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こんばんは。aquaです。

 今年の取引が始まって4日。ここで簡単に昨年の世界マーケットを振り返って
みますと以下の通りとなります。

 08年の大発会は日経平均株価が616円下落し、大発会としては1949年
の東証再開以来過去最大の下げ幅を記録。さい先の悪いスタートが暗示したとお
り、一時は26年ぶりに7000円を割り込むなど、年間の下落率(マイナス4
2%)でも戦後最大となりました。東証マザーズ指数と大証ヘラクレス指数の年
間騰落はともにマイナス58%を記録しています。

 もちろん日本ばかりの急落ではなく、米ダウ工業株は33%安、ナスダック総
合指数49%安、英FT100指数33%安、中国の上海総合指数は65%安、
印SENSEX30指数は52%安となっています。ちなみにドル建ての日経平
均の年間騰落はマイナス27%、ユーロ建てではマイナス25%となっています。

 世界の主要企業6500社の株式時価総額では22兆ドル、およそ2千兆円が
1年間で吹き飛んだ計算になります。

 暗い話題が多かった昨年ではありますが、日経平均とTOPIXは昨年12月
25日から大発会を含め昨日まで7連騰、TOPIXは2005年8月以来、日
経平均では06年4月以来の連騰記録となっています。昨年とは違い今年はさい
先の良いスタートを切りました。

 尚、戦後、大発会が上昇した年の日経平均の騰落は28勝11敗で72%の勝
率、今年のように大発会から3連勝となった年は12勝2敗、じつに86%の勝
率です。
 

 
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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場 <相場コメント>

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.業種別騰落とリターン・リバーサル

 5.編集後記




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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均   8876.42(-362.82)▼3.93%
◎TOPIX   860.89(- 27.36)▼3.08%

◎売買高概算  21億2306万株
◎売買代金概算  1兆5004億円

◎値上り銘柄数  252 ◎(年初来)新高値  2
◎値下り銘柄数 1397 ◎(年初来)新安値 10
◎変わらず     67

◎騰落レシオ(25日)106.1%
 
◎サイコロ(日経平均)9勝3敗 ○●○●○○○○○○○● 75.0%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比+3.71% 75日線比-2.95%
 
◎為替  (対ドル) 92.12 (対ユーロ)125.69

◎出来高上位
 1.みずほ  <8411>  281円(- 15円) 71,905千株
 2.三菱自  <7211>  144円(+  5円) 59,379千株
 3.東芝   <6502>  427円(- 12円) 56,704千株
 4.シャープ <6753>  839円(- 58円) 53,023千株
 5.三菱UFJ<8306>  560円(- 24円) 49,628千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.シャープ <6753>  839円(- 58円) 45,408百万
 2.トヨタ自 <7203> 3140円(- 60円) 39,155百万
 3.キヤノン <7751> 3170円(-140円) 30,092百万
 4.ホンダ  <7267> 2145円(- 65円) 29,845百万
 5.ソニー  <6758> 2200円(-105円) 29,460百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り3720万株 買い2210万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比362円(3.9%)
安の8876円で取引終了です。

 昨晩のNYダウが245ドルの大幅安となったことや為替が1ドル=92円台
前半の円高に振れたことを嫌気し、また昨日までに7日連続高で722円の上げ
幅となっていたことで騰落レシオが115%台、サイコロが83%台となるなど
テクニカル面でやや過熱感が見られたことも売り材料視され、朝方から輸出関連
株中心に売りが膨らんでいます。半導体大手インテルが08年10~12月期の
売上高を下方修正したことも警戒感を誘い、東京エレクトロンがストップ安とな
るなどハイテク売りが目立ちます。一方、電力・ガス、小売りの一角など内需系
は堅調です。売買代金は概算1兆5004億円、上海総合株価指数は45ポイン
ト(2.3%)安の1878です。

 業種別では、電力・ガス、小売り、水産・農林セクターが高く、電機、精密、
海運、非鉄セクターの下げが目立ちます。

 個別銘柄では、農業関連として日本農薬が大幅高。米農業製品大手のモンサン
トが発表した08年9~11月期決算が好調だったことから同じ農業関連との位
置づけで連想買いが入っています。モンサントの好業績はブラジルで除草剤の需
要が堅調だったことが寄与しており、ブラジルを含む米州での連結売上高が全体
の10%程度を占める同社株にも収益が拡大するとの期待が高まっています。

