朝刊・夕刊と毎日2回、新鮮な情報をお届けしています。株式投資の参考にご利用ください。
■ お・知・ら・せ ■〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 今週のスペシャル版は以下の内容にて本日夕方に配信いたしました。 『 稼ぎ時は弱気相場にあり!、この場面で仕込んでおきたい国策有望銘柄!』 『 イベント・スタディー 』 ※配信についてのお問い合わせは・・・ mailto:aqua@aqua-inter.com 〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓〓 株式投資のPARTNER ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◎ ハロー!株式 ◎ 08/09/17 夕刊 ・・・‥‥……━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━……‥‥・・・ こんばんは。aquaです。 「創作の秋」と申しますが、先日の敬老の日にちなみ全国有料老人ホーム協会 が募集した「シルバー川柳」には8千8百首を超える作品が寄せられました。そ の中から入選作品のいくつかをご紹介したいと思います。 九十を 過ぎても気にする 中国産 居れば邪魔 出かけりゃ事故かと 気をもませ 来世も一緒になろうと 犬に言い 若作り した日に席を 譲られて 遺言を 書いた安堵で 長生きし 年寄りに 渡る世間は 罠ばかり 川柳に関して素人ではありますが、小気味良い作品の数々に、どこか秋空に似 た清々しささえ感じられます。 創作意欲が増す季節柄。一句ひねってみるというのもなかなか魅力的な過ごし 方です。 ……………………………………………………………………………………………… ~目次~ 編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ] ……………………………………………………………………………………………… 1.今日の相場 <スペシャル版&プライベート・サービス通信> 2.主な材料 3.主な投資判断 4.決定麻痺 5.編集後記 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【1】今日の相場 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ◎日経平均 11749.79(+140.07)△1.21% ◎TOPIX 1121.43(+ 3.86)△0.35% ◎売買高概算 22億5953万株 ◎売買代金概算 2兆3151億円 ◎値上り銘柄数 994 ◎(昨年来)新高値 9 ◎値下り銘柄数 647 ◎(昨年来)新安値 134 ◎変わらず 78 ◎騰落レシオ(25日)74.6% ◎サイコロ(日経平均)4勝8敗 ●●○●●○●●●○●○ 33.3% ◎カイリ率(日経平均)25日線比-6.90% 75日線比-11.15% ◎為替 (対ドル)105.76 (対ユーロ)150.23 ◎出来高上位 1.三菱UFJ<8306> 800円(+ 8円)104,318千株 2.新日鉄 <5401> 421円(- 4円) 65,045千株 3.三菱自 <7211> 168円(+ 3円) 63,355千株 4.住金 <5405> 361円(- 13円) 59,966千株 5.三菱重 <7011> 467円(+ 9円) 32,509千株 ◎売買代金上位 (円) 1.みずほ <8411> 415千円(- 3千円) 95,774百万 2.三菱UFJ<8306> 800円(+ 8円) 84,382百万 3.三井住友 <8316> 623千円(+ 4千円) 60,912百万 4.トヨタ自 <7203> 4590円(- 20円) 48,676百万 5.三菱商事 <8058> 2385円(- 15円) 40,400百万 ◆相場概況 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り3110万株 買い2960万株 本日の東京マーケットは日経平均株価が前日比140円(1.21%)高の1 万1749円で取引終了です。昨晩のNYダウが141ドル高、シカゴ日経先物 が1万1760円まで上昇したことを受け、朝方から買いが先行。米政府・FR Bが米保険大手AIGに公的資金を投入して政府管理下に置くと発表したことが 買い安心感を誘い、一時は上げ幅が270円に達する場面がありました。ただ、 金融不安が払拭された訳ではないとの見方も多く、上値を買う動きは限定的。買 い一巡後はAIGの実質国営化を受けた今晩のNY市場の動きを見極めたいとし て様子見ムードが強まり、上げ幅縮小となっています。売買代金は概算2兆31 51億円、上海総合株価指数は57ポイント(2.9%)安の1929となって います。 業種別では、繊維、食品、保険、医薬品セクターの上げが目立ちます。 個別銘柄では、東洋電機製造がストップ高買い気配。昨日の引け後に日本電産 が同社に対しTOB(株式公開買い付け)を提案したと発表したことがきっかけ となっています。