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こんばんは。aquaです。

 5月の取引は今日が最終で、来週からは名実ともに6月相場入りとなります。
6月の営業日数は22日間(5月は18日間)。祝日がなく、梅雨も始まるとい
うことで体調管理を怠らないようにしたいものです。

 戦後東証再開以来の6月の勝率は6割を超え、12カ月の中でも上から3番目
の高パフォーマンスの月となっています。過去10年に関しましても7勝3敗の
高勝率です。

 直近の2年間につきましては6月を天井に下げた経緯があるため、気にする投
資家も多いと思われますが、世界経済が悪化の途中にあった昨年一昨年と違い、
今回は経済状況も相場もすでに大底を見ています。こうした変化を念頭におかな
いと、せっかくのチャンスを逃してしまうことにもなりかねませんのでご注意く
ださい。

 ちなみに、昨年後半から今年3月にかけて世界経済は過去に例を見ないほどに
急激に悪化しましたが、1―3月期を底に回復傾向が見られます。米国発の金融
不安も谷底を過ぎ、先日のストレステスト(資産査定)と増資で、財務悪化の程
度が明らかになったと同時に健全な体質に戻るための処方も施されつつあります。
米連邦預金保険公社(FDIC)が1―3月期時点の状況で「問題あり」と判断
した金融機関は305社にのぼりますが、金融システムに関する不透明感は大幅
に後退しました。GM問題も早期に決着がつきそうです。

 相場に目を転じますと、日経平均株価は昨年10月、最高値だった1989年
以降、過去20年における最安値6994円をつけ、今年3月には7021円ま
で下げ、改めて下値を確認するという念の入れようで底値(ダブルボトム)を形
成しています。
 
 こうしたことを鑑みましても、悪化の途上にあった昨年一昨年と違い、今年は
底脱出から回復の途上にあり、そうしたことを踏まえてこれからの相場に臨みた
いものです。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.6月の主な注目点

 5.編集後記






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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均   9522.50(+ 71.11)△0.75%
◎TOPIX   897.91(+  2.32)△0.26%

◎売買高概算  26億0613万株
◎売買代金概算  1兆7008億円
◎時価総額  291兆3048億円

◎値上り銘柄数 698 ◎(年初来)新高値 134
◎値下り銘柄数 876 ◎(年初来)新安値   3
◎変わらず   128

◎騰落レシオ(25日)108.5%
 
◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ●○●○○●●○●○○○ 58.3%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比+4.17% 75日線比+13.51%

◎為替  (対ドル) 96.75 (対ユーロ)135.42

◎出来高上位
 1.三菱UFJ<8306>  598円(- 27円)114,592千株
 2.みずほ  <8411>  228円(-  3円) 82,399千株
 3.GSユアサ<6674>  755円(+ 10円) 65,305千株
 4.三洋電  <6764>  239円(-  2円) 64,687千株
 5.東芝   <6502>  357円(+  9円) 63,579千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.三菱UFJ<8306>  598円(- 27円) 69,712百万
 2.GSユアサ<6674>  755円(+ 10円) 49,111百万
 3.トヨタ自 <7203> 3810円(+ 10円) 45,778百万
 4.商船三井 <9104>  676円(+ 33円) 32,204百万
 5.三井住友 <8316> 3670円(- 50円) 29,058百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2080万株 買い2090万株

 本日で月末となる東京マーケットは、日経平均株価が3日連続高、前日比71
円(0.75%)高の9522円と9500円を突破して取引終了です。

 ネックラインとして大きな節目となる9521円(昨年11月5日の高値)を
終値で抜けた意味は、ダブルボトム形成完了という点で重要です。朝方8:50
に発表された4月の鉱工業生産指数速報は前月比5.2%の上昇と市場予想値3
.2%を大幅に上回り、また上昇率が約56年ぶりの大きさとなったことで好感
した買いが寄付きから先行、連日の上昇による戻り売りを吸収して堅調な展開と
なっています。特に景気が最悪期を脱したとの見方から原油や金など国際商品市
況が上昇していることを受け、石油・非鉄・商社などが相場を牽引、また景気敏
感株として海運株の上げも目立ちます。引けにかけては、相場の下値が固いと見
た買いが一気に入り、年初来高値更新となっています。売買代金は概算1兆70
08億円、上海市場は端午節のため昨日と本日は休場です。

