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―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ “ 相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育つ ” ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』 → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 08/01/25 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ こんばんは。aquaです。 菅原道真公は、生まれた日も、大宰府にお移りになった日も、お亡くなりにな った日もすべて25日で、天神様の日として毎月25日には様々な神事が行われ ます。 今日は今年最初の「初天神」。全国に約1万300社ある天神社は、稲荷神社、 八幡神社に次いで三番目に多い神社で、東京の亀戸天神や湯島天神では「鷽(う そ)替えの神事」が行われました(大宰府では7日)。その湯島天神では早咲き の梅がちょうど見頃を迎えているそうです。 鷽替えの神事は菅原道真公が無数の蜂に襲われた際、鷽が飛来し危機を救った という伝承に由来し、現代におきましては前年に買い求めた手彫りの「鷽」に災 いを託して、新しい「鷽」と取り換えることで吉運を招くとされています。また、 知らず知らずのうちについてしまった「嘘」を、至誠の神であらせられる天神様 の御力で「誠」に替えていただき、正しい幸運を招くという願いも込められてい ます。 ちなみに今日が左遷の日とされるのも、道真公が1月25日に大宰府に旅立っ たことに由来し、この時詠んだ句が有名な「東風(こち)吹かば 匂いおこせよ 梅の花 あるじなしとて春なわすれそ」です。 この梅の木は、道真公を慕って一夜にして大宰府に飛んできたという「飛梅伝 説」を持ち、1100余年を経た今でも、毎年この時期になると清香の花を咲か せます。 ……………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ] ……………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 <相場コメント> 2.主な材料 3.主な投資判断 4.投資の肴 5.編集後記 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 13629.16(+536.38)△4.10% ◎TOPIX 1344.77(+ 60.32)△4.59% ◎売買高概算 26億0904万株 ◎売買代金概算 3兆0846億円 ◎値上り銘柄数 1628 ◎(年初来)新高値 2 ◎値下り銘柄数 80 ◎(年初来)新安値 10 ◎変わらず 22 ◎騰落レシオ(25日)70.0% ◎サイコロ(日経平均)6勝6敗 ○●●●●○○●●○○○ 50.0% ◎カイリ率(日経平均)25日線比-5.55 75日線比-12.42% ◎為替 (対ドル)107.45 (対ユーロ)158.67 ◎出来高上位 1.新日鉄 <5401> 692円(+ 19円)100,962千株 2.住金 <5405> 529円(+ 6円) 90,964千株 3.三菱UFJ<8306> 1047円(+ 76円) 88,621千株 4.三菱重 <7011> 446円(+ 33円) 45,481千株 5.丸紅 <8002> 698円(+ 51円) 42,258千株 ◎売買代金上位 (円) 1.任天堂 <7974> 518百円(-13百円)121,174百万 2.みずほ <8411> 509千円(+50千円)110,066百万 3.ソニー <6758> 5110円(+120円) 96,431百万 4.三菱UFJ<8306> 1040円(+ 76円) 90,214百万 5.トヨタ自 <7203> 5570円(+330円) 78,289百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り2060万株 買い3000万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が3日連続高となる大幅高、前日比53 6円高の1万3629円で取引終了です。上げ幅536円は今年最大となり、昨 年9月19日の579円に次ぐ大きさとなります。昨晩のNY市場が景気対策や 主要企業の好決算を好感して大幅高となったことを受け、朝方から幅広い銘柄に 買いが先行。オイルマネーと見られる買いが入ったことや為替が1ドル=107 円台の円安に振れていること、また香港やインドなどアジアマーケットが軒並み 高となっていることも支援材料となり、さらに相場底入れ感も台頭してきたこと から戻り売りを吸収して大引けにかけて上げ幅を拡大する展開となっています。 売買代金は概算3兆846億円です。 業種別では、ゴム、銀行、紙・パ、機械、商社セクターの上げが特に目立ちま す。 個別銘柄では、コマツが大幅高。米景気が後退すれば米国輸出への依存度が高 い新興国経済の急減速も避けられないとして、これまで大きく下げていただけに、 上昇余地が大きいとして買い戻しが入っています。同じく新興国関連の住友重機 や日立建機も大幅高となっています。 商船三井、川崎汽船、郵船など海運株が軒並み高。世界連鎖株安への警戒感が ひとまず薄れ、主力株を買い戻す流れに乗っていますが、海運大手3社の07年 4~12月期の連結経常利益が大幅増となった模様と報じられたことも支援材料 となっています。 新日鉄が売買高トップとなり、連日で値を上げています。オイルマネーと見ら れる買いを含め、地合い好転から幅広く買いを誘っています。23日に昨年7月 高値に対する信用期日を通過しており、先行きの需給改善も手掛かり材料となっ ています。JFE、神戸鋼、住金、太平金、日本冶金工、大同特殊鋼なども大き く値を上げています。 三菱重工が大幅高。石炭火力発電所の中核機器である蒸気タービンの海外生産 を本格化し、2011年をメドに国内を含めた全生産能力を年間1000万キロ ワットに倍増すると報じられ、材料視されています。インドの合弁拠点で工場を 新設するほか、韓国などの提携先にも生産を委託し、世界需要の約15%となる 生産能力を確保して仏アルストムや独シーメンスに肩を並べると報じられていま す。 日本カーボンが急伸。07年12月期の連結経常利益が前の期比45%増の7 2億円前後になる模様と報じられたことが買い材料となっています。従来予想6 5億円を大幅に上回る見通しが伝わり、買いが集まっています。主力の黒鉛電極 の輸出が韓国や東南アジアなどを中心に好調、原料のニードルコークスの需給逼 迫(ひっぱく)で価格引き上げが進んだことも寄与するとしています。 東電、関電、九州電、四国電、東京ガスなど電力・ガス関連も値を飛ばしてい ます。電力、都市ガス各社が4~6月の料金を3四半期連続で値上げすると伝わ り、収益性の改善を好感した買いが入っています。