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おはようございます。aquaです。

 賞与が出て、年末で一区切りということもあり、この時期に退社・転職という
話はよく耳にします。

 作家の童門冬二さんが執筆された「サラリーマン生態学(いきざまがく)」の
中で、大変興味深い話がありましたので、ここでご紹介したいと思います。

 「Qさんは万年課長だ。今まで何度か部長昇進の機会があったが、理由があっ
てうまくいかなかった。しかし、人事異動期になると、Qさんは獅子奮迅の活躍
をする。自分ではなく部下の売り込みだ。そのセリフが、『オレのような無能課
長を支えてきた有能社員だ。ぜひ昇進させてやってくれ』というキマリ文句だ。
人事関係者は苦笑する。しかし、けっこうQさんの主張は通る。そのため、『社
で出世するなら、まずQさんの部下になれ』というような冗談が半分本気でささ
やかれている。Qさんは無能ではない。逆に有能だ。ただ、正義感が強い・・」

 上記のような話でしたが、特に現在サラリーマンの方なら、いや既に引退され
ている方、退社された方、またOLの方等々は、「なるほど」と身に覚えのある
方が多いのではと思います。

 恐らく、社内では「手ガラを自分の物にしてしまう人」で「責任は他人に押し
付ける人」の方が一般的には相当多いのが現実です。Qさんとは逆で「あの人の
部下になるといい目にあった人がいない」という上司も必ずいるものです。そう
した中、Qさんのような方は、今時非常に貴重な存在かもしれません。何か、心
に感じるものがありましたのでご紹介させて頂きましたが、皆様の周辺ではいか
がでしょうか。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言






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【1】NY市況                           **
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□ダウ工業株       8629.68(+ 64.59)△0.75%
□ナスダック       1540.72(+ 32.84)△2.18%
□CME日経225先物  8715   (+425)
□為替     (対ドル)  90.87  (対ユーロ)121.61

□NY原油先物(1月限)   46.28(- 1.70)
□NY金先物 (2月限)  820.50(- 6.10)
□半導体株指数        212.94(+ 9.57)
□バルチック海運指数    764   (+53)


 先週末のNY株式市場は、ビッグ3救済期待やIT投資を柱とする景気刺激
策への期待から反発しました。

 自動車大手救済法案の上院での協議が決裂したことで、自動車産業の破たん
によって景気が一段と悪化するとの懸念から幅広い銘柄に売りが広がり、序盤
のNY株式市場は売りが先行。ダウは寄り付き直後に217ドル安まで下落し
ました。

 一方で政府は朝方、救済法案による自動車産業救済の方針を転換し、金融安
定化法に基づく不良資産救済プログラム(TARP)を活用して自動車業界の
救済を検討していることを明らかにしたことが好感され買い戻しを誘発。指数
は寄り付き直後の安値から徐々に回復しました。ただ、TARP資金の活用に
ついては条件が明示されていないことなどから自動車大手救済をめぐる不透明
感が根強く、救済できたとしても景気全体の回復は遠いとの懸念が相場の上値
を重くしています。

 ハイテク株中心のナスダックは、ペロシ下院議長が環境に配慮した電力発電
の支援やIT投資で、最大6000億ドルの景気刺激策を来年1月に採決する
との考えを示したことが好感され上げ幅を拡大しています。

 尚、この日発表のミシガン大学の調査12月の消費者信頼感指数は予想外に
改善。米商務省が発表した11月の小売売上高は5カ月連続で減少したものの
懸念されたほどの落ち込みではありませんでした。

 業種別では、ハイテク、金融を中心に上昇し、エネルギーが軟調でした。

 個別では、救済に対する失望と期待で自動車株が上下に大きく変動。結局フ
ォードは朝方の安値から回復し上昇して取引を終了。GMは大幅な追加減産を
発表し、朝方の安値から戻したもののマイナス圏で取引を終了。他にはアメリ
カン・アクセル&マニュファクチャリングやボーグワーナーなど自動車部品株
の下落が目立ちました。

 インテルやブロードコム、KLAテンコールなど半導体関連が大幅高。政府
による投資増が期待され半導体株を中心に、主要ハイテク株に資金が流入。こ
れまでの下げで値ごろ感が台頭していることや、手持ち資金の豊富なハイテク
株は景気低迷の影響が少なく、景気低迷から回復しやすい業種であるとの見方
も支援材料となっています。人員削減計画を発表した半導体のフェアチャイル
ド・セミコンダクターは安寄りした後、大幅高に転じています。アップルやク
アルコム、グーグルやアマゾンといった銘柄も上げ幅を拡大しました。

 3万人を超える人員削減計画を発表したバンク・オブ・アメリカは小幅高に
とどまりましたが、2億5千万ドル相当の米連邦預金保険公社保証債の発行で
資金を調達したJPモルガンが上げ幅を拡大。ワコビアやPNCバンクなども
上昇しています。



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【2】主な注目材料とニュース                    **
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☆注目材料