株式(議決権ベース)の50.1%を下限にして応募があった 株はすべて買い付ける方針で、TOB価格は1株635円と前日の東洋電の終値 285円を大きく上回り、サヤ寄せする形で気配を切り上げています。日本電産 もM&A戦略を好感する買いが入って高くなっています。 川崎汽船、商船三井、太平洋海運、明治海運など海運株が値を飛ばしています。 世界的な景気減速懸念が後退した訳ではありませんが、バラ積み船の国際運賃指 標であるバルチック海運指数(BDI)が昨日の英国市場で20営業日ぶりに上 昇したことが安心感となり、買いを誘っています。また、高配当銘柄としての配 当取りの買いも見られます。 オカモトが大幅高。昨日に発行済み株式総数の2.5%にあたる自社株式30 0万株を消却すると発表したことを好感した買いが入っています。消却予定日は 9月30日です。また、昨日の引け後に自社株買いを発表したキヤノンも値を上 げています。取得上限は1450万株(発行済み株式数の1.1%)、500億 円、期間は9月17日から10月20日までです。 宝HD、味の素、、第一パン、東洋精糖、日ハム、山崎パン、東洋水産、ヤク ルトなど食品株の一角や鳥居薬、エスエス薬、科研薬、小野薬、協和発酵、ワカ モト、持田薬など医薬品株の一角が大幅高となっています。 一方、新生銀行が大幅安。連日で上場来安値を更新しています。破綻した米リ ーマン・ブラザーズ向け債権額が最大で約380億円と発表。国内金融機関のリ ーマン向け融資残高や損失見込み額の中で最大規模であり、株価の重石となって います。 また、富士火災海上保険が大幅安で年初来安値更新。米保険大手アメリカン・ インターナショナル・グループ(AIG)が大株主であり、株式の行方が懸念さ れています。3月31日時点で富士火災株はAIGの子会社エイアイジーノンラ イフホールディングカンパニージャパンインクが20.86%を保有し、第2位 株主となっています。AIG本体も子会社であるAIU保険を通じて保有してい るため、間接保有分を含めた持ち株比率は23.04%になり、筆頭株主のオリ ックスと同じ比率となっています。 本日の新高値銘柄は、ヤクルト、日清オイリオ、ABCマート、エスエス薬、 ライオン、幸楽苑等々です。 ☆スペシャル版(有料版)、プライベート・サービス通信 今年の下げ局面におけるセリング・クライマックスは1月22日と3月17日 ですが、いずれも翌日に『ハラミ線』が出現して底打ちし、上昇に転じています。 この度も昨日の大幅安に続いて本日はその『ハラミ線』が出現。明日以降の動き が要注目となります。テクニカル的には、明日に高寄りして始まり、陽線が立て ば底打ちの可能性は高まります。 ちなみに、『はらみ線』とは前日の値幅以内で寄り引けした形であり、前日線 を母親に、当日線をお腹の子に見立てた表現法です。そして、お腹の子が産まれ れば、相場に新しい生命が誕生してくるということで、相場の流れが変わる可能 性が大きく、転換暗示の重要な線となります。 ┏━━━━┓ ┃株式投資┃ “ 相場は悲観の中に生まれ、懐疑の中で育つ ” ┗━━━━┛ 『アクア・スペシャル版』 → https://www.aqua-inter.com/special/post.cgi ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【2】主な材料 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ ・米AIG、FRBが9兆円のつなぎ融資 事実上米政府管理下に ・英バークレイズ、リーマンの北米投資銀行業務を買収 ・日本のリーマン系列2社、民事再生法の適用を申請 ・日銀金融政策決定会合、全員一致で政策金利の据え置きを決定 ・日銀、短期金融市場に3兆円即日供給 連日の対応、異例の規模 ・経済財政相、リーマン破たんの影響について「蜂が刺した程度」 ・経団連会長、国内景気の回復は「来年半ば以降」 ・警察庁、新型インフル流行に備え行動計画を策定 ・AIGの破たんは世界的金融恐慌の恐れ 米政府認識 ・韓国サムスン電子の買収提案 米サンディスクは拒否 ・米FRB、将来の金融政策の方向性を「中立」に戻す ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【3】主な投資判断 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ [ドイツ証券] 新 規 A (2607) 不二製油 1,450円 [モルガンS証券] 据置き A (7751) キヤノン 6,900→ 6,000円 [ゴールドマンS証券] 引上げ B→A (9501) 東京電力 3,300→ 3,200円 据置き B (8233) 高島屋 1,000→ 950円 [UBS証券] 据置き A (6326) クボタ 1,100→ 1,000円 据置き A (6594) 日本電産 8,500円 据置き A (8281) ゼビオ 3,300円 [大和総研] 引下げ 2→3 (4835) インデックスHD ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 【4】決定麻痺 ** ―――――――――――――――――――――――――――――――――――∞ 関連する情報や選択肢が多い場合、迷いから判断ができなくなるという状況が あります。 