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こんばんは、aquaです。

 今日は二十四節気の一つ「処暑」。暑さがおさまる頃と言われますように、今
日の関東地方は久しぶりに日中も涼しさを感じました。今日一日だけのようです
が。

 暑気の後退とともにこれからは本格的な台風シーズンの到来でもあります。世
界的におかしな天候が続いていますが、穏やかなシーズンであってほしいもので
す。

 ところで、普段の通り道に見える庭先に、鮮やかな紅色の「鳳仙花(ホウセン
カ)」が咲いています。花色豊かなこの花で、色水をつくって遊んだ方もいらっ
しゃるかと思いますが、ずっと昔は爪を染めるのに使われた花でもあります。い
わゆる現在のマニキュアで、別名を「爪紅(つまべに)」とも言います。

 その実は熟すと、かるく触れただけで勢いよく弾け飛びます。そのことから「
インパチエンス(我慢できない)」との学名を持ち、「せっかち草」との異称も
あります。英語名では「Touch Me Not」。

 鮮やかな紅色で気を惹いておいて、「私にふれないで」とは・・・・なるほど
秋空の如くに女心は複雑です。


 
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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.心理学の世界

 5.編集後記




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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均  16316.32(+415.68)△2.61%
◎TOPIX  1591.81(+ 46.92)△3.04%

◎売買高概算  18億0596万株
◎売買代金概算  2兆6205億円

◎値上り銘柄数 1514 ◎(年初来)新高値  4
◎値下り銘柄数  158 ◎(年初来)新安値 25
◎変わらず     48

◎騰落レシオ(25日)68.2%
 
◎サイコロ(日経平均 7勝5敗 ○○●○○●●●○○●○ 58.3%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-3.46% 75日線比-7.17%
 
◎為替 (対ドル)115.81 (対ユーロ)157.00

◎東証1部出来高上位
 1.新日鉄  <5401>  808円(+ 45円) 79,239千株
 2.住金   <5405>  600円(+ 42円) 50,082千株
 3.丸紅   <8002>  950円(+ 53円) 33,720千株
 4.双日   <2768>  493円(+ 35円) 31,072千株
 5.三菱重  <7011>  696円(+ 24円) 30,603千株

◎東証1部売買代金上位                      (円)
 1.みずほ  <8411> 715千円(+35千円)110,273百万
 2.新日鉄  <5401>  808円(+ 45円) 79,239百万
 3.三菱UFJ<8306> 113万円(+ 5万円) 58,287百万
 4.三井住友 <8316> 933千円(+49千円) 55,640百万
 5.トヨタ自 <7203> 6680円(+130円) 55,129百万

 
◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り3240万株 買い2880万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前日比415円高の1万63
16円と20日の上げ幅458円に次いで今年2番目の上げ幅となり、東証株価
指数(TOPIX)は今年最大の上げ幅となっています。昨晩のNY市場がFR
Bの早期利下げ観測やM&A(合併・買収)のニュースを好感して大幅高となっ
たこと、また為替が1ドル=116円台の円安に振れたことを好感して朝方から
買いが先行、特に非鉄市況が持ち直してきたことから非鉄株や商社株、鉄鋼株な
ど資源・エネルギー・素材関連株が相場全般を牽引する形となっています。昼過
ぎに日銀が金融政策の現状維持を賛成多数で決定、利上げを見送ると報じられた
ことも買い安心感を誘い、終日買い優勢の展開となっています。尚、7月9日の
年初来高値1万8261円から8月17日の1万5273円までの下げに対する
3分の1戻しどころの1万6269円を達成しています。売買代金は概算2兆6
205億円です。

 業種別では、全面高の中、鉄鋼が値上がり率トップ、商社、銀行、不動産、非
鉄セクターの上げが顕著です。

 個別銘柄では、三菱商事が大幅高で3000円台回復。昨日に発行済み株式数
の3.06%にあたる5175万9000株、約1500億円を上限に1株29
00円で自社株を取得すると発表したことが手掛かり材料となっており、加えて
資源関連としての位置づけでも買われ、三井物産、住友商事、丸紅、伊藤忠など
の商社株も軒並み値を飛ばしています。

 住友金属鉱山、太平金が急伸。昨日のロンドン金属取引所(LME)でニッケ
ル先物3カ月物が約3.5%上昇するなど、ここにきて非鉄市況の戻りが鮮明に
なってきたことが買い材料となっています。三菱マテリアル、DOWA、アサヒ
プリテックなど他の非鉄株も軒並み高です。

 新日鉄が値を飛ばして800円台回復、売買高ランキングは東証1部でトップ
となっています。根強い好業績期待を背景にした見直し買いが膨らんでおり、相
場全体の上昇を受け、投資家心理の好転を映した象徴的な値動きとなっています。
住金、JFE、神戸鋼、日本冶金工、日本製鋼なども値を上げ、業種別では鉄鋼
セクターの上昇率がトップとなっています。

