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こんばんは。aquaです。

 食品売り場はたくさんの秋の味覚で賑わっています。栗も秋の味覚の一つで、
縄文時代には大規模な栽培が行われるほど日本でも古くから馴染みの深い食べ物
です。

 栗は意外と栄養価が高く、疲労回復や風邪の予防、肝機能の働きを助け、便秘
にもよいとされます。渋皮や栗の葉を煎じた液はかぶれにもよく効き、樹皮や毬
(いが)は染料に用いられ、材は枕木や建材に使用されてきました。

 乾燥させた栗は「かち栗」という保存食になり、武田信玄は飢饉への備えとし
て栗の栽培を奨励。「かち栗」は「勝ち栗」に通じる縁起物としても武士に好ま
れたそうです。また、旧暦9月9日の「重陽の節句」は「栗節句」とも呼ばれ、
栗飯を食べて健康長寿を祝う慣わしもあります。

 用途が広く縁起物でもある栗は、昔は近所の林や庭先などには必ずあった身近
な存在でしたが、そういった光景も今は少なく、日本で食される栗の75%は輸
入品となっています。

 現在は手間がかからずおいしくいただける食べ物が溢れており、針で覆われた
毬(イガ)をむき、さらに渋皮を剥いで食べるなどという面倒な栗は敬遠がちで、
皮がむいてあって食べやすい栗の加工品が増えているのも時代の流れです。

 尚、栗は高カロリーのため食べすぎにはご注意ください。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場
         
 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.暗中模索

 5.編集後記





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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均   9157.49(- 45.83)▼0.50%
◎TOPIX   905.11(+  6.10)△0.68%

◎売買高概算  29億1898万株
◎売買代金概算  2兆4748億円

◎値上り銘柄数 980 ◎(年初来)新高値   1
◎値下り銘柄数 656 ◎(年初来)新安値 771
◎変わらず    74

◎騰落レシオ(25日)59.9%
 
◎サイコロ(日経平均)2勝10敗 ○●●●●○●●●●●● 16.7%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-20.91% 75日線比-27.39%
 
◎為替  (対ドル)100.76 (対ユーロ)137.96

◎出来高上位
 1.新日鉄  <5401>  301円(+ 30円)139,724千株
 2.三菱UFJ<8306>  776円(+ 13円)106,128千株
 3.住金   <5405>  247円(+  4円) 84,345千株
 4.双日   <2768>  171円(+  1円) 46,447千株
 5.三菱重  <7011>  348円(+  9円) 40,998千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.みずほ  <8411> 374千円(+13千円)109,676百万
 2.トヨタ自 <7203> 3380円(+110円) 95,637百万
 3.三菱UFJ<8306>  776円(+ 13円) 83,675百万
 4.三井住友 <8316> 601千円(+42千円) 77,092百万
 5.ホンダ  <7267> 2315円(+ 10円) 55,874百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2710万株 買い2680万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が6日連続安、前日比45円(0.5%
)安の9157円で取引終了です。世界の中央銀行10行による協調利下げがあ
りましたが、懐疑的な見方も多く、昨晩のNYダウは189ドル安。それを受け
て東京市場も朝方から売りが先行しました。ただ、昨日までの6日間に下げ幅が
2200円に達したこともあり、下値では値ごろ感からの買いが入り、またポー
ルソン米財務長官が公的資金による金融機関への資本注入を示唆したことから銀
行株が上昇、他の銘柄にも買い安心感が台頭して一時は上げ幅が240円を超え
る場面もありました。もっとも金融不安や景気後退への警戒感も強く、買い一巡
後は再び下げに転じ、不安定な値動きとなっています。尚、ファーストリテイリ
ング1銘柄の下げで日経平均株価を30円程度押し下げています。売買代金は概
算2兆4748億円、上海総合株価指数は17ポイント(0.8%)安の207
4となっています。

 業種別では、商社、消費者金融、鉄鋼、機械、銀行セクターの上げが目立ちま
す。

 個別銘柄では、自転車製造の老舗で消火器・防災設備も手掛ける宮田が174
円のストップ高買い気配。消防車最大手のモリタHDが同社にTOB(株式公開
買い付け)を実施し、連結子会社化を目指すと発表。TOB価格の1株205円
にサヤ寄せする形で気配を切り上げています。

 太陽電池製造装置を手掛けるエヌピーシーがストップ高。株式相場全体がいっ
たん下げ止まったことを受け、これまで売り込まれていただけに値ごろ感からの
見直し買いが入っています。太陽電池製造装置の受注は順調に伸びており、今期
も過去最高益を更新する見通しです。