 週末(金)のNY市場はNYダウが64ドル高。米自動車大手の救済を巡り、
米政府が金融安定化法の活用を検討するとの声明が好感されています。シカゴ日
経平均先物は8715円と先週末の日経平均株価より480円高くなっています。
また、先週末に一時1ドル=88円台という円高に振れた為替は、1ドル=90.
80円台の円安に戻っています。

 本日は8:50に12月の日銀短観が発表されます。日銀短観とは、日銀が4
半期(3、6、9、12月)ごとに全国約1万社の企業経営者を対象としてアン
ケートを行い、業績状況や設備投資計画、雇用などを調査します。調査項目では
大企業製造業の業況判断指数(DI)が最も重視され、景況感が「良い」と答えた
企業の割合から「悪い」と答えた割合を引いた値となります。

 前回9月の大企業製造業のDIはマイナス3となり、6月調査から8ポイント
低下しています。4・四半期連続で悪化し、DIがマイナスとなるのは03年6
月以来、5年3ヵ月ぶりです。今回(12月)の事前予想はマイナス23と前回
から20ポイント悪化する見通しです。短観の悪化は既に市場で織り込みつつあ
りますが、事前予想の数値から上下どれくらい大きく振れるかに市場の関心が集
まります。

 13:00に11月の首都圏マンション市場動向が発表されます。10月の発
売戸数は前年同月比26.0%減の4240戸となり、14ヵ月連続で前年実績
を下回りました。契約率は62.5%と好不調の目安とされる70%を割り込ん
でいます。日本経済は金融危機の波及から11月の経済指標が軒並み悪化してお
り、今回(11月)の発表でどの程度の影響を受けるのか、不動産市場の先行き
を見極める上で注目されます。

 今週は、18日(木)に日銀金融政策決定会合が開催されます(~19日)。
今回の会合では、急激な円高進行に伴う一段の景気悪化懸念に追加利下げが選択
肢として浮上しており、その動向が注目されます。また、日銀は景気の現状判断
を下方修正する見通しです。

 その他の経済指標では、17日(水)に11月の半導体製造装置BBレシオ、
19日(金)に11月の国内粗鋼生産が発表されます。

 海外では、11日(木)に米上院での民主、共和両党による米自動車救済法案
を巡る協議が決裂したため、大統領判断で緊急融資が実施できる金融安定化法の
活用を検討しています。米政府は、まず年越えの運転資金の融資条件を詰める予
定です。今晩(15日)から開催される米連邦公開市場委員会(FOMC)は、
政策金利を引き下げるとの見方が市場で強まっています(~16日)。

 海外の主な経済指標では、今晩発表の11月の米鉱工業生産、16日(火)は
11月の米消費者物価指数、11月の米住宅着工・建設許可件数などが予定され
ています。


◆主なニュース

・トヨタ、大型投資先送り 中国・ブラジルの工場増強延期、国内も
・日銀、追加利下げ焦点 18日から決定会合、円高加速に危機感
・政府、日銀にCP買い取り要請 資金繰り支援、実現は不透明
・日中韓首脳会談、金融危機克服へ協力 外貨融通枠拡大を確認
・生活防衛、23兆円の追加景気対策 緊急予備費に1兆円、首相発表
・時限減税で景気刺激、土地譲渡益に2年非課税枠 与党税制大綱
・中部電、浜岡原発2基の廃炉検討 耐震工事費かさむ、1基新設
・トヨタ労組、春季労使交渉で賃金改善要求へ 難航必至
・国内排出量取引 鉄鋼などが業界単位で申請 大手、相次ぎ参加決定
・ヤフー、携帯通販決済を他社に提供 手数料収入の増加狙う
・東京エレクトロン、半導体製造装置の新工場着工を延期 
・ホンダ、追加減産発表 北米、3月にかけ11万9000台
・GM再建、時間との戦い 政府融資必要額、100億ドルより拡大も
・米自動車救済、金融安定化法活用を検討 大統領、危機回避を優先
・米社債、値下がり拍車 破綻リスク嫌気、有力企業も調達難
・米景気後退、来年前半まで 消費・生産下振れ、米主要調査機関予測
・欧州主要国、財政赤字が拡大 仏伊など、ユーロ圏協定抵触も
・WTO、年内の合意を断念 事務局長「閣僚会合の開催は困難」

◆経済指標等

・日銀企業短期経済観測調査(12月短観)
・首都圏マンション販売(11月)

・ECB総裁講演
・米FOMC(16日結果発表)
・米NY州製造業景気指数
・対米証券投資
・米鉱工業生産/設備稼働率
・米住宅建設業協会住宅市場指数

◆その他
・米大統領選 選挙人投票
・年賀郵便特別扱始



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【3】心に残る名言                         **
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     ある人は十銭をもって一円の十分の一と解釈する。

       ある人は十銭をもって一銭の十倍と解釈する。

         同じ言葉が人によって高くも低くもなる。


                       夏目 漱石



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◆12月15日 今日は何の日? 六輝:仏滅
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号
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