 業種別では、石油、海運、不動産、鉄鋼セクターの上げが顕著です。

 個別銘柄では、商船三井が33円の大幅高で676円と年初来高値更新、川崎
汽船が26円高の431円、日本郵船が23円高の456円、飯野海運が26円
高の556円、乾汽船が39円高の711円となるなど海運株が軒並み高。業種
別では、海運セクターの値上がり率ランキングは第2位となっています。昨日ま
でにバラ積み船運賃の国際指標「バルチック海運指数」が19日連続高となり、
市況上昇による収益改善期待からの買いが入っています。また、中国などアジア
発欧州行きの海上コンテナ運賃が4~6月期で底入れし、6月以降も値上げを荷
主に求める考えと報じられたことも材料視されています。

 国際帝石が4万6000円高の77万1000円、石油資源が440円高の4
910円、昭和シェルが36円高の942円、出光興産が260円高の7970
円となるなど石油関連が軒並み高。昨晩のニューヨーク・マーカンタイル取引所
(NYMEX)で原油価格が4日連続高となり、WTI(ウエスト・テキサス・
インターミディエート)で期近7月物が1バレル=65.08ドルと65ドル台
に乗せ、約半年ぶりの高値を付けたことが手掛かりとなっています。世界景気の
底入れ期待や原油在庫の減少を受けて需給の逼迫(ひっぱく)観測が広がってお
り、収益改善を期待した買いが先行しています。尚、国際帝石はロンドン原油市
場の北海ブレント先物相場を収益見通しの基準としており、今期は平均で1バレ
ル=52.5ドルを想定し、昨日の北海ブレント先物相場は期近7月物で64ド
ル台に上昇しています。

 原油価格上昇を受けて資源関連としての物色の矛先が向かい、三菱商事が32
円高の1799円、三井物産が18円高の1216円、伊藤忠が10円高の68
9円、丸紅が6円高の431円となるなどいずれも年初来高値更新です。

 新日鉄が7円高の364円、JFEが70円高の3180円、大平金が32円
高の758円、日立金属が25円高の895円、東京製鉄が14円高の1117
円、大和工が105円高の2555円となるなど鉄鋼株が軒並み高。新日鉄が家
電大手と進めていた2009年度の鋼材価格交渉は、08年度より1トンあたり
1万5000円前後(10数%)の値下げで決着する見通しと報じられ、自動車
業界に続いて鋼材の大口需要家の家電業界も値下げ幅が小幅にとどまることから
鉄鋼大手に優位な交渉内容との見方から買いが入っています。

 その他、自転車チェーン大手のあさひが90円高の2190円、日立建機が2
7円高の1575円、日本ガイシが18円高の1698円、住友電工が11円高
の1081円、シャープが21円高の1081円となるなど上値指向の展開が継
続しています。

 本日の新高値銘柄は、国際帝石、永谷園、ザ・パック、日曹達、東ソー、日本
新薬、東京鉄、大平金、日電工、GSユアサ、三菱商事、三井物、伊藤忠、丸紅、
三井不、商船三井・・・等々です。


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 相場概況の中でも申し上げましたが、本日の日経平均株価の終値は9500円
を突破して9522円。特に、昨年10月28日の安値6994円を1番底、本
年3月10日の安値7021円を2番底としたダブルボトムが本日のネックライ
ン9521円(昨年11月5日の高値)突破で完成となったという意味は極めて
大きいです。

 来週からは名実ともに6月相場入りとなりますが、ここからが相場は本番。楽
しみな展開となってきそうです。



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【2】主な材料                           **
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・4月の鉱工業生産速報、2カ月連続の上昇 基調判断も上方修正
・4月の完全失業率、5年半ぶりの5% 有効求人は10年ぶり低水準
・4月の全国消費者物価、2カ月連続で下落 デフレ警戒の声も
・4月の実質消費支出、過去最長の14カ月連続減少
・消費者庁法が参院本会議で可決 10月メドに発足する見通し
・09年度の補正予算、参院否決も衆院優越規定で今夕成立
・外国人受入推進会議、能力を数値化する「ポイント制」導入提唱
・高齢社会白書、65歳以上が総人口の22% 75歳以上は10%超
・新銀行東京、4年連続赤字 09年3月期は105億円の純損失
・武田薬、風邪薬などのコンビニ向け大衆薬を小分けにして商品化
・中国、6項目の新たな輸出企業の支援策を決定 元上昇を容認せず
・米デル、3四半期連続の減収減益 2―4月期純利益は63%減
・1―3月の米住宅ローン延滞・差し押さえ率がともに過去最悪に 
・GM「月曜日までに破産申請の見通し」NYタイムズ紙
・米大統領、GM再建で6月1日に声明 法的整理で結論



