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こんばんは。aquaです。

 この度お亡くなりになった緒形拳さんは、映画やドラマ、CMなどで幅広く活
躍し、誰もがその実力を認める名優です。

 分野は違いますが、日本の株式市場でテクニカル分析の第一人者とされる佐々
木英信氏も先月末に身まかりました。

 佐々木氏は、日本中が株式相場の上昇で熱狂していた1989年、「売り」
を奨める証券会社やアナリストが誰もいない中、バブル崩壊を予測し、投資家の
ために自らの信念で売りを奨めたことでもよく知られています。

 日本経済新聞社が実施するアナリスト人気ランキングのテクニカルアナリスト
部門で、佐々木氏は1995年から2003年まで9年連続の1位。1995年
の円相場1ドル=80円を予測するなど、確かな分析力もさることながら、大き
な歴史観に基づいて相場の動きを捉えていたことも評価の高さにつながっていた
ようです。

 佐々木氏は時間の均衡に重点を置く「一目均衡表」の分析で定評があり、日本
株について氏の最後の分析となった今年6月13日付けレポートでは、「6月6
日から短期2波動目の押し目に移行」との見方を示していましたが、「反転上昇
期入り」とのコメントが聞かれず残念です。

 ところで、ダウ工業株30種平均株価が節目の1万ドルを割れ、日経平均株価
も一時1万円の大台を割れるなど世界的な同時株安が進行しています。

 そんな中、米ダラス地区の連銀総裁は昨晩、現在の状況を理解しているとした
上で、「賢明な投資家は金融市場低迷時にも投資の好機があることを理解してお
り、それを活用する術もわかっている。パニックに陥っている時期ではない」と
コメントしています。



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 ~目次~        編集者:aqua[ mailto:aqua@aqua-inter.com ]
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 1.今日の相場
         
 2.主な材料

 3.主な投資判断

 4.羽生語録

 5.編集後記





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【1】今日の相場                          **
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◎日経平均  10155.90(-317.19)▼3.03%
◎TOPIX   977.61(- 21.44)▼2.15%

◎売買高概算  29億6513万株
◎売買代金概算  2兆5271億円

◎値上り銘柄数  315 ◎(年初来)新高値    4
◎値下り銘柄数 1356 ◎(年初来)新安値 1202
◎変わらず     42

◎騰落レシオ(25日)55.9%
 
◎サイコロ(日経平均)4勝8敗 ○○○●●●●○●●●● 33.3%
 
◎カイリ率(日経平均)25日線比-14.39% 75日線比-20.27%
 
◎為替  (対ドル)102.87 (対ユーロ)139.75

◎出来高上位
 1.新日鉄  <5401>  319円(±  0円)152,841千株
 2.三菱UFJ<8306>  811円(-  5円) 93,580千株
 3.住金   <5405>  277円(+  3円) 77,908千株
 4.三菱重  <7011>  378円(- 12円) 51,336千株
 5.東芝   <6502>  387円(- 21円) 49,252千株

◎売買代金上位                          (円)
 1.みずほ  <8411> 391千円(-11千円) 90,217百万
 2.トヨタ自 <7203> 3710円(-190円) 82,014百万
 3.三菱UFJ<8306>  811円(+  5円) 93,580百万
 4.任天堂  <7974> 347百円(+ 9百円) 74,520百万
 5.三井住友 <8316> 598千円(- 8千円) 66,492百万


◆相場概況

 外国証券の寄付前の注文状況・・・売り4480万株 買い2650万株

 本日の東京マーケットは日経平均株価が大幅安、前日比317円(3.03%
)安の1万155円と連日で年初来安値を更新して取引終了です。昨晩のNYダ
ウが369ドルの大幅安となって9955ドルと1万ドルの大台を割れたことを
嫌気して、東京市場も朝方から売りが先行。9時23分には550円を超える下
げ幅となって一時9916円と1万円を割り込む場面がありました。世界的な金
融不安や景気後退懸念に加え、円高も逆風となって輸出関連を中心として売りが
膨らみ、また信用取引の追証発生に伴う投げ売りが指数を押し下げています。た
だ、売り一巡後は1万円を割り込んだことで値ごろ感からの押し目買いが入り、
幾分下げ幅を縮小しています。紙・パ、不動産、鉄鋼セクターは高くなっていま
す。新興マーケットのヘラクレス指数は10日連続安、マザーズ指数は11日連
続安で連日で指数算出来の安値を更新しています。売買代金は概算2兆5271
億円、上海総合株価指数は15ポイント(0.73%)安の2157です。

