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― ― 【新春お年玉号】 お申し込み期限をご確認ください。 <詳細> http://www.aqua-inter.com/2009/otoshidama.htm 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 08/12/12 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ こんばんは。aquaです。 今の時期は来年のことよりも、今年を振り返るような話題が多いのですが、本 日発表された「今年の漢字」もその一つです。 「今年の漢字」は日本漢字能力検定協会が募集し、一番多くの票を集めた漢字 を、その年を表す世相漢字として発表する年末の恒例行事。今年は11万120 8通のうち6031票を占めた「変」が選ばれました。 清水寺の貫主(かんす)によって大きく揮毫(きごう)された「変」の一字は、 奥の院のご本尊・千手観世音菩薩に奉納され、清められるそうです。 そして明日13日は新しい年を迎える準備を始める「事始め」。千葉県の成田 山新勝寺では恒例の煤(すす)払いが行われます。 現在は各家庭での年末の大掃除の時期はそれぞれではありますが、古来12月 13日は「煤取(すすとり)節句」と言われ、歳神様を迎えるための神聖な清め の儀式で、煤払いが済んだ後は入浴して身を清め、神棚にお供えをし、そのお供 えを家族みんなで食べる慣わしでした。 またこの日は、華やかな色紋付の祇園の舞妓さんが芸事の師匠にあいさつして 回る日でもあります。今年も無事にお正月の準備を出来ることを感謝する意味と 来年のお願いを込め、「おめでとうさんどす。どうぞ相変わりませずおたのもう します」と。 この時期、今年ついた煤を落とし、諸々の準備で忙しく動きながらもふと、し ばらく連絡が絶えていた人を思い出したりします。 事始 忘れし恩のおもはるる 松瀬青々 ……………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ] ……………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 2.主な材料 3.主な投資判断 4.投資の肴 5.編集後記 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 8235.87(-484.68)▼5.56% ◎TOPIX 813.37(- 35.88)▼4.22% ◎売買高概算 30億2881万株 ◎売買代金概算 2兆4806億円 ◎値上り銘柄数 252 ◎(年初来)新高値 9 ◎値下り銘柄数 1408 ◎(年初来)新安値 32 ◎変わらず 54 ◎騰落レシオ(25日)89.4% ◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ○○●●○●●○○○○● 58.3% ◎カイリ率(日経平均)25日線比-1.24% 75日線比-16.90% ◎為替 (対ドル) 89.45 (対ユーロ)118.79 ◎出来高上位 1.三菱UFJ<8306> 484円(- 16円)107,896千株 2.新日鉄 <5401> 285円(- 15円) 67,714千株 3.住金 <5405> 217円(- 6円) 58,816千株 4.三菱重 <7011> 392円(- 33円) 45,870千株 5.三井物産 <8031> 803円(- 47円) 43,405千株 ◎売買代金上位 (円) 1.トヨタ自 <7203> 2760円(-310円)101,278百万 2.三井住友 <8316> 338千円(- 4千円) 58,649百万 3.ホンダ <7267> 1921円(-274円) 53,709百万 4.みずほ <8411>2293百円(-57百円) 53,214百万 5.三菱UFJ<8306> 484円(- 16円) 52,590百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2720万株 買い2650万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比484円(5.56% )安の8235円で取引終了です。 昨晩のNY株安と昨日まで4日連続高となっていたことから反動売りが加わり、 朝方から売りが先行。昼から米上院で民主、共和両党による米ビッグスリー(自 動車大手3社)の救済に向けた修正法案の成立が難航と報じられ、米経済の先行 き不透明感が一段と強まったことから為替市場でドルが大幅安。一時1ドル=8 8.34円の円高に大きく振れたことから、特に自動車やハイテクなど輸出関連 銘柄に売りが集まっています。