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おはようございます。aquaです。

 株式マーケットに接していますと、「この銘柄は取り組みが良い」、或いは「
取り組みが悪い」といった言葉を耳にすることが多いと思います。ビギナーの方
にとりましては、耳慣れない言葉で分かりづらいかと思いますが、これは「信用
倍率」(貸借倍率とも言います)のことです。

 信用倍率とは、信用取引の需給バランスを示し、【信用買い残÷信用売り残】
で求め、単位は何倍という形で表示します。信用取引は期日までに反対売買して
決済することが多いため、信用買い残は将来の売り圧力となります。従いまして、
高い信用倍率は需給面の重しと捉えられ、「取り組みが悪い」と表現されます。

 一方、信用倍率が低い場合には、将来的に買い戻し圧力が強くなるので「取り
組みが良い」と表現されます。

 現在の市場全体の信用倍率は1.2倍前後となっていますが、個別銘柄の場合
は一般的に1倍を割り込んでくると株価上昇期待が高まって「好取り組み」と言
われ、この倍率が高まるほど取り組みが悪化することになります。もちろん、株
価の位置や売り残と買い残の絶対額の大きさによってもその見方は異なってきま
すので念のため。

 尚、東証は原則として毎週火曜日に前週末時点の信用取引残高を公表していま
す。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.NY市況

 2.主な注目材料とニュース

 3.心に残る名言






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【1】NY市況                           **
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□ダウ工業株       7486.58(+ 90.88)△1.23%
□ナスダック       1491.22(+ 29.11)△1.99%
□CME日経225先物  8065   (+145)
□為替     (対ドル)  95.92  (対ユーロ)129.70

□半導体株指数        228.52(+ 7.61)
□NY原油先物(4月限)   48.14(- 1.02)
□NY金先物 (4月限)  889.10(-27.70)
□バルチック海運指数   1861   (-113)


 18日のNY株式市場は、FRBが一段の金融緩和に動いたことを好感して続
伸しました。

 前日は住宅指標の予想外の改善を手掛かりに大幅高となりましたが、この日序
盤のNY株式市場はひとまず利益確定の売りが先行。サン・マイクロシテムズの
買収で交渉中と報じられたIBMが下げて始まったことも相場の重しとなりまし
た。ダウは午前の早い時間にこの日の安値(138ドル安)をつけた後は、午後
のFOMC(米連邦公開市場委員会)の声明文発表を前に様子見ムードが強く指
数は安値圏で横ばいの推移となりました。

 注目のFOMCを終えFRB(米連邦準備理事会)が声明文を発表すると相場
は一気に上昇。

 FRBは政策金利の誘導目標を市場予想通りゼロ―0.25%に据え置き、ゼ
ロ金利政策の延長を決定し、声明文で「経済は引き続き縮小」しているとの認識
を示した上で、今後半年で最大3000億ドル(約29兆円)の長期国債を購入
するとし、また住宅ローンの金利を下げるため住宅ローン担保証券の購入額を1
兆2500億ドル(約120兆円)に増額、住宅公社などの債権の購入額も倍増
し2000億ドル(約19兆円)に引き上げることを明らかにしました。

 FRBが長期国債の購入に踏み切ったことは市場予想以上の措置で、さらに「
今後半年」という時間軸を導入したことも異例です。FRBが長期国債を買い取
ることで金利を下げ、マネーの流通量の増加を図り民間の信用市場を改善させ資
金調達をしやすくするのが狙いで、FRBは信用緩和策拡大で景気回復を目指す
としています。

 声明文の内容を受けて、信金調達コストの低下が景気回復を促すとの見方が広
がり、株式市場は上昇に転じました。債券相場は上げ幅を拡大、長期金利は19
87年以来の大きさで急低下しています。

 業種別では、金融、小売りの上昇が目立ちました。 

 個別では、サン・マイクロシステムズ買収で交渉中と報じられたIBMが下落。
ウォールストリート・ジャーナル紙は、IBMは買収が実現した場合に最低でも
現金65億ドルを支払う見通しであると報じています。一方のサンマイクロは前
日比8割高の急騰となりました。

 金融当局が、未踏の領域ともいえる一段の金融緩和策に踏み込んだことで、バ
ンカメやJPモルガンなどの金融株が軒並み上昇。金利低下を好感してウォルマ
ートやターゲットなどの小売り株に買いが入り、住宅市場に対する一層の支援策
を手掛かりにホームセンターのホームデポやロウズが上昇し、KBホームやDR
ホートンなどの住宅建設株が大幅高となりました。また、インフレ懸念の再燃で
バリック・ゴールドやニューモント・マイニングなどの産金株も上げ幅を拡大し
ています。


 尚、為替市場はドル安で反応し、声明文の発表と同時に円高が進みました。

 通常取引の原油先物相場は在庫の増加を背景に下落、金先物相場も大幅安で通
常取引を終了しましたが、FOMCの声明文の発表で景気回復期待とインフレ懸
念が再燃し、原油・金とも時間外取引で反発に転じています。特に金は通常取引
で一時1カ月半ぶりの882ドル台にまで下落した後、時間外取引で大幅に買い
が進み954ドル台にまで一時上昇しています、