 業種別では、相場全般安の中にあって、紙・パ、不動産、保険、鉄鋼セクター
が高くなっています。

 個別銘柄では、相場全般大幅安の中にあって紙・パセクターが堅調。王子紙、
日本紙、紀州紙、レンゴー、北越紙、大王紙など軒並み値を上げています。為替
市場での円高進行と原油価格の下落で製紙会社にとっては原燃料費の負担軽減に
繋がるとの期待感から見直し買いが入っています。紙の出荷や生産はここまで堅
調であり、円高と原油価格下落が利益面でダブルメリットになることが評価され
ています。業種別では、紙・パセクターの値上がり率ランキングがトップです。

 NTTドコモとKDDIが値を上げています。両社が前引け後に発表した9月
の携帯電話契約件数で、新規契約から解約数を引いた純増数がともに8月分を超
える増加となり、好感した買いが集まっています。NTTドコモの純増数は12
万9700件(8月は8万4400件の純増)、KDDIの純増数は7万490
0件(同5万4900件の純増)となっています。

 キーセットなど自動車電装品を手掛けるユーシンが大幅高。07年12~08
年8月期経常利益が前年比2.3倍と報じられたことをきっかけに買いが集まり、
住友電設も値を飛ばしています。08年4~9月期の連結経常利益が前年同期比
17%増の22億円になったもようと報じられ、期初予想の15%減の16億円
から増額となったことを好感した買いが入っています。

 三井不、三菱地所、住友不など不動産株の上げも目立ちます。目新しい材料は
見当たりませんが、このところ大幅に下げていたこともあり、急ピッチの下げに
対する警戒感から自律反発狙いの買いが入っています。業種別では不動産セクタ
ーの値上がり率が第2位となっています。

 一方、為替が1ドル=101円台の円高に進行したことを嫌気して、トヨタ、
日産、ホンダ、スズキ、三菱自などの自動車株やキャノン、パナソニック、ソニ
ー、TDK、リコー、東京エレク、アドバンテストなどのハイテク株といった輸
出関連株が軒並み年初来安値更新です。

 本日の新高値銘柄は、山崎パン、不二油、アルペン、イオンディライトです。



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【2】主な材料                           **
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・日銀会合、政策金利の据え置きを全員一致で決定
・日銀、年末越えでドル資金供給 2回目の協調供給
・日銀、短期金融市場への資金供給続く 15営業日連続
・首相、株価下落について「1番の問題は実体経済への影響」
・スポット市場、中東産ドバイ原油が1年ぶり80ドル割れ
・8月の景気動向指数速報、一致指数は過去最大の下落
・9月末の外貨準備高、ユーロ下落の影響で2カ月連続減
・公取委、優越的地位の乱用の疑いで島忠に立ち入り
・マルハニチロHD、カナダの漁業会社と業務提携 筆頭株主に

・豪中銀、市場予想を上回る1.0%利下げ 年6%に
・アイスランド、金融非常事態を宣言 すべての銀行を国有化
・ユーロ圏財務相会合、重要な金融機関は破綻させない方針で合意
・世銀総裁「G7は機能していない」 新興国加えたG14を提唱
・米シティとウェルズ、ワコビア買収で解決策を協議
・米NY連銀、金融不安の震源地「CDS」精算機関の設立検討
・米FRB、無担保の金融市場への追加支援策を検討



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【3】主な投資判断                         **
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[モルガンS証券]
 据置き   A (4005) 住友化学       770→   670円

[UBS証券]
 据置き   A (2327) NSSOL     2,800→ 2,550円
 据置き   A (8035) 東京エレクトロン  8,000→ 5,500円
 据置き   B (6753) シャープ      1,500→ 1,000円 