 環境関連というテーマ性から三菱自動車が値を上げています。仏プジョーシト
ロエングループ(PSA)に独自開発した次世代型電気自動車を供給すると報じ
られ、「地球環境」関連との位置づけから買いが集まっています。東証1部の売
買高ランキングではみずほFGに続いて第2位です。欧州では各国が電気自動車
などの普及促進策を打ち出しており、国内でも東京都が09年度から電気自動車
など次世代自動車を購入した場合に自動車税などを全額免除したり、購入代金の
一部を補助したりする方針を決めたと報じられており、普及への期待が高まって
います。三菱自は2011年以降に仏プジョーシトロエングループに対し年1万
台以上の規模で車両を供給し、生産規模は従来の計画からほぼ2倍に拡大する見
通しです。

 環境関連というテーマ性に乗り、太陽電池製造装置メーカーで世界シェア46
%を占めるエヌ・ピー・シーが230円高の5040円と大幅高。昨日に発表し
た08年9~11月期(第1四半期)連結決算で純利益が9億3400万円と前
年同期比33倍となる大幅増益となったことが切っ掛けとなっています。国内外
の太陽電池メーカーへの出荷が好調です。

 靴小売の全国チェーンABCマートが堅調。昨日に発表した08年3~11月
決算で連結営業利益が前期比16.9%増の157億5200万円、連結当期利
益が同7.5%増の86億8500万円と好調だったことを好感した買いが入っ
ています。

 円高・原油安・低金利のトリプルメリットを見直した買いから東京電力、関西
電力、東京ガス、大阪ガスなど電力・ガス株が高く、ローソン、セブン&アイ、
ファミリーマート、ニトリ、ビックカメラなど小売り株の一角も値を飛ばしてい
ます。

 一方、為替が1ドル=92円台前半の円高に振れたことを嫌気して輸出関連は
軒並み安、キヤノン、ソニー、パナソニック、アドバンテスト、東京エレクトロ
ンなどのハイテク株やトヨタ、ホンダ、スズキ、デンソーといった自動車関連株
の下げが指数を押し下げています。

 本日の新高値銘柄は、ブルボン、東邦化学、マース、ビック東海等々です。


=相場コメント=

 昨日まで好調に値を上げていた輸出関連(外需系)が大きく値を下げ、一転し
て本日は内需系の上げが目立ちます。「一体、どっちを買ったらいいの?」と迷
われる方も多いと思いますが、どちらかに決め打ちするのは禁物。「外需OR内
需」ではなく、「外需&内需」という「&」(アンド)の戦略で安い方を先高を
期待して仕込むという「分散投資」、当たり前のことですが、これが結果的に功
を奏すると考えます。「今日、外需が高いから外需を買う」、「今日は内需が高
いから内需を買う」と相場の動きにつられてやっていますとまず上手く行きませ
ん。

 本日の朝刊でも申し上げましたが、まだ年が明けて立会い日数で4日しか経っ
ていません。ピッチャーはまだ試合が始まって4球しか投げておらず、ここから
いい球を見てドカーンとホームラン、こうなるチャンスはいくらでもあります。
丑年相場は始まったばかりであり、焦ることなく、「牛の歩みも千里」で臨むこ
とが「牛に引かれて善光寺」に辿りつくことになりそうです。



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【2】主な材料                           **
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・日銀、企業の資金繰り支援で1回目の新供給策を実施 1.2兆円供給
・帝国データの景気動向指数、昨年12月は過去最大の悪化幅に
・08年新車販売、「フィット」が6年ぶり首位 「プリウス」も躍進
・08年の輸入車販売、前年比17%減で15年ぶりの低水準に
・都心オフィス空室率、11カ月連続で上昇 平均賃料は4カ月連続で下落
・小売り大手、安売り店の出店加速 ファーストリテやイオンなど
・米家電見本市開幕 薄型テレビは「ネット対応」が主役
・テレビ通販でトラブル相次ぐ 「実演と違い効果がない」など
・新成人、自分の未来は「明るい」64% 日本の未来は「暗い」82%
・みずほコーポ銀、貸出金利の指標となる長プラを0.15%下げ
・12月第4週の部門別動向、外国人と個人がともに売り越し継続
・上海ディズニー、2013年営業開始 中国紙報道
・PC世界大手のレノボ、従業員の11%に相当する2500人を削減
・欧州委、カルテルの疑いで複数の半導体企業に立ち入り
・英銀RBS、中国銀行の株式を売却する方向で検討 英紙報道
・イスラエル、エジプトとの境界を集中的に空爆 停戦協議で特使
・オバマ氏の金融規制見直し案、金融機関経営の監視強化などが柱に



