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◎ ハロー!株式 ◎ 08/11/04 朝刊
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おはようございます。aquaです。
本日から名実ともに霜月、11月相場入りとなります。花暦(はなごよみ)で
は、今月の代表的な花は「山梔子(くちなし)」、「山茶花(さざんか)」、「
柳」、「菊」。
過去10年の11月相場は、7勝3敗(月初よりも月末が高い場合は1勝)と
好成績です。
さて、株式マーケットは10月28日の瞬間安値6994円を底にして10月
30日の瞬間高値9030円まで2000円を越す上げを示現、先週末・先月末
(31日)の終値は8576円と目先底打ちした展開となっています。注目は、
大きく下げた10月第1週から4週にかけて、キャッシュリッチな個人投資家が
現物株を9189億円買い越しているという点です。
また、信託銀行も同行経由の公的年金と見られる大口の買いを中心に同期間に
8000億円近い買い越しとなっており、国内勢の現物買いがファンドや信用取
引の追証発生に伴うパニック的な投げ売りを吸収する構図となっています。今週
後半に10月第5週の投資家別売買動向が発表されますが、こちらもマーケット
の関心が集まります。
ところで、本日は注目のアメリカ大統領選。「一般投票(本選挙)」で有権者
は選挙人に投票しますが、ここで選ばれる合計538人の選挙人は事前にどの党
を支持するかを公にしているため、12月15日の選挙人による投票を待たずに
第44代アメリカ大統領が実質的に決定、来年1月20日に新大統領就任の運び
となります。
任期切れを控えた現大統領は指導力に陰りが見え、「レイムダック(足の不自
由なアヒルの意→影響力を失った政治家)」とささやく人もありますが、新大統
領の誕生は市場にとって転換点となる可能性が高いです。同時に、米連邦議会選
挙も行われ、下院は全議員、上院は3分の1が改選となります。
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~目次~ 編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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1.NY市況
2.主な注目材料とニュース
3.心に残る名言
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【1】NY市況 **
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□ダウ工業株 9319.83(- 5.18)▼0.06%
□ナスダック 1726.33(+ 5.38)△0.31%
□CME日経225先物 9080 (+630)
□為替 (対ドル) 99.16 (対ユーロ)125.39
□NY原油先物(12月限) 63.91(- 3.90)
□NY金先物 (12月限) 726.80(+ 8.60)
□半導体株指数 237.10(- 2.37)
□バルチック海運指数 827 (-24)
週明け3日のNY株式市場は小動き。悪材料にも反応が鈍く、大統領選挙や上
下両院選挙を前に積極的な売買が手控えられました。
前週末のNY株式市場は銀行間貸出金利の低下を手がかりに上昇。週明けのこ
の日も、銀行間貸出金利の指標となっている3カ月物ドル建てロンドン銀行間取
引金利(LIBOR)が9月中旬以来の水準に低下したことで信用市場の混乱が
改善に向かっているとの見方が相場の支援材料となりました。
一方、ISM(米供給管理協会)が朝方発表した10月の製造業景気指数が3
8.9と、金融危機の影響で1982年9月以来26年ぶりの低水準に悪化。雇
用指数指数も新規受注指数も大幅に悪化しました。また、自動車各社が発表した
10月の新車販売台数は、景気後退と自動車ローン審査の厳格化の影響により前
年同月比で軒並み減少。ISM製造業景気指数や自動車販売が予想以上に悪化し
たにも関わらず反応は限定的で、4年ぶりの大イベント、大統領選挙の一般投票
を控えていることから様子見ムードが強く薄商いとなりました。
業種では、通信、ソフトウェア、ヘルスケアなどがしっかり、エネルギー、小
売り、半導体などが軟調です。
個別では、信用市場の改善傾向を手がかりに保険のAIGや地銀のフィフス・
サード・バンコープなど金融株の一角が堅調。資本は十分にあり財務の安全性は
確保できているとコメントした生命保険大手ハートフォード・ファイナンシャル
が急騰し、プレデンシャルなども連れ高となっています。また、AMRやデルタ
などの航空株の上昇も目立ちます。
アナリストが投資判断を引き上げた小売大手のウォルマートやバイオ製薬のバ
イオジェン・アイデックなども買いが先行しました。ダウ銘柄ではアルコア、ア
メリカン・エクスプレス、シティグループ、キャタピラー、コカコーラ、AT&
T、ベライゾンなどが上昇、一方バンク・オブ・アメリカ、シェブロン、ホーム
デポ、インテル、マクドナルド、メルクなどが下落しています。
自動車株が軟調。10月の新車販売台数ではGMが前年比47%減、フォード
が32%減、トヨタが26%減、ホンダが28%減と、それぞれ大幅な減少とな
りました。これを受けてGMやフォードの株価は軟調な展開でしたが下げ幅は限
定的です。市場予想を上回る好決算を発表したグッドイヤー・タイヤは大幅高と
なりました。
尚、シカゴ・マーカンタイル取引所で取引されているCME日経225先物は
先週末に大幅に上昇しており、週明けのNY市場でも堅調に推移し9000円台
