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おはようございます。aquaです。

 貴重な3連休、皆様いかがお過ごしになられたでしょうか。

 近畿地方の紅葉は見ごろを迎え、京都市の神社仏閣などには大勢の観光客が訪
れたそうです。紅葉シーズンの昨年11月は年間の観光客数の13%にあたる6
70万人が訪れたそうです。


 さて、気になる休み中のNY市場の動きですが、

 金曜日 NYダウ  494ドル高の8046ドル

     ナスダック  68ポイント高の1384

 月曜日 NYダウ  396ドル高の8443ドル

     ナスダック  51ポイント高の1472

と2日連続での大幅高となっています。

 そして、シカゴ日経平均先物は8470円と週末の東京市場の日経平均株価7
910円よりも560円高い水準まで上昇しています。

 また、為替は95円前後から97円台へとの円安に振れており、原油価格は4
9ドル台から50ドル台へと上昇、金価格は748ドルから819ドルへ大幅上
昇しています。

 特に、昨晩は米政府が米銀大手シティグループに対して不良資産の損失保証や
追加の資本注入を発表したことを受けてシティ株が大幅上昇。バンク・オブ・ア
メリカやゴールドマン・サックスなど他の金融株も買われる銘柄が多く、相場上
昇を牽引する形となっています。詳細は下記のNY市況欄をご覧下さいませ。 



………………………………………………………………………………………………
 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
………………………………………………………………………………………………


 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言






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【1】NY市況                           **
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□ダウ工業株       8443.39(+396.97)△4.93%
□ナスダック       1472.02(+ 51.78)△6.47%
□CME日経225先物  8470   (+520)
□為替     (対ドル)  97.04  (対ユーロ)125.33

□NY原油先物(12月限)  54.50(+ 4.57)
□NY金先物 (12月限) 819.50(+27.70)
□半導体株指数        191.20(+10.98)
□バルチック海運指数    824   (-12)


 週明け24日のNY株式市場は急騰。シティグループへの資本注入が好感され
大幅続伸となりました。

 現地日曜の深夜、米政府は経営難に陥っていたシティグループに対し2度目の
大規模支援策を発表。具体的にはシティが抱える約29兆円の不良資産について
損失が発生した場合に政府が埋め合わせることを保証するとともに、200億ド
ル(約1兆9千億円)の資本注入を実施、個別の金融機関向けとしては最大の公
的資金の投入となります。2兆ドルの資産を持ち世界100カ国以上で事業を展
開するシティが米政府の保証を得たことで金融システムに対する過度の懸念が後
退し、金融株を中心に上昇し他の業種にも買いが波及しました。

 また、オバマ次期米大統領が次期政権の経済チームを発表したことも相場の支
援材料。オバマ氏は、金融危機対応の司令塔となる財務長官にニューヨーク連銀
総裁のガイトナー氏を正式指名、国家経済会議(NEC)の委員長にはサマーズ
元財務長官を起用、このチームがすでに景気刺激策の策定で動いており、就任後、
直ちに導入したい考えを明らかにしました。

 前週末はオバマ次期米大統領がニューヨーク連銀のガイトナー総裁を財務長官
に指名するとのニュースが好感されダウは494ドル。週明けのロンドンのFT
100種総合株価指数は付加価値税の税率引き下げやシティ救済を好感して過去
最大の上昇率。週明けのNY市場では、シティ救済策が好感されるとともに、次
期大統領が就任前のこの次期としては異例の閣僚人事を発表し、経済政策に注力
する姿勢を示したことが市場のムードを好転させました。ダウは2営業日で89
1ドル、11%超の上昇です。

 業種でも全面高で、中でも金融の上昇率が最も高く、次いでエネルギー、素材
が上昇が目立ちます。

 個別では、シティが前週末終値3.77ドルから2.18ドル上昇し、50%
超の上昇率となっています。前週末のシティの株価はすでに破たんを織り込む水
準で、早期に支援策がまとまらないとリーマン・ブラザーズと同じような状況に
追い込まれていた可能性があり、シティ支援が決まったことは金融システムの安
定に寄与すると見られています。

 他にもバンク・オブ・アメリカ27%高、JPモルガン21%高、メリルリン
チ38%高、ゴールドマン・サックス26%高、アメリカン・エクスプレスやウ
ェルズ・ファーゴなども2ケタの上昇となり、金融株は軒並み急騰しています。

 対ユーロでのドル下落やOPECによる追加減産の観測で原油相場が急伸。エ
クソンやシュブロンなどのエネルギー株が上昇。アルコアやUSスチール、BH
Pビリトン、バリック・ゴールド、フリーポート・マクモランなど素材株も軒並
み上昇しています。

