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こんばんは、aquaです。

 昨日とは打って変わり、今日はあいにくの空模様。窓の外には黄色の帽子に黄
色のレインコート姿の児童の姿が見られました。黄色は遠目でもよく目立ちます。

 ところで、ゲーテは「ファウスト」や「若きウェルテルの悩み」などを残した
文豪としての名が知られていますが、その活動は戯曲や文学のみにとどまらず、
化学、科学、解剖学、地質学、哲学、政治家など広範囲に及び、補色を発見した
色彩学者としての顔も持ちます。

 ゲーテがニュートンに対抗して展開した「色彩論」で、光にもっとも近い色、
すなわち色の中で最も明るい色であると規定したのが黄色です。

 純色の黄色は明度の高さだけでなく、彩度(鮮やかさ)も高く、目立つ色とし
て強い印象を与えます。児童がかぶる帽子やレインコートなどにも目立つ色(注
意を促す色)の安全色として黄色が使われます。

 また、目立つかどうかは組み合わせの色との明度差が関わってきますが、黒地
に黄色の配色は、視認性が高く、最も認識しやすい色の組み合わせとしても知ら
れています。工事現場や踏切などでこの配色が使われるのもこういった理由から
です。
 
 雨雲や曇天の下の灰色の景色の中では、黄色はたしかによく目立ちます。ちな
みに、日本通運(ペリカン便)もトラックの色に黄色を使うようになてからは事
故が少なくなったそうです。

 

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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.投資の肴

 5.編集後記




 

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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均  17481.21(-215.76)▼1.22%
◎TOPIX  1715.54(- 22.57)▼1.30%

◎売買高概算  18億9743万株
◎売買代金概算  2兆7127億円

◎値上り銘柄数  241 ◎(年初来)新高値  16
◎値下り銘柄数 1413 ◎(年初来)新安値 134
◎変わらず     73
 
◎騰落レシオ(25日)84.4%
 
◎サイコロ(日経平均 5勝7敗 ●●○●○●●○○○●● 41.7%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-0.28% 75日線比+0.09%
 
◎為替     121.34―36(15:29)

◎東証1部出来高上位
 1.富士通  <6702>  841円(+ 43円) 72,690千株
 2.新日鉄  <5401>  833円(-  9円) 62,726千株
 3.不動テトラ<1813>  225円(-  5円) 59,465千株
 4.住金   <5405>  620円(- 14円) 31,681千株
 5.神戸鋼  <5406>  419円(-  5円) 28,120千株

◎東証1部売買代金上位                      (円)
 1.みずほ  <8411> 843千円(- 9千円)111,964百万
 2.トヨタ自 <7203> 7280円(-110円) 61,169百万
 3.富士通  <6702>  841円(+ 43円) 60,588百万
 4.住友鉱  <5713> 2675円(+  5円) 54,725百万
 5.三菱UFJ<8306> 138万円(- 3万円) 53,668百万
 

◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り4110万株 買い3340万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比215円安の1万74
81円で取引終了です。朝方発表された4月の全国消費者物価指数(CPI)が
前年同月比マイナス0.1%と前月に比べて下落幅が0.2ポイント縮小したこ
とで8月利上げ懸念観測が強まり、またNYダウが4日連続安となっていること
もあり、朝方から幅広い銘柄に売りが先行しています。本日の中国マーケットで
上海総合指数は上昇していますが、グリーンスパン前FRB議長の「中国株はい
ずれ劇的な収縮が起きる」との警告が投資心理を萎縮させている面もあります。
売買代金は概算2兆7127億円です。

 業種別では、全般安の中、海運、非鉄セクターがしっかりです。

 個別銘柄では、日本製鋼が大幅高。野村證券が投資判断を引き上げたことが材
料視されていますが、原発需要が高まる中にあって原子力発電向け圧力容器の世
界シェアが80%と高く、収益拡大を見込んだ買いが継続しています。アーバン
コーポレイションが値を上げていますが、昨日発表した中期経営計画で2013
年3月期の経常利益目標が1000億円であることと、5000億円規模の超大
型プロジェクトの土地仕込みを完了し、年度内にプロジェクトの内容を発表する
としたことなどが材料視されています。
 
 日本輸送機が急伸。三菱重工との資本関係を強化すると発表し、三菱重の出資
比率はこれまでの7.7%から20%に高まり、増資後は筆頭株主になる見通し
です。資本関係強化によって技術開発力や販売力などの強化につながるとの期待
感からの買いが集まっています。米系投資ファンドのスティール・パートナーズ
が全株取得を目的にTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した天竜製鋸
(てんりゅうせいきょ)は年初来高値を更新していますが、TOB価格の494
5円にサヤ寄せした後は横ばいの動きです。

 本日の新高値銘柄は、オーエム製作、サニックス、三櫻工業、サンケイビル、
ドトール等々です。



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【2】主な材料                           **
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・書店の大型化すすむ 総面積が拡大する一方、店舗数は大幅減少
・06年末の対外純資産、過去最高の215兆円 16年連続世界一
・06年度エネルギー白書、原油高騰の影響は最小限
・全国消費者物価が3カ月連続のマイナスに 4月は0.1%下落
・金融相、大手行の収益力は「国際水準に達していない」
・トヨタ、4月の世界生産は4.2%増 国内は4.2%減
・日産、4月の世界生産は4.6%増 国内は20%減
・スズキ、4月の世界生産は7.9%増 国内は7.7%減
・ホンダ、4月の世界生産は7.6%増 国内7.4%増
・三菱自、4月の世界生産は8.2%増、国内5.4%増
・間組(1719)、前期経常利益は38%減 今期17%減予想
・米デル、方針転換し自社PCをウォルマートで販売
・米ナスダック、北欧の取引所運営会社OMX買収で最終協議
・米DJのオーナー一族が会合で買収提案協議 拒否の方針か