 本日の新高値銘柄は、中部飼料、パイロット等です。


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 いい相場展開となってきました。振り返りますと、先週の金曜日には日経平均
株価が874円という大幅安を演じ、終値で1万5273円となった訳ですが、
本日の終値は1万6316円。今週に入ってから一気に1000円超の上昇とな
ってきています。「ここまで来たら、理屈ではなく、腹」と申し上げてきました
が、その時点で恐怖心にかられて売った人と辛抱してホールドした人とでは、或
いは買った人とでは、天と地ほどの投資成果の違いとなっています。

 テクニカル的には、土曜日の増刊号にて「信用評価損益率のマイナス幅が20
%前後に拡大すると相場は底入れの時期が近い」と申し上げましたが、先週末時
点で21%となり、やはり底打ちした可能性が高まっています。そして、もう一
つ。月曜日に出現した天底を暗示する「はらみ線」。この線は相場の流れが変わ
る可能性が高い、或いは買い転換を示唆ケースが多々ある線であり、この度もシ
グナル通りの展開となりつつあります。


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【2】主な材料                           **
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・日銀、利上げを見送り現状維持を決定 市場の動揺に配慮
・TOPIXが今年最大の上げ幅 日経は3分の1戻し達成
・日銀月報、景気判断「緩やかに拡大」で据え置き
・先週の対内投資、外国人の債券取得と株式売越がともに過去最高
・電力10社の発電量、2日連続で過去最高を記録
・プロミスやアコムなど4社、レイク買収に名乗り
・三越株1株に持ち株会社の株式0.34株を割り当て
・SCE、欧州でPS3向け専用チューナー 録画も可能に
・三菱自、新型車は7年ぶりのセダンタイプ
・三菱商、1500億円で自社株5175万株を取得
・キヤノン、1000億円上限の自社株買い枠設定
・グーグルアースで星空検索の新サービスを開始
・中国製玩具、今度は塗料に鉛 米で約34万個を回収
・米リーマン、サブプライム事業からの撤退を表明
・米バンカメ、カントリーワイドに20億ドル出資
・米GM、北米6工場で残業取りやめ SUVなど減産



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【3】主な投資判断                         **
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[メリルリンチ証券]
 引下げ A→C <4568> 第一三共          3,000円

[モルガンS証券]
 据置き   A <3401> 帝人         747→   708円

[ゴールドマンS証券]
 据置き   A <7718> スター精密         3,900円
 据置き   B <6779> 日本電波工業    7,100→ 7,600円
 据置き   C <5208> 有沢製作所     1,100→ 1,200円

[UBS証券]
 据置き   A <3436> SUMCO         7,300円
 据置き   A <9101> 日本郵船          1,400円
 据置き   A <9104> 商船三井          2,100円
 据置き   A <9107> 川崎汽船          1,900円
 据置き   A <9370> 郵船航空サービス      3,400円
 据置き   A <9375> 近鉄エクスプレス      4,900円

[大和総研]
 据置き   1 <3764> アッカネットワークス
 据置き   2 <4536> 参天製薬
 引上げ 3→2 <7609> シマノ

[野村證券]
 据置き   2 <7545> 西松屋チェーン
 据置き   2 <8766> ミレアホールディングス

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5で表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】心理学の世界                         **
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 江戸時代の天才相場師として現代に伝わる本間宗久の名は皆様もご存知のこと
かと思います。相場は今も昔も群集心理学の世界。現在においても十分に通用す
る、本間宗久が相場について語った数ある言葉の中から現代語訳で一つご紹介し
ます。


~この相場は上昇トレンドにあると考え、その過程で調整安があることを認識し
買いを見送っていても、思ったとおり少し下げ始めると今度は、「買わなくて良
かった。もっと下がりそうだ」と思うようになるものです。反対に買う前に上昇
してしまえば、戦略を忘れて相場に参加するようなことも見られます。

 このような心理状態は心に定まりがなく、目先の動きに一喜一憂することから
生じるのであり、これでは成功から遠ざかる一方です。

 相場の動きを後から見れば、あの安値で買い、この高値で売れば・・と、簡単
に取れそうな気がしますが、実際に相場に身を置けばそのようなことは極めて稀
なことです。

 どのようにして取るかを予め決めて投資を行うべきです。心が定まらなければ、
動きにつられて上だ下だと心が動き休まることがなく、結局、損を重ねることに
なります。~

 
 意訳を含めてご紹介いたしましたが、宗久が謂わんとすることはお分かりなっ
ていただけるものと思います。


 
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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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07年度の自社買いの実施額は、過去最高だった前年度を上回るのはほぼ確実と
見られていますが、先週の下げを受けてその動きが急になっています。企業が自
社株買いをする目的の一つは株式価値を高めることにありますが、取りも直さず
自社の株価を割安と考えている証左でもあります。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~

◎まぐまぐ大賞2006 http://www.mag2.com/events/mag2year/2006/#money 

   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位

◎2006年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2006/ 

   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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発行:アクア・インターナショナル株式会社   関東財務局長 第1215号
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