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こんばんは。aquaです。

 本日は長野県と富山県をつなぐ北アルプス山岳観光ルート「立山黒部アルペン
ルート」が、冬季閉鎖を終えて全線開通となりました。

 道路の両端が雪の壁となっている有名な雪の大谷の高さは、昨年よりも2m高
く平年並みの16mで、数年前までは経験と勘が頼りだった除雪作業も今は高精
度なGPSの導入で効率が上がったそうです。4月から11月までのシーズンで
毎年100万人が訪れます。

 黒部ダム(通称くろよん、関西電力所有)には一度訪れたことがあるのですが、
人によって作られたとは思えない圧倒的なスケールに驚いた記憶があります。黒
部ダムの年間発電量は10億キロワット、黒部川全体では年間31億キロワット
の発電量を誇り、100万人が1年間に使う電力量を賄っています。

 来年完成予定の中国三峡ダムは、堤高は180m超で黒部ダムと同等ですが、
堤頂長は黒部ダムの約500mよりも大幅に長い2300m。完成後は年間発電
量846億キロワットの世界最大(発電量)の水力発電ダムとなります。

 尚、英系投資ファンドによる株式買い増し申請で話題になっている電源開発(
愛称Jパワー)はもともとは発電所新設のために国と電力会社が共同で出資して
設立された公営企業で、2003年に民営化され、翌年に東証に上場し現在に至
ります。

 Jパワーは国内に水力発電所59カ所、火力発電所8カ所、計67の発電所を
有する日本最大の卸電気事業者で、発電能力は東北電力と肩を並べ、風力発電や
リサイクル発電等に加え海外での展開にも積極的、さらに現在はマグロ漁で有名
な青森県の大間町で原子力発電所の建設準備をすすめています。ちなみに地域電
力会社の供給地域間を連携する送電設備を有するのはJパワーのみです。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場

 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.私ならA

 5.編集後記





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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均  13398.30(+252.17)△1.92%
◎TOPIX  1293.32(+ 21.44)△1.69%

◎売買高概算  18億6331万株
◎売買代金概算  2兆3500億円

◎値上り銘柄数 1255  ◎(昨年来)新高値 57
◎値下り銘柄数  339  ◎(昨年来)新安値  2
◎変わらず    128

◎騰落レシオ(25日)105.3%
 
◎サイコロ(日経平均)7勝5敗 ○○●○●●●○●○○○ 58.3%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比+4.64% 75日線比+0.34%
 
◎為替  (対ドル)102.08 (対ユーロ)162.67

◎出来高上位
 1.新日鉄  <5401>  540円(+ 11円) 69,306千株
 2.三菱UFJ<8306> 1004円(+ 26円) 61,811千株
 3.住金   <5405>  402円(+ 10円) 38,622千株
 4.三井造  <7003>  329円(+ 10円) 31,839千株
 5.三菱重  <7011>  459円(+ 11円) 31,796千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.みずほ  <8411> 468千円(+24千円)164,666百万
 2.トヨタ自 <7203> 5010円(+130円) 73,143百万
 3.三菱UFJ<8306> 1004円(+ 26円) 62,554百万
 4.三井住友 <8316> 769千円(+33千円) 55,794百万
 5.三菱商事 <8058> 3500円(- 10円) 50,823百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り1850万株 買い3110万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅高、前日比252円高の1万33
98円で取引終了です。これで3日連続高となります。インテルやJPモルガン
などの企業業績を好感して昨晩のNY市場が大幅高となった流れを受けて、朝方
から幅広い銘柄に買いが先行。為替が1ドル=102円台の円安に振れているこ
とやトヨタが減益決算発表にもかかわらず、悪材料出尽くし感から上昇している
ことも市場心理を好転させ、一時は上げ幅が350円に迫る場面もありました。
ただ、上海市場が軟調となっていることを横目に引けにかけてはやや上げ幅を縮
小して引けています。売買代金は概算2兆3500億円です。

