３百万


◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り２８２０万株　買い１４４０万株

　本日の東京マーケットは日経平均株価が小幅安、前日比２７円安の１万３２３
７円で取引終了です。昨晩のＮＹ市場は懸念したほど雇用悪化が進まなかったこ
とや欧州中央銀行（ＥＣＢ）が０．２５％の利上げをしたものの追加利上げ観測
が後退したことからＮＹダウは７３ドルの上昇。これを受けて東京マーケットも
朝方は堅調な展開となりましたが、ハイテク系値ガサ銘柄やマンションの販売不
振の長期化懸念から不動産株が下落したことが指数を押し下げ、小幅ながらマイ
ナスで引けています。これで１２日続落となり、１９５３年以来、５５年ぶりの
記録となります。ただ、値上がり銘柄数は８３９と値下がり銘柄数の７４８を上
回り、市場の中身は悪くありません。売買代金は概算１兆９６４６億円です。尚、
今晩のＮＹ市場は米独立記日のため休場です。

　業種別では、鉄鋼、ガラス、精密セクターの上げが目立ちます。

　個別銘柄では、来週７日から開催の洞爺湖サミットを前にして環境関連の一角
に物色の矛先が向かい、古河電池が１４１円高の１２５６円と値上がり率第３位、
ＧＳユアサが２３円高の４９８円、三晃金属が４７円高の４０７円と値上がり率
第２位、新神戸電機が４５円高の９０３円等々、軒並み大幅高となっています。
東海カーボンも１１６円高の１１３２円と急伸、値上がり率第５位となっていま
す。

　テルモが連日で値を上げています。欧米とベトナムでカテーテル（医療用細管
）の生産を始めると報じられたことが好感されており、国内は来秋にも生産能力
を倍増し、２０１１年３月期にカテーテルなど心臓・血管治療機器の売上高を約
１７００億円と前期から約４割伸ばす計画です。また、テルモの海外売り上げ比
率は前期で４７％。海外売り上げのうち欧州の比率が３９％と高く、ユーロ高の
影響で為替差益による業績上方修正の期待も高まっています。

　マルエツが９００円台の高値圏での堅調な値動きとなっています。昨日に０８
年３～５月期の連結純利益が前年同期比６４％の大幅増で２２億円となり、３～
５月期としては過去最高を記録したことが支援材料となっています。

　大衆向け家具・インテリア販売チェーンでトップのニトリが大幅高となり、３
日連続高。円高により輸入家具やインテリアなどの利益が改善し、昨日発表した
０８年３～５月期の連結営業利益が１０６億円と前年同期に比べ２４％増加した
ことが買い材料視されています。

　日本エム・ディ・エム（ＭＤＭ）が大幅高。伊藤忠商事と資本業務提携し、伊
藤忠を割当先とする第三者割当増資で約２３億円を調達すると発表したことを材
料視した買いが集まり、東証１部で値上がり率トップとなっています。割当株式
数は７９４万２７６４株で発行価額は１株２９６円、伊藤忠の持株比率は３０％
になり、筆頭株主となります。

　昭和シェルが年初来高値更新。１００％子会社の昭和シェルソーラーとＣＩＳ
太陽電池（銅、インジウム、セレンを主原料とする薄膜系太陽電池）技術開発の
強化を目的にリサーチセンターを設立し、アルバックと量産技術に関する共同開
発を開始すると発表したことが材料となっています。アルバックも値を飛ばして
います。

　本日の新高値銘柄は、大林道路、三晃金属、ダイダン、不二油、昭和シェル等
々です。


☆プライベート・サービス通信

　＝古河電池、急伸！＝

　一昨日に一発銘柄としてプライベート会員様限定でご紹介しました「古河電池
」（６９３７）。「初押しは買い！、従いましてこの度の下押し局面は美味しい
局面」としてご紹介させて頂いた訳ですが、早くも本日急伸！。終値は１４１円
高の１２５６円となっています。取り敢えずは、おめでとうございます！。ただ
し、これからも値動きが荒くなることが十分想定されますので、一喜一憂するこ
となく、買値から１０％下げたら自動的にロスカットの割り切り型スタンスで臨
んでくださいませ。次号でも面白い銘柄がありましたら、またご紹介します。



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【２】主な材料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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・温暖化ガス削減、ＥＵは中期目標導入を求める方針
・中台間の週末直行便の運行開始　大陸からの台湾観光も解禁
・５月の景気動向指数、単月の一致指数上昇で基調判断変更なし
・日銀生活意識調査、景況感「悪化」６０.１％から６９.０％に
・公益法人改革、８２法人で見直し検討　政府中間報告
・東京スポット市場、中東産原油が初の１４０ドル台
・夏休みの旅行人数は４年ぶりに減少見通し　ＪＴＢ調査
・キヤノン　デジカメ工場を長崎県に新設　１５０億円を投資
・鉄鉱石価格、前年比約２倍で合意　ＢＨＰと中国鉄鋼メーカー
・米大統領、北京五輪開会式出席を表明　夫人同伴
・ＥＣＢ利上げ、欧米金利差が拡大　ドル安懸念払拭されず



