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こんばんは。ａｑｕａです。

　明日から八月。旧暦では八月はすでに秋です。「仲秋」は旧暦八月の別名で、
「葉月」という呼び名も「葉落ち月」からきています。他にも異称がたくさんあ
りますが、草花が盛んな時期という意味の「壮月（そうげつ）」という呼び名が
活力が満ちている感じがして一番好きです。

　ところで、月の満ち欠けを基準にした太陰暦（旧暦）では、新月から新たな月
が始まり、満月が月の中旬となります。満月のことを望（ぼう）と言い、新月を
朔（さく）と呼ぶことから、月の始まりは朔日（さくじつ）と呼び、朔日と書い
て「ついたち」とも読ませます。

　八月朔日は特に「八朔（はっさく）」と言い、今でも伝統を残す地域もありま
すが、昔は旧暦のこの日に各地でその年の五穀豊穣を祈願する行事や神事が行わ
れていました。

　ちなみに江戸の頃は、徳川家康の江戸入城が八朔であったことから、この日を
節日として重んじ公式の祝日とされていました。また、果物の「はっさく（八朔
）」は、旧暦の八朔の頃に出回ることからこの名が付いたそうですが、実際の旬
は寒い時期です。

　八朔の日は五穀豊穣の祈りを込めて、早稲の初穂、すなわち「田の実」を恩人
等に贈る慣わしがあったそうです。いつしか「田の実」は「頼み」とも解され、
お世話になっている人に日ごろの感謝を込めてこの日に贈り物などをしていたそ
うです。

　そのようなことから、この日は祇園の芸妓さんや舞妓さんは、黒単衣を着て、
日ごろお世話になっている師匠宅やお茶屋へあいさつに回ります。

　古くから行われている風習のいくつかは伝統行事として今に残りますが、こう
いった話を耳にしますとなんだかホッとします。



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　～目次～　　　　　　  編集者：ａｑｕａ［ mailto:aqua@aqua-inter.com ］
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 １．今日の相場

 ２．主な材料

 ３．主な投資判断

 ４．８月の主な注目点

 ５．編集後記





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【１】今日の相場　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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◎日経平均　　１３３７６.８１（＋　　９.０２）△０.０７％
◎ＴＯＰＩＸ　　１３０３.６２（＋　　０.６３）△０.０５％

◎売買高概算　　２０億８０１８万株
◎売買代金概算　　２兆４７３７億円

◎値上り銘柄数　９６１　◎（昨年来）新高値　５６
◎値下り銘柄数　６４９　◎（昨年来）新安値　２６
◎変わらず　　　１０７

◎騰落レシオ（２５日）８７.０％
　
◎サイコロ（日経平均）８勝４敗　●○○●○○○●○●○○ ６６.７％
　
◎カイリ率（日経平均）２５日線比＋１.１７％　７５日線比－２.３４％
　
◎為替　　（対ドル）１０７.８６　（対ユーロ）１６８.４５

◎出来高上位
　１.新日鉄　　＜５４０１＞　　６２０円（＋　　７円）　７１,１１１千株
　２.住金　　　＜５４０５＞　　５２４円（＋　１５円）　６１,１８８千株
　３.三菱ＵＦＪ＜８３０６＞　　９７１円（－　　３円）　４５,３３４千株
　４.ＵＲＢＡＮ＜８８６８＞　　１３２円（－　１２円）　４２,２９４千株
　５.三菱重　　＜７０１１＞　　４８０円（－　１３円）　３６,６５３千株

◎売買代金上位　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（円）
　１.任天堂　　＜７９７４＞　５２６百円（－５０百円）　９０,４６３百万
　２.みずほ　　＜８４１１＞　５２６千円（－１４千円）　７７,２８２百万
　３.トヨタ自　＜７２０３＞　４６６０円（－１１０円）　６２,６２６百万
　４.三菱商事　＜８０５８＞　３１７０円（－　９０円）　５３,１１９百万
　５.コマツ　　＜６３０１＞　２７００円（－　８０円）　４７,６９１百万


◆相場概況

　外国証券の寄付前の注文状況・・・売り２７２０万株　買い２３２０万株

　月末となる本日の東京マーケットは日経平均株価が乱高下しながらも小幅高、
前日比９円高の１万３３７６円で取引終了です。昨晩のＮＹ株高を受けて朝方は
買いが先行、一時は１００円高となる場面がありましたが、買い一巡後はピーク
を迎える四半期決算を見極めたいと買い手控え気分が強まり、また月末要因も加
わって戻り待ちの売りから一転して１００円を越すマイナスに転じています。た
だ、下値を売り込む動きもなく、逆に売り一巡後は押し目買いが優勢となり、再
び大引けにかけて小幅ながらプラスに転じています。売買代金は概算２兆４７３
７億円、上海総合株価指数は約２．１％の大幅安となっています。

