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◇――――――――――――――――――――――――――――――――――◇ 【新春お年玉号】 お申込みはお済みですか? <詳細> http://www.aqua-inter.com/2009/otoshidama.htm 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 08/12/09 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ こんばんは。aquaです。 よく使われる言葉に「世知辛い(せちがらい)」というのがあります。世知と は世渡りの才能という意味で、それに困難を意味する語を続けることで、「世渡 りが難しい」「暮らしにくい」というような意味になります。 ところで、労働運動総合研究所などが首都圏での最低生計費について試算した ところ、20代男性単身世帯で月額23万3801円、30代母子家庭で同35 万512円、40代夫婦子供2人で同56万3652円、70代単身女性で同2 0万4815円などという結果になりました。 最低レベルの生活をするには試算上これだけの費用がかかるということですが、 実際には生活保護受給者の受給額はこれを下回り、公的年金のみで生活している 高齢者は生活保護のレベルをさらに下回り、パートやアルバイトでフルに働いて も上記試算額に届かないケースも少なくありません。 それぞれに必死に生活の糧を稼ぐのは当然のことではあるものの、それぞれに どうしようもない現実が存在することもまた現実です。 師走が近づきますと「世知辛い」話題が増えてきます。「世知辛い」という言 葉には「自分の損得勘定ばかりで余裕がない」「打算的」という意味もあります が、せめてそうならないよう気をつけたいもの。師走の寒風の中、人を温めるの は、やはり人の温もりです。 ……………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ] ……………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な材料 3.主な投資判断 4.国内総生産 5.編集後記 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 8395.87(+ 66.82)△0.80% ◎TOPIX 817.94(+ 5.86)△0.72% ◎売買高概算 19億9590万株 ◎売買代金概算 1兆5058億円 ◎値上り銘柄数 823 ◎(年初来)新高値 13 ◎値下り銘柄数 763 ◎(年初来)新安値 21 ◎変わらず 125 ◎騰落レシオ(25日)94.4% ◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ○○●○○●●○●●○○ 58.3% ◎カイリ率(日経平均)25日線比-0.24% 75日線比-16.70% ◎為替 (対ドル) 92.63 (対ユーロ)119.24 ◎出来高上位 1.三菱UFJ<8306> 458円(+ 28円)165,186千株 2.新日鉄 <5401> 298円(+ 7円) 65,146千株 3.太平洋セメ<5233> 163円(+ 10円) 59,490千株 4.野村 <8604> 715円(+ 84円) 43,282千株 5.三菱重 <7011> 392円(+ 4円) 37,623千株 ◎売買代金上位 (円) 1.三菱UFJ<8306> 458円(+ 28円)165,186百万 2.トヨタ自 <7203> 2750円(+ 20円) 57,408百万 3.任天堂 <7974>33700円(1350円) 48,508百万 4.三井住友 <8316>2963百円(-67百円) 36,246百万 5.野村 <8604> 715円(+ 84円) 30,092百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1850万株 買い3830万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比66円(0.8%)高の839 5円で取引終了です。 オバマ次期大統領が過去最大規模となる景気対策を実施する意向を示したこと やGMなどビッグスリー救済策の合意観測を受けて昨晩のNYダウが298ドル の大幅高。東京市場も朝方から幅広い銘柄に買いが先行し、9:32には849 9円と8500円手前まで買われる場面がありました。買い一巡後は実体経済に 対する警戒感の高まりや中国株の下落を横目に上げ幅を縮小、8300円台で押 し目買いと戻り売りが交錯する膠着感の強い展開となっています。売買代金は概 算1兆5058億円、上海総合株価指数は53ポイント(2.5%)安の203 7です。 業種別では、証券、不動産、海運セクターの上げが顕著です。 個別銘柄では、日本レジデンシャル、クリード・オフィス、日本コマーシャル がストップ高、日本ビルファンド、ジャパンリアル、プレミアが大幅高となるな どREITが軒並み値を飛ばしています。国土交通省が検討している不動産市場 の活性化のための緊急対策が明らかになり、資金繰りに苦しんでいる不動産関連 企業を支援するため住宅金融支援機構を通じて融資する仕組みを新たに作ること になったと報じられたことが買い材料となっています。政府の支援で不動産市場 が落ち着くとの期待感から、REITのほか三井不動、三菱地所、住友不動など 大手不動産株も7%を超える上げとなっています。 ボウリング、ゲーム、カラオケなど複合店を展開するラウンドワンがストップ 高。昨日の引け後にボウリング場などの収入をまとめた月次売上高動向を発表。 11月の既存店売上高は前年同期比1%減にとどまり、9月の13.7%減や1 0月の8.6%減などと比べ減少率が大幅に縮小したことを好感した買いが入っ ています。 木村化工機がストップ高。日本証券金融が昨日に9日約定分から制度信用取引 の新規売り(自己の信用売りを含む)に伴う貸株申込み停止などの規制措置を決 定し、これを材料視した買いが集まっています。同社株には8日約定ベースで1 円10銭の逆日歩が発生し、買い方優位との見方に繋がっています。 太平洋セメントが5日連続高。米国や中国政府による大型の景気刺激策発動へ の思惑から、セメント需要の拡大を期待した買いが膨らんでいます。日本も地方 の道路整備のため1兆円規模の地域活力基盤創造交付金(仮称)を新設で合意し ており、建設機械や建設株などのインフラ関連を物色する流れに乗っています。 オバマ次期米大統領は高速道路網を整備した1950年代以来、最大の公共投資 を実施すると述べ、中国でも追加的な景気刺激策への期待が高まっています。 オバマ政権下での最大規模となる景気対策・インフラ整備への期待感、また中 国の追加景気対策への期待感からから昨日ストップ高のコマツと日立建機が本日 も値を上げ、クボタも値を飛ばしています。 明電舎が値を上げています。電気モーターとエンジンを併用するハイブリッド 型建機などに用いる蓄電装置の生産能力を2009年夏に現在の2.5倍に引き 上げると報じられ、これを材料視した買いが先行しています。