[クレディS証券]
 据置き   A (8544) 京葉銀行       930→   758円
 据置き   B (8316) 三井住友FG    102万→71.3万円
 据置き   B (8411) みずほFG    61.1万→42.8万円 

[日興シティG証券]
 据置き   A (4004) 昭和電工       400→   330円
 据置き   A (6954) 日本電産      9,500→ 7,700円
 据置き   A (6326) クボタ           1,000円
 据置き   A (7447) ナガイレーベン   2,600→ 2,800円
 引下げ A→B (4307) 野村総合研究所  4,000円→ 2,150円
 据置き   B (5706) 三井金属       320→   220円

[野村証券]
 引下げ 1→2 (3789) ソネット
 据置き   3 (6753) シャープ

 ※3段階評価はA~C、5段階評価は1~5にて表記。
 ※価格は各証券会社が判断する妥当株価です。



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【4】羽生語録                           **
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 棋士は勝負師であり、盤上ではその時々の局面において「決断」の連続です。

 もちろん株式投資も然りです。それは、買いの決断であったり、売りの決断で
あったり、時には「何もしない」という決断をする場合もあり、先を読み、決断
するという点では将棋も株式投資も同質です。

 先日の勝負で棋聖位に返り咲いた羽生四冠(棋聖、名人、王座、王将)の語録
には、株式投資に通じる部分が多くあり、自分の立ち位置を見失った際に役立ち
ますのでその一部をご紹介したいと思います。


◎ 王道、本筋を行くことが非常に大事なのだ。
 (「勝つ秘訣」を聞かれることがよくあるという前置きの後で)

◎ 楽観はしない。ましてや悲観もしない。ひたすら平常心で。
           ・・そのときをじっと待つ。期待せずに待つことだ。

◎ 意表をつかれることに驚いてはいけない。そんなことは日常茶飯事であって、
  予想どおりにすすむことなど皆無といっていい。

◎ 私は、人間には二通りあると思っている。不利な状況を喜べる人間と、喜べ
  ない人間だ。・・最初からピンチを招こうと思っている人間はいないが、ピ
  ンチに陥って奮い立ち、知恵を出せる人と怯(ひる)んでしまう人がいる。

◎ 流れは人為的に支配できるものではない。・・いろいろなことを考えるが、
  思ったとおりにはならない。思いがけない展開になってしまう。流れをつく
  るよりも、サーフィンのように流れにのっていく。波はつくれないが、乗れ
  るかどうかだ。しかし、波は何度か変わる。つまり、・・何度かの勝機があ
  るということだ。これを掴めるかどうかが実力というものだろう。

◎ 勝負どころでは、あまりごちゃごちゃ考えすぎないことも大切である。

◎ 考える材料が増えれば増えるほど・・(迷いや不安といった)マイナス面も
  大きく膨らんで自分の思考を縛ることになる。そういうマイナス面に打ち勝
  てる理性、自分自身をコントロールする力を同時に成長させていかないと、
  経験を活かし切るのは難しくなってしまう。

◎「今、この場面」と同じものは過去にはない。
  どの手を使うか(どう動くのか)、セオリーを敢えて捨てるか、
  最後の判断は自分でせねばならない。

◎ 最善の戦略は、大局観と事前の研究から生まれる。


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【5】編集後記                              mailto:aqua@aqua-inter.com
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米金融市場の動向に影響されやすい地合いが続いており、本日も大幅安で新安値
銘柄数は1202と過去最多を更新しました。しかしながら、日経平均1万円割
れで達成感が広がったことで買い戻しや値ごろ感からの買いが入り、安値の99
16円からは239円の上昇(下ヒゲ形成)、出来高も膨らんでいます。
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   ~ 最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。~
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~皆様のご投票、心から御礼申し上げます。~ =2年連続ダブル受賞=

◎まぐまぐ大賞2007 http://www.mag2.com/events/mag2year/2007/#money02
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   「ハロー!株式」 マネー部門 第1位


◎2007年 メルマガ オブ ザ イヤー http://melma.com/contents/moy2007/ 
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   「ハロー!株式」 マネー・政治・経済部門 カテゴリー賞受賞


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