原油価格などの高騰で原燃料 価格を料金に反映させる制度に基づくもので東電の上げ幅は標準家庭の1ヶ月当 たり料金で150円(2%強)程度とこの制度を導入した1996年以降で最大 となります。 三菱商事が200円を超える大幅高となり、三井物産、住商、伊藤忠、丸紅な ど商社株が軒並み値を飛ばし、みずほFG、三井住友、三菱UFJなどの銀行株 や為替が1ドル=107円台と円安に振れていることを好感して、トヨタ、ホン ダ、日産などの自動車株やファナック、アマダ、キャノン、ニコンなど輸出関連 株も高くなっています。 本日の新高値銘柄は、ウェザーニューズ、カッパクリエ等です。 ┏━━━━━━━━━━┓ ┃アクア・スペシャル版┃ ~ 投資の羅針盤 ~ ┗━━━━━━━━━━┛ お申し込み・詳細は → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・12月のCPI、コア0.8%上昇 9年9カ月ぶりの高い伸び ・政府、暫定税率維持の地方税法改正案などを閣議決定 ・総務省、ユビキタス特区の詳細を発表 最先端通信技術を実験 ・法相、司法試験合格者の政府目標「年3千人は多すぎ」 ・12月の日銀会合要旨「住宅投資が予想以上に減少」 ・東和銀、会社分割を決議 企業再生支援や不良債権処理を促進 ・プレナス、「ほっかほっか亭」から独自ブランドに転換 ・KDDI(9433)、通期業績見通しを上方修正 ・07年の世界自動車販売はトヨタが首位 米自動車専門紙報道 ・英政府、キャピタルゲイン課税強化案を見直し 優遇税率残す ・仏ソシエテ、個人による不正取引で過去最大規模の損失 ・米Eトレード、10―12月期の損失は過去最大 ・米MSの10―12月期、純利益79%増 売上高は過去最高 ・米AT&Tの10―12月期、61%増益 通期でも過去最高 ・NY金先物が急伸、再び最高値をうかがう展開 ・約16兆円規模の米景気対策、4月にも減税実施 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [JPモルガン証券] 新 規 A <3774> IIJ 47万円 [クレディS証券] 据置き A (7202) いすゞ自動車 920→ 700円 引上げ B→A (7205) 日野自動車 820円 [モルガンS証券] 据置き C (6857) アドバンテスト 3,100→ 2,500円 [日興シティG証券] 新 規 A (3034) クオール 124,000円 新 規 A (5232) 住友大阪セメント 220円 引上げ B→A (8703) カブドットコム証券 18万円 新 規 B (5233) 太平洋セメント 230円 [みずほ証券] 据置き 2 (6789) ローランドDG 7,000円 引上げ 3→2 (7735) 大日本スクリーン製造 650円 [三菱UFJ証券] 引下げ 1→2 (6505) 東洋電機製造 引下げ 2→3 (6753) シャープ [野村證券] 引上げ 3→2 (7012) 川崎重工 据置き 2 (6146) ディスコ 据置き 2 (6506) 安川電機 据置き 2 (6857) アドバンテスト 据置き 2 (7974) 任天堂 据置き 2 (9437) NTTドコモ ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】投資の肴 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 日本銀行は日本の中央銀行として、我が国の金融政策を担当する政府から独立 した法人です。資本金は1億円で政府の出資比率は55%となっています。 公的な機関としての側面を持つ一方、日銀(8301)はジャスダックに上場し ている銘柄でもあり、06年9月の8万3600円から昨年10月には17万6 千万まで上昇するなど意外と大きな値動きがあります。 日銀株は「額縁に入れて飾っている投資家が多い」と言われた代表的な資産株 の一つで、正確には株式ではなく議決権のない出資証券となっており、売買単位 は100口であるため1単元あたり1360万円(本日終値で計算)の超値がさ 株となっています。 司馬遷が編纂した「史記」には「金儲けの秘訣は、人が買ってくれというとき に買い、売ってくれというときに売ることだ」との一節がありますが、日銀は2 002年から04年にかけて不良債権に喘ぐ銀行から約2兆円分の株券を買い取 っており、それが結果的に底値で拾った形になり、昨年9月末時点での含み益は 1兆6千億に達しています。最近の下落で含み益は減少したとは言え、上記史記 にある一節のとおりとなっています。 ちなみに日銀が取得した株券は、市場を通して順次売却される方針となってい ますが、以前と比べ余裕が出てきた企業が自社株買いとして直接的に日銀から買 い取るケースが少なくありません。 ところで、数ある機関の中でもとりわけ日銀は、積極的に広報活動を行ってい ます。中でも日本銀行情報サービス局内「知るぽると(金融広報中央委員会)」 のホームページでは金融についてかなり広範囲に、かなり親切に解説しています。 金融に関する調査結果や解説はもちろん、各経済指標の意味、各金融商品の特 徴や選び方、先物などのデリバティブの説明、税金や年金の話、ライフプランニ ングについて、お金に関する作文の掲載や家計簿ソフトの無償提供まで行ってい ます。ブックマークしておかれますときっとお役に立つと思います。 「知るぽると」 http://www.shiruporuto.jp/ ____________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 序文でご紹介した「飛梅」は花を咲かせ始めたそうです。天気が良ければこの週 末は、春の気配を探しに出かけるのも良さそうですね。 ____________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞= ◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 ◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞 ======================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切 の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな さるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身にて お願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さい。 → http://www.aqua-inter.com/ ======================================================================== 発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━