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【3】主な投資判断                         **
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[UBS証券]
 引上げ B→A (4118) カネカ        500→   800円
 引上げ C→B (5201) 旭硝子        450→   700円
 引上げ C→B (5202) 日本板硝子      150→   270円

[クレディS証券]
 引下げ A→B (9370) 郵船航空サービス  1,250→ 1,270円
 据置き   B (9375) 近鉄エクスプレス  2,000→ 2,200円

[日興シティG証券]
 据置き   A (4527) ロート製薬     1,500→ 1,400円
 据置き   A (8801) 三井不動産         2,200円
 据置き   A (8802) 三菱地所          2,100円
 引上げ B→A (4547) キッセイ薬品    2,700→ 3,000円
 引上げ B→A (5711) 三菱マテリアル    240円→360円
 引上げ B→A (7270) 富士重工       460円→510円
 引下げ B→C (7459) メディセオ     1,200→ 1,000円

[野村証券]
 引上げ B→A (4996) クミアイ化学     350→   600円
 引上げ B→A (8358) スルガ銀行     1,100→ 1,150円
 引下げ A→B (1878) 大東建託      4,400→ 4,700円

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】6月の主な注目点                       **
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 6月の相場で注目しておきたいのが12日金曜日のSQ(スペシャル・クォー
テーション)です。今回は3カ月ごとに訪れるメジャーSQで、指数先物とオプ
ションの決済が重なります。需給の変わり目として意識されやすく、当日の終値
がSQ値を上回れる(陽線)かどうかが一つの試金石です。※NY市場では19
日金曜日がSQ。

 決算発表がほぼ出揃い、08年3月期の業績悪化と現時点での業績見通しはほ
ぼ織り込みましたが、会社四季報夏号および会社情報夏号が発売さる15日月曜
日以降も今後の業績見通しが材料視されやすくなります。2月決算の小売り企業
が発表する第1四半期(3―5月期)の業績も要注目です。

 尚、4月・5月で景気底打ちが見えてきましたが、新型インフルエンザの発生
の影響も見られます。5月17日以降、6月末までの修学旅行をキャンセル・延
期した学校は2千を超え、近畿地区の宿泊キャンセルは43万人超となっていま
す。修学旅行の取り止めに加え出張自粛等で、JR東海の5月中旬以降の1日平
均の乗客数は大幅減、横浜開港150周年を記念して4月26日に開幕した「開
国博Y150」の入場者数は目標を大幅に下回っているなど、4―6月のマクロ
経済指標にも多少の影響がでるかもしれません。

 一方、鉱工業生産は2カ月連続で持ち直し、4月は過去2番目の上昇率となっ
ています。機械受注統計で示される民間設備投資の先行指標の「船舶・電力を除
く民需」は減少が続いているものの、前年同月と比較した場合に1月は4割減、
2月は3割減、3月は2割減と月を追うごとに減少幅が縮小。在庫調整が進んだ
ことや、昨年後半から大規模なリストラを断行した効果で企業の利益率も改善し
ており、今年後半の業績回復を期待させます。トヨタ自動車はHV車「プリウス
」の生産工場の従業員を約2割増員し、他の工場でも残業を復活し生産台数を引
き上げ、新日鉄も7月に製鉄所の稼働率引き上げで減産を緩和、東芝は7月に半
年ぶりにフラッシュメモリー減産解除する見込みなど、明るい話題も増えていま
す。

 また、6月はボーナス月です。今年の夏のボーナスは大幅な減額予想となって
いますが、家電製品は官製キャッシュバック制度の「エコポイント」が下支えと
なる見通し。時期的にはサマーストック(暑ければ暑いほど売上が伸びる企業)
関連、6月1日に改正薬事法が施行(5月8日夕刊参照)されることから関連業
界等も要注目です。

 英中銀金融政策委(3―4日)やECB理事会(4日)、日銀金融政策決定会
合(15―16日)、FOMC(23―24日)、その他の重要日程や経済指標
等については朝刊にて解説を交えその都度掲載してまいりますのでご活用くださ
い。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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日経平均株価は昨年10月に歴史的な急降下を演じた後、昨年10月と今年3月
の同水準の安値でダブルボトムを形成。本日は、9521円の節目を突破しただ
けに、ここからが相場は本番。楽しみな展開となってきそうです。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =3年連続ダブル受賞=

◎メルマ!ガ オブ ザ イヤー 2008 http://melma.com/contents/moy2008/ 
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   「ハロー!株式」 総合大賞

◎まぐまぐ大賞2008 http://www.mag2.com/events/mag2year/2008/#mon 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


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