 
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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 据置き   A <6925> ウシオ電機     2,800→ 3,480円
 据置き   A <7757> 日本電産サンキョー  960→ 1,050円 
 据置き   C <4315> 日清医食食品    1,200→ 1,300円

[モルガンS証券]
 引上げ B→A <6923> スタンレー電気   2,750→ 2,900円
 据置き   A <8801> 三井不動産         4,400円
 据置き   A <8802> 三菱地所          4,500円
 据置き   B <8830> 住友不動産         5,300円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A <7731> ニコン       3,200→ 3,500円
 引下げ A→C <4331> テイクアンドギヴ  15万→ 3.5万円

[クレディS証券]
 据置き   A <4208> 宇部興産           450円
 据置き   A <5714> DOWA      1,270→ 1,410円
 据置き   A <6991> 松下電工      1,560→ 1,700円
 据置き   A <9682> DTS       5,000→ 3,700円
 
[三菱UFJ証券]
 引上げ 3→2 <4293> セプティーニHD
 据置き   2 <6412> 平和

[野村證券]
 引上げ 3→2 <5631> 日本製鋼所
 据置き   2 <6728> アルバック
 引下げ 2→4 <4331> テイクアンドギヴ

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5で表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。


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【4】投資の肴                           **
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 明治の頃、藤田伝三郎の甥の久原房之助は当初、大学で同窓の森村市左衛門の
森村組に入社したものの、叔父の意向で藤田組の小坂鉱山(秋田県)に入所させ
られます。

※藤田伝三郎
 高杉晋作の奇兵隊出身の藤田は「関西の渋沢栄一」とも言われ、明治を代表す
 る企業家の一人。藤田の興した事業は、現在の東洋紡、南海鉄道、大成建設、
 旧三和銀行、川崎重工、関西電力、同和鉱業、藤田観光等へ引き継がれており、
 岡山県の藤田地区では現在でも藤田伝三郎を偲ぶお祭りが催されています。

※森村市左衛門
 ノリタケカンパニーリミテド、TOTO、INAX(現INAXトステム)、
 日本ガイシ、日本特殊陶業、共立マテリアルなどの企業の系譜は、全て森村市
 左衛門が興した森村組にさかのぼります。これら企業群は、森村グループ系、
 旧森村財閥系と言われることもあります。


 当時、金本位制の実施による銀貨暴落の憂き目にあった藤田組は小坂売山を決
め、極秘裏に久原にその処理に当らせようとします。しかし、久原は方針に従わ
ず、小坂を銅山として蘇らせ、産銅量で別子(住友)や足尾(古河)をも追い抜
くまでなります。(小坂銅山は後に同和鉱業※現DOWAに発展していきます。)

 その後、久原は小坂の経営権を手放し、巨額の分預金で茨城県の赤沢鉱山を買
い取り、久原鉱業所日立鉱山と改称、企業家として独立独歩の道を歩み始めます。

 久原鉱業所日立鉱山創業当時、敷地内にあった小さな丸太小屋では、鉱山から
次々に運ばれてくる掘削用モーターなどの電気機械の修理に明け暮れていました。

 そこで陣頭指揮をとったのが、エリート職を投げ打ち久原に共鳴し駆けつけた
小平浪平です。当時、芝浦製作所(現東芝)はGE製機器の国内導入で盛んでし
たが、外国製の産業用電気機器が主流になりつつ状況に反発した小平は、愚直な
までに“技術の国産化”にこだわり「自主技術によって立つ」という夢を持ちつ
づけました。鉱山がある日立村の丸太小屋の作業所で、小平の情熱に引き寄せら
れ集まった技術者達の働きは後に日立製作所として実を結ぶことになります。

 その後、久原鉱業の産銅事業は業界首位に躍進し、久原は事業の多角化に乗り
出します。久原鉱業の設立は1912年、4年後の株式公開時には「国宝株」と
呼ばれたそうです。余談ですが、久原房之助の東京白金台の豪邸は、現在は結婚
式場の八芳園として今も残ります。

 しかし、第一次大戦後のバブル崩壊により、久原鉱業は資金繰りに行き詰まっ
てしまいます。そんな時久原鉱業の再建を任されたのが久原の義兄の鮎川義介で
す。※この鮎川義介の孫は、女性タレントとの結婚・離婚で少し前に話題になり
ました。

 久原鉱業社長、日立製作所会長に就任した鮎川は久原鉱業を日本産業に改め、
新規事業に乗り出します。日本産業の鉱山製錬部門を分離独立、日本鉱業(現新
日鉱HD)を設立。また、久原鉱業を任される前に設立していた戸畑鋳物(現日
立金属)と日本産業の共同出資により自動車製造(現日産自動車)を創設、日産
コンツェルンへと発展させています。

 尚、日立製作所及び関連会社は後に分離・独立し、独自の道を歩んでいくこと
になります。

  
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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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「メールが届かなくなった」とのメールを最近よくいただきますが、セキュリテ
ィ・ソフトが受信を妨げているケースがほとんどですので、まずはその可能性の
確認をお願いいたします。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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皆様の投票、心から御礼申し上げます。

◎まぐまぐ大賞2006 http://www.mag2.com/events/mag2year/2006/#money

   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

◎2006年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2006/

   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞
 
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