 三井物産が一時ストップ高、三菱商事、住友商事、伊藤忠、丸紅など商社株が
軒並み高となっています。相場全般が歴史的大幅安となった流れで商社株も換金
売りから大きくした押ししており、PER・PBRなど指標面で割安感が強いた
め、見直し買いが一気に集まっています。

 キッセイ薬品が大幅高で年初来高値更新。米ワトソン社に技術導出した前立腺
肥大症に伴う排尿障害改善薬シロドシン(日本製品名、ユリーフ)について、米
食品医薬品局(FDA)より承認を取得したと発表したことが買い材料となって
います。米国では60歳代の男性の半数、また85歳男性の90%が前立腺肥大
症といい、業績拡大への期待感から買いが集まっています。

 三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGなど銀行株が値を上げていますが、前
日に5%超の下げとなったことから自律反発狙いの買いが入っています。また、
ポールソン米財務長官が記者会見で金融安定化法による金融機関への資本注入を
示唆したと伝わり、米金融不安の後退に繋がると期待した向きの買いも入ってい
ます。

 本日の新高値銘柄は、キッセイ薬品です。




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【2】主な材料                           **
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・首相、追加経済対策のとりまとめを指示 今月下旬に具体策
・日銀、合計4兆円の資金供給 1日としては最大規模
・韓国、香港、台湾も利下げ 主要中銀の同時利下げに協調
・8月の機械受注、14.5%減で5年4カ月ぶりの低水準に
・9月の都心オフィス空室率が4%台に 2年9カ月ぶり
・みずほコーポ銀、長プラ0.05%引き上げ 年2.35%に
・東京ゲームショー開幕 一般公開は11日から
・エネサーブ、元役員にインサイダー取引の疑い
・TOWA、半導体装置用の金型工場を佐賀に新設
・北朝鮮、10発以上のミサイル発射準備か 韓国紙報道
・OPEC、原油価格下落で11月に臨時会合 生産調整で協調か
・イタリア、公的資金で銀行優先株買い取り 預金保護額も引き上げ
・9月の米小売売上高は1.7%増 高級百貨店の低迷際立つ
・米IBM、7―9月最終利益が20%増 時間外で6%上昇
・米FRB、AIGに最大3兆7800億円追加融資制度
・米財務長官、新興国も加わったG20特別会議開催で調整 
・米財務長官、公的資本注入を示唆 実現までには曲折も



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【3】主な投資判断                         **
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[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (4062) イビデン      4,200→ 2,600円
 据置き   A (6502) 東芝          570→ 470円
 据置き   A (6665) エルピーダメモリ  3,300→ 1,900円
 引上げ B→A(6752)パナソニック    2,500→ 2,000円
 据置き   B (6501) 日立製作所      800→   660円
 据置き   B (6503) 三菱電機       900→   650円
 引下げ B→C (6773)パイオニア      900→   500円

[日興シティG証券]
 据置き   A (4062) イビデン      3,500→ 2,500円
 据置き   A (7262) ダイハツ工業    1,610→ 1,310円
 引上げ B→A (7269) スズキ       2,430→ 1,860円 
 据置き   A (8035) 東京エレクトロン  8,600→ 7,000円
 引上げ C→B (8570) イオンクレジット  1,220→   920円

[みずほ証券]
 据置き   2 (7718) スター精密         2,500円
 引下げ 1→2 (9437) NTTドコモ

[野村証券]
 据置き   2 (6676) メルコHD
 据置き   2 (6820) アイコム
 据置き   2 (5310) 東洋炭素
 据置き   3 (8267) イオン

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】暗中模索                           **
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 ここ最近の世界のマーケットは、金融不安と景気後退懸念の強まりで下げ足を
早めています。昨晩は異例の協調利下げが実施されましたが、公的資金の注入と
いう最終解決策の実施が可能なのかどうかが未だ不透明で、そこに行き着くまで
の過程が見えないことにマーケットは不安を募らせています。

 リーマン・ブラザーズが破たんした9月12日以降から直近の動きを見てみま
しても、NYダウ工業株は-17.4%、イギリスのFTSEは-18.6%、
インドのSENSEXは-20%、日経平均が-24.7%、ロシアRTSは-
36%安と、各国ともパニック的な下げとなりました。下りのジェトコースター
に目隠されて乗っているようなもので、投資家の恐怖は相当なものです。

 日経平均は6月の高値から5000円以上の下げ幅となっており、昨日の相場
では日経平均採用の225銘柄で上げたものはなく、東証1部全体の8割が下落。
東証1部のPBR(株価純資産倍率)は1倍割れ、予想PERは11倍台、70
%以下が底値圏とされる騰落レシオは55%にまで落ち込み、バリュエーション
としては歴史的な安値水準にあります。加えて日経平均の25日移動平均線に対
するマイナス乖離は20%を超え、記録的な下落スピードとなっています。