　業種別では、電力・ガス、鉱業、食品、医薬品、石油セクターの上げが目立ち
ます。

　個別銘柄では、ローソンが５日連続高で年初来高値更新。引き続き、日本郵政
グループの郵便局会社とフランチャイズチェーン（ＦＣ）契約を結び、郵便局内
でコンビニエンスストアを展開することを材料視した買いが継続しています。ま
た、たばこ自動販売機用成人識別カード「タスポ」を持たない喫煙者がコンビニ
でたばこを購入する際、他の商品も購入する「ついで買い」による業績拡大期待
も高く、ファミリーＭやミニストップも年初来高値更新、セブン＆アイは高値接
近まで値を上げています。

　ファーストリテイリング、マルエツも年初来高値更新となっており、コンビニ
株を含めて小売り株の一角の強い動きが目立ちます。

　四半期決算発表が本格化していますが、０９年３月期業績予想の上方修正を発
表した東洋鋼鈑がストップ高、事前計画を上回る営業利益となった日本曹達もス
トップ高。好業績を発表したアサヒプリテック、東芝プラントが大幅高。また、
通期業績の上方修正を発表した東洋水産が上場来高値更新、同じく上方修正の住
友金属、新日鉄、神戸製鋼など鉄鋼株が堅調、好業績を発表した王子紙は年初来
高値更新、住友化学は大幅高となっています。

　０９年３月期経常利益予想を２０００億円に上方修正した新日石、黒字転換し
た日立が買われ、９月中間期連結の営業利益予想３３０億円に対する進ちょく率
が７４．７％と高く、業績予想の上ブレ期待からＮＴＴドコモが大幅高、ドコモ
の好決算を受けて連結業績への期待が高まったＮＴＴは年初来高値更新となって
います。

　一方、任天堂は国内販売の減少を受けてストップ安、世界販売計画を下方修正
のトヨタが安く、デンソー、アイシン精機、トヨタ車体、豊田自動織機、トヨタ
紡織、豊田通商などトヨタ関連銘柄の下げがきつくなっています。

　本日の新高値銘柄は、ホクト、新日本空調、日本粉、日清粉、日ハム、不二油、
ローソン、ニチレイ、東洋水産、王子紙、持田薬、東洋エンジニアリング、酉島
製作、ファミリーマート、マルエツ、ＮＴＴ、東京電力、ファーストリテイリン
グ等々です。



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【２】主な材料　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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・新興国企業、日本で会社説明会を相次ぎ開催
・内閣改造、今夜にも首相が方針発表か　改造は８月初旬メド
・新設住宅着工戸数が１２カ月連続の減少　６月は１６.７％減　
・４―６月の荷動き指数は０２年４－６月以来の低水準　日通総研
・６月の毎月勤労統計、現金給与総額が６カ月ぶりに減少
・長期金利、３カ月ぶり水準に低下　一時１.５１５％
・日銀、９８年の決定会合議事録を初公表　政府側の圧力も
・大日本印刷、丸善の第三者割当増資を引き受け完全子会社化
・ＩＭＦ年次報告、「米は政策金利据え置きが望ましい」
・北京、四つ星以下のホテルの予約率は４割　五輪迫る現在
・米クライスラー、印タタ自動車や伊フィアットと提携交渉
・米、北にテロ指定解除の延期を警告　検証計画の草案合意が条件
・米スターバックス、４―６月期は初の赤字決算

　

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【３】主な投資判断　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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［ドイツ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ (3405) クラレ　　　　　　　　　　 1,400円
　据置き　　　Ａ (5301) 東海カーボン　　　　　　　 1,500円
　据置き　　　Ａ (6875) メガチップス　　　　　　　 1,650円
　据置き　　　Ａ (8369) 京都銀行　　　　　　　　　 1,300円
　据置き　　　Ａ (9697) カプコン　　　　　　　　　 3,700円
　据置き　　　Ａ (9783) ベネッセコーポ　　　　　　 5,300円

［モルガンＳ証券］
　引上げ　Ｂ→Ａ (4661) ＯＬＣ　　　　　　 6,800→ 7,500円

［ＵＢＳ証券］
　据置き　　　Ａ (3405) クラレ　　　　　　 1,550→ 1,450円
　据置き　　　Ａ (5486) 日立金属　　　　 1,750円→ 1,950円
　据置き　　　Ａ (6902) デンソー 　　　　　4,500→ 3,400円
　据置き　　　Ａ (7259) アイシン精機　　　 4,200→ 3,700円
　据置き　　　Ｂ (4680) ラウンドワン 　　　 15万→  12万円

［クレディＳ証券］
　据置き　　　Ａ (6370) 栗田工業 　　　　　3,300→ 4,100円
　据置き　　　Ａ (8282) ケーズＨＤ 　　　　　　　　3,000円
　据置き　　　Ｂ (4041) 日本曹達 　　　　　　385→   404円
　据置き　　　Ｂ (3405) クラレ 　　　　　　1,240→ 1,220円