13:30過ぎには一時下げ幅が650円近くと なりましたが、下値では年金資金と見られる買いが入ったことでやや下げ幅を縮 小しています。今後のビッグスリー救済の行方、週初に発表される日銀短観に注 目が集まります。尚、SQ値は8427円です。売買代金は概算2兆4806億 円、上海総合株価指数は77ポイント(3.8%)安の1954、香港、台湾、 韓国などアジア主要市場は軒並み安です。 業種別では、石油、紙・パが高く、電力・ガスセクターがしっかり。自動車、 不動産セクターの下げがきついです。 個別銘柄では、昨晩のNY市場で原油価格が4ドルを越す大幅高、1バレル= 47.98ドルまで上昇したことを受け、国際帝石、出光興産、新日石、新日鉱 HDが値を上げています。業種別では鉱業を含む石油セクターの値上がり率ラン キングがトップ。円高メリットによる収益拡大を期待した買いから、王子紙、日 本紙、大王紙、レンゴーなど紙・パセクターの一角も高くなっています。 格安航空券でトップのHISが上昇。昼から為替市場で円相場が一時1ドル= 88円台前半まで上昇したことを受け、海外旅行需要増加への思惑買いが入って います。 一方、昼過ぎに米ビッグスリー(自動車大手3社)の救済に向けた修正法案の 成立が難航していると報じられ、米経済の先行き不透明感が一段と強まったこと から為替市場でドルが大幅安。一時1ドル=88.34円の円高に大きく振れた ことを嫌気して、トヨタ、ホンダ、日産、デンソー、アイシン精機、スタンレー 電気など自動車関連株が大幅安。業種別では自動車を含む輸送用機器セクターの 値下がり率が10%を超え、値下がり率ランキングトップとなっています。 また、大幅な円高を嫌気して、パナソニック、シャープ、ソニー、キヤノン、 東芝、京セラ、ニコン、東京エレク、アドバンテスといったハイテク株も値を崩 しています。 損保ジャパンが年初来安値を更新、東京海上、三井海上、T&D、あいおいな ど損保株が軒並み大幅安。米ビッグスリーの救済に向けた修正法案成立が難航し ていることが伝わり、株式相場が急落。有価証券の評価損が収益を圧迫するとの 見方から売りが優勢となっています。金融保証保険に伴う損失が拡大するとの思 惑も売りを誘っています。 本日の新高値銘柄は、大和紡績、ホシザキ、能美防災、ダイワボウ情報、タキ ヒョー等々です。 ――――――――――――――――――――― 「会社四季報新春号」プレゼント企画実施中! ――――――――――――――――――――― 【新春お年玉号】: http://www.aqua-inter.com/2009/otoshidama.htm ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・米ビッグ3救済法案、民主と共和の協議が決裂 政府支援白紙に ・外為市場、ビッグ3破たんの可能性の高まりでドル売りに拍車 ・公的資金の予防的注入が可能に 改正金融機能強化法が成立 ・11月の消費者態度指数、雇用悪化響き2カ月連続で過去最低 ・10月の稼働率指数は過去最大の下げ幅 指数も4年ぶり低水準 ・経産相、同省所管の約160の業界団体に雇用の維持を要請 ・出光、ガソリン卸値を5.3円引き下げ 11週連続 ・シャープ、亀山工場も一部休止 派遣社員380人削減 ・ホンダ、来月デトロイト自動車ショーでの新車発表を見送り ・韓国の09年の成長率は2%に鈍化 通貨危機以来の低水準に ・EU首脳会議、総額24兆円の経済対策実行で基本合意 ・ロシア大統領、OPECとの協調減産を表明 加盟の可能性も ・米GM、破産法を使った再建策に詳しい法律事務所と顧問契約 ・米バンカメ、向こう3年で最大3.5万人削減 メリルとの統合で ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [ドイツ証券] 据置き B (3893) 日本製紙G本社 27万→28.5万円 据置き B (3861) 王子製紙 480→ 470円 引下げ B→C (7911) 凸版印刷 660→ 490円 引下げ B→C (7912) 大日本印刷 1,080→ 640円 [クレディS証券] 据置き A (7453) 良品計画 6,500→ 5,400円 [モルガンS証券] 新 規 B (2651) ローソン 5,300円 新 規 B (8028) ファミリーマート 4,100円 据置き C (7272) ヤマハ発動機 750→ 650円 [UBS証券] 据置き B (7278) エクセディ 2,300→ 950円 [ゴールドマンS証券] 据置き A (4063) 信越化学 5,500円 据置き A (6594) 日本電産 6,500→ 5,500円 引下げ A→B (4971) メック 500→ 360円 据置き C (4004) 昭和電工 110円 [日興シティG証券] 据置き A (4004) 昭和電工 210→ 180円 据置き A (6268) ナブテスコ 900円 引下げ A→B (4732) USS 8,690→ 5,550円 新 規 C (5726) 大阪チタニウム 1,700円 新 規 C (5727) 東邦チタニウム 600円 [野村証券] 据置き 2 (5976) ネツレン 据置き 2 (2914) JT ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】投資の肴 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 「キング」と称えられたジェシー・リバモアと同時代の人にアイルランド系の ジェセフ・P・ケネディがいます。 比較的恵まれた家庭に育ち、ハーバード大を卒業した彼は実業家や政治家とい った顔よりも相場師として強烈な個性を持っています。 25歳で史上最年少の銀行頭取に就任し、数年後には単身株式の世界に飛び込 みます。当初は情報や噂に振り回され、やる度に損をだすことが多かったようで すが、頼みの綱は己のみと自覚するようになってからはメキメキ頭角を現します。 当時行われたのが、仲間内で株のキャッチボールを行いながら株価を吊り上げ (もちろん現在は違法行為です)、飛びついてきた大衆投資家の買いに自分たちの 売りをぶつけるやり方です。そういったやり方ばかりではなかったようですが、 株価操作で巨万の富を築いたことも事実です。 1920年代はヨーロッパに代わりアメリカが台頭した時期で、株式相場も活 況に沸いていました。しかし1929年10月に突然のように反動が起こります。 いわゆる「暗黒の木曜日」の大暴落に始まる世界恐慌です。その数カ月前に持ち 株を売り払い、今度は売りに転じて稼ぎまくったことも彼を有名にしました。 「靴磨きの少年が、得意そうに自分の相場観を話している」のを見た時が、ケ ネディが相場の天井を悟った時であるとされており、この逸話はよく引き合いに だされ、言い換えられて引用されてきましたのでご存知の方も多いかと思います。 フランクリン・ルーズベルト大統領(当時)は、「オオカミを捕らえるために オオカミを使う。彼なら取引のからくりを何でも知っている」として、証券取引 委員会の初代委員長にケネディを任命しています。 ある書物にはケネディの投資家としての類まれな資質について「情報収集に対 するあくなき熱意、感情にまったくとらわれない冷静さ、好機を逃さないすばや い行動・・。相場の日々の変動を追って細かく稼ぐことには関心がなかった。彼 の関心は情勢(潮目)の変化と大きな金額にあった」と記されています。 当時、彼はホワイト・ハウス入りを狙っていたとされますが、その野望を果た したのが次男のJ・F・ケネディです。 ____________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 今年の漢字に変化・変事・変動の「変」が選ばれました。首相交代や経済の変化、 食の安全に対する意識の変化など、様々な変化が起こった1年を象徴していると 解説されています。そうした様々な変化の影響で、最近は「閉鎖」「取り止め」 「減少」「削減」などの文字が目立つようになっています。この「変」という字 は、来年はそうしたことを「チェンジ」(変革)する意味も込められていると思 われます。 ____________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞= ◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 ◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞 ======================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切 の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな さるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身にて お願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さい。 → http://www.aqua-inter.com/ ======================================================================== 発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━