 業種別では、ゴム、銀行、消費者金融、精密セクターの上げが目立ちます。

 個別銘柄では、医薬品・医薬原料商社のイワキがストップ高。昨日の引け後に
今08年11月期通期の純利益予想を増額修正したことがきっかけとなっていま
すが、同社は医薬品やうがいぐすりを展開しており、鳥インフルエンザ関連銘柄
としての思惑買いも集まっています。

 不動産コンサルとマンション分譲を手掛けるゼクスがストップ高。需給面で直
近の日証金貸借取引残高が貸し株残8634株に対して融資残2058株、貸借
倍率0.24倍となっており、株不足状態から11日より1日当たり1株100
円の逆日歩がつく状態が続いているため、売り方の買い戻しが上げ足を加速させ
る形となっています。また、発行済み株式数の5.96%に当たる上限1万33
33株の大規模な自社株買いを発表しており、需給関係から売り方は厳しい状況
となっています。

 同じく、需給面から液晶パネル検査装置のクボテックもストップ高。直近の日
証金貸借取引残高が貸し株残2430株に対し融資残927株、貸借倍率0.3
8倍となっており、逆日歩が1日当たり1株50円付く状態が続いているため、
売り方窮地からの買い戻しで上げ足が加速しています。

 ジャスダックのピープルスタッフがストップ高。東証1部のテンプスタッフと
共同持ち株会社を設立し、経営統合すると発表したことが買い材料となっていま
す。前日の終値はテンプスタッフの12万1000円に対し、ピープルスタッフ
は8万8000円となっており、1対1という株式移転比率を勘案しますとピー
プルスタッフに有利との見方から買いが集まっています。

 NY市場でシティグループ、バンク・オブ・アメリカ、モルガン・スタンレー、
ゴールドマン・サックスなど金融株が軒並み上昇していることから三菱UFJ、
三井住友FG、みずほFGなどの大手銀行株が軒並み高となり、三井不、三菱地
所などの不動産株や商船三井、川崎汽船、日本郵船など海運株も値を上げていま
す。

 本日の新高値銘柄は、住友電設、不二油、久光薬、日本製鋼、ホシデン、ダイ
エー等々です。



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 本日もいい相場展開となっています。市場に対する警戒感が強い分、過熱感も
なく、静かに相場は育っているという感じです。

 さて、本日は「三井造船」が3000万株を超える大商いで14円高の329
円。昨日の22円高を含めまして、この2日間で36円高。たかが、36円と思
われるかもしれませんが、率にしますと1昨日の293円からは2日間で12%
の上昇率となっています。

 250円前後が狙い目としてご紹介を始めてからまだ間もないですが、既にご
紹介時からは上昇率30%を超えてきており、270円台で仕込んだ方も20%
を超える投資成果となっています。仕込まれた方、取り敢えずはおめでとうござ
います。もちろん、今後の展開も楽しみです。

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【2】主な材料                           **
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・金の買取量が急増、1―3月で昨年通年の6割に 田中貴金属
・日米欧など8カ国の経済団体「サミット」、温暖化防止で官民協調
・米大統領、地球温暖化防止に向けた数値目標を発表
・英ファンド、Jパワーに増配と持ち合い株の売却を提案
・名古屋高裁「航空自衛隊のイラクでの空輸活動は違憲」
・先週の部門別動向、外国人は2週連続買越 個人は4週ぶり買越
・人材派遣のテンプスタッフとピープルスタッフ、10月に経営統合
・サンリオ、テーマパークの株式評価額をゼロに 回復見込めず
・今年の世界の薄型パネル売上高は21%増 米調査会社見通し
・EUとイラク、EU側の油田開発とイラクの天然ガス供給で覚書
・米地区連銀経済報告、米景気の一段の減速を指摘
・海外展開の米企業、ドル安が利益押し上げ IBMやコカコーラ等
・米イーベイ、1―3月期は22%増益 海外売上高の増加が寄与
・米フレディマック、住宅ローン債権買い取りで金融大手と合意へ
・米JPモルガン、優先株の発行で6千億円の資本増強