［日興シティＧ証券］
　据置き　　　Ａ (2875) 東洋水産　　　　　 3,000→ 3,100円
　据置き　　　Ａ (7262) ダイハツ工業　 　　1,570→ 1,610円
　据置き　　　Ｂ (5938) 住生活グループ　 　2,000→ 1,650円

 ※３段階評価はＡ～Ｃ、５段階評価は１～５にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【４】８月の主な注目点　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＊＊
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　受け渡しベースでは一昨日からですが、明日から名実ともに８月相場入りです。

　戦後、取引所における売買が再開されてからの８月の日経平均株価の勝敗は３
３勝２６敗、５６％の勝率です。直近の１０年に関しましては勝率４割でやや負
け越しています。

　８月といえば国内投資家の多くがお盆休み、海外投資家もバカンス入りとなる
ため出来高が低調になりやすく、薄商いであるために相場が大きく動くことがあ
ります。

　現に８月相場が大きく荒れたケースとしては、９０年８月のイラクのクウェー
ト侵攻、９１年８月にはソ連でクーデターが発生しゴルバチョフが失脚、いわゆ
る「レッドマンデー」で急落。９８年の８月は「ロシア危機」。ルーブルが暴落
し、ロシアは国債償還の５年延期を発表、同国は事実上のデフォルト（支払い不
能）状態に陥ったことで世界経済が混乱。記憶に新しいところでは、昨年８月は
フランス銀行大手のＢＮＰパリバが傘下ファンドの解約凍結を発表し金融不安の
序章となりました。

　ただいずれのケースでも海外発の悪材料であり、日本発の純粋な国内要因では
ありません。今年が例年と違う点を上げるとすれば、アメリカで大統領選が行わ
れているという点です。

　８月２５日から始まる民主党大会でオバマ氏が正式に同党の大統領候補指名を
受ける予定ですが、最近の同氏はボルカー元ＦＲＢ議長やルービン元財務長官、
著名投資家のウォーレン・バフェット氏らと会い、追加の景気対策の検討を表明
するなど経済面でも積極的にアピールしています。

　ちなみに大統領選挙が行われる年（＝オリンピック・イヤー）に限れば、戦後
８月の勝敗は９勝５敗、６４％の勝率となっています。

　ビッグ・イベントとしては、８日から２４日までの日程で開催される「北京オ
リンピック」が上げられます。競技もさることながら、「中国」という国そのも
のにも注目が集まります（７月１１日の本紙夕刊に関連記事）。

　また、北京オリンピックの開催を考慮して日程を前にずらした夏の高校野球、
第９０回の記念大会が８月２日から１７日間の日程で行われます。

　経済指標としましては、８月１３日発表の４―６月期国内総生産（ＧＤＰ）１
次速報が注目されます。１―３月期のＧＤＰ改定値は実質で前期比１．０％、年
率換算で４．０％成長となっていますが、４―６月期はゼロ成長やマイナス成長
になるとの見方がすでに広がっています。つまりそこまでは織り込み済みで、予
想に反して底堅さが示されればポジティブ・サプライズとなる可能性があります。

　ＮＹ市場では今週末の雇用統計など、住宅市場の低迷や金融市場の混乱のマク
ロ経済指標や金融以外の企業業績への影響が引き続き注目されます。一方で、米
大手金融機関の決算発表を通過し、住宅金融２公社に対する支援策が異例のスピ
ードでまとまったことなどが功を奏し、不安定ながら一応の落ち着きをみせてい
ることは好転の手がかりです。

　日米欧の金融政策では、８月５日にＦＯＭＣ（米連邦公開市場委員会）、６―
７日に英中銀金融政策委、７日にＥＣＢ（欧州中央銀行）理事会、１８―１９日
に日銀金融政策決定会合が予定されています。

　また、国内では企業の決算発表が続いていますが、８月８日金曜日には６００
社超の企業が決算発表を予定、オプションのＳＱとも重なり、一つの山場となり
ます。

　尚、東証が本日発表した７月第４週（２２―２５日）の金額ベースの投資主体
別売買動向で、外国人投資家は小幅ながら５週間ぶりに買い越しに転じており、
今後の動向は要注目です。
　


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【５】編集後記                           　　 mailto:aqua@aqua-inter.com
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高校野球、オリンピック、決算発表、お盆休み等、関心事が多く８月が「閑散相
場」になる要素は十分ですが、経験則に基づいた「閑散に売りなし」という相場
格言があることも忘れてはいけません。
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　　　～　最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。～
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣

～皆様のご投票、心から御礼申し上げます。～　＝２年連続ダブル受賞＝

◎まぐまぐ大賞２００７ http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02
￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣￣
　　　「ハロー！株式」　マネー部門　第１位


◎２００７年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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　　　「ハロー！株式」　マネー・政治・経済部門　カテゴリー賞受賞


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●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま
　せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切
　の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな
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