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【2】主な注目材料とニュース                    **
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☆注目材料

 NY市場が2日連続高。FRB(米連邦準備理事会)がFOMC(米連邦公開
市場委員会)で長期国債の買い入れ開始と住宅ローン担保証券(MBS)の買い
入れ増を決定したことを受け、NYダウで90ドル高の7486ドルとなってい
ます。

 麻生太郎首相は昨日、追加の経済対策実施に向け、来週にも2009年度補正
予算案の編成を政府・与党に指示する方針を固めています。首相は5月の大型連
休明けの国会提出を想定しており、6月3日までの会期を延長する構えのため、
衆院解散・総選挙は補正成立後の可能性が高まっています。

 15:00に3月第2週(3月9日~3月13日)の投資部門別売買動向が発
表されます。3月第1週(3月2日~3月6日)を見ますと、個人投資家の買越
額は2143億円となり、2週ぶりの買い越しに転じています。信託銀行は9週
連続の買い越し、買越額は3698億円となり、昨年11月第3週(4301億
円)以来の大きさとなります。

 一方、外国人投資家は8週連続の売り越し、売越額は5571億円となり、昨
年3月第2週の9226億円以来の大きさとなっています。東京株式市場は日経
平均株価で3月10日の安値7021円を底にして上昇に転じており、その週の
外国人の売買動向が注目されます。

 14:30に2月の全国百貨店売上高が発表されます。1月は既存店ベースで
前年同月比9.1%減の6131億円となり、11ヵ月連続の前年割れとなって
います。昨年12月の同9.4%減から下げ幅は縮小しています。1月は景気後
退による雇用や所得の先行き不安から生活防衛意識が高まり、宝飾品や衣料品等
を中心に苦戦を強いられています。また、新春初売りが伸び悩んことも響いてい
ます。今回(2月)は、12ヵ月連続前年割れとなる可能性が高いですが、市場
ではある程度織り込んできており、昨年12月の水準(同9.4%減)よりも悪
化するかどうかがポイントとなります。


◆主なニュース

・緊急雇用対策、日本型ワークシェア促進 政労使合意へ
・日米欧など、貿易保険制度を強化 G20で合意へ
・「低炭素戦略」成長のカギ 諮問会議で閣僚提案
・国債買い取り1.8兆円に増額 日銀総裁、限界に近い
・経済界、市場安定化策出そろう 株取得機構の活用軸に
・ソニー、賃上げ1年凍結 一時金は4.0ヵ月に大幅減
・トヨタの09年度採用、半減の1800人 7年ぶり
・東芝、選択と集中加速 佐々木氏の社長昇格を発表
・イオン、商品数4割削減 業績悪化、大型スーパーてこ入れ
・大日本印刷、ジュンク堂を子会社に 書店部門強化
・ネット・放送で通販提携 楽天と住商系専門チャンネル
・住生活グループ、新日軽と提携協議 6月、株3割取得へ
・昭電とHOYA、HDD磁気ディスク事業の統合交渉中止
・昨年の携帯電話機 国内シェア、NEC3位に浮上
・オリックス自動車、山手線全駅にカーシェア拠点 
・米ゴールドマン系ファンド、USJに対しTOBへ
・「AIG賞与」政権揺さぶる 見逃したと米で批判噴出
・米の時価会計緩和議論大詰め 会計審、銀行の裁量拡大提案
・米コカ・コーラによる果汁大手買収 中国政府認めず

◆経済指標等

・対内証券売買契約(先週分)
・日銀金融経済月報(3月)
・財政融資資金月報(2月)
・電力需要実績(2月)
・全国百貨店売上高(2月)
・全産業活動指数(1月)

・ECB理事会(金利発表なし)
・ユーロ圏鉱工業生産
・米新規失業保険申請件数
・米景気先行指数
・米フィラデルフィア地区製造業景気指数
・北半導体BBレシオ

◆企業動向

・新規公開 

・業績報告 スバル興業(9632,東宝系・道路メンテナンス)
      東京ドーム(9681,球場・遊園地等)
      シーイーシー(9692,ソフト開発)
  
・海外決算 フェデックス(宅配・航空貨物大手)
      パーム(携帯情報端末)
◆その他

・与党新雇用対策プロジェクトチームがとりまとめ
・中国エネルギー国際博覧会(23日まで)
・EU首脳会議(20日まで)



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【3】心に残る名言                         **
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      人生は心一つの置き所

        晴れてよし、曇りてよし富士の山

          もとの姿は変わらざりけり


                  山岡 鉄舟(明治時代の政治家)




THANK YOU FOR READING MY MAIL MAGAZINE!                  by aqua
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◆3月19日 今日は何の日? 六輝:赤口
 ミュージックの日、カメラ発明記念日、アカデミー賞設立記念日


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発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号
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