 ほぼ全面高の展開でしたが、ダウ採用銘柄ではウォルマートがわずかにマイナ
ス、ハイテク株ではグーグルが下落しました。
 

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【2】主な注目材料とニュース                    **
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☆注目材料

 昨日のNYダウは、396ドルの大幅高。米政府によるシティグループへの救
済策発表を好感して続伸しています。シカゴ日経平均先物は8470円と先週末
の日経平均株価より560円の上げとなっています。為替は1ドル=97円台前
半の円安に進行しています。 

 先週末発表された11月第2週(11月10日~11月14日)の投資部門別
売買動向を見ますと、個人投資家の買越額は2502億円となり、8週連続の買
い越しとなっています。特に、現物(キャッシュ)での買越額が7割を占めてい
ます。信託銀行の買越額は2502億円となり、こちらは9週連続の買い越しで
す。信託銀行を通じた年金資金の買いや企業の自社株買いが活発化しています。

 一方、外国人投資家の売越額は3600億円となり、5週連続の売り越しとな
っています。世界的な金融不安を受け、ヘッジファンド等々の換金売りが見られ
ます。

 今週の主な経済指標は、28日(金)に10月の全国消費者物価指数(CPI)
が発表されます。9月の同指数は生鮮食品を除く総合で前年同月比2.3%の上
昇となり、伸び率は前月と比べ0.1%低下しています。食料品の値上げが続く
一方で、ガソリンは値下がりに転じています。今回(10月)の事前予想は前年
同月比1.9%の上昇となっており、伸び率で同0.4%低下する見通しです。
同指数は政策金利の先行きや個人消費の動向などに影響を与えるため、要注目と
なります。

 同日(28日)には、10月の鉱工業生産指数・速報値も発表となります。今
回の市場の事前予想は前月比2.7%の低下(9月・確報値は1.1%の上昇)
となっています。同指数は製造業・鉱業に属する企業の生産活動を示し、景気判
断や生産動向を見通す上で重要なポイントとなります。事前予想に対して上下ど
の程度振れるかに関心が集まります。
 
 海外では今晩、9月のS&Pケース・シラー米住宅価格指数が発表されます。
8月の同指数は主要10都市ベースで前年同月比17.7%低下し、1987年
の統計記録以来、最大の値下がりとなっています。主要20都市平均も16.6
%低下しています。今回は低下の拡大傾向に歯止めがかかるかどうかがポイント
となります。


◆主なニュース

・米シティ救済、資産29兆円に政府保証 資本注入1.9兆円追加 
・オバマ次期米大統領、財務長官にガイトナー氏ら経済閣僚発表 
・米景気対策、数千億ドル規模 米次期政権、経済閣僚発表へ
・APEC首脳会議、特別声明 金融危機に包括的な形で協力 
・設備投資抑制強まる、今期当初計画比で1.8%減 日経調査
・主要素材、値下げに転換 車向け樹脂5%、鋼材も下げ圧力
・地価、上昇地点ゼロ 国交省10月調査、銀座や西梅田も下落
・地銀27行、最終赤字に 上場87行の9月中間、7割減
・三井生命が増資、年内メド500億円 朝日生命も検討
・東レ、中国の水処理大手と合弁 最大規模の工場建設、北京で生産
・東芝、液晶テレビ生産の台湾委託3倍に 2年で半数超へ
・パーク24、三菱商事系ETC運営を子会社化 料金徴収など
・古河電工、銅はく5割増産へ リチウムイオン電池向け
・キヤノン、タイ工場で生産自動化 プリンター組み立てなど
・自動車各社、「家庭充電型」ハイブリッド車の開発急ぐ
・丸紅と大阪ガス、アブダビ発電事業に出資へ 欧州勢は資金難
・バイオ後発薬、参入相次ぐ 日本ケミカル、国内初の承認申請
・ドバイ、債務7.6兆円 信用回復へ初の公表、大規模開発も見直し

◆経済指標等

・企業向けサービス価格指数(10月)
・全国スーパー売上高(10月)
・外食売上高(10月)
・日銀金融経済月報(11月)

・米週間チェーンストア売上高
・米週間大規模小売店売上高
・米GDP7―9月期改定値)
・米S&Pケースシラー住宅価格指数
・米住宅価格指数(連邦住宅公社監督局)
・米消費者信頼感指数

◆企業動向

・業績報告 ダイドードリンコ(2590)、内田洋行(8057)、菱洋エレク(8068)



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【3】心に残る名言                         **
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      一つの不幸にとらわれて、

      すべてのものを、不幸な眼で見ようとするのはいけない。


                       黒岩 重吾(小説家)





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