を回復。先週末の大証終値比では600円を超える大幅高となっています。
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【2】主な注目材料とニュース **
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☆注目材料
今週は、中間決算発表の後半戦に突入します。本日発表の武田薬品(4502)、5
日(水)の三井物産(8031)、ソフトバンク(9984)、6日(木)のトヨタ自動車
(7203)、7日(金)のNTT(9432)・・・等々、主要企業の発表が相次ぎます。
週末7日(金)には約218社が予定しています。
経済指標では、6日(木)に内閣府から9月の景気動向指数・速報値が発表さ
れます。
海外では本日、米大統領選が行われます。オバマ陣営(民主党)は29日夜に
全米ネットで異例の広告番組を放映した上、ビル・クリントン前大統領が同席す
るなど、総力戦を行っています。一方、最終盤でマケイン陣営(共和党)からは
内紛説が伝わるなど対照的な動きとなっています。両候補は最後の3日間を激戦
州に的を絞って遊説しており、投票結果が注目されます。
6日(木)はECB(欧州中央銀行)の定例理事会が開催されます。追加利下
げ観測が市場で高まっています。7日(金)は10月の米雇用統計が発表されま
す。雇用状況は個人所得や個人消費に波及効果が大きいため、米景気の先行きを
見通す上で重要な指標となります。
今週、決算発表を予定している主な企業は以下の通りとなっています。
【04日】(火)
ハウス(1925)、武田(4502)、塩野義(4507)、出光興産(5019)、
ニチアス(5393)、日製鋼(5631)、三井金(5706)、フジクラ(5803)、
住友重(6302)、ジェイテクト(6473)、ダイハツ(7262)、
NTT都市(8933)、テレビ東京(9411)、NTTデータ(9613)
今12月期第3四半期:キリンHD(2503)、ブリヂストン(5108)、
シマノ(7309)
【05日】(水)
ミクシィ(2121)、東洋紡(3101)、旭化成(3407)、アステラス(4503)、
OLC(4661)、コスモ石(5007)、三洋電(6764)、アルプス(6770)、
いすゞ(7272)、バンナムHD(7832)、三井物(8031)、TBS(9401)、
カプコン(9697)、セコム(9735)、ソフトバンク(9984)
今12月期第3四半期:堀場製(6856)、船井研(9757)
【06日】(木)
住友林(1911)、日清オイリオ(2602)、三菱レ(3404)、クレハ(4023)、
日触媒(4114)、宇部興(4208)、フジHD(4676)、住友大阪(5232)、
ダイキン(6367)、タダノ(6395)、SANKYO(6417)、
エルピーダ(6665)、ミツミ(6767)、ローム(6963)、トヨタ(7203)、
ニコン(7731)、オリンパス(7733)、武富士(8564)、アコム(8572)、
プロミス(8574)、住友不(8830)、CSKHD(9737)、ヤマダ電(9831)
今12月期第3四半期:昭電工(4004)、マブチ(6592)
【07日】(金)
石油資源(1662)、きんでん(1944)、日本粉(2001)、森永乳(2264)、
味の素(2802)、三井鉱山(3315)、東レ(3402)、AOCHD(5017)、
東京鉄(5445)、クボタ(6326)、カシオ(6952)、コジマ(7513)、
クレセゾン(8253)、オリックス(8591)、東急不(8815)、
阪急阪神(9042)、JAL(9205)、住友倉(9303)、NTT(9432)、
スク・エニ(9684)
◆主なニュース
・製造業大手、新興国事業見直し 三井化学、中国工場を撤回
・パナソニック、三洋買収で基本合意 来年4月、子会社化
・7―9月期の成長率、ゼロ前後 実質GDP民間予測
・上場企業21%減益、電機や自動車苦戦 4―9月日経集計
・外為証拠金取引、顧客資産の保護強化 金融庁方針
・REIT、世界時価総額7割減 昨年5月のピーク時比
・日本株投信、マネー戻る 10月は7ヵ月ぶり流入超に
・6大銀の9月中間、損失1兆円計上 純利益は6割減に
・損保ジャパン、香港金融大手に出資 中国シフト加速
・東洋製缶、100億円投じエアゾール缶新工場 生産効率化
・ドコモなど25社、照明の光で高速ネット 来年末実用化へ
・東電6%、東ガス4.5%値上げ 1―3月、上げ幅は圧縮
・日産(7201)、今期純利益67%減 北米不振で下方修正
・欧州景気 後退局面に、4―6月以降予測 欧州委判断
・公的資金注入、コメルツ銀申請 1兆円、独民間大手で初
・米大統領選きょう投票 オバマ氏優勢保つ、共和の地盤崩す
・韓国企業、ウォン安収益効果に限り サムスン、起亜自など
◆経済指標等
・国内新車販売台数(10月)
・毎月勤労統計(9月速報値)
・米週間チェーンストア売上高
・米週間大規模小売店売上高
・米耐久財受注改定値
・米製造業新規受注
・米地区連銀総裁講演
◆企業動向
・決算発表 約100社
◆その他
・米大統領選挙 一般投票
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【3】心に残る名言 **
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各人はその考え次第で幸福にもなり、不幸にもなる。
他人が見てそう思う人ではなく、自分がそう思う人が満足なのである。
モンテーニュ
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