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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 新 規   B (3099) 三越伊勢丹         620円
 新 規   B (8233) 高島屋           630円
 据置き   C (3086) Jフロント         310円

[クレディS証券]
 据置き   A (6756) 日立国際電気   1,000→   830円
 据置き   B (6146) ディスコ     2,170→ 1,960円
 据置き   B (7735) 大日本スクリーン  200→   190円
 据置き   B (8035) 東京エレクトロン 3,000→ 3,170円
 据置き   C (7729) 東京精密      700→   630円
 据置き   C (7731) ニコン      1,070→   700円

[UBS証券]
 据置き   A (2685) ポイント         6,000円
 引下げ A→B (2432) DeNA    27.5万→  29万円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A (2670) ABCマート       3,200円
 据置き   B (8267) イオン      1,050→   860円
 据置き   C (7733) オリンパス    1,250→ 1,200円 

[日興シティG証券]
 引上げ B→A (3405) クラレ           900円

[野村証券]
 新 規   A (8729) ソニーフィナンシャル   36.4万円
 据置き   A (9948) アークス         1,900円
 新 規   B (8795) T&Dホールディングス  4,160円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。
 ※野村証券は投資判断を5段階から3段階評価に変更するとともに
  目標株価も設定するようにの定義変更を行いました。



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【4】業種別騰落とリターン・リバーサル               **
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・TOPIX33業種 騰落率ランキング

 業種      騰落率    業種      騰落率
 パルプ・紙  + 0.1%  繊維製品   -42.2%
 電気・ガス  - 2.5%  銀行     -43.1%
 空運     -15.9%  石油石炭製品 -44.2%
 陸運     -16.9%  鉱業     -45.1%
 倉庫運輸関連 -19.6%  化学     -45.2%
 水産・農林  -20.4%  その他製品  -46.5%
 医薬品    -20.5%  機械     -49.0%
 情報・通信  -22.8%  不動産    -50.5%
 小売     -24.2%  卸売     -53.2%
 建設     -25.0%  電気機器   -53.6%
 食料     -27.7%  非鉄金属   -54.0%
 保険     -30.1%  海運     -54.4%
 サービス   -30.3%  証券商品先物 -55.2%
 金属製品   -33.7%  鉄鋼     -56.3%
 ゴム製品   -34.4%  輸送用機器  -56.4%
(TOPIX) -41.8%  その他金融  -56.6%
(日経平均)  -42.1%  精密機器   -57.2% 
                ガラス土石  -59.4%

 昨年の業種別の騰落は上記のようになっていますが、大発会から昨日までの3
日間の業種別の上昇率上位は、電気機器が15.1%上昇、輸送用機器が13.
6%上昇、ガラス土石が13.4%上昇、非鉄金属が13.3%上昇、鉄鋼が1
2.0%上昇となっています。

 このように下げた業種や銘柄が次の展開で上昇することを「リターン・リバー
サル」と呼びます。そしてこうした相場の性質を利用した投資手法を「リターン
・リバーサル手法」と言います。

 やり方はいたってシンプルで、下落したものを買い(安い時に投資を行い)、
上昇したものを売る(上げた時には現金比率を高める)というものです。

 ちなみに、海外を投資対象としたものですが、同手法を用いた「野村インド株
0811(野村リターン・リバーサル・シリーズ)」は11月末の設定から1カ
月あまりで基準価額が2割も上昇しています。インドの代表的な株価指数は昨年
1年間で半値以下にまで下落しているにも関わらずです。

 上げ下げするからチャンスがあるのですが、相場上昇で強気になったり、下落
で弱気になったりすれば、みすみすチャンスを逃すことにもなりかねません。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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関東地方は昨年12月23日からまとまった雨が降っておらず、12月26日か
ら14日連続で乾燥注意報が発令されています。明日の東京や横浜の天気は、予
報では雨か雪となっており、雨ならば久しぶりのお湿り、雪ならば交通機関への
影響が懸念されます。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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