 また、個人投資家などが信用取引で買った株式の含み損益を示す信用評価損益
率は、プラスが利益、マイナスが損失を抱えている状況を示しますが、経験則上
の底値圏とされるマイナス20%を大きく超え、昨日発表された10月3日時点
での数値はマイナス30.76%にまで悪化。松井証券が日々公表している独自
試算の評価損益率の昨日の値は算出来の最悪を記録しマイナス41%にまで悪化
しています。全体の信用の買い残は減少しているのですが、それでも相場下落の
スピードに追いつかない状況です。

 先が見えず、どこまでも落ちてゆくような状況下では、恐怖が増幅するのは当
然です。恐怖に支配された行動に理屈は通用しません。最近の動きは、パニック
になった相場に理屈を持ち出すことの無意味さを、市場関係者や投資家に改めて
認識させました。

 逆のパターンとして1989年後半の東京市場を考えてみますと、当時のテレ
ビや週刊誌、エコノミストや専門家まで、日経平均が5万円になる、10万円に
なるとの意見が主流で、積極的に資金運用しない企業の財務担当者は無能呼ばわ
りされたものです。

 ところがいざバブルが弾けてみますと、世の中の状況が180度転換。上昇し
ている時は異常値であっても正当化されたか無視されてきたPERやPBRなど
の指標ですが、下落に転じると今度は指標からみた割高さが意識されるようなり
ます。冷静さを取り戻せば「あの時は異常だった」「あの時が売り時だった」と
なりますが、バブル当時に多数意見に最後まで同調した人、多勢側にあった人々
や企業ほど深手を負う結果となりました。一時の「勢い」や「人気」というのは
そういうものです。

 現在の状況は、それまでの経験則や定石が通用しない、理屈が通じない、ムー
ドが支配しているという点ではバブルと同質です。

 ところで、海外のファンド勢が解約に備えて換金売りを急いだことが相場下落
に拍車をかけた格好となっていますが、そうしたヘッジファンドを解約するため
には45日前に申し込む必要があり(45日ルール)、ファンド勢の11月決算
を控えた換金売りは時期的にピークが近いと見られます。ファンド勢の換金売り
が峠を越せば、売り圧力は自ずと後退し、需給が好転する可能性があります。

 また、グルジア問題でロシアへの不信感が増大し、同国のRTS指数は5月の
高値からおよそ7割の急落となりました。下げ止まらない相場に危機感を募らせ
たロシアの金融当局は8日午前に市場を閉鎖、当面の間取引を停止することを発
表しました。好きな時に売買(換金)できるところに株式市場の魅力があるので
すが、ロシアの施策は同国市場の評価を落とし長い目でみれば逆効果となる可能
性があります。

 バブル崩壊後の日本でも相場を下支えするため、市場に対し様々な政策を打ち
出しましたが、それで一時は持ち直しましても結果的に人為的な相場形成に失敗
し、後遺症を長引かせた経緯があります。

 米当局は最近の下げ止まらない相場に慌て、20日間のカラ売り規制をかけま
したが、その後の展開を見れば逆効果だったことがはっきりしています。そのカ
ラ売り規制は9日で解除となり、目先は予断できませんが、流動性が戻るという
点では相場形成に良い効果をもたらすはずです。売りたい人が売りたい時に売り、
買いたい人が買いたい時に買うことができる、それが市場の機能の一つで、それ
が機能していればアク抜けも早くなります。

 相場に対する「理屈」を「適正な評価」と言い換えますと、その評価は些細な
変化に応答して常に揺らいでいます。その揺らぎに反応して、極端な心理状態と
なったのがバブル当時や現在の状況で、そのために相場は適正な水準を逸脱して
しまう結果となります。これから企業の業績発表が本格化しますが、業績の良し
悪しの程度が明らかになれば株価に対して割安かどうかの評価も定まり、市場の
落ち着きにもつながります。例えば、昨日業績見通しを下方修正したイビデンの
今日の動きのように。

 過去から幾度となく繰り返してきたことではありますが、落ち着きを取り戻せ
ば理屈に立ち返るのが相場です。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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最近の経済指標を見ましても消費者心理は悪化していますが、売る側も手をこま
ねいているわけではなく、あの手この手を消費を喚起しています。新聞の折り込
みチラシもその一つで、先日はあるスーパーの「駅弁大会」のチラシが目にとま
り、山陽本線西明石駅の「ひっぱりだこ飯」に舌鼓を打ちました。そのチラシの
裏側には「芋栗合戦」として各地の銘菓を集めた特選コーナーの案内もあり、消
費拡大の一助になればと思いつつ財布のヒモが緩んでしまいました。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞=

◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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