例えば、ほしかった家電を買いに量販店に行ったところ、A社製品がその日限 りの特売で安売りしていた場合、それを購入するか否かを問う問題では65%の 人がA社製品を購入すると答え、35%の人は他の店や商品も検討したいので購 入を待つと答えています。 さらに次の問題で、設定は上記と一緒で、相対的に高価格で性能でも定評のあ るB社製品もいつもより安く売っていた場合どうするかを聞きますと、25%の 人がA社のデジカメ、ほぼ同率の人がB社のデジカメ、そして残りの約半数がも う少し待つと答えたそうです。 このように選択肢が増えてしまいますと決定ができなくなり、結果として何も しないという選択肢を選ぶ傾向が強くなります。このことを「決定麻痺」と呼び ます。 この例で言いますと、選択肢が増えたことでもう少し待てば(他のも検討すれ ば)もっと安く買えるのではないか、言い方を変えれば今決定することは損では ないかという不安に陥ってしまうわけです。 このことは、情報と投資行動の関係やそれ以外にも見られ、多くの情報や様々 な意見を耳にしたため決定できなくなってしまったという経験を持つ人は多いか と思います。投資の場合、こうした判断の遅れからチャンスを逃したり、損失を 拡大させる結果を生ずることが多々あります。 また、秘書を雇う際に、多くの女性を面接した経営者は、女性の資質や能力と いった項目を一通り考慮し、結局は一番スタイルのいい女性を選んだという話も あります。 情報が多くて決定することが煩わしくなりますと、感覚で物事を決定するとい うのも、人によりましては気を付けなければいけない傾向です。 ____________________________________ 【5】編集後記 mailto:aqua@aqua-inter.com  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ AIGと言えば世界最大の保険会社で、2003年頃までの同社の信用格付けは 日本国債よりも高いトリプルAを誇り、NY証券取引所では時価総額でトップ5 に入っていた巨大金融機関です。日本における事業ではアリコジャパン、AIU、 アメリカンホーム生命などがあり、社員には証券業界から転身した人も少なくあ りません。2000年に90ドル台後半、昨年60ドル台だった株価は一時1ド ル台にまで値下がり。アリコジャパンには昨日から契約者からの問い合わせが相 次ぎ、同社のホームページはアクセスが集中し一時開けない状態となっていまし た。「一夜大尽、一夜乞食」という相場格言がありますが、AIGが破産法適用 申請を準備するところまで追い込まれギリギリのところで米政府が救済するなど 最近の変化の速さと大きさは以前とは比べようもありません。 ____________________________________ ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞= ◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー部門 第1位 ◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ 「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞 ======================================================================== ●内容については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありま せん。また、当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても、当方は一切 の責任を負いません。投資に関する最終的な決定は、利用者ご自身の判断でな さるようにお願いいたします。 ●ご意見、ご感想、広告に関するお問い合わせ等は下記までお願いいたします。 → mailto:aqua@aqua-inter.com ●無料メールマガジンの配信登録・登録先変更、登録解除は下記にてご自身にて お願いいたします。→ http://www.aqua-inter.com/mailmag/list.html ●配信についての連絡事項やバックナンバーは本誌ホームページをご参照下さい。 → http://www.aqua-inter.com/ ======================================================================== 発行:アクア・インターナショナル株式会社 関東財務局長(金商)第504号 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━