約40億円を投じ て沼津事業所を拡張、太陽光発電パネル製造装置向けの部品も増産するとしてい ます。 任天堂が3日連続高。米国の年末商戦で同社の家庭用ゲーム機「Wii」が人 気商品として注目されていることが引き続き材料視されています。年末商戦初日 のブラックフライデー(黒字の金曜日)には、ヤフーのショッピングサイトの商 品検索でトップとなったほか、ネット競売大手イーベイでも人気商品となってお り、ウォルマート・ドット・コム、ベストバイ・ドット・コム、サーキットシ ティ・ドットコムの各サイトでも販売好調です。 本日の新高値銘柄は、ショーボンド、カカクコム、キューピー、エスエス薬、 シモジマ、日本ガス等々です。 ┏━━━━━━━━━━┓ ┃アクア・スペシャル版┃ ~ 投資の羅針盤 ~ ┗━━━━━━━━━━┛ 新規でのお申し込みは、新春号とのセットが【お得】です。 → http://www.aqua-inter.com/2009/otoshidama.htm ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・7―9月実質GDP改定値、年率でマイナス1.8%に下方修正 ・ソニー、全世界の従業員数を8千人削減 投資計画も下方修正 ・長期優良住宅に新築入居した場合、追加費用の1割控除 与党原案 ・日本郵政社長「2010年度上場は難しい」 市場環境の悪化で ・東京原油市場、ドバイ原油が4営業日ぶり40ドル回復 ・2010年春の就職、ほぼ全学生が「厳しい」 就職情報サイト調べ ・クルーグマン氏、世界経済の行方は「日本の失われた10年に相当」 ・米クライスラー、中国自動車大手の奇瑞汽車との事業提携を解消 ・米新聞3位トリビューン、破産法適用を申請 負債総額1兆2千億円 ・米民主党指導部、ビッグ3救済法案提示 週内妥結目指す ・米TI、10―12月期業績見通しを下方修正 受注減響く ・米フェデックスやTI、業績見通しを下方修正 世界的な景気悪化で ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [ドイツ証券] 据置き B (5202) 日本板硝子 480→ 280円 [UBS証券] 引上げ B→A (3865) 北越製紙 450→ 650円 引下げ B→C (3941) レンゴー 450→ 550円 [クレディS証券] 引上げ B→A (1925) 大和ハウス 1,100→ 1,000円 据置き B (2809) キユーピー 990→ 1,200円 [モルガンS証券] 据置き A (5486) 日立金属 1,200→ 600円 据置き A (7203) トヨタ自動車 3,800円 新 規 C (5332) TOTO 400円 [メリルリンチ証券] 据置き A (6724) セイコーエプソン 2,800→ 1,900円 据置き A (7733) オリンパス 3,450→ 2,500円 据置き A (7762) シチズン 900→ 600円 据置き B (6952) カシオ計算機 1,000→ 600円 引下げ A→B (7741) HOYA 2,900→ 1,150円 据置き C (7731) ニコン 2,700→ 900円 [大和総研] 引上げ 3→2 (1883) 前田道路 引下げ 2→3 (3086) Jフロントリテイリング ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】国内総生産 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 国の経済規模はGDP(国内総生産)という指標で表されます。国内総生産と は「1年間に国内で生産された最終生産物の付加価値の総和」であり、もう少し 平易に言いますと「1年間に国内で稼いだお金の総額」となります。 ※参考:国別GDP(2007年の数値を現在の為替で換算) 米国 約1287兆円 日本 約 565兆円 中国 約 336兆円 ちなみに、日本のGDPは単独で米国に次いで世界第2位。中国は今年、GD Pでドイツを抜き単独では世界第3位になっているものと思われます。 国の経済規模を表すGDPは、その成長率が最も重要視されます。つまり経済 がプラス成長しているかどうかに注目が集まり、成長率がプラスであれば景気は 上向き、マイナスであれば下降気味と判断されます。 ところで、「最終生産物の付加価値の総和」と説明されるGDPは、付加価値 の総和=所得の総和=支出の総和とするいわゆる「三面等価の原則」から、実際 には支出面から捉えた統計値が用いられます。 GDPの内訳、つまり支出という項目には、影響が大きいものとして「個人消 費」「設備投資」「政府支出(公共投資等)」の3つがあります。GDPに占め る割合は、日本の場合で個人消費が55%、設備投資が16%、政府支出が約1 7%、米国の場合は個人消費およそ70%、設備投資およそ12%、政府支出が およそ18%となります。 どの国の場合でも上記3項目の占める割合が大きく、それぞれに影響し合い、 これらの動向に景気が左右されることになります。 景気の向きはGDPの成長率に表れるため、各国の景気刺激策では「個人消費 」「設備投資」「政府支出」のいずれかを積極化するための方策がとられること になります。 ____________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 全上場銘柄数は約3000、東証1部だけでも1700以上の銘柄が上場してい ます。「いざ出陣!」という際に、それらの銘柄の中から有望銘柄を探すのは慣 れている人でも大変です。そのような時は、予め複数の有望銘柄を投資候補とし て押さえておくことで投資効率を高めることができます。是非この機会に「新春 お年玉号」をご利用ください。 → http://www.aqua-inter.com/2009/otoshidama.htm ____________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞= ◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 ◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞 ======================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切 の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな さるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身にて お願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さい。 → http://www.aqua-inter.com/ ======================================================================== 発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━