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おはようございます。aquaです。

 このところの株安によって「株離れ」がことさら取り沙汰されていますが、そ
うした中、水面下ではネット証券での口座開設申し込み数が急増しています。

 10月に入って大手インターネット証券に口座開設を申し込んだ人数は、9月
に比べて2倍以上に増加。最大手のSBI証券では10月の1日当たりの平均申
込み件数が1993件と9月の851件から2.3倍に増加。松井証券でも前月
比で2.3倍の619件に上っています。

 10月の株式マーケットはここまで歴史に残る下げを演じており、どうしても
信用取引の追証発生に伴う投げ売りや見切り売り等々がクローズアップされがち
ですが、一面ではこの株安局面をチャンスと見て、新たに株式取引を始める個人
投資家も急増しているという側面があります。

 株価は売りと買いがぶつかって形成されますが、やはり売る人がいれば常に買
う人もあり、それぞれの思惑が交錯するところに投資の醍醐味があります。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言






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【1】NY市況                           **
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□ダウ工業株       8852.22(-127.04)▼1.41%
□ナスダック       1711.29(-  6.42)▼0.37%
□CME日経225先物  8655   (- 45)
□為替     (対ドル) 101.61  (対ユーロ)136.27

□NY原油先物(11月限)  71.85(+ 2.00)
□NY金先物 (12月限) 787.70(-16.80)
□半導体株指数        239.13(- 4.76)
□バルチック海運指数   1438   (-68)


 先週末のNY株式市場は反落。この日も上下変動が大きく、経済指標の悪化や
週末要因で引けにかけてマイナスとなりました。

 商務省が朝方発表した9月の住宅着工件数は予想以上の大幅減となり、先行指
標の住宅着工許可件数が1981年11月以来の水準に落ち込んだことが建設機
械大手のキャタピラーや住宅建設のDRホートンなどの関連銘柄に売りを誘いま
した。製造業大手のハネウェルが通期業績見通しを引き下げたことや、ミシガン
大学調査の10月の消費者信頼感指数(速報値)が大幅悪化し単月としては19
52年の統計開始以降最大の落ち込みとなったことも景気悪化を意識させました。 

 序盤の取引でダウは一時前日比261ドル安まで下げましたが、売り一巡後は
下げ渋り、著名投資家のバフェット氏がニューヨーク・タイムズ紙の寄稿欄で「
自分の資金で米国株を買っている」とコメントしたことが支援材料となり、値ご
ろ感からの買いで指数は上昇に転じダウは一時301ドル高まで上昇しました。
しかし、週末を控えて買いが続かず、指数は週初と前日の上昇で前週末よりもま
だ高い水準にあることから引けにかけて利益確定の売りが膨らみました。この日
は反落しましたが、ダウは週間ベースで4週間ぶりに上昇に転じています。

 業種では、金融、製造業、小売り、運送などが下げ、インターネット関連、携
帯電話サービス、カジノ・ホテルなどが上昇しています。

 個別では、景気悪化懸念でキャタピラーが7%安。業績見通しを下方修正した
ハネウェルが下げ、好業績を背景に前日上昇したユナイテッド・テクノロジーズ
も反落しました。エネルギー価格の下落による収益改善期待でUALやAMRな
ど、航空株の一角が大幅高となる一方、UPSやフェデックスなど景気動向に敏
感な運送株が下落しています。

 格付け会社が取引を行う際の相対的信用格付けを引き下げ方向で見直すと報じ
られたUBSが9%超の下落。大幅減益決算を発表したザイオンズ・バンコープ
が大幅安となり、他の地銀株も軒並み安。ウェルズ・ファーゴやシティ、JPモ
ルガンなどのも値を上げました。政府によるコマーシャル・ペーパーの買い取り
策の利用を検討していると報じられたAIGが14%安となる一方、バフェット
氏率いるバークシャー・ハザウェイは約6%の上昇となりました。

 消費者心理の悪化が嫌気され小売最大手のウォルマートが下落。原油先物相場
が4営業日ぶりに反発したことでエクソン・モービルやシェブロンなどに買いが
入り指数の上昇をけん引する場面がありましたが、両銘柄ともマイナスに転じて
取引を終了。世界的な景気後退が収益に影響を与えるとコメントした世界最大の
油田サービス会社シュルンベルジェは6%の下落となっています。

 一方、事前予想を上回る好決算を発表したグーグルが5%超の上昇。イーベイ
やアマゾンなどにも買いが入りました。赤字幅が事前予想より縮小したAMDや
アナリストが投資判断を「買い」に引き上げたジュニパー・ネットワークスなど
が上昇しナスダック指数の下値を支えました。