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【３】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ドイツ証券］
　据置き　　　Ｂ (3861) 王子製紙　　　　　　 430→   480円
　据置き　　　Ｂ (3893) 日本製紙Ｇ本社　 235千→ 270千万円

［ゴールドマンＳ証券］
　据置き　　　Ａ (2651) ローソン　　　　　　　　　 5,500円
　据置き　　　Ａ (6773) パイオニア 　　　　　　　　1,100円
　据置き　　　Ａ (9843) ニトリ　　　　　　　　　　 6,500円

［モルガンＳ証券］
　据置き　　　Ａ (6758) ソニー　　　　　　 6,000→ 5,700円
　引下げ　Ａ→Ｂ (2502) アサヒビール　 　　2,150→ 2,000円
　引下げ　Ａ→Ｂ (9735) セコム　 　　　　　6,700→ 5,300円
　引下げ　Ａ→Ｂ (2331) 総合警備保障　　 　1,900→ 1,400円

［三菱ＵＦＪ証券］
　据置き　　　２ (7267) ホンダ　　　　　　 3,500→ 3,800円

［野村証券］
　据置き　　　２ (9843) ニトリ
　据置き　　　３ (2651) ローソン
　据置き　　　３ (7532) ドンキホーテ

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【４】投資の肴　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　以前読んだある経済誌に企業の経営者に愛読書は何かを聞いた特集がありまし
た。そこで最も多くの経営者の支持を集めたのが、日露戦争当時の明治の群像を
描いた司馬遼太郎の「坂の上の雲」でした。

　司馬作品は、経営者に限らず多くの読者を惹きつけてきましたが、ソフトバン
クの孫正義氏は人生の転機には必ず「竜馬がゆく」を読むといいます。竜馬なら
ばどうか、今の自分はどうか・・と常に自問自答を繰り返しているのかもしれま
せん。

　ところで「竜馬がゆく」の第一巻から登場する人物の中に、竜馬の遠縁といわ
れる岩崎弥太郎がいます。いわずと知れた三菱の創業者で、下記にあるのは弥太
郎の言葉です。

「小事にあくせくする者は大事はなせない。ぜひとも大事業を行うという方針を
　取れ。」

　その頃の土佐藩の侍は、山内家の家来である上士と、長曾我部家の残党である
郷士という天と地ほどの差がある身分に別れ、岩崎家はさらに下の地下浪人とい
う家格でした。司馬遼太郎は、史実を織り交ぜながら様々な挿話で弥太郎と竜馬
に関わり合いをもたせています。

　竜馬が亀山社中（後の海援隊）という浪士結社（日本初の株式会社）を設立し、
後に土佐藩から出仕し監査・会計係的な存在だったのが岩崎弥太郎です。司馬遼
太郎は「（ある一点を除けば）弥太郎は、人間として竜馬に、おどろくほど似て
いる」としています。

　ある時、海援隊が伊予大洲藩から借り受けた船が、紀州藩の船と接触し沈没し
てしまいます。相手は御三家の大藩で、私塾である海援隊とでは裁判沙汰になり
ましても普通ならば勝負は目に見えているのですが、最終的に竜馬は紀州に非を
認めさせ多額の賠償を勝ち取ります。

　竜馬の死後、海援隊や藩所有の船、いろは丸事件の賠償金の残り（約３万両）
とともに、土佐藩のおよそ３０万両という多額の負債を引き継いだのが弥太郎で
す。これらを元手に船会社（後の日本郵船）を起こし、弥太郎は成り上がってい
きます。



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【５】編集後記                           　　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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１２日間連続での下落は５４年ぶりですが、中身を見ますと値上がり銘柄数が８
３９と値下がり銘柄数の７４８を上回っており、市場の中身は決して悪くありま
せん。３日の朝刊でも申し上げましたが、目先はともかく、過去におきましては
こうした場面が底になって、中長期的に大きく上昇している経緯があります。「
チャンスというものは多くの場合、辛い経験に姿を変えてやってくる。だから殆
どの人は、それと気づかない」と申しますが、この局面こそ株式投資の醍醐味と
ロマンがありそうです。
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　　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～
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～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝２年連続ダブル受賞＝

◎まぐまぐ大賞２００７ http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02
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　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位


◎２００７年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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　　　「ハロー！株式」　マネー・政治・経済部門　カテゴリー賞受賞


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●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま
　せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切
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