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【3】主な投資判断                         **
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[ドイツ証券]
 据置き   A (9205) 日本航空           752円

[UBS証券]
 据置き   A (3402) 東レ         900→   750円
 据置き   A (5486) 日立金属          1,750円

[クレディS証券]
 据置き   A (4043) トクヤマ      1,300→   960円
 据置き   A (4182) 三菱ガス化学    1,490→ 1,080円
 引下げ A→B (1911) 住友林業       900→   680円

[日興シティG証券]
 据置き   A (2432) DeNA          93万円
 引上げ C→B (2121) ミクシィ      995千→ 910千円
 据置き   B (4716) 日本オラクル    5,700→ 5,300円

[大和総研]
 引上げ 3→1 (9694) 日立ソフト         3,000円
 新 規   2 (4186) 東京応化工         2,550円

[三菱UFJ証券]
 据置き   2 (3593) ホギメディカル
 引下げ 3→4 (4842) USEN

[野村証券]
 引下げ 2→3 (4757) インテリジェンス
 据置き   2 (6857) アドバンテスト
 据置き   2 (3086) Jフロントリテイリング

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 



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【4】私ならA                           **
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 「原則その1、損をしないこと。原則その2、原則その1を決してわすれない
こと」と言った株式投資家ウォーレン・バフェット。これはまだ直接的な表現で
すが、世界一の資産家(フォーブズ誌の08年版世界長者番付)バフェットはよ
く、例え話や抽象的な表現で株式投資を説明します。

 「投資の世界に見送りの三振はない」というのもそうで、投資家を絶好球がく
るまで、いつまでも見送ることを許されたバッターのようなものと例えています。

 他にもバフェット流の独特の表現で参考になるものがありますのでいくつかを
ご紹介したいと思います。

 「価格とは、何かを買うときに支払うもの。価値とは、何かを買うときに手に
  入れるものです。」

 「バークシャー(バフェットの会社)が買いを入れるのは、他の投資家が一斉
  に売りに傾くときです。」

 「あなたは株式市場というカジノで、たくさんの愚かな人たちを相手にしてい
  るようなものです。カジノにいる人たちはみんな酔っ払っていますよね。で
  もその場の雰囲気に流されることなく、ペプシを飲むのです。そうすれば万
  事OKです。」

 「チャンスが巡ってきたときだけ、行動するといいでしょう。私自身、投資の
  アイデアが次々にわいてくる時期があった一方で、何も思いつかない時期が
  ありました。もし来週何かを思いついたら、たぶん実行するでしょう。思い
  つかなかったら、たぶん何もしません。」
 
 「投資と報道は同じようなものです。例えばある会社について深く分析した記
  事を書くよう命じられたとしましょう。たくさんの人に会って話を聞き、い
  ろいろな資料を集めて事実を掘り起こしていきますよね。そうすればその会
  社についてのことはたいてい分かる。株式分析もそれと同じです。」

 「売上高が1000万ドルで利益率が15%の会社Aがあり、売上高が1億ド
  ルで利益率が5%の会社Bがあるとします。私なら、Aをとります。」

 「成功例よりも失敗例に着目したほうが得るところが大きいのではないか。そ
  う感じることがよくあります。ビジネススクールでは成功例を教えることに
  なっているそうですが、私のパートナーはこんなふうに申しております。“
  自分はいつどこで死ぬのか、知りたいのはそれだけだ。そうすれば、あとは
  そこを避けて通るだけでいい”」

 「昔から言われていることです。失敗したやり方をわざわざ繰り返す必要はあ
  りません。」


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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25日移動平均線が下値メドとして機能し、本日の上昇で日経平均株価は5カ月
半ぶりに75日線を上回り、しばらく上値抵抗となっていた一目均衡表の雲の下
限をも突破、テクニカル的にも上を向いているという方向性が明らかとなってい
ます。移動平均線との関係においては、次の押し目買いのメドとして上向きの2
5日線を意識すれば、冷静に臨むことが出来ます。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞=

◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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