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 ビギナーの方も、なかなか上手くいかないという方もどうぞご活用ください。

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【2】主な注目材料とニュース                    **
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☆注目材料

 先週末(17日)に発表された10月第2週(10月6日~10月10日)の
投資部門別売買動向を見ますと、外国人投資家は3週ぶりに買い越しに転じ、買
越額は458億円となっています。また、16日発表(財務省)の対外・対内証
券売買契約等の状況(10月5日~10月11日)でも外国勢は347億円を買
い越しています。投資銀行やファンドなどによる換金売り一巡からの動きは、相
場の先行きを見極める上からも注目されます。

 先週末(17日)の騰落レシオ(25日)は64%、東証1部225種の平均
予想PER(株価収益率)は11.3倍、同PBR(株価純資産倍率)は1.0
倍、3市場信用取引残高は買い残が1兆4089億円と5年2ヵ月ぶりの低水準
にあり、ピーク時(06年2月)から4分の1に減少するなど、テクニカル的に
はいずれも注目すべき水準となっています。

 週後半から9月中間決算発表(08年4月~08年9月)が本格的にスタート
します。23日予定の信越化学はハイテク関連、24日予定のファナックは設備
投資関連の業績動向を見極める上で要注目となります。企業の決算発表ピークは
10月末(30日の200社、31日の226社)と11月14日(176社)
となる見込みです。

 海外でも、欧米の企業決算発表が本格化します。本日はアメリカン・エクスプ
レス、テキサス・インスツルメンツ、21日はアップル、キャタピラー、ヤフー、
ファイザー、22日はアマゾン・ドット・コム、ボーイング、マクドナルド、2
3日はマイクロソフト、ダウ・ケミカルなどが予定しており、注目が集まります。
尚、今晩はバーナンキFRB(米連邦準備理事会)議長が議会証言を行う予定で
す。


 今週、決算発表を予定している主な企業は以下の通りとなっています。

 【20日】(月)
      総合メディカル(4775)、今2月期8月中間:松竹(9601)

 【21日】(火)
      KOA(6999)、今12月期第3四半期:中外薬(4519)
    
 【22日】(水)
      KDDI(9433)
     
 【23日】(木)
      信越化(4063)、日立ハイテク(8036)、JAFCO(8595)、
      カブコム(8703)
  
 【24日】(金)
      野村総研(4307)、ヤフー(4689)、日電硝(5214)、東京製鉄(5423)、
      富士通ゼ(6755)、ファナック(6954)、
            今2月期8月中間:東宝(9602)


◆主なニュース

・11月に緊急金融サミット、米国で開催 中印なども参加へ 
・IMF、金融危機の新興国に無制限融資へ 日本案受け入れ   
・新興国など外貨準備高が一転減少 金融危機でマネー流出
・原油や穀物、ピークの半値 物価高是正、景気にプラスも
・金融機能強化法改正案、公的資金枠2兆円 金融庁検討
・政府、インドに円借款4500億円 貨物鉄道の建設計画
・社会保険料、正規雇用促進へ補助 企業負担分、3年間
・損保各社、火災保険料を大幅見直し 木造は一部値上げも
・東芝、米サンディスク半導体設備を買収交渉 千数百億円で
・東電、来年1月の値上げ圧縮 幅は半分程度に、正式表明
・塗料大手、中東進出相次ぐ 日本ペイント、パキスタン起点
・二輪車大手、中大型車減産 ホンダ、1割減の年40万台に
・アサヒ、インドに進出 ビール大手で初、高級品市場を開拓
・神鋼、ベトナムに低品質鉄鉱石利用の製鉄プラント建設へ
・パナソニック(6752)の4―9月期、営業増益 減益予想一転
・9月の米住宅着工件数6.3%減 17年半ぶりの低水準 
・米自動車の苦境、市場混乱で拍車 ローン厳格化で更に低迷


◆経済指標等

・日銀全国支店長会議
・景気動向指数(8月改訂値)
・粗鋼生産(9月速報値)
・主要コンビニ売上高(9月)
・日銀地域経済報告(10月)
・政府月例経済報告(10月)

・中国GDP
・米景気先行指数
・米FRB議長が議会証言

◆企業動向

・業績報告 松竹(9601)、日立ツール(5963)、小松ウオール(7949) 等



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【3】心に残る名言                         **
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      「よし、朝だ!」というのも、

         「あーあ朝か」というのも、

              あなたの考え方次第だ。

                     ウエイン・W・ダイアー






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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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